2016年6月10日17時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が掲載されていた。
政府の地震調査研究推進本部は、10日、今後30年以内に強い地震に見舞われる確率を示す「全国地震動予測地図」の2016年版を発表した。
建物倒壊が始まるとされる震度6弱以上の確率では、太平洋側の南海トラフ巨大地震の震源域周辺で、前回の14年版に比べ、最大2ポイント程度上がった。
確率は、すべて今年1月1日時点。
4月の熊本地震の被災地では、被害の大きかった益城町で8%と、比較的低かったが、マグニチュード(M)7.3の大地震が起きた。
同本部地震調査委員長の平田直・東京大教授は、「他より確率が低いといって安心できない。危険情報として考えるデータにしてほしい」と話す。
地図は、地震の起きやすさと地盤の揺れやすさの調査をもとに作製。
3%以上は「高い」、0.1%から3%未満は「やや高い」とされる。
南海トラフなどのプレート境界で起こる地震は、内陸の活断層の地震より繰り返す間隔が短く、太平洋側の確率が高くなる。
太平洋側では、巨大地震が起きず前回から2年経過した分、地震を引き起こす海側と陸側のプレート境界のひずみが増え、確率が上昇。
静岡市で68%、津市で62%、和歌山市で57%、高知市で73%など、確率が2ポイント高まった。
主要都市では、札幌市0.92%、仙台市5.8%、東京都47%、横浜市81%、名古屋市45%、大阪市55%、広島市22%、福岡市8.1%など。
14年版とは、プラスマイナス1ポイント以内になっている。
一方、長野県北部から山梨県南部に延びる糸魚川―静岡構造線断層帯について、最新の断層評価を反映させた結果、長野市で7.5ポイント低下。長野県内では10ポイント以上、上下した地域があった。
予測地図は、防災科学技術研究所がつくるウェブサイト「地震ハザードステーション」(http://www.j-shis.bosai.go.jp/)で、250m四方に区切って見ることができる。
出典
『大地震の発生確率、太平洋側で上昇 政府の新予測地図』
http://www.asahi.com/articles/ASJ6B4CM8J6BULBJ00L.html
6月10日22時38分にも朝日新聞から、同趣旨の記事が掲載されていた。
政府が10日発表した地震動予測地図は、家庭でもインターネットで見ることができる。
防災科学技術研究所がつくる「地震ハザードステーション」(http://www.j-shis.bosai.go.jp/)のウェブサイトを開き、「スタート」をクリックすると、地図の画面が表示される。
自宅や近所の避難場所などを調べたい場合には、地図表示をグーグルマップにすると簡単だ。
地図の右上にあるプラスマーク(+)をクリックすると「Google」の表記があり、地図や衛星写真に切り替わるので、使いたい種類をクリックする。
その後、地図外の画面左上のスペースで検索。
例えば、「東京タワー」と打ち込み、「場所を検索」をクリックする。
表示された検索結果をクリックすると、地図上の該当場所に赤いピンが立つので、場所がわかる。
地図を見やすいサイズに拡大して赤いピンをダブルクリックすると、その地域の確率などのデータが、画面左に表示される。
東京タワーだと、震度6弱以上は46%となっている。
地図上では、30年以内に震度6弱以上に見舞われる確率以外にも、震度5強や、震度6強など、異なる強さの揺れの確率を選ぶことができる。
地図の左端にある目盛りを使い、拡大、縮小もできる。
自宅の場合は、住所を打ち込めば検索結果が表示される。
日本全国を250m四方のますに区切って確率を算出しているので、赤いピンがますの中心に来ない場合もある。
出典
『気になる所、グーグルマップで 地震動予測地図こう使う』
http://www.asahi.com/articles/ASJ6975SGJ69ULBJ01M.html?iref=com_rnavi_arank_nr03
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。