忍者ブログ
                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
 ブログ内検索 Site Search 
キーワードに合致した記事を検索できます(複数キーワード検索可)
 最新記事 Latest Articles 
(05/03)
(05/02)
(05/02)
(05/01)
(04/30)
(04/30)
(04/30)
(04/29)
(04/29)
(04/28)
(04/27)
(04/27)
(04/26)
(04/26)
(04/26)
(04/25)
(04/25)
(04/24)
(04/24)
(04/23)
(04/22)
(04/21)
(04/21)
(04/21)
(04/20)
 最古記事 Oldest Article 
(04/09)
(04/09)
(04/09)
(04/09)
(04/09)
(04/10)
(04/10)
(04/10)
(04/10)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
[1]  [2]  [3]  [4]  [5]  [6

2012年1月10日19時13分にNHK松山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

四国電力伊方原発3号機で平成23年12月、非常用発電機などがある原子炉補助建屋で、火災を感知する装置のケーブルなどを誤って切断するトラブルがあり、一時、中央制御室へ火災を知らせることができない状態になっていたことがわかった。

トラブルがあったのは、緊急時に3号機の原子炉を冷やすための非常用の発電機や高圧注入ポンプなどが集められている原子炉補助建屋。

四国電力によると、平成23年12月24日、原子炉補助建屋の中に外から電線を引く工事を行っていた作業員が、厚さ30cmのコンクリート製の壁に直径15cmの穴をあける際に、誤って、壁の中に埋められていた火災が起きたときの熱を感知する「火災感知器」のケーブルと、避難路を示す誘導灯のケーブルあわせて2本を切断した。

直後に、異常を知らせる信号が作動したため、復旧作業が行われたが、このケーブルにつながる火災感知器13台と誘導灯46個が機能しなくなり、およそ7時間にわたって中央制御室へ火災を知らせることができない状態になった。

四国電力では、この間、作業員が建屋の中を直接パトロールして、火災などの異常がないことを確認したという。




(ブログ者コメント)

ブログ者が勤務していた工場では、ケーブルはダクトの中を通していた。
壁の中に埋め込まれていては、ケーブル引き換えを含めたメンテナンスができない筈。 この点で、上記報道には疑問が残る。
しかし、毎日新聞愛媛版でも、「壁に穴を開けた際にケーブルを切断」と書かれていた。
委細不明。壁の中にパイプを通しているのだろうか?
   
■■■



(2012年2月14日 修正1 ;追記)
 
2012年2月10日付で四国電力HPに、事故原因が下記趣旨で掲載されていた。

○原因
調査の結果、埋設物調査のため電磁波レーダーを使用し、埋設配管と思われる影が検出された箇所を避けて、鉄筋の存在が確認されている箇所へコア抜きを行いましたが、鉄筋背面に存在した埋設配管を当該レーダーで検知できておらず、配管を切断したものと推定しました。


○対策
切断した火災感知器および誘導灯のケーブルについて、取り替えを行いました。
鉄筋背面に埋設された配管等は、電磁波レーダー等での検知が難しいことから、今後は、鉄筋を切断するコア抜きを行わないように、手順書等に反映します。


http://www.yonden.co.jp/press/re1202/1179921_1530.html
 
 
ちなみに、上記HP記事中、2011年9月2日に火災受信機に異常があり、その原因は制御カード上の錆だった旨、報告されていた。
 
読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

PR

2011年12月28日付の朝日新聞西部版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

九州電力は27日、ボイラーから蒸気が漏れて停止した相浦火力発電所2号機で、配管に長さ約2cmのヒビが入っているのを見つけた。

他に損傷がないか確認したうえで、配管を交換する。
年明けにも運転を再開する。



一方12月31日付で九州電力から、下記趣旨の内容が図解付でプレスリリースされていた。
図で見ると、漏れたのは配管ではなくボイラーチューブ1本だ。

[推定原因]
  以下の要因により、ボイラーの管が損傷したものと思われる。
   ・連結金物の溶接不良
   ・損傷箇所にかかる繰り返し応力による疲労

[対策と復旧]
   ・溶接時の品質管理を徹底
   ・損傷箇所の応力を低減する形状に見直した上で、新管に取替え
    
 ■■■

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]


