2016年6月9日21時6分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月9日21時2分にNHK NEWS WEBから、6月10日0時28分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
順天堂大病院(東京)の心臓血管外科に、昨年4月、うっ血性心不全などで入院した女性(74)=岩手県在住=の家族が、9日、厚労省で記者会見し、昨年6月に点滴装置の電源が切られて強心剤の投与が数10分間停止し、女性は現在もほぼ寝たきり状態になっていると明らかにした。
投与されていたのは血圧を安定させる「ドブタミン」と呼ばれる強心剤で、持続的投与が欠かせず、中断されることは通常はないと説明。
「病院は点滴の電源を切ったことは認めており、過失は明らかだ」として、損害賠償請求訴訟を起こす方針を示した。
業務上過失傷害容疑での刑事告発も検討するという。
「ドブタミン」は、持続して投与しなければ、血圧が急激に下がるという。
6月17日に強心剤を投与されていた際、「苦しい、息ができない」と訴えているのに長男が気付き、医師が点滴装置の電源が切れているのを確認。
病院側は、「強心剤の残量が少なくなっているのに気付いていた看護師が、補充するまでの間、アラームが鳴らないようにするため電源を切った」と説明したという。
アラームは、強心剤が少なくなると鳴る仕組み。
強心剤は補充しなかったという。
女性はショック状態に陥り、心機能がさらに低下。その後、別の病院に転院した。
順天堂大病院の医師1人が、これまでに2回、経緯などを口頭で家族に説明したという。
家族は、これまで病院側から詳しい説明がないとした上で、「なぜ直前まで元気だった母が寝たきりの状態になったのか、病院はきちんと説明してほしい。二度と同じようなことは繰り返さないでほしい」と話している。
同病院は、高度な医療を提供する特定機能病院。
この問題について記者会見などは開いておらず、9日も取材に応じなかった。
出典
『点滴の電源切り寝たきりに 順天堂大病院で入院女性』
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG09HA0_Z00C16A6000000/
『「大学病院で点滴の電源切れ寝たきりに」家族が訴え』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160609/k10010551461000.html
『順大付属病院 点滴の電源一時切断…74歳女性、容体悪化』
http://mainichi.jp/articles/20160610/k00/00m/040/076000c
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。