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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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(2010年11月9日 旧ブログ掲載記事)
 
2010年11月8日21時51分に朝日新聞から以下の趣旨の記事がネット配信されていた。また、11月9日の毎日新聞朝刊にも同様の趣旨の記事が掲載されていた。
 
11月8日午後4時20分ごろ、苫小牧市の港湾物流会社「苫小牧埠頭」から、倉庫で作業員が倒れたと119番通報があった。消防署員が2人を救出したが、まもなく死亡が確認された。現場の酸素濃度を測定したところ、約8%だった。
警察によると、被災者らは飼料袋の外側に付着したカビを除去するため倉庫内に入ろうと、出入り口のシャッターを開けようとしたが開かなかった。そこで、横の通用口から入ったところ、最初に入った人が突然倒れ、不審に思って後を追った人も入り口から約3mの場所で倒れた。もう一人後に続いていた人は、急いで脱出して無事だった。
倉庫(平屋、間口20m、奥行き17m)には、飼料として使うための、しょうゆ製造後の大豆搾りカスが約200袋保管されていたため、警察では、搾りカスが発酵して倉庫内が酸欠状態だった上、シャッターが開かず、換気が不十分だった可能性があるとみて原因を調べている。
 (ブログ者コメント)
 大豆搾りカスが発酵する際に、倉庫内の酸素を消費したことが原因だった可能性がある。
発酵するものとか腐るものが閉所に存在する、あるいは存在する可能性がある場合は要注意。また、鉄が錆びる際にも酸素を消費する。
よって、閉所に入る時には、十分な換気または事前に酸素濃度を測定しておいたほうが賢明だ。
 
 (修正1;2010年11月28日 追記)
 2010年11月9日付の北海道新聞の朝刊と夕刊、ならびに同日付の室蘭民報に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
 
倉庫は苫小牧港管理組合が所有し、苫小牧埠頭が飼料の保管のために使用している。
苫小牧埠頭によれば、飼料用サイロで作業する際は酸素濃度測定器を持って行くことが義務づけられているが、今回は倉庫内での作業のため、携帯していなかったという。
関係者によれば、倉庫は通常の出入り口が広く、出入りするたびに換気されるという。
労基署は、労安法で飼料貯蔵倉庫が酸欠危険場所に指定され、酸素濃度測定などの対策を義務づけられていることから、9日午後、立ち入り検査を行う。
苫小牧埠頭によると、事故のあった倉庫の扉を最後に開けたのは11月1日で、異常はなかったという。
倉庫の天井には換気扇があり、扉の開閉で換気されるため、作業中に酸素濃度測定器は使用していなかったという。
警察によると、倉庫の扉は横に開閉する鉄製の電動式。事故時、被災者Aさんともう一人の作業員(16歳)が扉を開けようとしたが開かず、被災者Bさんを呼んだ。Bさんが扉の点検のため狭い点検口から入ったが、出てこないため2人も点検口から入ったところAさんが倒れ、もう一人の作業員は逃げて通報した。
Aさんは入り口から10mほど入った地点で倒れていた。
 
(ブログ者コメント)
 
飼料倉庫は酸欠危険場所だと分かってはいても、Aさんのような状況に置かれた場合、そのことが思い浮かばず、ついつい、私でも様子を見に中に入っていくかもしれない。
入口に「酸欠危険場所」という表示があれば、思いとどまるかもしれないが・・・。
 
 
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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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