2014年7月28日0時31分に中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前7時15分ごろ、愛知県東海市東海町5の新日鉄住金名古屋製鉄所で、自家発電機5基のうち1基が停電した。
コークス炉内にたまった一酸化炭素(CO)を含むガスを電気で処理できなくなり、ガスを自動で燃やし無害化する緊急措置を取ったため、大量の黒煙が上がった。
停電による黒煙排出事故は、今年4度目。
市によると、黒煙は午前10時35分ごろに収まった。構外で人体に有毒なガスは検出されていない。
製鉄所によると、構内の使用電力の10%を担う自家発電機4号機の変圧器がショートし、停電した。原因は調査中。
この停電で、コークス炉内のガスを次の工程に送るための送風設備の一部が停止した。他の自家発電機4基は稼働していた。
名古屋製鉄所では今年1月に2回、6月に1回、いずれも停電による黒煙排出事故があった。
1月の事故は、周辺道路の通行止めや市民が外出を自粛するなど生活に影響。県や市が立ち入り調査した。
柳川副社長と酒本所長は今月7日、大村秀章知事を訪ねて度重なる事故を謝罪したばかり。
酒本所長は27日夕に会見し「4回も連続し、事故を起こして大変申し訳ない」と繰り返した。
製鉄所は停電時に黒煙の発生を抑えるため、2015年度末をめどにコークス炉の送風設備の電源を現在の1系統から2系統にするなどの対策工事を計画していたが、前倒しを検討すると会見で明らかにした。
今回のトラブルで工場の稼働は止まったものの、停電による生産設備の不具合は起きなかった。自動車産業への影響は出ないとみられる。
同製鉄所は窒素などの産業用ガスを大同特殊鋼と愛知製鋼に供給しているが、ガス供給施設は止まらなかったため、影響はなかった。
出典URL
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014072890003104.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。