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2025年10月3日17時23分にYAHOOニュース(福岡放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡県大牟田市の三井化学・大牟田工場で3日午前、塩素系ガスが漏れました。
ことし7月以降、これで4度目の漏えい事故です。
大牟田市消防本部によりますと、3日午前9時半ごろ、福岡県大牟田市浅牟田町の三井化学大牟田工場で、ガスの検知器が作動したと工場関係者から通報がありました。
三井化学によりますと、プラントから少量の塩素系ガスが漏れ出しましたが、消防が到着した時にはガス漏れは止まっていました。
敷地外には漏れ出しておらず、ケガ人はいませんでした。
三井化学大牟田工場ではことし7月に、塩素系ガスが敷地外まで漏れ出し、住民など延べ234人が医療機関を受診しました。
さらに9月にも2度、ガスや液体が漏れていて、4度目の漏えい事故です。
三井化学は、ガス漏れしたプラントを停止して原因を調べていて、「まずは原因を究明し、今後も安全第一で運営していきたい」とコメントしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a19aa002bcf35b31d2f71c29456493cc44816c73
10月3日14時5分にNHK福岡からは、7月のガス漏れプラントとは別のプラントで漏れたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午前9時半ごろ、大牟田市の三井化学大牟田工場から「ガスがもれている」と消防に通報がありました。
会社によりますと、塩素系のガスが漏れ、工場内の検知機が作動したということですが、工場の外への流出は確認されず、体調不良を訴えた人もいませんでした。
三井化学大牟田工場ではことし7月、プラントから有毒な塩素系ガスが漏れ、周辺住民や警察官、それに消防隊員に体調不良を訴える人が相次いだほか、先月も同じプラントから塩素系の液体が漏れています。
3日のガス漏れは別のプラントで起きたということで、三井化学は「早期の原因究明に努め、安全第一で運営を進めていきたい」としています。
https://news.web.nhk/newsweb/na/nb-5010030162
2025年10月2日13時7分にYAHOOニュース(静岡放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月2日午前10時18分、沼津市東間門の制御装置や電子装置などを製造する事業所の工場内で「工場で製品試験に使う圧力容器が破裂し、けが人がいる」と消防に通報がありました。
消防によりますと、作業員が空気を圧縮する作業をしていた際に、容器が破裂したとみられています。
警察によりますと、この事故により、作業員3人が病院に運ばれましたが、いずれも意識がある状態で、命に別条はない模様です。
この事故で、壁や屋根が吹き飛ぶような被害は確認されていません。
警察が事故の詳しい状況を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/16cdc9cced277085a68b4835925e9fdd247a107a
10月2日20時20分にYAHOOニュース(静岡放送)からは、厚さ2cmのアクリル板が飛び散ったことで負傷者が出たなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によりますと部品を作る機械が何らかの原因で破裂し、厚さ2センチのアクリル板が飛び散ったことで男性作業員3人が破片などでけがをしたとみられています。
この事故により3人は病院に運ばれましたが、いずれも意識がある状態で命に別状はありません。
明電舎によりますと、この事故により有害物質の流失は発生していないということで「再発防止策の策定等に全力で取り組みます」とコメントしています。
警察や消防は事故の詳しい状況を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c512ce8c7b5e52a675ac442ee8b5a86e8792b70d
明電舎HPにはアクリル製圧力容器が破裂したと記されていた。
2025年10月2日(木)午前10時20分頃、株式会社明電舎 沼津事業所(静岡県沼津市)において、アクリル製圧力容器の破裂が発生した影響で、従業員3名が負傷しましたが、命に別状はありません。
https://www.meidensha.co.jp/news/news_03/news_03_01/1260512_10499.html
2025年10月1日6時1分にYAHOOニュース(静岡放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
浜松市消防局は2025年7月、暗闇での活動や避難誘導を格段に高める機材を開発しました。
「光の道しるべ」となることで予期せぬトラブルでも冷静な判断につながると、全国の消防機関から注目を浴びています。
【写真を見る】消防士が開発!暗闇の“命綱”が光る「光イチロー」 全国の消防から問い合わせ「防災分野にも活用を」=静岡・浜松市
日々、命がけの消火活動にあたる消防隊員。
浜松市消防局は2025年、活動の安全性を高めようと、新たな機材を開発しました。
<浜松市消防局 村松消防士長> :
「これが私が開発した光イチローです」
その名も光(こう)イチロー。
光イチローは、ケーブルをボックスの中に通すことで瞬時に光らせることができるすぐれものです。
