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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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201759日付で毎日新聞東京版から、下記趣旨の記事が中毒件数の棒グラフ付きでネット配信されていた。

 

生の魚介類に付いている寄生虫「アニサキス」による食中毒の報告件数が急増している。

 

厚労省の統計によると、2007年は6件だった報告件数は、16年に20倍以上の124件に増え、食中毒の原因物質としては、ノロウイルスとカンピロバクター菌に次いで3番目に多い。

「報告は氷山の一角」との指摘もあり、専門家が注意を呼び掛けている。

 

アニサキスは、幼虫(体長2~3cm)が魚介類の内臓に寄生し、鮮度が落ちると筋肉に移動しやすい。

 

人がそれを生で食べると、数時間後から激しい腹痛や嘔吐などの症状が出る。

原因食品はサバが最も多く、サンマやサケ、アジ、イカなどでも起こる。

シメサバによる報告も目立つように、酢では予防できない。

 

ここ10年ほどの報告急増は、13年から法令改正でアニサキスによる食中毒が届け出対象に明示されたのも一因だが、背景にあるのが生の魚介類の流通の多様化だ。

 

大手の量販店や鮮魚専門店が市場の競りを介さず産地の業者から直接買い付ける「相対取引」などが盛んになり、消費者の口に入るまでの経路が複雑になっている。

 

国立感染症研究所の杉山広・前寄生動物部第二室長が約33万人の診療報酬明細書(レセプト)のデータを使って推計したところ、年間発生数は約7000件に上った。

 

杉山さんは、「アニサキスの食中毒を防ぐには、加熱するか、マイナス20℃以下で24時間以上冷凍すること」と、管理の徹底を訴える。

海外では、生食用の魚の冷凍保存を義務づける国もあるという。

 

厚労省などは、消費者には

▽鮮度の良いものを選ぶ

▽速やかに内臓を取り除く

▽内臓を生で食べない

といった対策を呼び掛けている。


刺し身を食べる時は、細かく砕くようによくかむことも大事だという。

 

出典

アニサキス中毒 急増 10年で20倍に 鮮度に注意、酢でも防げず

https://mainichi.jp/articles/20170509/ddm/041/040/207000c 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

アニサキスについては、以下の情報もある。

 

2016930日掲載

2016923日報道 サバの生食文化が九州に根付いているのは日本海側と太平洋側でアニサキスの種類が違うことが理由、日本海側アニが筋肉部位に移行する割合は太平洋側アニの1%程度

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6327/

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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