2011年12月16日20時8分に、朝日新聞から図解付で下記趣旨の記事がネット配信されていた。また同趣旨の記事が、16日16時18分に読売新聞から、17日付の毎日新聞からもネット配信されていた。

九州電力玄海原発3号機の1次冷却水が漏れていた問題で、九電は16日、冷却水の放射性物質を取り除く系統へ水を導く充填ポンプの主軸が折れていたと発表した。
これで主軸が正常に回転しなくなり、主軸を覆う水漏れ防止用のメカニカルシールが破損したとみられる。
主軸を支える軸受け部の油切りと呼ばれる一部も変形していた。

水漏れは9日10時48分に起き、1次冷却水を浄化する充填ポンプ内の軸受け温度計が80℃以上になり、警報が鳴って判明した。
放射性物質を含む冷却水約1.8トンが漏れた。

九電がポンプを解体して調べたところ、16日になって直径約6~8cm、長さ2.5mの主軸が折れていることを確認した。
折れた原因は特定できていないが、金属疲労のほか、分解点検後の組み立てに問題があった可能性が考えられるという。

主軸は1994年の運転開始時から使用しており、2008年の定期検査では異常は見つからなかった。
軸の損傷は、04年3月に四国電力の伊方原発3号機、08年4月には九電の川内原発1号機でも起きている。


出典URL■■■
             ■■■
             ■■■


ちなみに、当時の状況については、12月10日付の朝日新聞(聞蔵)から、下記趣旨でネット配信されていた。

玄海原発3号機で9日、放射性物質を含む1次冷却水約1.8m3が漏れるトラブルが起きた。
九電は「冷却水は受け皿に収まっている。原子炉建屋の外への影響はない」と説明している。
九電によると、午前10時48分、冷却水をきれいにするポンプの軸受けの温度が上がったという警報が鳴ったため、ポンプを手動で止めた。
3号機は昨年12月から定期検査で運転停止中だが、冷却水の水質を管理するために、常にポンプを動かしていたという。
九電が佐賀県に連絡したのは午後5時ごろ。3号機のポンプに不具合があったことは連絡したが、冷却水の漏れには触れなかった。
九電は「よく起きている範囲の冷却水漏れだったので、連絡する必要はないと判断した」と説明している。




(ブログ者コメント)

上記の毎日新聞には、「防止策不全が問題」というサブタイトルで、以下のような記事も掲載されていた。

旧三菱原子力工業で玄海3号機と同型の原子炉設計などに携わった原子力安全基盤機構元検査員(62)は「ポンプの主軸が折れるのは大きな事故だが、過去にも例があり、驚きはない。
むしろ川内1号機で同様の事故があったのに、再発防止策がきちんと機能していない」と述べ、九電の安全管理に問題があると指摘する。


しかし、川内1号機と同じ原因で起きたトラブルかどうか不明な現状、「再発防止策が機能していない」というのは言い過ぎだろう。



(2012年4月27日 修正1 ;追記)
 
2012年4月23日22時56分にNHK佐賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

九州電力は、ポンプの軸に使われている部品が設計とは異なり、折れた部分に力がかかりやすい状態になっていたことが原因だとする調査結果をまとめた。

ポンプの軸には高い圧力で水を押し出すために羽根がついているが、九電は調査の結果、羽根を固定する部品が設計よりもわずかに大きかったことで、軸との間のすき間が狭くなり、軸に圧力がかかりやすくなっていたとしている。
こうした状態で、1次冷却水の量を調整するタンクから水の流れ込みで、軸の振動が大きくなり、軸に亀裂ができて折れたとしている。


