本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年10月11日付で中日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。また10月11日付と13日付の毎日新聞福井版からも同趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前0時40分ごろ、鯖江市のK社北陸合繊工場から出火。液体状の可燃性の化学物質を扱うボイラー1基を焼いて約9時間後に鎮火した。けが人はなかった。
消防などによると、燃えたボイラーは鉄鋼製で、長さ8m、直径2.5mの円筒形。同様のものが4基並んでおり、出火時は2基が稼働していた。
うち1基が全焼、別のボイラーの配管の一部や作業場の一部を焼損した。
同工場では高機能繊維向けの特殊原糸を製造しており、燃えたボイラーは、この化学物質(サームエス600)を生産工程の熱媒体として、別棟の生産ラインに送るため加熱していた。
消防では、配管から何らかの原因で化学物質が漏れたことによる出火とみて調べている。
出火当時、関連会社も含めて42人の従業員がおり、異常を知らせるブザーが鳴ったため確認に行った従業員が、ボイラーから火が出ているのを見つけて通報。ポンプ車や化学車などの消防車計24台が出動し、延焼を食い止めた。
現場は市の文化・体育施設などが集まる地域の近くで、敷地のすぐ東側をJR北陸線が通っているが、この火事による大きな混乱はなかった。
この火災では、9月に姫路市で発生した工場火災で消防隊員らの死傷者が出たばかりであり、2次災害の発生を警戒しながらの慎重な消火活動となり、鎮火まで9時間かかったが、消防などが万全の体制で臨んだ。
化学工場の火災とあって、爆発など2次災害の危険性もあり、消防では現場で状況を打ち合わせを行った上で放水を開始した。
出火元となったボイラーには、300℃以上と高温の化学物質が循環。出火時にはその物質が漏れ出しており、空気に触れて引火する状態だった。
ボイラー全体で100トンの化学物質が循環していたため、バルブ操作でこれを40トンほどに絞った。
残った物質は冷却し、その半分を地下のタンクに移すことで被害の拡大を抑えたという。
化学物質が燃えた煙は、大量に吸えば健康に被害が出るものだったが、地域住民に対する注意喚起などは行われなかった。
現場近くに住む女性会社員(28)は「8カ月の長男がいる。注意を呼びかけてほしかった」と話した。
今回の火災について、社長は、これまでボイラーに異常はなく、年1回、外部点検を受けていると説明。「地域住民の皆さまにおわび申し上げます。再発防止策を講じていきます」とのコメントを出した。
鯖江市では、ボイラー関連の部署について緊急使用停止命令を出した。
また、化学物質や、消防活動で出た泡消火薬剤が流れ出し、近くの黒津川では、約2kmにわたり、数100匹の魚の死骸が見つかった。業者などが泡消火薬剤除去に当たった。
その後、県河川課は、同川や工場排水、死んだ魚から有害物質は検出されなかったと発表した。
魚が死んだ原因は特定できていない。工場から化学物質の流出は確認されず、酸欠で死んだ可能性があるという。
出典URL
http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/kenmin-news/CK2012101102000229.html
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20121011ddlk18040628000c.html
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20121013ddlk18040542000c.html
10日午前0時40分ごろ、鯖江市のK社北陸合繊工場から出火。液体状の可燃性の化学物質を扱うボイラー1基を焼いて約9時間後に鎮火した。けが人はなかった。
消防などによると、燃えたボイラーは鉄鋼製で、長さ8m、直径2.5mの円筒形。同様のものが4基並んでおり、出火時は2基が稼働していた。
うち1基が全焼、別のボイラーの配管の一部や作業場の一部を焼損した。
同工場では高機能繊維向けの特殊原糸を製造しており、燃えたボイラーは、この化学物質(サームエス600)を生産工程の熱媒体として、別棟の生産ラインに送るため加熱していた。
消防では、配管から何らかの原因で化学物質が漏れたことによる出火とみて調べている。
出火当時、関連会社も含めて42人の従業員がおり、異常を知らせるブザーが鳴ったため確認に行った従業員が、ボイラーから火が出ているのを見つけて通報。ポンプ車や化学車などの消防車計24台が出動し、延焼を食い止めた。
現場は市の文化・体育施設などが集まる地域の近くで、敷地のすぐ東側をJR北陸線が通っているが、この火事による大きな混乱はなかった。
この火災では、9月に姫路市で発生した工場火災で消防隊員らの死傷者が出たばかりであり、2次災害の発生を警戒しながらの慎重な消火活動となり、鎮火まで9時間かかったが、消防などが万全の体制で臨んだ。
化学工場の火災とあって、爆発など2次災害の危険性もあり、消防では現場で状況を打ち合わせを行った上で放水を開始した。
出火元となったボイラーには、300℃以上と高温の化学物質が循環。出火時にはその物質が漏れ出しており、空気に触れて引火する状態だった。
ボイラー全体で100トンの化学物質が循環していたため、バルブ操作でこれを40トンほどに絞った。
残った物質は冷却し、その半分を地下のタンクに移すことで被害の拡大を抑えたという。
化学物質が燃えた煙は、大量に吸えば健康に被害が出るものだったが、地域住民に対する注意喚起などは行われなかった。
現場近くに住む女性会社員(28)は「8カ月の長男がいる。注意を呼びかけてほしかった」と話した。
今回の火災について、社長は、これまでボイラーに異常はなく、年1回、外部点検を受けていると説明。「地域住民の皆さまにおわび申し上げます。再発防止策を講じていきます」とのコメントを出した。
鯖江市では、ボイラー関連の部署について緊急使用停止命令を出した。
また、化学物質や、消防活動で出た泡消火薬剤が流れ出し、近くの黒津川では、約2kmにわたり、数100匹の魚の死骸が見つかった。業者などが泡消火薬剤除去に当たった。
その後、県河川課は、同川や工場排水、死んだ魚から有害物質は検出されなかったと発表した。
魚が死んだ原因は特定できていない。工場から化学物質の流出は確認されず、酸欠で死んだ可能性があるという。
出典URL
http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/kenmin-news/CK2012101102000229.html
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20121011ddlk18040628000c.html
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20121013ddlk18040542000c.html
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魚田慎二
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男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
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