2013年9月23日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。(新情報に基づき、タイトルも変更しました)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3278/
(2014年11月5日 修正2 ;追記)
2014年10月28日付で東京新聞夕刊から、不具合が生じた部品は建設以降、一度も交換されておらず目視点検もできなかった場所だという下記趣旨の記事が、図解付きでネット配信されていた。
10月28日18時47分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
事故原因を調査していた国土交通省の社会資本整備審議会は28日、特別展望台(250m)の真上にある機械室の設備が老朽化した影響で床の鉄板が落ち、ガラスを破ったのが原因とする報告書を公表した。
45年以上、交換されていない部品もあった。
審議会は、建築基準法に基づく定期検査の内容が不十分だと指摘し、国交省に点検強化を求める意見を付けた。
報告書によると、機械室にはモーターや滑車などが設置されている。
製造した三菱電機などが調べた結果、一部の滑車を固定する土台と床をつなぐ溶接が剥がれ、浮き上がった状態になっていた。
このため、滑車に傾きが生じ、3つある滑車の位置がずれて、エレベータを吊るすワイヤ(直径16mm)6本のうち1本に異常な力が働き、摩耗して破断。
ワイヤの外側に巻かれた細い鋼線がほどけた状態となり、この部分が鉄板に繰り返しひっかかり、鉄板のねじが外れ落下したとみられる。
鉄板は、ワイヤを通す床の穴の隙間をふさぐためのもので、長さ52cm、幅36cm、厚さ2.3mm、重さ3.5kg。
約20m落下して、エレベーターの窓ガラスを突き破った。
機械室内にある3つの滑車のうち2つは、特別展望台がオープンした1967年に作業用から人荷用に改造して以来、交換されていなかった。
建築基準法上の点検対象ではなく、床板の下に設置されていて、目視点検もできなかったという。
事故後、三菱電機などは滑車の土台をボルトで固定し、鉄板の形状を変更。保守点検の項目も増やした。
事故については、警察が業務上過失致傷容疑で調べている。
出典URL
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014102802000241.html
http://www.sankei.com/affairs/news/141028/afr1410280032-n1.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。