九電は再発防止のため、同じ型のポンプを使っている玄海原発の3号機と4号機のあわせて6台のポンプの軸を交換することにしている。

出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/saga/5084646581.html
 
 
なお、九電HPには、経緯ならびに原因が下記趣旨でプレスリリースされていた。
 
定期検査をおこなっていたところ、運転中のC充てんポンプ軸受温度高の警報が発信したことから、予備機に切り替え、C充てんポンプの分解点検を実施した。
その結果、ポンプ主軸が折損していることを確認し、専門の調査施設で詳細調査を実施することとした。

 
調査の結果、主軸折損の原因は、主軸に以下の応力が重畳することにより疲労限度を超え、初期き裂が発生し、その後も振動による応力で進展し折損したものと推定される。
 
○主軸製作時の加工方法により、主軸折損部(割りリング溝部)のコーナR部の曲率半径が小さく、応力が集中する状態であったこと及び割りリングと主軸の接触により主軸に応力が発生した。
今回の定期検査では、充てんポンプの上流にある体積制御タンクが、低水位の状態でポンプを長期間運転した。このため、ポンプ入口の水平配管部にガス溜まりが発生し、このガスの流れ込みで生じた振動により主軸に応力が発生した。
 
対策として、ポンプ主軸の割りリング溝部のコーナR部について、曲率半径の寸法公差(許容される最小値)を定め、加工方法の見直しなどにより応力低減を図った対策品に取り替える。
また、ポンプへのガスの流れ込みを防ぐため、体積制御タンクを低水位で長期間運転しない運用とするとともに、ポンプ入口にベントラインを設置することとする。

 
出典URL
http://www.kyuden.co.jp/press_120423-1.html
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
九電HPのプレスリリース添付資料に、過去に発生していた四国電力伊方発電所と九電川内1号機の主軸折損事例に対し、玄海3号機でどのように評価したかが述べられている。
 



(2012年5月25日 修正2 ;追記)
 
2012年5月24日2時7分にmsn産経ニュース福井から、この事例の横展開として大飯原発でも同型ポンプの部品取替を実施した旨、ネット配信されていた。
 
関西電力は23日、大飯原子力発電所3、4号機の早期の再稼働に向けて、1次冷却水の浄化後に注水するポンプ4台の主軸部品を交換したと発表した。

九州電力玄海3号機で昨年12月、ポンプの主軸部品が、加工不良と空気が混じって揺れたため破損。経産省原子力安全・保安院が今年4月に各事業者へ同型ポンプの点検と、5月23日までの報告を指示した。

関電は、大飯など3発電所で、同型ポンプ16種類383台を保有。
このうち、高浜原発2号機のポンプ3台に振動の可能性が見つかったが、破損しないことを確認。念のため空気を抜く配管をとりつけるとした。
一方、大飯原発3、4号機のポンプ4台は今年4月までに、主軸部品を取り換えたとしている。


日本原電の敦賀原発2号機では、問題のあるポンプ2台に空気を抜く配管を設置中。
日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」では、ポンプに問題はなかった。

 
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120524/fki12052402070003-n1.htm
 
 
読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[2回]


2011年12月2日付の毎日新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。

東京電力は、1日、鹿島火力発電所4号機(定格60万KW)でボイラー内の配管に損傷が見つかったため停止したと発表した。
復旧までには半月ほどかかる見込み。

東電は11月後半に4号機の点検を実施。11月29日に発電を再開したところ、設備の巡視中にボイラー内の配管から蒸気が漏れている疑いのあることが分かり、発電を停止し、調べていた。




(ブログ者コメント)

本件、ネット検索結果、当の毎日新聞はおろか、どのメディアでもこの報道を見つけることはできなかった。
今年7月27日に起きた同じ鹿島火力4号機のトラブル(本ブログに掲載済)は報じられていたのだが、今回は、タイミング的に掲載する優先順位が低かったということだろうか?