<村松消防士長>:
「消防職員が屋内侵入時に使用する資機材として、光を蓄えることで光るケーブルを使用しています。
資機材(=光イチロー)の床面に設置してあるUVライトを光らせることで、(ケーブルに)光を蓄えさせることが可能となっています。
通常、このような袋に収納しておりますので、光を蓄えることができず、(ケーブルを)有効に活用することができていないような状況でした。
そのため、こちらの資機材(=光イチロー)を使用して光らせることに成功しました」
光イチローの中には、UV=紫外線ライトが付いていて、ケーブルを通過させると数秒で光を蓄えることができます。
ケーブルは、酸素ボンベの活動可能時間と同じ、約20分間にわたって、光り続けます。
<村松消防士長> :
「安全な位置で待機する隊員とつながる命綱となるようなコードとなっています」
「侵入開始」
9月下旬、浜松市消防局が行った訓練。
倉庫の電気をすべて消し、暗闇の中から要救助者を探しだすというものです。
「緊急退避開始」
「緊急退避了解」
緊急退避の指示に、暗闇で活動する隊員は光るケーブルを頼りに避難します。
ケーブルは避難経路を示すため、予期せぬトラブルにあっても、冷静な判断につながるといいます。
<浜松市消防局 中消防署 竹村消防司令> :
「(予期せぬ事態のなか)予期せぬ行動をとってしまい、隊員が離れるなどして事故が起きてしまうケースがあります。
光をパッと見ることで(退避の)道しるべができている。
そうすれば、視界に入ることですぐさま行動に移せるというところで安全性は上がっている」
発表から2か月。
すでに評判は広がっています。
<株式会社カネコ 大野営業推進役> :
「複数の消防本部から問い合わせをいただいておりまして、デモ会での反応もよく開発してよかったと思う」
光イチローの技術は防災の分野でも、さらなる応用の可能性を秘めているといいます。
<大野営業推進役> :
「停電した暗闇の中ではいざというときの避難誘導代わりになって、UVライトを組み合わせることで、さらに防災分野に活用されることはあると思う」
<村松消防士長> :
「すこしでも市民の方々の安心安全につながるといところで、全国的に広がればうれしいところです」
https://news.yahoo.co.jp/articles/38288256f9075073bdb94c759a42d5001d077aa9
2025年10月2日16時42分にNHK沖縄から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後9時ごろ、那覇市にある国際線ターミナルビルで「1階の職員通路から黒煙がでている」と警備員から通報がありました。
消防車など11台が出動して消火にあたり、火は通報からおよそ40分後に消し止められ、警察などによりますと、けがをした人はいませんでした。
火が出た場所は、ターミナルビル内にある航空会社「タイ・ベトジェットエア」の事務所で、電動アシスト自転車用のリチウムイオンバッテリーが激しく焼け、その周辺の床の一部なども焼けたということです。
ターミナルビルを管理・運営する那覇空港ビルディングによりますと、このバッテリーは、航空機内に持ち込むことができず、乗客から廃棄を依頼されたものとみられ、火事が発生した当時、事務所内には誰もいなかったということです。
警察と消防が火が出た詳しい原因を調べています。
https://news.web.nhk/newsweb/na/nb-5090032970
2025年9月28日6時30分にYAHOOニュース(HUFFPOST)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「対向車のヘッドライトが道路に反射。横断歩道を渡っている歩行者に気づかない!」
静岡県警が6月6日、公式YouTubeにこんな瞬間をとらえたドラレコ映像を公開しています。
【動画】ライトが反射するとこんなに見えない… 実際のドラレコ映像がこれだ
静岡県警が公開したのは、車に取り付けられたドライブレコーダーの映像(15秒)です。
映像を見ると、時間帯は夜間。
歩行者が傘をさしていることから、当時は雨が降っていたと思われます。
そんな状況の中、車はワイパーを回しながら片側1車線の直線道路を直進。
横断歩道に接近した時、対向車の“ライトの中”から突然歩行者が現れました。
車は急ブレーキをかけ、横断歩道を渡っていた歩行者も後ろに飛び跳ねるようにして衝突を回避。
ドライバーの「危ねえ……」といったような声も記録されています。
県警は雨天時や夜間の車の走行について、「特に夜間や雨天時は、車のヘッドライトが路面で乱反射し、歩行者の姿が見えにくくなります」と説明。
横断歩道付近では速度を落とし、歩行者を確認することが大事だとし、「歩行者も、自身が車からどのように見えているのかを意識して、明るい服装や反射材を活用し、交通事故防止に努めましょう」と呼びかけています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c072e34ff124eb8fe6302feaaf9e0820badaa179
2025年9月28日22時30分にYAHOOニュース(mBSニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県姫路市飾磨区細江の鉄鋼関連工場で28日夜、男性作業員(50)が体を機械に挟まれる事故がありました。
男性作業員は脳死状態だということです。
警察によりますと、28日午後7時ごろ、姫路市飾磨区細江にある「JFE条鋼」の姫路製造所で、男性作業員(50)が機械に挟まれているのを、出勤してきた他の作業員が見つけ、さらに別の作業員が消防に通報しました。
