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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2014362216分にmsn産経ニュースから、「原子炉状態、爆発原因・・・なお未解明」というタイトルで下記趣旨の記事が、水素爆発の仕組み図とともに、ネット配信されていた。

福島第1原発事故では、原子炉の損傷状態や水素爆発の全容は依然として解明できていない。
高線量の放射線が障害となり、原子炉を直接確認することができないためだ。
東電は、状態の解明につながる未解明事項を設定し調査を続け、平成27年末までに全ての項目で結論を出す見通しだが、全容解明にはなお時間がかかりそうだ。

東電は事故後、当時の格納容器内圧力の変動や冷却配管からの空気の漏洩など、52項目の未解明事項を設定。
データを分析することで当時の状況を再現しようと試みている。

これまでに優先的に調査した重要10項目の検討結果を発表したが、1~4号機では「事故当時何が起こったのか、全容はまだ分かっていないことの方が多い」(東電)という。

52項目の分析結果をつなぎ合わせれば、技術的に目視できない中での原子炉内部の状態把握に役立つほか、他の原発でも過酷事故(シビアアクシデント)を想定した安全対策を向上させることができる。

水素爆発した1、3号機では、圧力容器内で燃料を包む「ジルコニウム」という金属製の被覆管が熱せられ、水と化学反応したことで水素が発生。水素は格納容器外の建屋上部にたまったとみられる。
逃げ場を失った水素に何らかのきっかけで発火し爆発。着火源は静電気の可能性があるが、分かっていない。
事故時に発生した水素の濃度や量も不明で、52項目の未解明事項の一つとして調査が進められている。

2号機も同じ経過をたどったが、先に爆発した1号機の振動で偶然、建屋上部の窓がはずれ落ちたため、水素が外部に逃げて爆発を免れたとみられている。

一方、謎が多く残っているのが、当時定期検査中で圧力容器内に燃料がなかった4号機の爆発だ。
調査では、4号機が3号機と共有している排気配管から水素が流れ込み爆発に至ったとされる。
だが、国会事故調では、「3号機から逆流した水素のみで4号機が爆発にまで到達するかどうか慎重に検討する必要がある」との指摘もある。


出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140306/dst14030622200020-n2.htm

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

今回報道された解説図には、格納容器内で発生した水素が格納容器の隙間から建屋内に漏れたように記されている。

 

しかし過去には、別ルートで漏れこんだと報道されたことがあり、本ブログでも下記趣旨で紹介済。

1、3号機では、格納容器で発生した水素を建屋外に排出するための排気ラインと、建屋内にたまったガスを建屋外に排出するラインとが合流して、1本の排気筒から放出される構造になっていた。

そして津波発生時、建屋内のガスを排出するラインに設置されていた弁が、電源喪失で開いてしまった。

そのような状況下、格納容器で発生した水素を建屋外に排出したため、水素が当該ラインを逆流し、建屋内に侵入。建屋内で爆発した可能性が高い。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/1198/

 

いずれが正かは不明だが、ブログ者は、過去の報道のほうが説得力ありと感じている。

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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