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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年12月26日20時2分にNHK広島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
25日、東広島市の国道を走っていた大型トレーラーの荷台から崩れ落ちた鉄板が乗用車を直撃し、2人が死亡した事故で、荷台の鉄板を固定していたワイヤーの一部が切れていたことが分かり、警察では事故原因の手がかりになるとみて、さらに調べを進めている。

この事故は25日、東広島市河内町入野の国道を走行中の大型トレーラーの荷台から鉄板25枚が崩れ落ちて、一部が対向車線を走ってきた乗用車を直撃し、乗っていた広島市のレンタカー会社の男性社員2人が死亡したもの。
警察は、トレーラーを運転していたM容疑者(34)を自動車運転過失傷害の疑いで逮捕し、事故の状況を詳しく調べている。


警察によると、トレーラーの荷台に積まれていた鉄板はワイヤーで固定されていたが、事故のあと警察で調べたところ、このワイヤーの一部が切れていたことが分かった。
このトレーラーは、縦1.5m、横3m、重さおよそ800kgの鉄板合わせて30枚を、隣接する三次市から現場近くの工業団地まで運ぶ途中だったということで、警察は運ぶ途中に鉄板の角とワイヤーが擦れるなどして切れたか、鉄板が落下した衝撃で切れた可能性もあるとみて、ワイヤーがどの段階で切断されたのか詳しく調べている。


一方、警察は26日、M運転手が勤務する福山市の運送会社「K商事」を、道路法違反の疑いでおよそ3時間にわたって捜索した。
警察によると、このトレーラーは全長が16mある特殊車両だったが、こうした車両の通行に必要な許可を県から得ていなかった疑いがあるという。
会社への捜索では、車両や走行記録や運転手の勤務状況などが書かれた運転日報など、合わせて60点を押収したということで、警察では押収した資料の分析を進めるとともに、引き続き会社関係者から事情を聞くなどして事故の原因を調べることにしている。

 
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/hiroshima/4004438161.html?t=1356551728753
 
 
また、28日18時33分にNHK広島から、29日付で毎日新聞広島版から、事故原因に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
その後の警察の調べでは、当時トレーラーには国交省の通達で義務づけらている積み荷の落下を防ぐための「スタンション」と呼ばれる鉄柱が設置されておらず、ワイヤー1本で固定されていたことが分かった。
鉄柱は、車体と積み荷をあわせて重量が一定の基準を上回った場合に、荷台の両脇に立てるように定められている。

当時、このトレーラーも基準の重量を上回っており、両脇に鉄柱8本を立てる必要があったという。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/hiroshima/4004492641.html?t=1356726889025
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20121229ddlk34040334000c.html
 
 
一方、12月27日付で読売新聞広島版から、広島県内の荷崩れ事故の状況について、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
県警によると、県内で起きた荷崩れ事故は過去10年で57件に上り、「積載方法のルール化が必要」という指摘も出ている。
 

県警によると、2002~11年に起きた荷崩れ事故の死者は3人、けが人は67人に上る。
安芸高田市では07年8月、トラックの荷台の棚が落ち、対向車の男性が死亡。08年6月には竹原市で大型トレーラーの荷台の鋼鉄製の架台が落下し、対向車の2人が死傷した。いずれも今回同様、カーブで起きた事故だった。

トレーラーは重心が高く、カーブではバランスを崩しやすいとされる。
国交省は、来年1月から重量制限を超えて無許可で道路を通行するトレーラーの所有者らの取り締まりを強化する方針だ。
 
東京海洋大の渡辺豊教授(物流安全工学)は、「減速が不十分で強い遠心力がかかったか、鉄板同士が横滑りを起こして(鉄板を固定する)ワイヤが切断された可能性がある」と指摘した上で、「荷物の積載方法については道交法などで明確な決まりがなく、運送業者や運転手任せになっている。きちんとした法整備が必要だ」とする。

 
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20121227-OYT8T01005.htm
 


(2013年3月20日 修正1 ;追記) 

2013318日付で中国新聞から、事故の直接の行為者でない運送会社の社長が逮捕されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

広島県警交通指導課と東広島署の合同捜査本部は18日、トレーラーの運転手が勤務していた福山市の運送会社「K商事」の社長H容疑者(38)を、業務上過失致死と道路法違反(無許可通行)の疑いで逮捕した。
事故をめぐっては、運転手のM被告(34)が自動車運転過失致死罪で公判中。

合同捜査本部の調べでは、H容疑者はM被告に鉄板30枚を搬送させる際、M被告が以前から危険な積載方法を繰り返していたことを認識しながら、積み荷の落下防止について具体的な指導をせず、2人を死亡させた疑い。
また、トレーラーの全長が道路法の制限を超えるのに、必要な国の許可を得ず通行させた疑い。

事故の直接の行為者でない社長の逮捕は異例。県警は、2人の死亡という結果の重大性も考慮し踏み切った。

出典URL

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201303180106.html



(2013年6月22日 修正2 ;追記)

20136211919分にNHK広島から、運転手に禁固刑が言い渡されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

広島地裁は運転手の男に対し「過失の程度は非常に大きく、厳しい非難を免れない」などとして、禁錮3年6か月を言い渡した。

判決で、岡崎裁判官は「ワイヤーロープ1本で固定しても、鉄板が落下することはないと安易に考え事故を引き起こした。わずかな手間を惜しみさえしなければ、事故を未然に防ぐことは容易だったことは明らかで、被告の過失の程度は非常に大きく、厳しい非難を免れない」と指摘した。
そのうえで「被害者は何の落ち度がないのに、突然人生を断たれた無念さは計り知れない」などとして、禁錮3年6か月を言い渡した。

出典URL

http://www.nhk.or.jp/lnews/hiroshima/4005469331.html?t=1371842941499


また621日付で読売新聞広島版からは、遺族の立場に沿った記事中、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 

2月からの公判で、検察側は、M被告が事故当日、鉄板30枚(24トン)をロープ1本だけで固定していたことや、以前にも不十分な荷物の固定を繰り返していたことを指摘。M被告は「大丈夫だろうと過信していた」「自分が横着だった」と述べた。

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20130620-OYT8T01377.htm

 





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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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