事故が起きたのは、検品落ちの鉄骨を整理するエリアです。
機械に挟まれた男性作業員は、肋骨が折れていて、心肺停止の状態で搬送されましたが、脳死状態だということです。
警察が事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1795ec330f324ba5016435987082d45f2d51a200
9月29日8時20分に神戸新聞からは、レーンを構成する可動式支柱に頭を挟まれたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後7時ごろ、兵庫県姫路市飾磨区細江の鉄鋼メーカー「JFE条鋼」の姫路製造所で、同社の男性社員(50)が機械に頭を挟まれているのを、出勤してきた作業員男性(47)が発見し、別の作業員を通じて119番した。
男性は意識不明の重体。
兵庫県警飾磨署によると、男性は検品で欠格となった鉄骨が流れてくるレーンで作業していたとみられ、レーンを構成する可動式の支柱に頭を挟まれた可能性があるという。
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202509/0019529874.shtml
2025年9月27日18時5分にYAHOOニュース(中京テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前、愛知県豊田市の工場で破砕機のメンテナンスにあたっていた男性作業員が機械に挟まれ、死亡しました。
警察と消防によりますと、27日午前11時35分ごろ、自動車部品を製造するA社の工場で、「工場内で事故があった」などと関係者から119番通報がありました。
救急隊が現場に駆けつけましたが、40代くらいの男性が、物を砕く「破砕機」に両脚を挟まれた状態でみつかり、その場で死亡が確認されました。
事故当時は破砕機に不具合が見つかり、複数人でメンテナンス作業を行っていたということで、警察が事故の原因を詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4688f9405a8320579ce9e8181bec29522a4ede24
9月27日23時2分にYAHOOニュース(CBCテレビ)からは、不要部品の破砕機だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前11時半過ぎ、豊田市高丘新町のA社の鋳造工場で「工場内で事故があった」と、工場の関係者から119番通報がありました。
救急隊などが現場に駆け付けたところ、40代くらいの男性が、不要な部品などを破砕する機械に下半身を挟まれ、心肺停止の状態で見つかり、その場で死亡が確認されました。
警察によりますと、死亡した男性は当時、破砕機のメンテナンス作業を複数人で行っていたとみられ、警察が男性の身元の確認と事故の状況などを詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4f0930854dd9608922fbcad4e983e7f615074bf
以下の過去記事1件に、新情報を追記しました。
詳細は、元記事(添付URL)を参照願います。
2025年9月18日掲載
2025年9月12日 四日市市で大雨時、地下駐車場に水が浸入し被害270台、3か所の車出入口のうち2か所の電動止水板は数年前から故障中、7か所の人出入口止水板は重くて設置困難(修2)
(新情報)
・この駐車場は国道側と市道側で管理者が違っており、日常的な運営は片方からの委託を受けた1社が行っていた。
・大規模修繕は国交省が行い日常的な修繕は管理会社が行う取り決めだったが、止水板故障についてはどちらが修繕するか役割分担が決まらず放置状態だった。
・修繕役割分担の打ち合わせは1回しか行われていなかったらしいなど。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/14736/
2025年9月26日20時27分に NHK富山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午前9時半ごろ、富山市黒瀬にある「A社」で作業員が機械に下半身を巻き込まれたと通報がありました。
警察によりますと、この事故で富山市窪新町の作業員、中田さん(男性、66歳)が病院へ搬送されましたが、およそ2時間後に死亡が確認されました。
事故が起きたのはコンクリートのミキサー車を洗車した際に出る排水を砂と水に分離する機械で、停止させて2人で洗っていた時に突然動き出して1人が巻き込まれたということです。
警察は当時の詳しい状況を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20250926/3060021300.html
2025年9月26日17時14分にYAHOOニュース(宮崎放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日朝、宮崎県延岡市の北浦漁港で、停泊中の巻き網漁船で作業を行っていた漁業実習生でインドネシア人の男性が溺れる事故があり、意識不明の重体となっています。
【写真を見る】停泊中の漁船で作業中 延岡市の北浦漁港で漁業実習生のインドネシア人男性(21)が溺れる 意識不明の重体
事故があったのは延岡市北浦町の北浦漁港で、26日午前6時50分ごろ、この港に停泊中の漁船「第28申栄丸」で作業にあたっていた漁業実習生でインドネシア人の21歳の男性が溺れたと通報がありました。
