2014年7月29日19時14分にNHK岡山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月30日付の山陽新聞紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
29日午前11時半ごろ、久米南町の久米南中学校の解体中の体育館で、建設会社の作業員の男性(20)が屋根の取り外し作業を行っていたところ、屋根に開けた穴から誤って10m下の体育館のコンクリートの床の上に転落した。
体育館の中にいた作業員が119番通報し、男性は津山市内の病院にヘリコプターで運ばれたが、およそ2時間後に死亡が確認された。
町の教育委員会によると、この体育館の解体工事は7月23日から始まっていて、屋根の取り外し作業は29日から始まっていたという。
警察によると、男性は同日朝から同僚3人と屋根の板を取り外す作業をしていた。
警察によると、事故現場には転落防止のため、男性の安全ベルトを引っかけるためのワイヤーが張られておらず、屋根の下に防護ネットもなかったという。
警察は、関係者から話を聞くなどして、事故の原因を詳しく調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/okayama/4023374671.html?t=1406667794035
(2014年9月9日 修正1 ;追記)
2014年9月8日20時15分にNHK岡山から、現場責任者らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし7月、久米南町の中学校で解体中の体育館の屋根から20代の男性作業員が転落し死亡した事故で、津山労基署は、転落防止のための対策を取っていなかったとして、男性作業員が働いていた会社と現場責任者を労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、津山市の屋根工事業「T社」と、この会社の43歳の現場責任者。
この事故はことし7月、久米南町の中学校の体育館でT社の20歳の男性作業員が足場の板に乗って鉄製の屋根を取り外す作業を行っていたところ、板が割れ、およそ9m下のコンクリートの床に転落したもので、男性作業員は死亡した。
同署によると、T社はこうした作業で転落を防ぐために必要となっている、幅が30cm以上ある別の板の設置や防護用のネットの設置を行っていなかったという。
このため同署は、転落防止の対策を取らず作業員の安全を確保する義務を怠ったとして、この会社と現場責任者を労安法違反の疑いで書類送検した。
同署によると、調べに対し現場責任者は、「危ないと感じてはいたが、現場の作業を優先してしまった」と供述しているという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/okayama/4024426341.html?t=1410211204450
(ブログ者コメント)
記事の内容ならびに屋根に空いた穴の映像から判断すると、屋根に開けた穴から転落したのではなく、屋根を踏み抜いた模様。
よってタイトルならびにカテゴリーを変更した。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。