読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]


2011年12月2日付で読売新聞石川版から、1日20時15分にNHK福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

北陸電力は1日、敦賀火力発電所2号機で部品が破損したため、同日未明に運転を停止したと発表した。
2号機は定格出力70万KWで北電の火力発電設備10基のうち最大規模。 電力供給に大きな影響はないが、復旧までに7~10日ほどかかるという。

発表によると、破損したのは、粉末化された石炭をボイラーに送り込む金属製「石炭バーナー」(幅1m20cm)。
11月30日の運転中、ボイラー下部の灰処理装置で破片が見つかり、確認したところ、24本のバーナーのうち1本で先端部が40cmほど破損していることが判明した。
火力発電所は、2年に1回の定期点検が義務づけられており、昨年1月の点検時には異常はなかったという。

バーナーの耐用年数は4~10年で、破損したものは2004年12月から使われていた。
北電は今後、全体を点検してバーナーを取り換えるなどするといい、「安全性に大きな影響はないが、保安の観点から速やかに点検すべきと考えた」としている。

敦賀火力2号機は、今年7月にもボイラー配管に損傷が見つかり、10日あまり運転を停止している。


出典URL■■■


北陸電力からのプレスリリースには、バーナーの位置などを示す構造図が掲載されている。
      ■■■



(ブログ者コメント)

7月の事例は、本ブログに掲載済。




(2011年12月8日 修正1 ;追記)

2011年12月7日18時57分に、NHK福井から事故原因に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。

北陸電力の調べでは、バーナーの側面に亀裂があるのが見つかり、ここから漏れ出した燃料が発火してバーナーの先端を傷めたことが、脱落の原因と分かった。

北陸電力はバーナーを交換、2号機のほかのバーナーも点検したが、異常がなかったため、7日午前、約1週間ぶりに敦賀火力発電所2号機の運転を再開した。


出典URL■■■



(2011年12月10日 修正2 ;追記)

12月9日2時13分には、msn産経ニュースから下記趣旨の記事がネット配信されていた。

バーナー側面の亀裂は長さ約80cm。製造時の微小なヒビが運転で広がったとみられる。

出典URL■■■



読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]


2011年9月21日付で読売新聞九州から、同日14時47分にmsn産経ニュース福岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

九州電力は21日、故障で停止していた火力発電の新小倉発電所4号機(出力60万KW)について、20日夜に通常運転を再開したと発表した。

新小倉4号機は8月23日、蒸気タービンの回転数が異常上昇した場合に非常停止させる装置が作動して自動停止した。
この装置の回転軸(長さ80cm、直径12cm)が折れており、定期点検時の据え付けに不具合があったのが原因とみて交換した。


出典URL■■■
            ■■■



(ブログ者コメント)

事故原因に関し、msn産経ニュース福岡からは以下のように報道されていた。
点検を終えて据え付ける際に、潤滑油を規定量以下しか入れていなかったということだろうか?


装置の手入れが不十分だったため潤滑油が足りず、軸に大きな力が加わって折れていたことが判明した。



読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

2011年8月18日12時16分に、msn産経ニュース香川から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

四国電力は18日、坂出発電所1号機(液化天然ガス火力)の配管から蒸気が漏洩している懸念があるため、同機を停止したと発表した。

同社によると、16日にボイラーへの補給水量が増加しているのを確認。監視を続けたが改善されないため、18日午前1時にプラントを停止して点検することにした。
同機の冷却を待って、18日中に破損が疑われる廃熱回収ボイラーの配管の目視検査などを行う。

同機は昨年8月に導入。ガスと蒸気の複合式タービンを備えた最新式で、これまでに大きなトラブルは起きていなかったという。


出典URL■■■



(ブログ者コメント)

夏場、電力不足が深刻化している中、発電所のトラブルが頻発している。 本ブログに掲載しただけでも下記。不思議なものだ。
 
  7/28 東京電力鹿島火力(ボイラー廃ガス漏れ)
 8/ 4 九州電力苅田火力(ボイラーチューブ漏れ)
  8/ 5 大飯原発(緊急冷却水系統安全弁不良)
  8/ 9 中国電力三隅火力(蒸気配管漏れ)
 8/14 関西電力堺港火力(タービン羽根損傷)
  8/17 東北電力秋田火力(蒸気配管漏れ)
  8/18 四国電力坂出火力(ボイラーチューブ漏れ)



