2014年7月25日15時27分に朝日新聞から、「スプレー缶、引火や爆発相次ぐ 生活センターに160件」というタイトルで下記趣旨の記事が、スプレー噴射火災実験の写真付きでネット配信されていた。
国民生活センターは24日、制汗消臭剤やヘアスプレーなどのスプレー缶製品に使われている可燃性のガスに引火したり、缶が爆発したりする事故が相次いでいると注意を喚起した。
スプレーを使った直後にたばこに火を付けるなどすると、思わぬ事故につながるおそれがあるという。
20日には大阪府豊中市の国道で、軽自動車を運転していた男性(24)がたばこを吸おうとしてライターの火をつけたところ、全身に火が回り大やけどを負うという事故が起きた。
警察によると、男性は暑さを和らげようと車内で冷却スプレーを使っていたといい、スプレーに含まれていた可燃ガスに引火したとみられる。
また、国民生活センターによると、自動車内など温度が高くなる場所にスプレー缶を放置すると破裂することもあるという。
スプレー缶の事故情報は2009年4月以降、全国の消費生活センターに160件寄せられているほか、医療機関からの情報提供で45件確認されている。
国民生活センターの実験では、衣類を着せたマネキンに冷却スプレーを10秒噴射し、袖口にライターの火を近づけたところ、一瞬で衣類に火が燃え広がり、約3分でほぼ全焼したという。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG7S566GG7SUTFL00D.html
(ブログ者コメント)
国民生活センターからの注意喚起文書は、下記参照。
2014年7月24日 公表
『スプレー缶製品の事故に注意-コールドスプレー使用時とスプレー缶の穴開け時の事故も発生-』
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20140724_1.html
豊中市の事例は、下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4133/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。