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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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202338635分にNHK群馬から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

7日午後4時前、群馬県桐生市にある水道施設で地下にある配管の工事をしていた男性作業員4人が相次いで倒れるなどして病院に搬送されました。

警察によりますと、このうち、前橋市の山田さん(53歳)が亡くなりました。

また、3人は病院で手当てを受けましたが、意識はあるということです。

現場は地下5メートルにある縦横3メートル、高さ2メートルほどの空間で、山田さんら2人が作業していたところ、相次いで倒れ、救助に駆けつけた別の2人も体調不良を訴えたということです。

現場からは高い濃度の一酸化炭素が検出されたということで、警察は一酸化炭素中毒の可能性があるとみて詳しい状況を調べています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20230308/1060013984.html 

 

381151分に読売新聞からは、地下にはマンホールから入ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

7日午後3時40分頃、群馬県桐生市広沢町の水道施設で、マンホールから入って地下で配水管の改良工事をしていた男性4人が体調不良を訴え、前橋市総社町植野、山田さん(53)が死亡した。

他の3人は意識はあるという。

桐生署によると、現場から一酸化炭素が検出された。

当時、山田さんは男性1人と一緒に作業していたところ、体調が悪くなり、2人が地上から救助に駆けつけたという。

同署が原因を調べている。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20230308-OYT1T50086/

 

(2025年1月12日 修正1 ;追記)

2025191559分にNHK群馬からは、マンホールの中で換気せずに発電機を使っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

おととし3月、桐生市の配水管の工事現場で地下の配管の工事をしていた作業員2人が一酸化炭素中毒の症状を訴えて病院に搬送され、このうち50代の男性作業員1人が死亡し、救助に駆けつけた別の2人も一酸化炭素中毒の症状で搬送されました。

労働安全衛生法では、換気が不十分なところではエンジンのある発電機を使用してはならないと定められていますが、事故当時、マンホールの中で換気をせずに発電機を使用させていたとして、桐生労働基準監督署は9日、会社と会社の役員を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。

桐生労働基準監督署は、認否について明らかにしていません。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20250109/1060018757.html

 

※事故の2週間後、2023324日に日経クロステックからは、エンジン式発電機を使っていた、現場には必要な有資格者が配置されていなかった、酸素計測装置も携帯していなかったなど、下記趣旨の記事が弁室のイメージ写真付きでネット配信されていた。

群馬県桐生市の水道工事で202337日、作業員4人が一酸化炭素(CO)中毒で死傷した。

換気設備を使用せず地下空間でエンジン式発電機を使用したため、不完全燃焼を起こしたとみられる。

現場には、必要な資格者を配置していなかった。

事故があったのは、桐生市広沢町の広沢配水池につながる配水管を、開削工法で新しい管に交換する工事の現場だ。

工期は20227月~233月、工事費6369万円。

K社(桐生市)が元請けとなり、1次下請けにH興業(群馬県太田市)、2次下請けにA林業(同渋川市)が入っていた。

作業員がCO中毒になったのは、配水池近くの水道管に取り付けた緊急遮断弁を維持管理するための「弁室」だ。コ

ンクリートの壁で囲まれた面積約6m2、高さ約5mの地下空間で、天井にあるマンホール蓋を開閉して出入りする。

弁室内で、水道管を支える架台の設置作業中に、ハンマードリルを使うため発電機を稼働させた。

稼働を始めてから数分たつと弁室内で作業中の2人に加え、救出するため弁室内に入った2人の計4人が相次いで体調不良を訴えた。

このうち、弁室内で作業していた1人が死亡した。

送風機による換気をしていなかっただけでなく、酸素計測装置の携帯も怠っていた。

発注者の桐生市は受注者に対し、CO中毒の恐れがある現場の安全管理について監督する「酸素欠乏危険作業主任者」の配置を施工条件として明示していた。

受注者が提出した作業員名簿には、その資格者が記載されていた。

たが事故当日、その資格者は不在だった。

元請けのK社が日経クロステックの取材に応じないので、詳細な理由は不明だ。

【死亡したのは日雇いの作業員】

・・・
(以下は有料)

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00142/01561/

 

  

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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