2015年9月16日付で読売新聞中部版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東海道新幹線の「N700系」の部品が走行中に落下した問題で、JR東海は15日、部品をビスで固定するために車体に開けた穴が大きすぎたのが原因と発表した。
製造時に使われていた工具に不具合があったという。
部品落下を受け、同社は、東海道新幹線全133編成の点検を実施。
同様に大きすぎる穴が他の車両の1か所で見つかり、落下防止の対策を取った。
同様の方法で取り付けている計103編成について、今年度末までに、補強措置として固定ビスを2本増やすという。
落下した部品はドアの下に4本のビスで取り付けられたステンレス製の保護板で、長さ約60cm、幅約5cm、重さ約760g。
発表によると、保護板を固定するビスの穴の直径は本来は6mmだが、落下した箇所は6.4~6.5mmだった。
日本車輌製造(本社・名古屋市)が2012年に愛知県豊川市の工場で車両を製造した際に使った工具を調べたところ、ドリルの中心が調節ミスでずれ、設定よりも大きな穴が開く状態になっていたという。
保護板は11日未明、岡山県浅口市のトンネル内に落ちていたのが見つかった。
現場は直線で、「のぞみ」で運行する場合は最高時速約300km。
保護板の状態は2年に1度の「全般検査」で目視確認しているが、直近の昨年3月11日の検査では異常は見つからなかった。
問題の車両が発見現場を走行したのは今月3日午前6時半頃が最後だが、いつ落下したかは不明という。
JR東海が保護板の欠落に気付いたのは8日の車体清掃中で、4日と6日に実施した点検では見逃されていた。
同社は、「保護板は点検項目に入っていなかった。今後の点検では、20日に1度はチェックするよう指示した」としている。
日本車輌製造は「大変申し訳ない。再発防止に努める」とコメントした。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/chubu/news/20150915-OYTNT50451.html
9月16日付で毎日新聞中部版からは、ドリルの状況などに関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東海道新幹線N700系の乗降扉の下部に取り付けていた保護板1枚(長さ60cm、厚さ2mm、約760g)とビスとナット各4本が外れた問題で、JR東海は15日、ナットを取り付ける穴を開ける際、ドリルの管理不良のため、回転が通常より大きくなり、直径が正規より広がったことからナットが緩み、保護板が外れたと発表した。
同社によると、穴の直径は通常より約0.5mm大きかった。
同社は、今年度末までに、N700系の計103編成を対象に、保護板1枚を取り付ける際のナットの数を4本から6本に増やすという。
出典URL
http://mainichi.jp/area/news/20150916ddq041040007000c.html
9月16日9時40分に産経新聞westからは、ドリルの状況に関し、下記表現の記事がネット配信されていた。
JR東海によると、保護板はねじ4本で車両に固定している。
ねじを受けるナットを車体に埋め込むため、ドリルで穴を開けた際、刃先の変形などで通常よりも穴が大きくなり、ナットが十分に固定されなかったとみられる。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150916/wst1509160025-n1.html
9月16日10時30分に朝日新聞からは、ドリルの状況に関し、下記表現の記事がネット配信されていた。
保護板を取り付けた日本車両製造で、芯がずれた管理不良のドリルが見つかったという。
穴は、そのドリルで開けられたと、JR東海はみている。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASH9H5TWLH9HOIPE01B.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。