日向海上保安署によりますと、男性はほかの乗組員に救助され、病院に運ばれましたが、現在、意識不明の重体だということです。
事故当時、男性は、海の中で漁船のプロペラに絡まったロープなどを取り除く作業にあたっていたということです。
日向海上保安署や警察などで事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/313f76ba9de9a3be829fd55dc5672305001bdec1
2025年9月26日11時43分にYAHOOニュース(テレビ長崎)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日、諫早市で排水管の工事をしていた大型重機が道路わきの茂みに転落した事故で、重機を操作していた男性が死亡しました。
亡くなったのは諫早市川床町の会社員 神崎さん(51)です。
警察によりますと25日午後2時半過ぎ、小長井町大峰の市道で、神崎さんが排水管工事のため、大型重機で重さ約350キロの転圧機を移動させようとしたところ、バランスを崩して重機ごと約1m下の道路わきの茂みに転落しました。
駆け付けた消防隊員が、重機にはさまれた神崎さんを救出し病院に搬送しましたが、約2時間半後に死亡が確認されました。
死因は圧死でした。
警察は事故の原因などを詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb72e70c007a99aff62487c43d82fa95ab14e7af
2025年9月24日16時15分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
茨城県常総市の常総労働基準監督署は24日、無資格の男性従業員(41)にガス溶断作業を行わせたとして、労働安全衛生法違反の疑いで同県坂東市のリサイクル業「T」の男性社長(45)と、法人としての同社を書類送検した。
作業中に爆発が起き、近くにいた別の従業員が巻き込まれ死亡した。
書類送検容疑は昨年4月15日、坂東市矢作の同社敷地内で、タンクローリーのタンクを解体する際、無資格の男性従業員にガス溶断作業を担わせた疑い。
https://www.sankei.com/article/20250924-4MUQFVQ3CNN2JHEBT4V23QTXNM/
2025年9月23日18時51分にYAHOOニュース(読売テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午前、大阪府交野市の工場で、木材を加工する作業をしていた男性が機械に頭を挟まれ、その後死亡しました。
現場は交野市幾野にある業務用木工家具製造工場で、23日午前、従業員の男性(54)が、木材を加工する機械のモーター部分に頭を挟まれました。
男性の同僚が、昼の休憩時間になっても男性の作業場だけ電気が点いたままになっていることを不審に思い、確認に向かったところ、男性が意識不明の状態で倒れていたということです。
男性は搬送先の病院で死亡が確認されました。
警察によりますと、工場内のカメラには、男性が午前11時すぎに機械の下にもぐったまま出てこなくなる様子が映っていて、発見されるまでに1時間以上が経っていたということです。
警察と消防は、事故が起きた原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e66ec58fa8b57b87ab4d34e319442c87020de52
9月23日19時36分に産経新聞からは、動いている装置と壁の間に頭を挟まれていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午後0時5分ごろ、大阪府交野市幾野の木材加工会社の工場で「従業員が機械に頭を挟まれて意識がない」と119番があった。
従業員の男性(54)が病院に搬送されたが、まもなく死亡が確認された。
大阪府警交野署によると、休憩時間の正午になっても男性が現れないことから別の従業員が様子を見に行くと、ベニヤ板を切断する機械の台の下に潜り込み、動いている装置と壁の間に頭を挟まれている男性を発見した。
工場内のカメラには午前11時ごろ、1人で機械を操作していた男性が台の下をのぞき込む様子が映っており、交野署は労災事故とみて調べている。
https://www.sankei.com/article/20250923-NPIOCUUHUJNARKT3ZIEELBZH4E/
9月23日18時18分にYAHOOニュース(mBSニュース)からは、電源を切らない状態で異物の除去作業を行っていた可能性もあるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日正午すぎ、交野市幾野の業務用木工家具製造工場から「男性の従業員が作業中に上半身が挟まれた」と119番通報がありました。
警察と消防によりますと、ベニヤ板を切断する「ランニングソー」と呼ばれる機械のモーター部分に、54歳の男性作業員が頭部を挟まれ、心肺停止の状態で病院に搬送されましたが、死亡が確認されたということです。
電源を切らない状態で異物の除去作業を行っていた可能性もあるということで、警察が事故原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4fe8359cceb8403fe938238b921a3587af6eefc3
2025年9月20日17時21分にYAHOOニュース(TBS NEWS )から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
