2016年7月6日9時58分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ボン、ボンという音とともに火の手が上がり、京都を代表する花街の一角が猛煙に包まれた。
5日、京都市中京区の先斗町通の居酒屋で起きた火災。
京の風情を楽しんでいた観光客らが一斉に避難し、現場は騒然となった。
火元となった炭火焼き居酒屋(2階建て)の男性アルバイト店員(21)によると、店内には鴨川の河川敷に張り出した屋外の「納涼床」を含め、約50人の客と9人の店員がいた。
1階で団体客用の席で使う炭を用意していたところ、突然炎が上がったという。
客は納涼床から隣の店の納涼床に移り、避難した。
店員は、「客におしぼりを渡して、口にあてて避難してもらった。店内が真っ白になって見えなくなった」と話した。
出典
『「真っ白で何も見えず」…花街の一角、猛煙に』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160706-OYT1T50021.html
7月6日16時5分に毎日新聞から、7月6日14時3分に京都新聞から、7月6日22時44分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
京都五花街の一つ、先斗町で5日夜に発生した火災は、6日午前6時過ぎ、発生から11時間後にようやく完全に消し止められた。
警察と消防は、6日午前、出火した京都市中京区橋下町の居酒屋Aなどの実況見分を計30人で始めた。
消防によると、出火時に居酒屋1階の厨房にいた店員の説明では、団体客用に1階厨房で約20kgの木炭をガスこんろで焼いていた際、炎が天井まで上がったという。
実況見分の結果、1階の床などはあまり燃えておらず、火は上部の換気ダクトや壁を伝って燃え広がったとみられる。
従業員らは消火器を使って消火にあたったが、対応できなかった。
出火から約11時間後の6日早朝、鎮火が確認された。
火災は5日午後7時10分ごろに発生し、木造2階建ての店約75m2と、南隣の飲食店約60m2を焼いた。
消防によると、先斗町は細長い路地で現場に近づきにくいうえ、建物も長屋のような複雑な構造で目で確認しにくく、消火活動が長期化した。
周辺の一部店舗は通常通り開店したが、焦げ臭いにおいが漂うなかで、店主らが道の廃材を洗い流す姿があった。
飲食店の男性料理長(37)は、「今晩も予約が入っているが警察から断ってほしいと言われた。だが、仕入れも終わっているし……」と困惑した様子だった。
地元住民でつくる「先斗町まちづくり協議会」によると、会では各店舗などに消火器の共同購入を呼び掛け、年1回の防災訓練で消火器の扱い方を確認している。
観光客に対しても、路上喫煙禁止を呼び掛けていた。
ただ、新規店舗の参入が近年多く、訓練の参加者は減っていたという。
建築基準法では、建物に接する道路は車両が入れるよう、4m以上の道幅を必要とする。
しかし、先斗町の道幅は2、3mほどで、焼失した建物の建て替えは認められない可能性が高いという。
協議会の神戸事務局長(39)は、「細い路地があってこその先斗町の景観で、火災には特に注意してきただけに残念だ。飲食店には改めて防火へ注意喚起したい」と話している。
出典
『京都・先斗町火災 11時間後鎮火 狭い路地などで長期化』
http://mainichi.jp/articles/20160706/k00/00e/040/215000c
『店員「着火中の炭が炎上」 京都・先斗町火災』
http://this.kiji.is/123273058367553543?c=39546741839462401
『炭焼きの火、換気ダクトから燃え広がりか 消火も間に合わず』
http://www.sankei.com/west/news/160706/wst1607060127-n1.html
7月7日12時11分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
京都・先斗町で5日夜に起きた火災現場で、7日午前7時ごろ、「煙のようなものが見える」と通行人から119番があった。
消防によると、火元になった居酒屋の2階にあった座布団がくすぶっており、消防隊員が消火した。
けが人はなかった。
消防によると、残り火が原因とみられる。
布団や座布団は再燃を防ぐため、現場から取り除き、水に浸すなどの措置を取るが、今回の座布団は焼け落ちた土壁や瓦の中に埋もれていたという。
出典
『焼け跡の座布団くすぶり煙、なお残り火か』
http://www.sankei.com/west/news/160707/wst1607070035-n1.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。