2014年7月28日13時29分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午前11時ごろ、東京都江東区潮見2丁目のS造船から「爆発火災が起きた」と119番通報があった。
警察によると、男性作業員2人が船のフロート(浮体)部分にシンナーを使って塗装していたところ、爆発が起こり、30代の作業員1人が死亡した。もう1人は軽傷。
警察は、シンナーに引火したとみて、業務上過失致死傷容疑で調べている。
警察によると、2人は川に浮かぶ台船の上で作業中だった。
死亡した作業員は爆風で飛ばされ、頭を強く打ったという。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG7X3T1TG7XUTIL00M.html
7月28日21時33分に共同通信から、また7月28日13時27分にはmsn産経ニュースから写真付きで、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は28日、死者は下請け会社の塗装工(36)と明らかにした。負傷者は、別の下請け会社に所属する30代の塗装工で、2~3週間のやけどなどを負った。
警察によると、死亡した男性が運河の台船上で、船の部品の内部に入り、スプレーで塗料を吹きつける作業をしていた際に爆発が発生。男性は爆発の衝撃で約10m吹き飛ばされており、鉄板などで頭をぶつけた可能性が高いという。
交代するため近くにいた30代の塗装工も、熱風を浴びたという。
警察は、塗料に含まれるシンナーに何らかの原因で引火したとみて調べている
現場はJR京葉線潮見駅近くで、運河沿いに倉庫などが建ち並ぶ一角。
S造船のホームページによると、海上保安庁の巡視艇などを製造しているという。
出典URL
http://www.47news.jp/CN/201407/CN2014072801001984.html
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140728/dst14072813270002-n1.htm
7月28日19時17分にTBS News iからは、関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
塗装に使っていた塗料にはシンナーが含まれていて、現場には工業用の大型扇風機があったことから、警視庁は、扇風機の電気系統に何らかのトラブルがあり、塗料に引火し、爆発したとみて原因を詳しく調べている。
出典URL
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2260784.html
(ブログ者コメント)
○msn産経ニュース掲載写真を見たところ、フロートの大きさは1m×1m×10mぐらいで、人が入れるほどの穴が、等間隔で3ケ所あいている。
○スプレーを使用していたということであれば、噴出帯電など、静電気が原因だった可能性も考えられる。
(2017年6月7日 修正1;追記)
2017年6月3日0時43分に産経新聞から、送風機が着火源だと結論づけられたらしいと読み取れる、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
深川署は業務上過失致死傷の疑いで、塗装を請け負ったK塗装(千葉県市原市)の40代の男性社長を書類送検した。
捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、書類送検容疑は26年7月28日、同社塗装工のHさん=当時(36)=が船のタンク内で引火性の成分を含む塗料をスプレーで吹き付ける際、現場で発火の恐れがある送風機の使用を禁止するなどの安全対策を怠り、爆発によりHさんを死亡させ、近くにいた別会社の塗装工の30代の男性にやけどを負わせた疑い。
Hさんは爆発で約9m吹き飛ばされて頭を強く打ち、男性も熱風を浴びた。
亀戸労基署も2日、労安法違反の疑いで、K塗装の社長と法人としての同社を書類送検した。
出典
『塗装会社社長を書類送検 2人死傷の造船所爆発事故』
http://www.sankei.com/affairs/news/170603/afr1706030008-n1.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。