けさ、東京・文京区で重機をつり上げていたクレーン車が倒れて隣接するマンションなどに衝突する事故があり、周辺の一部では一時、およそ1300軒が停電しました。
▼マンション屋上で撮影 倒れたクレーンに押しつぶされた柵の画像
記者:
「工事用のクレーンが倒れてしまっていて、隣のビルにもたれかかってしまっています」
倒れたクレーンがマンションの屋上部分にぶつかり、曲がってしまっています。
こちらは、屋上で撮影された映像。
クレーンにより柵が押しつぶされている様子も確認できます。
きょう午前8時すぎ、文京区小石川のビルの解体現場で、「ユンボが電線に接触している」と通報がありました。
警視庁によりますと、クレーン車は地上に止めていた別の重機をつり上げ、解体作業中のビルの屋上部分へと搬入する作業を行っていました。
しかし、その際、クレーン車がバランスを崩して、ビルや隣接するマンションに衝突。
重機は、マンションの奥の路上に落下したということです。
クレーンが衝突したマンション住人 :
「ビルが崩れたような大きい音がした。大きい地震レベルでした。だいぶ揺れました。屋上で夏はプールをしていたので、人がいなくて本当に良かった」
この事故によるけが人はいないということですが、重機が落下した際に電線に接触し、周辺の一部では、一時、1290軒が停電したということです。
警視庁が事故当時の詳しい状況を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a1b2cc13dc57d582c74747fc8da940082c45ae74
2025年9月19日17時31分にYAHOOニュース(テレビ山梨)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
機械の撤去作業中、3メートル以上の高さから落下し男性作業員が死亡した事故で、甲府労働基準監督署は19日、墜落防止の措置を講じなかったとして、労働安全衛生法違反の疑いで運送会社と代表取締役を書類送検しました。
書類送検されたのは神奈川県に本店がある運送会社 「M」と代表取締役(57歳)です。
この事故は今年1月、山梨県南アルプス市の製造会社で、プラスチックなどの材料を溶かし成形する射出成形機の撤去作業中に起きたものです。
30代の男性作業員は高さ3メートル以上の場所で射出成形機の部品に両足を掛けて分解作業を行っていましたが、部品とともに墜落し死亡しました。
甲府労働基準監督署は2メートル以上の高さがあり、墜落の危険があったにも関わらず、ハーネスや胴ベルトの使用など墜落防止の措置を講じなかったとして労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
監督署によりますと事故当日、代表取締役も現場に立ち会っていましたが、「作業効率を優先した」と容疑を認めているということです。
労働基準監督署は労働災害の発生防止を重点課題としていて、「重大な労働災害を引き起こす原因となる違反行為に対しては、今後も厳正に対処する」としています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5f58061af36608e29a8f8f28b1ae5f19606d8ef
2025年9月20日12時14分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後5時55分頃、群馬県高崎市倉賀野町の生コンクリート製造会社「K」高崎工場で、作業をしていた同市中居町、会社員武野さん(男性、41歳)が崩れた砂に埋もれた。
武野さんは約3時間後に消防隊員に救出されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。
群馬県警高崎署などによると、武野さんは砂の貯蔵サイロ内で、砂を崩して下部の排出ダクトに流す作業をしていたところ、足元の砂が崩れ、ダクト内に落下して埋もれたという。
同署が事故原因を調べている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20250920-OYT1T50059/
以下の過去記事2件に、新情報を追記しました。
詳細は、元記事(添付URL)を参照願います。
2025年9月18日掲載
2025年9月12日 四日市市で大雨時、地下駐車場に水が浸入し被害270台、3か所の車出入口のうち2か所の電動止水板は数年前から故障中、7か所の人出入口止水板は重くて設置困難(修1)
(新情報)
・車の出入口3か所にあった電動止水板のうち2か所は数年前から故障していた。
・人の出入口も7か所あったが止水板は重く1か所設置がやっとだったなど。
(新情報に基づきタイトルも修正した)
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/14736/
2025年8月24日掲載
[昔] 2025年6月21日 指宿市の市道で水路に転落した男性が全身やけどで死亡、水路には源泉からあふれ出た湯が流れ込んでおり水面で55~60℃だった、31年前にも別場所で死亡事故(修1)
(新情報)
・点検結果、同じような類似危険個所が市内に7か所あった。
・市は予算計上し対策する予定など。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/14699/
2025年9月17日16時21分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
