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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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(2/3から続く)

 

 

623日付で毎日新聞東京版(朝刊)からは、強度を調べるのに打音棒でたたいても意味がないという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

また、過去の地震によるブロック塀倒壊人身事故もネット配信されていた。

 

・・・・・

 

3年ごとに実施している学校施設の定期検査では、前回の2017年1月の検査が目視のみで済まされていた。

 

地元の建築士は市の検査について、「1.2m超ならブロック塀に控え壁が必要だということは、土木関係者なら知らない人はいない。違法な建築であることは一目瞭然で、検査したのは本当に専門の職員なのだろうか」と、疑問を呈した。

 

市教委の職員がしたとする打音検査についても、「ブロックの強度を調べるには、一部を削って中の鉄筋の状態を調べるべきだ。打診棒でたたいても音が反響せず、意味がない」と話した。

 

・・・・・

 

【地震によるブロック塀など倒壊被害(年齢は当時)】

 

1978年 6月 宮城県沖地震で18人が死亡

  87年12月 千葉県東方沖地震で市原市の29歳女性が死亡、49歳女性が重傷

2000年 7月 伊豆諸島群発地震で新島の78歳女性が重傷

  05年 3月 福岡沖玄界地震で75歳女性が下敷きになり死亡

  16年 4月 熊本地震で29歳男性が死亡

 

出典

『クローズアップ2018 違法塀「人災」濃厚 認識に甘さ、命守れず』

https://mainichi.jp/articles/20180623/ddm/003/040/177000c 

 

 

622日付で毎日新聞東京版(夕刊)からは、国交省が全国の塀所有者向けに点検のポイントを公表したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

国交省は21日、全国の塀の所有者向けに点検のポイントを公表、自治体を通じて安全確認を要請した。

 

建築基準法施行令の規定に照らして「高すぎないか」などをチェックしてもらい、不適合が見つかれば、専門家に相談し、補修や撤去をするよう呼び掛けた。

 

目視による点検のポイントは

(1)高さ2.2m以下

(2)厚さ10cm以上(高さ2m超は15cm以上)

(3)高さ1.2m超の場合、強度を高めるための「控え壁」が必要

(4)地中に基礎がある

(5)傾きやひび割れがない

の5項目。

 

出典

『地震 大阪・震度6弱 塀の点検項目、国交省が公表 安全確認呼びかけ』

https://mainichi.jp/articles/20180622/ddm/041/040/183000c 

 

 

62363分に読売新聞からは、塀は1977年度までに積み増しされていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

この塀は、遅くとも1977年度には現在の高さ(約3.5m)まで積み増しされていたことが、市教委の調査でわかった。

 

当時の建築基準法施行令が定める高さ制限は3mで、違法な状態が40年以上にわたって続いてきた可能性がある。

 

市教委によると、同小の1977年度の卒業アルバムの写真を調べたところ、プールの脇に現在のブロック塀が写っているのが確認されたという。

 

出典

『倒壊ブロック塀は積み増し、40年以上違法状態』

http://www.yomiuri.co.jp/national/20180623-OYT1T50028.html?from=ycont_top_txt 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇もし、女児が普段通りに登校していれば・・・。

まこと、事故は運に左右されるところ大だと、今回も改めて感じた。

 

〇今回事例の横展開対応として、全国的にブロック塀の点検、撤去が行われている。

これは、過去のブロック塀倒壊による死亡事故とは比べ物にならないほどに素早い、かつ大々的な動きだ。

思うに、小4女児が登校中に死亡したという痛ましさ、また倒れた塀の映像のインパクトが大きかったためではないだろうか。

仮に、塀が倒れただけでだれもけがしていなかったとしたら、せいぜいが高槻市だけの横展開対応にとどまっていた・・・そんなことも考えられる。

事例の横展開対応というもの、おうおうにして、そういうところがある。

 

〇横展開対応の範囲をどこまで広げるかは、いつの場合でも悩ましいものだが、今回は、学校の塀以外の場所に範囲を広げて点検している自治体もかなりある。以下はその1例。

0620日 0611分 NHK北海道)

釧路市 通学路に範囲拡大点検へ

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180620/0000886.html 

2018621日 中日新聞)

県有施設でもブロック塀点検 大阪北部地震を受け

http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20180621/CK2018062102000015.html 

 

〇豊中市のマンションに住む知人にお見舞いメールを出したところ、今回の地震で部屋の中の物はほとんど倒れなかった、阪神淡路大震災時は部屋中の物がかなり倒れ、扉も開かなくなったのに・・・ということだった。

 

今回倒れた塀は、阪神淡路大震災の際には何とか持ちこたえたものの、その時に大きなダメージを受け、次に来た今回の大地震で倒れた・・・・そのような可能性はないのだろうか?

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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