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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2015917日付で信濃毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

昨年9月の御嶽山噴火を教訓に、自治体向けにシェルター(退避壕)整備の指針づくりをしている内閣府などは、16日、補強した山小屋の屋根を想定した噴石の衝突実験を、防衛大学校(神奈川県横須賀市)で報道陣に公開した。

補強材料は、防弾チョッキに使われる「アラミド繊維」。

時速400km超でも破れず、実用につながる可能性を示した。


一般的な山小屋の屋根に見立てた構造物に、圧縮空気で円柱型の石をぶつけた。

構造物は、厚さ0.4mmの鋼板、防水シート、同18mmのスギ板を重ねた。

防水シートとスギ板の間にアラミド繊維のシート2枚を挟み込んだ。


この日は、

①重さ1.4kg(直径約10cm相当)の石を時速440kmで当てる

②重さ3.4kg(同 約14cm)の石を時速295kmで衝突させる

2種類を行った。

 

石は鋼板、防水シートを貫き、スギ板を壊したが、繊維シートで止まった。


内閣府によると、御嶽山の噴火では、火口約500mの範囲で直径10cm以下の噴石が多く確認された。

時速300km程度だったとみられる。


アラミド繊維は軽く、建築用ホチキスで施工しやすい。

1m2当たり1万円ほどという。

 

内閣府担当者は、御嶽山でも確認された直径30cm以上の噴石は木製の山小屋を補強しても耐えきれないとし、「大きな噴石には鉄筋コンクリートのシェルターなどが要る。コストを考えれば、小さな噴石に耐えられる施設を多く用意する考え方もある」とした。


内閣府は、今秋にもシェルター整備の指針をまとめる。

 

出典URL

http://www.shinmai.co.jp/news/20150917/KT150916FTI090024000.php

 

 

916日付で鹿児島テレビからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

桜島や口永良部島の新岳、そして、14日噴火した熊本の阿蘇山など、このところ火山の活動が活発だが、噴火が発生した場合、懸念されるもののひとつに、噴石による被害がある。

戦後最悪となった御嶽山の噴火でも、犠牲者58人のうち、実に9割の人が噴石の直撃を受けて亡くなった。

 

こうした噴石による被害を2枚の布で防ごうという実験が行われた。

実験は、内閣府と防衛大学などが共同で行ったもの。

 

御嶽山のように、3000mを超えるような火山には重機を持ち込めないことから、山頂付近にすでにある木造の山小屋の屋根を補強することで、こぶし大程度の噴石を防げないか、実験している。

 

補強する前の実験映像では、山小屋で一般的な杉板と金属の屋根ふき材だけでは、簡単に貫通する。

実験では、アラミド繊維を2枚貼り付けるだけで衝撃が吸収され、噴石は、めり込んだままで貫通しなかった。

 

一方、桜島の周辺には噴石から身を守る施設として「退避壕」というコンクリート製のシェルターが32カ所ある。

しかし、そのほとんどが40年以上経っていて劣化が進んでいることから、鹿児島市は、順次、建て替えを進めている。

内閣府でも、こうした「退避壕」の強度について、分析を進めている。

 

内閣府は、火山の避難施設を充実させるための手引きを10月末までに完成させる予定で、各自治体で活用してほしいと話している。

 

出典URL

http://news.ktstv.net/e59814.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

○鹿児島テレビからは、アラミド繊維布なしの板を石が貫通する様子を高速度撮影した映像や、発射された石がアラミド繊維布で止まっている映像などが配信されていた。

 

922日付で毎日新聞から『御嶽山噴火:こぶし大噴石、1m2に10個 噴火時の頂上周辺 予知連調』とうタイトルで、関連記事がネット配信されていた。

 

昨年9月の御嶽山噴火で、犠牲となった58人のうち33人が見つかった剣ケ峰山頂周辺で、直撃すると命に関わるこぶし大の噴石が1m2当たり10〜20個前後の密度で落ちていたことが、火山噴火予知連絡会の御嶽山総合観測班地質チームの調査で分かった。

登山者に無数の噴石が降り注いだ状況が裏付けられた。

 

産業技術総合研究所や東京大地震研究所、山梨県富士山科学研究所などでつくる同チームが8月19、20日、噴火以降、2度の調査では立ち入れなかった剣ケ峰西側を中心に、噴石の分布や堆積物の状況を調べた。

 

こぶし大の噴石(直径約6.5cm以上)が1m2内に飛んできた場合、人が直立状態では接触が避けられないとされる。

調査結果によると、こぶし大の噴石が1m2内に1個以上落ちていたのは、登山道・八丁ダルミから剣ケ峰山頂一帯と王滝奥の院、一ノ池北側付近。

噴火時に多くの登山者がいたとみられる剣ケ峰西側で最大20個、剣ケ峰山頂の御嶽神社付近などで約10個だった。

八丁ダルミの「まごころの塔」南側は1個に満たず、山頂に近付くにつれて急に噴石が増え、山頂付近では直径74cmの噴石もあった。

 

火山灰などの噴出物の厚さは、剣ケ峰西側の一ノ池南側の72cmが最高だった。

厚さ30cm以上を確認できたのは八丁ダルミから剣ケ峰、一ノ池周辺に限られ、こぶし大の噴石と同様の傾向だった。

同チームは、火口直上の地形によって噴石物の飛距離に差が出たとみている。

 

激しい噴石の落下は、生存者の証言などから、噴火後約20分間に集中していたとみられ、及川輝樹・産総研主任研究員は、「人が多い登山道に大量の噴石が降っており、大きな被害につながった可能性がある」と分析している。

 

出展URL

http://sp.mainichi.jp/shimen/news/20150922ddm041040110000c.html

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
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