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事故が起きる原因や防止策などについて、最新の事故事例などを題材として考えています。
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2012年5月8日11時26分に中日新聞から、同日11時52分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
8日午前1時5分ごろ、愛知県西尾市の自動車部品製造会社アイシン高丘吉良工場から,「溶解炉に人が転落した」と通報があった。
中から人骨の一部が見つかり、警察は同社社員の男性(58)とみて、身元や事故の状況を調べている。
 
警察によると、溶解炉は直径1.2m、深さ2mのコップ形で埋まっているが、上部の70cmほどが床から出ている。
自動車のブレーキ部品を作るため、約1500℃の熱で鉄を溶かす。
 
男性は、別の社員(22)と2人一組で溶解炉の表面に浮いた金属の不純物を取り除く作業をしていた。
7日午後11時20分ごろ、社員が別の場所に材料を取りに現場を離れ、15分後に戻ると男性の姿がなく、溶解炉内に異物が見えたため、上司に連絡したという。

 
出典URL
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012050890112644.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120508-OYT1T00553.htm
 
 
ちなみに、5月8日16時52分に毎日新聞からは、作業状況が以下のように報道されていた。
 
2人は7日午後8時から、ベルトコンベヤーで鉄を炉に入れる作業をしており、周囲にこぼれた鉄を手作業で入れていた。
 
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20120508k0000e040215000c.html
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
昨年8月には、塩酸タンクの上部を踏み抜き、塩酸の入ったタンクの中に転落して死亡する事故が、船橋市で発生している。(既掲載)
死亡事故というもの全て悲惨ではあるが、最近のこの2つの事例は特に悲惨だ。
合掌。

 

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2012年1月18日9時35分に日本経済新聞から、また同日付の朝日新聞群馬全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
ファミリーレストラン「ガスト」駐車場のマンホールに落ちてけがをし後遺障害を負ったとして、客の男性(39)が、管理に問題があったとして、店を経営するすかいらーくに約2980万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、前橋地裁は18日までに、慰謝料など約1520万円の支払いを命じた。

判決理由で裁判官は「マンホールのふた受け部分が経年劣化で一部欠落しており、安全性に問題があった」と指摘した。

すかいらーく側は、「マンホールのふた受け部分の縁は一部劣化していたが、ふたが外れることはない、ふたの設置や管理に瑕疵はなかった」と主張したが、裁判官は「縁が一部欠落すれば、ふたが外れる可能性があり、瑕疵に該当する」と、すかいらーく側の主張を退け、男性のけがや後遺障害は転落事故によると認定した。


判決によると、男性は2006年10月15日、ガスト太田店の西側駐車場に車を止め、地下排水槽につながるマンホールのふたの上を歩いた際にふたが跳ね上がって外れ、左下半身が腰のあたりまで落下。膝などにけがをし、肩に後遺障害を負った。


すかいらーくは「判決文を読んで対応を検討したい」としている。

出典URL
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E3E5E2E69A8DE3EAE2E3E0E2E3E09191E2E2E2E2;av=ALL
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
マンホールのふたの上に乗ったところ中に落ちてしまったという事例は過去にもあり、本ブログでも1事例を紹介している。
マンホールのふた受け部分など滅多に見る場所ではないが、定期的に点検しておいたほうがよさそうだ。
 

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2011年9月3日付で、朝日新聞三河版(聞蔵)から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

豊橋労基署は、2日、T社と社長(63)ならびにT社に産業機械の設置を発注した機械設置工事会社の社長(58)を、労安法違反(労災隠し)の疑いで書類送検したと発表した。

発表によると、T社の従業員(当時57)が、昨年6月8日、田原市の金属製品製造の工場で金属を洗うための水槽(深さ約1.1m)に転落し、右足のかかとを骨折するなどして約2ケ月入院した。
しかし社長は、機械設置工事会社の社長と共謀して労災を届け出なかった疑い。容疑を認めているという。

T社は2次請負、機械設置工事会社は1次請負。いずれも「元請業者に知られると、今後、発注がなくなる恐れがある」と話しているという。




(ブログ者コメント)

建前から言えば、届け出るのが当たり前。
しかし、元請の立場に立てば、工事現場で事故が起きると工期が遅れるので、過去に事故を起こした会社への発注は極力見合わせたい、といったことが背景にあるのかもしれない。
この意味、「安全第一」はお題目ではない。経営上からもMUSTで取り組むべき課題だ。



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2011年8月9日13時20分に、NHK熊本から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

8日午後2時頃、熊本市の下水処理施設、東部浄化センターでボイラーの清掃作業をしていたアルバイトの男性(53)が高さ2mあまりのボイラーの中に頭から転落し、パイプに挟まれて動けない状態となった。
警察などがボイラーを解体して救出活動にあたり、転落からおよそ7時間後に救出して病院に搬送したが、パイプに首を挟まれていてまもなく死亡が確認された。

警察によると、当時5人で清掃作業をしていて、ボイラーの中にデッキブラシを落としたという。 警察では、落としたブラシを取ろうとしてあやまって転落したと見て、事故の原因を詳しく調べている。


