2017年5月12日3時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
磐田市大久保のアパートの一室で、9日午後5時半ごろ、台所のコンロ付近約20m2が焼ける火災があった。
警察や消防によると、当時、ペットの犬だけが部屋におり、部屋の状況などから、犬がコンロに火をつけた可能性があるという。
犬は無事だった。
警察などによると、この部屋に住む会社員の女性(30代)は一人暮らしで、出火当時は外出中だった。
出火元はコンロとみられ、長押しすると火がつくタイプで、大人の腰あたりの位置に置かれていた。
出火原因は調査中だが、部屋にはカギがかかっていて外部からの侵入の形跡はなく、漏電の可能性もないという。
調べると、点火ボタンは押された状態だった。
犬が前脚でボタンを長く押して火をつけ、何かに燃え移った可能性も否定できないという。
犬が誤って点火ボタンを押してしまう可能性について、ガス器具大手パロマは、同社ホームページにイラストとともに、使用時の注意点の一つとして紹介している。
安全のためにロックすることや、周りに燃えやすいものを置かないことを呼びかけている。
出典
『密室の出火、犬のしわざ?』
http://www.asahi.com/amp/articles/ASK5C3D9LK5CUTPB002.html
5月12日付で静岡新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、焼けた場所は主にこんろや台所だった。
警察は、現場の状況や女性の証言などから、失火や漏電ではなく、犬がこんろのスイッチを押した可能性を視野に、原因を調べている。
こんろは床から約70cmの高さにあったという。
浜松市で犬のしつけ指導の会社を営む鈴木さん(35)は、「犬は前足を器用に使えるので、何らかの動きの結果でこんろのボタンに触れることは考えられる」と指摘。
「犬を置いて外出する際は必ずケージに入れ、長期間離れる場合は人に預けて」と注意を促している。
出典
『室内犬、こんろスイッチ押す? 磐田のアパート火災』
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/358264.html
5月10日18時40分にテレビ朝日からは、飼い主へのインタビュー内容などが下記趣旨でネット配信されていた。
アパート火災の原因が犬だった可能性が浮上し、飼い主が直撃取材に答えた。
この火災は、9日午後、静岡県磐田市でアパートの一室が焼けたもの。
出火当時、この部屋に住む女性は外出中だった。
火元は台所のガスコンロとみられ、床からは70cmの高さにあった。
警察は、部屋にいた犬が前足でガスコンロのボタンを押し、火が何かに燃え移った可能性が高いとみている。
飼い主の女性:「出火元に心当たりが全くなかったので。結構長く押していないと火が付かないタイプだったので、ちょうど押しちゃったんでしょうね」
女性は、普段、犬を柵の中に入れていたが、9日は柵が壊れているところだったと話している。
出典
『アパート火災の原因は…飼い犬がガスコンロ操作か』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000100444.html
(ブログ者コメント)
今回のコンロがパロマ社製だったがどうかは不明だが、報道どおりパロマ社のHPには、「ご注意いただきたい大切なお知らせ」として、
1. 換気すること
2. 火をつけたまま離れないこと
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8.ペットを飼っている場合、コンロから離れる時はロック
すること
といった注意点が記されている。
https://www.paloma.co.jp/important/safety/gril/index.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。