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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2021719620分にYAHOOニュース(乗りものニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

【大地震発生で石油タンクから出火】

1964(昭和39)年6161301分、新潟県下越沖を震源とするマグニチュード7.5の「新潟地震」が発生しました。

この影響で、ひと月前に完成したばかりの「昭和大橋」が落ち、近代的な県営アパートが横倒しになるなど、新潟県を中心に大きな被害に見舞われます。

加えて、この地震の直後、新潟市の日本海沿岸部にあった製油所で石油タンク5基(45000リットル2基、3万リットル3基)が一斉に火柱を上げます。

タンク内の「浮屋根」の金属シールと側壁が、地震の揺れでこすれて火花を生じ、原油に引火したことで起きた火災でした。

次々と噴き上がる黒煙は、余震によって機能不全を起こした新潟市の上空を覆います。

夜になると、さらに事態は悪化しました。
石油タンク近くの工場から別の火災が発生したのです。

さらに、炎上中のタンクが熱でこわれて油が流出。
火のついた石油は、液状化現象で湧いた地下水や津波の海水にのって燃え広がり、付近一帯は手のつけられない大火災となってしまいました。

油火災には専用の泡消火剤と化学消防車が必要不可欠です。

しかし当時の新潟市消防局に化学消防車は1台もなく、企業所有のものが3台だけ。
消火剤の備蓄もわずかでした。

これを知った東京消防庁は616日夕方、化学消防車5台と消防隊員36名を応援として出動させ、消火剤も緊急輸送することを決定します。

消火剤は東京と埼玉のメーカーで直接トラックに載せられ、パトカーの先導付きで新潟へ向かいました。

とはいえ、当時はまだ関越自動車道などなく(1985年全線開通)、一般道で約11時間以上もかかる大変な行程でした。

 

【泡消火剤を航空自衛隊で空輸せよ!】

しかし、応援が新潟に向かう間にも、火災がすさまじい勢いで広がっているとの情報が次々と入ります。

そこで東京消防庁では、航空機による消火剤の空輸を防衛庁(当時)に打診。

防衛庁は航空自衛隊の出動を決定します。

在日米空軍からも協力の申し出があったため、日米共同での空輸作戦を行うこととなりました。

地震発生の翌日、617日早朝、東京都下の在日米空軍立川基地(現在の陸上自衛隊立川駐屯地)に古めかしいプロペラ輸送機4機が集結します。

輸送機の名前はカーチスC-46「天馬」。
2次世界大戦中にアメリカで大量生産され、戦後に航空自衛隊へ供与された、製造から20年過ぎた「老兵」です。

在日米空軍からはロッキードC-130輸送機1機が、アメリカ軍提供の消火剤を積んで参加しました。

集まったC-46C-1305機は、消火剤入りポリタンクと専用の噴射ノズルを積んで立川基地を離陸します。

新潟空港は施設が破損して離着陸不能であったため、あらかじめ消火剤にはパラシュートがくくり付けられており、それを空港上空で地上へ落とす「物量投下」を実施。

こうして新潟に届けられた消火剤は、さっそく火災現場に運ばれ延焼の阻止に使われました。

そして618日午前5時、10時間以上かけて新潟市まで到着した東京消防庁の指揮の下、体制を整えた消防隊による“火災への反撃”が開始されます。

誘爆するタンクや煮えたぎる石油と死闘をくり広げる消防隊を支援するため、消火剤の空輸は続行されました。

なお、18日から輸送機の出発地は、消火剤メーカーに近い埼玉県の航空自衛隊入間基地に移されています。

 

【ベテラン機 ドラム缶の炎を目標に夜間投下を敢行】

618日から19日にかけての深夜には、航空自衛隊のC-46輸送機7機とアメリカ空軍のC-130輸送機3機による夜間空中投下が敢行されました。

投下目標は、新潟空港の滑走路上。
そこには、夜間ということで、目印代わりに炎が焚かれたドラム缶が並べられていました。

ちなみに、C-46「天馬」は、レーダーなどなく、舵も重かったといわれているため、夜間低空飛行は非常に困難であったと想像されます。

空輸作戦は619日午後まで続けられ、延べC-46×22機、C-130×5機により、約87730リットルの消火剤の空中投下を達成します。

これら自衛隊とアメリカ軍による懸命の空輸、警察の協力、そして消防隊の奮闘により、20日午前8時、火災を制圧。
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時間に及ぶ消火作業は終わりを告げました。

新潟地震では大活躍した航空自衛隊のC-46でしたが、旧式で鈍重、事故も多かったことから、評判は決して高い航空機ではありませんでした。

しかし、のちに国産のYS-11輸送機(旅客機)や、同じく国産のC-1ジェット輸送機が配備されるまで、航空自衛隊唯一の大量輸送手段として、老体に鞭打ちながら、日本の空を飛び続けたのです。

黙々と任務に励んだアメリカ生まれの中古輸送機。
いまは、航空自衛隊浜松広報館(静岡県浜松市)を始めとして、航空自衛隊美保基地(鳥取県境港市)や同入間基地(埼玉県狭山市)、同岐阜基地(岐阜県各務原市)、所沢航空記念公園(埼玉県所沢市)などで見ることができます。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ee16cb775ab6a70315c115af15f925a67315197a

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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