2014年6月15日付の第3報修正5版がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第4報修正6として掲載します。
第3報(修正3~5)は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3817/
(2016年3月4日 修正6 ;追記)
2016年1月10日付の中日新聞紙面に、県警は過去の発火事故時に踏み込んだ調査をしていなかったとして責任者らを書類送検する方針だという、下記趣旨の記事が掲載されていた。
三重県警は、事前の安全対策を怠ったとして、当時の工場の責任者ら数人を業務上過失致死傷の疑いで書類送検する方針を固めた。
県警は、家宅捜索で押収した資料や専門家への聞き取りなどから、爆発の原因物質やメカニズムを解析。
捜査関係者によると、爆発事故の前にも同様の作業で複数回の発火事故を起こしており、会社側が踏み込んだ調査をしていれば危険性を予見できたとして、立件に踏み切る判断をした。
工場では、半導体の材料である多結晶シリコンを製造しており、熱交換器には、その過程で可燃性の不純物がたまる。
同社の調査委員会は、2014年6月、この不純物を洗い流す準備過程で、想定外の「爆発威力の強い化合物」が生成され、蓋を開けた衝撃で爆発したと結論づけた。
しかし、工場では、過去にも同様の作業中に発火事故を起こしていたが、水素による爆発が原因と考えて処理していたことが判明。
県警は、この発火事故の際にも爆発事故と同様の化合物が生成されていたことを特定したとみられる。
(ブログ者コメント)
同社の調査報告書については、第3報参照。
(2017年12月9日 修正7 ;追記)
2017年12月6日0時38分にNHK三重から、当時の工場長らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月5日21時47分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は5日、当時の工場長(60)と副工場長(58)が、熱交換器の内部に十分に水を加え乾燥を防ぐよう指示するなどの安全管理を怠ったとして、業務上過失致死傷の疑いで書類送検した。
一方、この工場では過去に2度、熱交換器をめぐる事故が起きていたほか、事故の半年前にはアメリカの子会社でも類似の爆発事故が起きていたが、警察は、これらの事故の仕組みは同一ではなく、爆発の発生場所や原因などが異なるため、今回の事故が十分に予見できたとは言えないとして、起訴を求めない意見をつけた。
捜査関係者は、「過失を立証することは難しい」と説明した。
出典
『三菱マテリアル爆発事故書類送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/3073268393.html
『三菱マテ工場爆発 「起訴求めず」元工場長ら2人書類送検』
https://mainichi.jp/articles/20171206/k00/00m/040/143000c
12月6日0時38分にNHK三重からは、事故の概要など、下記趣旨の解説記事がネット配信されていた。
・・・・・
この熱交換器には、両端にカバーがとりつけられていた。
一連の作業では、まず、下部のカバーがとりはずされた。
そして次に、上部のカバーがとりはずされた。
ここで、なんらかの衝撃が発火源となり、生成された爆発力の高い物質が爆発したと見られている。
・・・・・
事故報告書では、「爆発した物質の威力は、安全対策上の想定危険性を大幅に超えるものだった」と結論づけた。
「あらかじめ事故が防げたとは言えない」とするこの報告書の存在などによって、会社側の過失を証明することが極めて難しい捜査となった。
・・・・・
三菱マテリアルによると、この事故のあと、今まで人が立ち会う必要があった熱交換器の洗浄作業は、すべて自動で行うように改めたという。
また、会社では、教訓を風化させないため、爆発事故の経緯などを説明するビデオなども作り、従業員の安全教育にも力を入れているという。
出典
『爆発事故書類送検 解説』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/3073268392.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。