本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年4月15日22時20分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前9時55分ごろ、尼崎市のクボタ阪神工場で、溶解炉内のガスの熱を吸収する施設「熱交換器」を清掃中の男性社員2人が倒れているのを、別の男性社員(36)が見つけ、119番した。
2人は病院に搬送されたが、1人が一酸化炭素中毒で死亡。
警察は、業務上過失致死傷の疑いもあるとみて事故原因を調べている。
警察によると、死亡した38歳の男性は施設内で倒れていた。もう一人の35歳の男性は施設の入口付近で倒れていて、一酸化炭素中毒の症状がみられるが軽症という。
クボタによると、熱交換器は高さ約33mの円筒状で、溶解炉で発生したガスの熱を吸収し再利用するための施設。
炉では水道管に使う鉄を溶かしているが、14日以降操業しておらず、この日は種火の状態だった。
2人は同日午前9時45分ごろから、交換器の地上約8m、直径3.6mの場所で作業。ガスを吸い取る集じん機2台のうち1台は動いていたという。
同工場付近で避難騒ぎなどはなかった。
溶解炉担当の作業長(45)は、「社員は毎週交代で清掃作業を行っている。これまで事故はなく、ガスを吸い込む危険性があるとは思っていなかった」と肩を落とした。
出典URL
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0004975004.shtml
また、4月15日20時9分に日本経済新聞からは、炉の稼働状態が以下のようにネット配信されていた。
この日は休日で、炉の1つは完全に停止していたが、別の炉は翌日の操業に備え、一部の燃料を燃やし始めていた。
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819695E3E7E2E3828DE3E7E2E6E0E2E3E09191E3E2E2E2
一方、4月16日付の朝日新聞大阪版(聞蔵)からは、一酸化炭素発生源に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
熱交換器は溶解炉とダクトでつながり、溶解炉に残っていた燃料の燃え残りから一酸化炭素が発生したらしい。
(ブログ者コメント)
入槽前のガス検知有無、溶解炉との縁切り状態、通常どおりの作業だったか、その辺が気にかかるところだ。
15日午前9時55分ごろ、尼崎市のクボタ阪神工場で、溶解炉内のガスの熱を吸収する施設「熱交換器」を清掃中の男性社員2人が倒れているのを、別の男性社員(36)が見つけ、119番した。
2人は病院に搬送されたが、1人が一酸化炭素中毒で死亡。
警察は、業務上過失致死傷の疑いもあるとみて事故原因を調べている。
警察によると、死亡した38歳の男性は施設内で倒れていた。もう一人の35歳の男性は施設の入口付近で倒れていて、一酸化炭素中毒の症状がみられるが軽症という。
クボタによると、熱交換器は高さ約33mの円筒状で、溶解炉で発生したガスの熱を吸収し再利用するための施設。
炉では水道管に使う鉄を溶かしているが、14日以降操業しておらず、この日は種火の状態だった。
2人は同日午前9時45分ごろから、交換器の地上約8m、直径3.6mの場所で作業。ガスを吸い取る集じん機2台のうち1台は動いていたという。
同工場付近で避難騒ぎなどはなかった。
溶解炉担当の作業長(45)は、「社員は毎週交代で清掃作業を行っている。これまで事故はなく、ガスを吸い込む危険性があるとは思っていなかった」と肩を落とした。
出典URL
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0004975004.shtml
また、4月15日20時9分に日本経済新聞からは、炉の稼働状態が以下のようにネット配信されていた。
この日は休日で、炉の1つは完全に停止していたが、別の炉は翌日の操業に備え、一部の燃料を燃やし始めていた。
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819695E3E7E2E3828DE3E7E2E6E0E2E3E09191E3E2E2E2
一方、4月16日付の朝日新聞大阪版(聞蔵)からは、一酸化炭素発生源に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
熱交換器は溶解炉とダクトでつながり、溶解炉に残っていた燃料の燃え残りから一酸化炭素が発生したらしい。
(ブログ者コメント)
入槽前のガス検知有無、溶解炉との縁切り状態、通常どおりの作業だったか、その辺が気にかかるところだ。
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プロフィール Profile
HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
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