令和4年に名古屋市消防局の消防車内で有効期限切れの発炎筒が出火し車両が焼損する事故があり、消防局全体を点検した結果、期限切れ発炎筒を計441本回収していたことが17日、関係者への取材で分かった。
焼損した消防車の資機材点検を始業時に行ったが、該当の発炎筒を降ろさなかったという。
回収は15消防署を含む17所属からあり、期限切れの見過ごしが局全体で常態化していた可能性がある。
関係者によると、4年2月15日午後4時15分ごろ、名古屋市名東区高針の路上で、名東消防署の消防車が走行中、助手席側ダッシュボードから火と煙が出た。
約1分後、署に戻り消火。消防車の天井とダッシュボードの一部などを焼損した。
乗車していた隊員にけがはなく、周辺への影響もなかったが、座席やさまざまな機器の交換が必要となり、修理費は374万円に上った。
https://www.sankei.com/article/20250917-HXWOB4KXDRJ2XH3EMC4VTCDEWM/
2025年9月15日23時44分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前11時ごろ、埼玉県川口市にある教習所にいる人から、「コース内でバイクが人にぶつかった」と消防に通報がありました。
警察によりますと、市内のバイク販売業者が開いた安全運転を教えるイベントで、63歳のインストラクターの男性が1000CCの大型バイクを運転していたところ、見学していた参加者にぶつかりました。
この事故で参加していた千葉県習志野市の(ならしの)57歳の男性が右足の骨を折る大けがをしたほか、インストラクターの男性と参加者の55歳の男性が、頭を打つなどして軽いけがをしました。
さらに、60代とみられる男性が頭に大けがをしたとみられるということです。
イベントは初心者などを対象に20人が参加し、インストラクターは主催者から委託されていたということで、警察は関係者から話を聞くなどして当時の状況や事故の原因を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20250915/1000121857.html
9月15日18時12分に朝日新聞(テレビ埼玉)からは、初心者やリターンドライバー向けの安全講習が行われていたなど、下趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前10時50分すぎ、川口市舟戸町の自動車教習所「A」で、バイクの安全運転のイベント開催中に「見物人にバイクが突っ込んだ」と119番通報がありました。
警察や消防によりますと、50代から60代の男性4人が病院に搬送され、2人が重傷、2人は軽傷ということです。
いずれも搬送された際、意識はあったということです。
教習所では、初心者や一度運転から離れて、再びバイクに乗り始めたリターンライダー向けの安全運転講習のイベントが開かれていました。
バイクを運転していたのはインストラクターの男性とみられ、1000ccの大型バイクが参加者に突っ込んだということです。
イベントは事故のあと中止となりました。
警察は詳しいいきさつなどを調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1edf306cadaa04f9a630ba3c1c9bad905ac5ebb0
2025年9月14日20時51分にYAHOOニュース(Merkmal;ライター寄稿文)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
■潜水艇事故の安全欠陥
米国のツアー会社オーシャンゲートの潜水艇「タイタン」は、2023年6月18日、ニューファンドランド島セントジョンズを出港した。
タイタニック号の沈没地点から約3800m離れた海底3346m地点で、「重りをふたつ落とした」と報告した直後、大きな音とともに連絡が途絶えた。
捜索の結果、潜水艇は水圧で圧壊し、乗員5人全員が死亡したことが確認された。
調査委員会は、潜水艇に構造上の欠陥があり、安全管理が軽視されていたと指摘した。
船体は主にカーボンファイバーとチタンの複合材で作られていたが、炭素繊維は潜水艇には不向きとされる素材だ。
設計の問題で、以前の潜航で記録された異音は船体の損傷やひずみの兆候だったが、適切に対処されなかった。
複数回の潜水試験で疲労が蓄積し、メンテナンス時に劣化していた可能性のある中古パーツも使われていた。
さらに管理費を節約するため、約7か月間も保護されずに野ざらしで放置され、深刻な老朽化を招いていた。
■深海ツアー安全神話の崩壊
耐久性や安全性について、外部のエンジニアや従業員から懸念が伝えられたが、オーシャンゲートのストックトン・ラッシュCEOは独善的で高圧的な態度をとり、周囲を萎縮させていた。
リスク管理への慎重な意見には耳を貸さず、短期間で進められる計画やコスト削減案は歓迎した。
安全性に異議を唱えた従業員デヴィット・ロックリッジは解雇された。
オーシャンゲートは「イノベーションの阻害」を理由に船級協会の認定を受けていなかった。
また、 「ひとり25万ドル(約3600万円)」 の高額ツアー費用を徴収しながら、参加者を「乗客」ではなく「ミッション・スペシャリスト」と呼び、ボランティア扱いとすることで規制の適用を回避した。
対外的には、安全確保や試験について虚偽の説明を行っていた。
深海ツアーはリスクを伴う冒険的な事業であり、事業者に向こう見ずな性格があること自体は驚きではない。
しかし、どんな場合でも人命が軽視されることがあってはならない。
潜水艇の規制や国際的な枠組みの不十分さも指摘されており、今後は監督機関の権限強化や規則の明確化が求められる。
■潜水艇事故の責任構造