出典URL■■■
(NHKの記事は、1日か2日でアクセスできなくなりますので、御承知おきください)


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20115301053分に読売新聞から、同日1335分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

29日午後11時半頃、富士市の製紙工場「丸井製紙」から「工場内の容器に作業員が転落した可能性がある」と119番があった。

警察などが調べたところ、古紙をかき混ぜて溶解する円筒形の容器の中で派遣社員(61)が倒れており、間もなく死亡が確認された。
警察は、容器に古紙を搬送するベルトコンベヤーから落下した可能性があるとみて調べている。

 
調べでは、タンクの直径は約5m、高さは床上約1m、床下に2mほどあるという。事故当時、タンク周辺では被災者1人が作業をしていた。
 
 
(ブログ者コメント)
 
1人作業中のタンクへの転落死は、今年1月15日にも発生。本ブログに「愛知の水あめ工場でタンクに転落死」というタイトルで紹介している。
 
 

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(2011年1月17日 旧ブログ掲載記事)
 
2011年1月16日10時45分に、msn産経ニュースから下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
15日午後11時35分ごろ、愛知県美浜町の加藤化学本社工場の水あめを製造するタンク内で、同社作業員(37)がうつぶせで倒れているのを同僚が発見、119番で駆け付けた救急隊が死亡を確認した。

タンクは直径2・6m、高さ約9m、転落防止用の器具は付いていなかった。被災者はタンク上部からあめの材料を入れる作業を1人でしていた。午後11時の勤務終了時間になっても事務所に戻らす、同僚が捜していた。

警察は、タンク内に誤って転落したとみて、詳しい死因を調べている。
 
 
(ブログ者コメント)
 
□日本酒の仕込み時に手すりのないタンクの縁で作業している映像を見て、落ちないか心配したことがあるが、あれと同じような感じの作業なのだろうか?
□日本酒仕込み映像のように複数の作業員がいれば、まだ安心だが・・・。
 

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(2011年1月6日 旧ブログ掲載記事)
 
2011年1月5日20時3分に、時事通信から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
5日午前7時40分ごろ、宮城県多賀城市のアズミダスキン宮城東工場で、廃水処理タンク内に従業員(62)がうつぶせに浮かんでいるのを同僚の男性が発見。119番通報した。被災者は病院に搬送されたが死亡した。

警察などによると、タンクは長さ5.1m、幅2m、高さ1.8mの箱形。内部には約1.1m深さで水が入っており、タンクの鉄製のふたが外れていた。
警察では、被災者が何かを落とし、拾おうとして転落したとみている。

工場では使用済みの業務用モップなどを洗浄しており、被災者は化学物質で汚水ときれいな水を分離する作業を担当していたという。
 
 

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(2010年12月8日 旧ブログ掲載記事)
 
2010年12月7日19時35分ならびに8日2時3分に、msn産経ニュース福井版から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
12月7日午後2時ごろ、若狭町の農業集落排水処理施設の調整槽(深さ約5m、水深約2m)で、水質調査などをしていた作業員(57)が沈んでいるのを消防が発見。引き上げられたが、すでに水死していた。
警察では、一人で調整槽の蓋を開け作業していて誤って転落したとみて調べている。

被災者は、午前8時半ごろから調査を開始。同僚が午後1時ごろ、姿が見当たらないと119番通報していた。
 
 

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(2010年12月7日 旧ブログ掲載記事)
 
2010年12月7日2時2分に、msn産経ニュースから下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
大和高田市の壁材製造業「畑中産業」で、8月、作業員(33)がセメントを貯蔵するサイロに転落し、窒息死した事故で、労基署は、6日、労安法違反容疑で同社と工場長を書類送検した。
労基署によると、同社などは、作業員に命綱を持たせるなど、必要な安全措置をとらないまま、サイロの点検作業に従事させた由。
 
本事例に関し、朝日新聞「聞蔵」奈良版に、8月10日付で下記趣旨の記事が掲載されていた。
 
8月9日午前9時15分ごろ、「畑中産業」で、セメントの粉末を貯蔵するタンクに作業員が転落。約6時間後に救出されたが、すでに死亡していた。死因は窒息死。
警察によると、タンクは高さ10m、直径4mの円筒型。底から押し出される紛末の流れが悪くなったため、タンクの縁に上がって点検していたところ、中に転落したという。
 

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 プロフィール 
HN:
魚田慎二
性別:
男性
職業:
労働安全コンサルタント
自己紹介:
千葉県市原市在住

石油化学系の会社に勤務し、製造現場で安全に関する実務に従事すること、約20年。
その間、安全活動の推進、安全基準の制定、事故原因究明と再発防止策の立案などを担当しました。
また、それらの業務を通じ、火災爆発防止、静電気、粉じん爆発、ヒューマンエラー防止などに関する様々な知識を得ました。

現在は退職後、労働安全コンサルタントとして、各種相談に応じるとともに、事故を減らすための教育啓蒙活動に取り組んでいます。



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