(2011年8月30日 修正1 ;追記)

2011年8月28日7時33分にNHK松山から、29日2時15分にmsn産経ニュース香川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

四国電力によると、ボイラーチューブおよそ5600本のうち7本に穴があいたり変形したりしている個所があることがわかった。
このため修理をするとともに、配管と配管を支える支持板が振動してぶつかり損傷したとみられることから、振動を防止するために、支持板を固定する処置を行ったということで、27日午前7時52分から運転を再開した。


出典URL■■■


読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

2011年8月17日21時21分に、NHK秋田から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

16日午後1時50分ごろ、秋田火力発電所の2号機(35万KW)で、ボイラーとタービンをつなぐ配管付近から蒸気が漏れているような音が聞こえるのを、点検中の社員が確認。
調査結果、ボイラーで加熱した蒸気をタービンを通して発電機に送る配管のうち、調整弁の付近から蒸気が漏れているのが見つかり、東北電力では17日午後8時から2号機の運転を停止し、より詳しい点検と設備の修理を行うことにした。
修理には数日かかる見込み。


出典URL■■■
(NHKの記事は、1日か2日でアクセスできなくなりますので、御承知おきください)



(2011年8月20日 修正1 ;追記)

2011年8月19日19時14分に、NHK秋田から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

東北電力で詳しい点検を行った結果、配管の蒸気の流れを一時的に遮断する調節弁の溶接部分に10cmほどの亀裂が見つかったということで、18日までに配管を取り替え、安全確認を行った上で19日午前9時半、2号機の運転を再開した。
亀裂の原因について東北電力では調査中だとしているが、「震災の影響で太平洋側の発電所の多くが停止し、秋田火力発電所は例年の夏より稼働率が上がっている。そのため配管に負荷がかかっていたことは確かだ」と話している。



読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[1回]


2011年8月14日19時59分に、msn産経ニュースから下記趣旨の記事がネット配信されていた。

関西電力堺港火力発電所2号機(出力40万KW)で、13日午前10時40分ごろ、ガスタービン内の異常を示す警報が作動し、自動停止した。

 設備の冷却を待って14日昼に内部を目視で点検したところ、タービンの羽根295枚のうち一部に損傷が見つかった。
関電では今後、原因究明を進めるとともに補修作業を行うが、損傷範囲や部品の調達具合により、再開には少なくとも数カ月以上かかるという。

関電管内の8月後半の供給力見込みは2978万KW。関電では現在、原発11基のうち7基が停止しており、火力発電所を最大限活用する方針を打ち出しているが、堺港2号機の停止でさらに供給力が低下する。
 

出典URL■■■

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]


2011年8月9日13時4分に、読売新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

中国電力は、9日、島根県浜田市の三隅発電所1号機(石炭火力、出力100万KW)で配管の一部が破損したとして、10日から運転を停止すると発表した。

中電によると、ボイラーからタービンへ蒸気を送る配管で9日、蒸気が漏れているのを確認した。運転停止後、破損箇所を点検し、修理する。復旧のめどはたっていない。 電力供給への影響はないといい、関西電力への電力融通も予定通り続けるとしている。


出典URL■■■


読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[1回]


2011年8月5日0時6分に西日本新聞から、同日付で佐賀新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

九州電力は、石炭火力の苅田発電所新1号機で、4日午後3時半ごろ、ボイラーへの補給水量が増加したため、水を蒸気に変える管の一部が破損し、蒸気が漏れている可能性があると判断して、4日午後4時すぎに運転を停止したと発表した。
ボイラー内を流れる高温高圧の石炭と石灰石で配管が摩耗か破損した可能性が高いとみている。

復旧のめどは立っていない。今夏の最需要期を目前にしたトラブルで、電力不足の懸念がさらに強まった。

新1号機は、運転開始直後の2001年と2006年に配管の蒸気漏れが発生。 復旧までに2001年は1カ月半、06年は4カ月半かかっている。九電は「ほかのボイラーでは、1週間ぐらいで復旧したケースもある。できるだけ早急に復旧したい」と話している。

