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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2015918221分に共同通信から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。

91910分に読売新聞から、9182032分に朝日新聞から、9192117分にNHK青森から、919230分に産経新聞から、920日付で読売新聞青森版から、920日付で河北新報からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

18日午後3時ごろ、青森県黒石市三島宮元の市立六郷小学校の1階調理室付近で爆発があった。
爆発の規模は、調理室や4つの教室の窓ガラス計約70枚を割るほどの大きさで、壁や天井が壊れ、調理室の窓は外に吹き飛ばされ、窓のサッシは折れ曲がっていた。

この爆発で、調理室付近にいた給食の臨時調理員、木立さん(女性、55歳)が業務用冷蔵庫の下敷きになって死亡した。
また、男性作業員(47)と調理室にいた女性の調理員(45)と栄養士(44)が顔などにやけどを負い、調理室と同じ1階の教室にいた男子児童2人がガラスの破片で軽傷を負った。

警察などによると、調理室では、当時、害虫駆除が行われていた。
男性作業員が床下で噴煙式の殺虫剤に着火しようとした際、爆発が起きた。

警察が19日、消防などと共に現場検証を行った結果、調理室に隣接する部屋に設置されていた9本のガスボンベから調理室の床下に配管が通っていて、そこから可燃性ガスが漏れていた可能性があることがわかった。
床下は深さ約1.2mで、灯油の配管もあった。

18日は午前にガスボンベ数本を定期交換し、調理室では午前中に調理員が給食を作っていたという。
室内にはガス検知器があった。

学校によると、2学期が始まってから、
調理室の一部のガスコンロで火が付きにくかったり、一部児童から「(調理室に近い)トイレの回りでガスの臭いがする」などの声が上がったりしていたという。

警察は、ガスが床下に充満していたとみて、さらに詳しく事故の原因を調べることにしている。

出典URL

http://www.47news.jp/CN/201509/CN2015091801001720.html

http://www.yomiuri.co.jp/national/20150918-OYT1T50134.html?from=ycont_top_txt

http://www.asahi.com/articles/ASH9L6CTZH9LUTIL07P.html 

http://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/6085080831.html?t=1442695973864

http://www.sankei.com/affairs/news/150919/afr1509190022-n1.html

http://www.yomiuri.co.jp/local/aomori/news/20150919-OYTNT50355.html

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150920_23016.html

 

 

 

(2016年9月23日 修正1 ;追記)

 

2016917日付で朝日新聞青森全県版(聞蔵)から、過去に2度、床下に水がたまり腐食環境にあったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

事故前に2度、調理室の床下に水がたまっていたことが、市教委への取材でわかった。

床下にはLPガスと灯油の配管があり、警察は、たまった水の影響で配管が劣化し、可燃性ガスが漏れ出た可能性があるとみて捜査している。

 

市教委によると、初めて水がたまっているのが確認されたのは、2013年2月。

床下の配線工事の際、業者が見つけたという。

 

当時は原因がわからず、排水をして様子を見ることにしたという。

 

その後、14年10月に学校職員が床下を確認したところ、再び水がたまっているのを発見。

配水管の継ぎ目が壊れ、漏れていたとわかり、修理したうえで排水した。

 

市教委によると、この排水後は、爆発が起きるまで、床下に人は入っていないという。

 

 

 

(2018年3月17日 修正2 ;追記)

 

20183141234分にYAHOOニュース(東奥日報)から、漏水で床下にたまった水によってガス配管が腐食していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

事故当日に調理室床下で害虫駆除に当たった業者の作業員男性(49)が十分に安全を確認しなかった疑いが強まったとして、黒石署と県警捜査1課は16日にも、業務上過失致死傷容疑で書類送検する方針を固めたことが、14日午前、捜査関係者への取材で分かった。


事故は15年9月18日午後3時すぎに発生。

小バエなどの駆除を行おうとした作業員が深さ約1.2mの床下に入り、くん煙式の殺虫剤を擦った際に爆発が起きた。

 

黒石署や県警などの調べでは、床下にはLPガスの配管が通っており、事故後回収された鉄製のガス管の一部からは腐食やさびが見つかった。

 

事故前の13~14年には2度、配水管の漏水などによって床下に大量の水たまりがあることを学校側が確認し、排水作業を行っていた。

捜査当局は、水によって腐食した配管からガスが漏れ床下に充満した状態となり、事故につながったとみている。


黒石署と県警は、これまで関係者からの聴取を続け、今年に入ってからも、校舎を管理する学校関係者の立件を検討したが、通常の校舎点検では床下部分の見回りは行わないことなどから過失責任を問えないと判断した。

 

事故で亡くなった臨時給食員の木立さん=当時(55)=の夫は、事故から2年半でようやく捜査が終結する見通しとなったことを受け、東奥日報紙の取材に「一段落といえば一段落だが…。ただ、通常の害虫駆除を行っていたのではありえない規模の爆発が起きており、ガス漏れに気付かなかった管理者側の責任はどうなるのか、との疑問は消えない」と、複雑な胸の内を語った。

 

出典

黒石・六郷小爆発事故 死亡事故から2年半/業過致死傷疑い、作業員書類送検へ

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180314-14123457-webtoo-l02

 

 

3161724分に毎日新聞からは、作業員はガスの臭いに気付かなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

県警黒石署は16日、安全確認を怠ったとして、害虫駆除業者の男性社員(49)を業務上過失致死傷の疑いで書類送検した。

 

県警捜査1課によると、配水管の水漏れでガス管が腐食。

漏れ出たガスが床下に充満していたとみられる。

 

男性は「ガスの臭いに気付かなかった」と話しているという。

 

出典

『小学校爆発事故 害虫駆除業者を書類送検 青森県警』

https://mainichi.jp/articles/20180317/k00/00m/040/018000c

 

 

317日付で朝日新聞青森全県版(聞蔵)からは、床下にガスが溜まっているとは思わなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

作業員が勤める害虫駆除業者によると、作業員は月1回ほど調理室内で害虫を駆除していたが、当日は学校側から「小バエが出る」と言われ、初めて床下に入った。

 

担当者は「下水道などではガスが充満していないかを点検するが、床下にガスが溜まっているとは思わないので、点検しなかった」と話した。

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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