鉄道や自動車といった交通業界では、安全基準や監督、認証、規制の枠組みが整備されているのは当然のことだ。
では、なぜ今回のような事故が起きたのだろうか。
潜水艇は航空宇宙や商船と比べても規制が未発達な分野であり、潜水艇を使ったツアーも例が少ない。
事故は国際水域で発生しており、オーシャンゲートは安全規制の空白を狙って事業を行っていたことが明らかだ。
オーシャンゲートのストックトン・ラッシュCEOには過失責任が問われる可能性があった。
生存していればの話だが、実際には自らタイタン号を操縦し、犠牲となった。
これは単なる冒険家の勇敢な最期では片付けられない。
他の4人の乗客も巻き添えとなったのだからだ。
■潜水艇規制の強化
今回の事故を受け、今後は ・厳格な試験と認証 ・内部告発者保護を含む安全性の透明性確保 ・船体の管理・保守体制の整備 ・商業観光や探検で使われる潜水艇に対する規制枠組みの構築 ・追跡や検出技術の導入が不可欠となる。
商業的な深海事業は、投資家や港湾当局からより厳しい監視を受けることになる。
保険会社の要件も厳格化される見込みだ。
潜水艇の船級登録と安全性に関する独立した検証も必須である。
国際船級協会は、国際水域で運航されるかどうかにかかわらず、すべての有人潜水艇に認証取得を基本要件とするよう改めて呼びかけている。
領土や水域、法律のグレーゾーンはあっても、安全のグレーゾーンは許されない。
領海か公海かの違いで人命が危険にさらされることがあってはならない。
二度と同様の痛ましい事故を繰り返さないため、各国の関係機関や業界団体が連携し、空白地帯を解消して安全を確保する枠組みを構築することが求められる。
タクヤ・ナガタ(ライター)
https://news.yahoo.co.jp/articles/349235a3c1e57671db9648ff11f9971058a76e7c
※本件、2025年8月8日付でWIREDから、調査委員会の最終報告書が公表されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
上記の記事は、当該報告書をベースに書かれたものと思われる。
2023年に乗員5人が死亡した潜水艇「タイタン」圧壊事故に関する最終調査報告書が公表された。
設計ミスや企業の過失が強く問題視され、すべての原因は「CEOに行き着く」と調査責任者は『WIRED』に語った。
米沿岸警備隊の海洋調査委員会(MBI)は8月5日(米国時間)、2023年に発生した潜水艇「タイタン」の圧壊事故に関する最終報告書を公表し、運営会社OceanGateの創業者兼最高経営責任者(CEO)だったストックトン・ラッシュについて、技術面・管理面で深刻な責任があったと厳しく批判した。
報告書では、ラッシュが「タイタンは破壊不可能だと誤認させる言動を繰り返していた」としているとともに、同社の「文書上の安全手順と実際の運用との間に重大な乖離」があったと断じている。
調査を主導したMBI委員長のジェイソン・ノイバウアは『WIRED』の取材に対し、「すべての証拠が、この事業を率いていたひとりの人物に集中していました。結局、すべてがラッシュに行き着いたのです」と語った。
ラッシュは、23年6月にタイタンを操縦し、タイタニック号の残骸を目指して潜航した。
しかし、潜水艇は突如圧壊し、搭乗していた5人全員が即死した。
同乗者には、「ミスター・タイタニック」として知られるベテラン潜水士ポール=アンリ・ナルジョレのほか、実業家ハミッシュ・ハーディング、そして父子の乗客シャザダ・ダウードとスレマーン・ダウードがいた。
事故前にタイタンは13回、タイタニック号の海底遺構への潜航を成功させていた。
■事故直後に調査を開始、翌年公聴会を開催
事故発生から5日後に沿岸警備隊は調査を開始し、24年9月には2週間にわたって公聴会が開かれた。
そこでは、タイタンに採用された革新的なカーボンファイバー製船体に関する多数の欠陥が専門家から指摘され、過去の潜航ミッションでも運用上の問題が相次いでいたことが明らかにされた。
例えば、21年の初潜航では、タイタンのチタン製ドームの一部が脱落した。
また最後の潜航前の冬には、潜水艇が氷点下の屋外に長期間放置されていた。
カーボンファイバー複合材は、内部の微細な空隙に入り込んだ水分が凍結すると劣化する恐れがあるという。
複数の証言によると、ラッシュは、潜水艇業界の関係者や自社の初代海洋運用責任者デヴィッド・ロックリッジから寄せられた数々の安全上の懸念を無視、あるいは軽視していたという。
ロックリッジは18年、社内報告書で多数の問題点を詳細に指摘したが、その後に解雇されている。
ロックリッジはコメント要請に応じなかった。
また、OceanGateの現経営陣はいずれも24年の公聴会に出席しておらず、最後の潜航を運用していた責任者も証言を求められることはなかった。
今回公表された報告書では、ラッシュが社員に対し解雇をほのめかして意見を封じるなど、有害な職場環境を助長していたと非難している。
タイタンは、いずれの国にも登録・船籍がなく、沿岸警備隊が認定する機関による検査や認証も受けていなかった。
今回の報告書によると、ラッシュは沿岸警備隊の資格取得申請時に、潜水艇の仕様について虚偽の記載をしていたとされる。
また、OceanGateはタイタンについて、バハマ船籍に登録されている、あるいは今後登録されるとたびたび主張していたという。
「最も衝撃だったのは、タイタンがこれほど長期にわたり、あらゆる規制の枠外で運用されていたという事実です」とノイバウアは語った。
「これまで調査を担当したなかでも、(安全軽視の姿勢が)際立っています」
■破裂音を軽視
報告書では、水深3,000m付近で瞬時に起きた即死事故に関する明確な機械的原因の特定には至らなかったとしている。