出典URL■■■
             ■■■


読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

2011年7月28日19時6分に、NHK水戸から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

東京電力は、神栖市にある鹿島火力発電所のボイラーが老朽化によるトラブルを起こしたため、今夜から運転を停止すると発表した。

運転を停止するのは4号機で、今月9日、ボイラーの上の部分から燃焼ガスが漏れるトラブルが見つかった。
東京電力は「すぐに運転を止めるほどの危険性はない」として、運転を続けてきたが、ガス漏れが拡大する可能性が出てきたということで、27日夜10時から運転を停止することになった。
東京電力では、運転開始から40年近く経ち、設備が老朽化したことがトラブルの原因ではないかとみており、補修作業を急いで、来月6日には運転を再開したいとしている。

今回の運転停止で最大で60万KWの供給力が減ることになるが、東京電力はこの夏の電力全体の供給力には大きな影響は出ない見通しだとしている。


出典URL■■■
(NHKの記事は、1日か2日でアクセスできなくなりますので、御承知おきください)



読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

2011年7月19日22時9分に、msn産経ニュース福井から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

北陸電力は19日、敦賀火力発電所2号機でボイラー内のステンレス蒸気管に穴が開いたトラブルは、管に混入した金属片が高温の蒸気で熱され、管を溶かしたのが原因だったと発表した。
平成21年~22年に行った定期検査での作業ミスの可能性があり、同社は混入の原因について詳しく調べる。
2号機は7日から停止していた。管交換など補修作業をした後、20日からフル稼働させる方針。


出典URL■■■


(ブログ者コメント)

当該ボイラー停止の報は、探したが見つからなかった。



読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]


2011618日付の毎日新聞静岡版ならびに17日23時6分に朝日新聞から、1839分にmsn産経ニュース静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
浜岡原発5号機で、5月14日、政府要請で原子炉停止中、炉の温度が100℃未満になる「冷温停止」に向け作業を行っていた時に、タービン復水器の細管(直径約3cm)45本が損傷し、原子炉圧力容器内に海水が推定5トン流入した事故について、中電は17日、「建設時の溶接工事の不備による」との調査結果を発表した。
中電によると、冷却装置の電気駆動給水ポンプにつながるミニマムフロー配管(直径約20cm)の先端に取り付けたキャップが脱落。水が細管に向かって噴出し、水圧で細管が損傷したとみている。
破断面付近に長年の使用で生まれる疲労模様が確認された。別の場所のキャップを切断調査した結果、同様の疲労模様があった。
このため中電は「建設当初の溶接の仕方に欠陥があった可能性が高い」と判断。詳しい原因をさらに調べている。
 


 
(2011年7月16日 修正1 ;追記)
 
2011年7月15日14時28分に静岡新聞から、また同日付の毎日新聞夕刊として、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
中電は、15日、破断して海水が漏れた細管(直径約3cm)は、損傷部分前面付近にある再循環配管(直径約20cm)の金属製のふたが外れ、そこから強く吹き出した水蒸気が当たって損傷したのが原因と発表した。
中電は、再循環配管のふたに溶接時の欠陥があり、配管内の周波数の影響で想定以上の圧力がかかっていたため、亀裂が進んで破断したと推定している。

中電によると、再循環配管のふたを調べたところ、建設時の溶接の際にできた設計許容範囲内の初期亀裂を発見した。ふたにかかる水圧は3気圧と想定しているが、配管内の周波数の影響で約3倍の水圧がかかるケースがあることが分かったという。破断して低合金製の配管のふたは3、4号機に比べて薄く、厚さ12mm。溶接初期の亀裂やふたにかかる想定以上の圧力、ふたの厚さなどの複合的要因が重なって破損したとみられる。
復水器はタービンを回した蒸気を冷やして水に戻し、再び原子炉に送る機器。これまでの中電の調査で、復水器に約2万1千本の細管が通る中、今回のトラブルで43本が損傷、2本が変形した。
中電は再発防止策として、配管のふたの溶接部分に圧力が集中しないように、溶接方法を変更するという。今後は5号機の脱塩作業を進めるとともに、同様の要因が重なる部分が3〜5号機で33カ所あるため、対策に取り組む方針。
 
