2016年6月13日19時9分にNHK鳥取から、下記趣旨の記事が掲載されていた。
夜間の交通事故を減らそうと、自動車のライトの使い分けによって、ドライバーからの見え方にどのような違いがあるか確かめる実験が、13日、県警察本部で行われた。
この実験は、夜間の交通事故を防ぐのにライトのハイビームが有効なことを広く知ってもらおうと、県警察本部が行った。
県警察本部の地下にある駐車場で行われた実験では、自動車の45m先に立っている人が、ロービームではほとんど見えなかったのに対し、ハイビームに切り替えるとはっきり見えることを確かめた。
車が時速70kmで走っている場合、晴れている日中でも、ブレーキを踏んでから42m先で止まるため、わずかに発見が遅れるだけで衝突するおそれがあるという。
警察によると、ことしに入ってから県内で起きた交通死亡事故では、車が歩行者をはねた6件のうち4件は、夜間にロービームで走っていた。
実験では、このほか、夜間に見えにくい黒い服を着ていても、反射材を着用すればドライバーから見えやすくなることも確かめた。
県警察本部交通企画課の岡本交通事故抑止対策室長は、「夜間の車の運転ではハイビームをもっと使って、歩行者も明るい色の服を着たり反射材を身につけたりして、身を守ってほしい」と話している。
出典
『ハイビーム有効性確認の実験』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/tottori/4043040391.html?t=1465850453906
(ブログ者コメント)
ハイビームの有効性に関する情報は、本ブログで過去に3件紹介している。
2015年6月20日掲載
2015年6月13日報道 自動車メーカー各社はハイビームのまま走っても対向車の迷惑にならない技術を次々に開発中
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4972/
2015年5月17日掲載
2015年5月10日報道 道交法ではヘッドライトの基本はハイビームで他車の交通を妨げるおそれがある場合のみロービーム、基本どおりにしていたら命を救えたかもしれない事故が過去にある
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4874/
2013年7月6日掲載
2013年6月28日報道 宇部市などでは警察が事故防止のため対向車がいない場合は車のライトをハイビームにするよう呼びかけ中
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3005/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。