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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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(2010年9月28日 旧ブログ掲載記事)
 
2010年4月17日付の読売新聞(ネット; YOMIURI ONLINE)に、以下の趣旨の記事が掲載されていた。
 
日油愛知事業所で昨年11月、作業員1人が死亡した爆発事故で、同事業所は16日、作業手順を守らなかったことによる人災と結論づけた最終報告書を町長に提出した。
報告書によれば、火薬製造の作業手順では、混合槽に水を投入してから火薬成分を入れなければならないのに、先に火薬成分を投入したため、水分不足となった火薬成分が塊になってしまい、撹拌される際に摩擦によって発火、爆発した可能性が高いという。
撹拌は初めに手で行い、その後モーターで撹拌するが、どちらの段階で発火、爆発したかは分からなかった。
 
事故時の状況は、11月4日の日油記者会見内容として、武豊町議のブログに詳しく掲載されている。
 
着火源は、中部近畿産業保安監督部が作成した資料に、以下のいずれかだと記されている。
 
①火薬成分が撹拌機の回転軸とステーターの間に入り、摩擦により発火。
②火薬成分がアルミ製撹拌棒によって打撃あるいは摩擦を受けて発火。
他方、同じ資料に、間接原因として以下のようなことが書かれている。
□作業者には、火薬成分は湿っていれば大丈夫との思い込みがあったように思われる。誤った認識による勝手な現場の作業標準が発生しないよう、教育が必要。
□調査結果、水より先に火薬成分を投入する作業は、今回に限ったことではなかった。
 
 

(ブログ者コメント)
 
□作業手順を無視した理由は不明だが、おそらくは手順どおりにやるよりも楽だったのだろう。そうだとすれば、ちょうど11年前、9月30日に起きたJCO事故の教訓が活かされなかったことになる。JCOでは、作業を早く終わらせたいと手順に定められた以外の容器を使用したために、日本初の臨界事故を起してしまった。
□手順を無視した作業は、一度は成功しても次が成功するとは限らない。また一度無視すると、最初はちょっとした無視でも段々とエスカレートしていくものだ。日油もJCOも、普通の危険物より格段に危険度の高い物質を取り扱っていたので、そのツケが顕著な形で表れてしまったということだろう。
□湿った火薬は安全だと思い込んでいたのでは、どうしようもない。火薬類の危険性を、どこまで教育していたのだろうか?使用する側での教育以上に、製造する側では密度の濃い教育をしていると思いたいのだが・・・・。
□作業していた人は、2人とも経験10年程度のベテラン。ベテランほど自分の知識経験に頼り過ぎて作業手順を無視しやすいとは、よく言われることだが、今回もそうだったのだろうか?
 

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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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