しかし、有力な可能性としてふたつの構造的欠陥を挙げている。
ひとつは、カーボンファイバー製の船体とチタン製リングを接合する接着部分の破断。
もうひとつは、カーボンファイバー層がはがれる、“層間剥離”だという。
OceanGateが、船体の製造過程での欠陥や耐用年数に関する十分な分析あるいは試験を実施していなかった、と報告書は厳しく指摘している。
また報告書では、船体に設置された音響センサーやひずみゲージのデータから、22年のタイタニック号への潜航後にカーボンファイバーの層間剥離が発生し、大きな破裂音が記録されていたことも明らかにされた。
しかしラッシュは異音を軽視。
OceanGateの社内には、23年時点でセンサーデータを適切に解析できる人物が残っていなかったことも判明した。
技術部門の責任者は、圧壊の2カ月前に退職していたのだ。
「権限はラッシュに一極集中していました」とノイバウアは語る。
「どれほど大きな音が鳴れば、あるいは何回異音がすれば運用を停止するか、といった明確な基準が設けられていませんでした。
これは意図的だったと見ています。
結局はタイタンを使い続けたかったのでしょう」
■監督強化の勧告
さらに報告書には、米国企業が運用する潜水艇に対する連邦政府の監督強化を求める複数の勧告が盛り込まれている。
たとえタイタンのように国際海域で運用される場合であっても、ロイド船級協会やアメリカ船級協会(ABS)などの第三者機関による認証を義務づける内容だ。
これにより、事実上カーボンファイバー製の船体は排除されていく可能性が高い。
というのも、いずれの機関もこれまで乗員を乗せるカーボンファイバー製の潜水艇を認証した例が無いからだ。
「カーボンファイバーは、時間とともに損傷が蓄積される特性があるため、適材とは考えにくいのです」と、ノイバウアは指摘している。
OceanGateの初代エンジニアリング・ディレクターであるトニー・ニッセンは、今回の報告書がカーボンファイバー製の船体や音響モニタリングシステム全体を一括して批判している点に疑問を呈している。
ニッセンによると、初代船体における問題は、まさにその音響センサーによって一部が特定されたので、船体を廃棄して新たなものに交換した経緯があるからだという。
「設計自体が不十分だったというのは正確ではありません」とニッセンは語る。
「設計が不十分だと言うのであれば、製造元の当初の解析や、最初の船体での成功例にきちんと向き合うべきです」。
またニッセンは、「リアルタイムモニタリングは、本来の設計通りに機能していました。しかし2基目の船体では、そのシステムが無視されていたのです」と指摘した。
非営利団体のWorld Submarine Organizationでエグゼクティブ・ディレクターを務めるウィル・コーネンは次のように語った。
「沿岸警備隊の徹底した調査に敬意を表します。
今回の報告は、業界の専門家たちが以前から認識していた通り、タイタンの悲劇が防ぎ得たものであったことを明確に裏付けました。
今後の課題は、この特殊で複雑な業界において、安全性と責任ある運用を担保する、より強固な国内外の規制の枠組みを構築していくことです」
■遠隔操作ロボットの限界
沿岸警備隊の報告書は、タイタンの消息不明後に行われた捜索・救助対応にも言及している。
ノイバウアは、OceanGateが緊急連絡先として登録していた複数の関係機関が、当日の潜航計画について事前に把握していなかったと明かした。
さらに同社は、潜水艇と同じ水深まで到達可能な遠隔操作型無人潜水機(ROV)を備えておくべきだったとも指摘している。
タイタンの行方不明を受けて世界が固唾をのんで見守った4日間の捜索・救助活動だったが、ノイバウアは当初から成功の可能性は低かったと懐疑的な見方を示している。
「たとえ発見が生存可能とされた96時間以内にであったとしても、乗員が生存していて機体が海底で絡まっていた場合、引き上げは困難だったでしょう」とノイバウアは語る。
実際、タイタンの残骸を発見したROVには、機体を動かしたり救出したりする能力がほとんどなく、酸素も残り1時間を切っていたと見られるからだ。
■遺族が提訴、司法捜査の行方は不透明
今回の報告書は、もしラッシュが生存していれば、過失による刑事訴追の対象となっていた可能性があったと明記している。
一方ほかの関係者については、調査対象としての記載はなかった。
ただし、『WIRED』は昨年、ニューヨーク南部地区連邦検察が、OceanGateの資金調達に関連する刑事捜査を進めていたと報じている。
この件について、米司法省は公式なコメントを控えており、調査の行方は不透明なままだ。
タイタンの事故を巡り、潜水士のナルジョレの遺族はワシントン州でOceanGateおよびラッシュの遺産管理人、そしてタイタンの製造に関与した関係者らを相手取り、損害賠償を求めて提訴している。
ラッシュやナルジョレ、そして有料乗客の遺族らは、『WIRED』のコメント要請に応じていない。
報告書の公表を受け、OceanGateは次のような声明を発表した。
「2023年6月18日に亡くなられた方々のご遺族、そして今回の悲劇によって影響を受けたすべての方々に、あらためて心からの哀悼の意を表します。
この事故を受けて、当社は事業を恒久的に終了し、その後は沿岸警備隊による調査に全面的に協力することに注力してきました」
(Originally published on wired.com, translated by Miki Anzai, edited by Mamiko Nakano)
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