 
 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

(2011年1月30日 旧ブログ掲載記事)

2011年1月29日2時8分に、msn産経ニュース福井から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

27日、高速増殖炉「もんじゅ」で、使用済み核燃料などを保管する炉外燃料貯蔵槽が空気に触れないよう密閉するプラグの取扱機の分解点検中、ドアバルブの密閉度合いを確かめる配管(ステンレス製、外径10・5mm、1・5~2m)3本が引きちぎられる事故があった。
点検はメンテナンス・廃棄物処理建物内で行っており、環境などへの影響はないという。
原子力機構によると、本来なら、配管を取り外してからつり上げなければならないところ、手順書には逆に記載されていたため、作業員がドアバルブをクレーンで持ち上げた際、バルブに固定されていた配管が引きちぎられた。
プラグ点検は今回が初めてで、手順書の間違いには気がつかなかったという。
 

(ブログ者コメント)

初めての作業の時は、緊張感もあり、また全員の神経もその作業に集中している筈。なぜ、このような単純なミスが起きたのだろうか?間接原因が気になる。

 
読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

(2010年12月9日 旧ブログ掲載記事)
 
2010年12月8日2時6分に、msn産経ニュース滋賀版から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
県環境事業公社は、12月7日、産廃処分場「クリーンセンター滋賀」で、先月8日、雨が降った際などに地下水の汚染を防ぐための遮水シート4ケ所を破損する事故があったと発表した。
発表が1ケ月後になったことについては、「周辺に影響がなかったことが理由」などと説明した。

公社によれば、10月中旬ごろから敷地内の漏水検知システムが「漏水注意」の反応を示していたため、業者に委託して反応箇所一帯を掘削して調べていたところ、8日、業者が作業中に誤って遮水シート(厚さ15mm)を4ケ所、1~10cmほど破損したという。すぐに補修テープを張る応急処置を施し、先月11日に修復作業を完了した。
今後、検証委員会が原因を探る予定。
 
 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

 通信欄 
問合せなどあれば記事末尾の読者通信欄に名前(匿名可)とメルアドを記入し ①確認ボタンをクリック ②記入欄に用件記入   ③確認ボタンをクリック ④内容がOKであれば送信ボタンをクリック    してください。     ちなみに「ご送信ありがとうございました」との返信がありますが。それは通信欄会社からの自動メッセージですので、ご留意ください。
 カテゴリー Category 
 最新コメント Latest Comments 
[06/09 ※無記名]
[06/01 ※無記名]
[02/08 ※無記名]
[02/08 ※無記名]
[01/20 ※無記名]
[08/31 ガーゴイル]
[09/27 三浦]
[03/02 南方英則]
[11/20 山城守]
[07/20 記事内容について訂正をお願いします。]
[07/16 神戸ファン]
[04/21 Rawi]
[08/12 山田晴通]
[04/24 道産子]
[04/15 道産子]
[04/15 道産子]
[04/05 道産子]
[04/02 道産子]
[04/01 道産子]
[02/27 道産子]
[02/26 愛読者]
[01/10 愛読者]
[11/07 愛読者]
[10/12 愛読者]
[08/24 愛読者]
 ツイッターなどへの接続 
 製造業ブログランキングへの接続 
下記をクリックすれば、2種類の製造業ブログランキングにつながります
にほんブログ村 企業ブログ 製造業へ
にほんブログ村 人気ブログランキングへ
 最新トラックバック 
 バーコード 
 カウンター 
 アクセス解析 
 プロフィール Profile 
HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

Template by ららららいふ / Material by 素材くん「無料WEB素材屋」

忍者ブログ [PR]