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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2018711日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。

第1報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8556/

 

 

(2018年9月24日 修正1 ;追記)

 

201891550分に朝日新聞から、下記趣旨の続報記事がネット配信されていた。

 

電動自転車で走行中に転倒し、抱っこしていた当時1歳4カ月の次男を死亡させたとして、神奈川県警は14日、横浜市都筑区の保育士の母親(38)を過失致死の疑いで書類送検した。

県警への取材でわかった。

 

専門家や業界団体は、乳幼児との同乗はバランスが不安定になりがちだとして、注意を促している。

 

県警都筑署によると、母親は7月5日午前8時25分ごろ、同区の市道で、次男を抱っこひもで前に抱え、左手首に傘を提げた状態で電動自転車を運転。

過失によって転倒して次男の頭を強く打ち付け、死亡させた疑いがある。

 

雨が降っていて、母親はかっぱを着ていたが、傘が自転車のフレームと前輪の泥よけの間に挟まったことでハンドルが動かなくなり転倒につながったと、署はみている。

 

母親は、前部の幼児用座席に事故当時2歳だった長男を乗せ、次男とともに保育園に送り届ける途中だった。

ヘルメットをかぶっていた長男に、けがはなかった。

 

自転車は前後に幼児用座席が取り付けられ、幼児2人を乗せる安全基準を満たしていたが、後部席には荷物を置いていたという。

 

 

【おんぶも危険 禁止ではないが、横転の衝撃大】

 

子どもを抱っこしての自転車走行で、痛ましい事故が起きた。

 

事故を起こした母親は、警察の調べに「子どもが前にいると、顔が見えて安心だった」と話しているという。

 

自転車に2人以上で乗ることは、道路交通法上、原則として禁止されている。

 

だが、子育て中の女性などからの「保育園の送り迎えができない」などの声を受け、警察庁は2008年、「幼児2人同乗用自転車」検討委員会を設けた。

 

この委員会は09年3月、「十分な強度を有する」など、幼児2人を乗せて走行できる自転車の要件をまとめた。

 

神奈川県公安委員会は、同年7月から、前後の幼児用座席に1人ずつ乗せて3人で乗ることを細則で認めた。

幼児用座席以外でも、ひもで確実におんぶすればよいと認めた。

しかし、抱っこについては定めていない。

 

警察庁によると、ほかの都道府県の規定も同様で、おんぶは認められているが、抱っこについての言及はないという。

 

一方で、2000年代に入って、両手が使える抱っこひもが広く普及した。

子育て中の人に聞くと、幼い子どもを抱っこして自転車に乗る人が少なくない実情が浮かび上がる。

 

2歳の娘がいる横浜市中区の女性(29)は、「おんぶが嫌いな子を背負って乗ると、子どもが泣くこともあって難しい」。

 

3歳と0歳の娘を子育て中の同市保土ヶ谷区の男性(34)は、「忙しい時は、ついつい抱っこして自転車で買い物に行ってしまう」と話す。

 

「おんぶだと、後ろに付けている幼児用の座席に子どもが当たってしまう」という声もあった。

 

おんぶが抱っこより安全とは限らない。

子どもの事故防止を目指すNPO法人「Safe Kids Japan」は、東京工業大と共同で、自転車が横転した際に幼児が頭部に受ける衝撃を、おんぶと抱っこで比較。

抱っこよりおんぶの方が、衝撃が約1.2倍大きいことが分かったという。

 

ただ、おんぶ、抱っことも、生後6カ月の乳児が骨折するとされる基準値を大きく上回ったという。

 

日本自転車普及協会学芸員の谷田貝一男さん(67)は、抱っこ走行について「両腕の間に幼児が挟まり、ハンドル操作が難しくなる。おんぶに比べて幼児との密着性がなく、運転が安定しない」と説明する。

 

一方で、「子どもが暴れることなどを考えると、おんぶも安全とは言えない。小さい子どもはベビーカーが一番安全です」と話す。

 

 

【1歳未満、同乗やめて」 ヘルメット・ベルト推奨】

 

幼児2人の同乗は、ただでさえ、バランスを崩しやすい。

自転車協会は手引で、ヘルメットとシートベルトの着用を薦める。

また1歳未満の乳児は、ヘルメットの首への負担が大きいとして、同乗をやめるよう呼びかけている。

 

出典

抱っこで自転車、危険 ハンドル操作、難しく 転倒し1歳死亡、母を書類送検

https://digital.asahi.com/articles/DA3S13679499.html?rm=150 

 

 

 

(2018年10月13日 修正2 ;追記)

 

201810121947分に神奈川新聞から、母親は不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

横浜地検は12日、過失致死の疑いで書類送検された母親(38)を不起訴処分とした。

不起訴の理由は明らかにしていない。

 

出典

自転車転倒、抱っこ1歳児死亡事故 地検、母親を不起訴

https://www.kanaloco.jp/article/365487/ 

 

 

 

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201891550分に北海道新聞電子版から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。

 

胆振東部地震で壊れた家具など家庭で出た「災害ごみ」を受け入れる町の集積場に、大量のごみが持ち込まれ、職員が対応に追われている。

 

中には、今回の地震と関係ないとみられるブラウン管テレビや古いソファなども含まれ、町は「地震で被害を受けたもの以外は持ち込まないで」と呼び掛けている。

 

最大震度6弱を記録した日高町は、9日朝、町内10カ所で災害ごみの受け入れを始めた。

別の災害対応で職員を配置する余裕はなく、町民自身が6種類に分別して置いていくようにした。

 

すると、地震に関係のないとみられる古い家電製品などが大量に持ち込まれるようになった。

分別する職員の手が回らなくなり、13日、集積場を富川東防災広場1カ所に集約した。

日高振興局によると、ごみの量は13日午後2時時点で、約3000トンに達した。

 

町住民課によると、町民を装い、集積場の詳しい場所を知りたいという問い合わせが、札幌など町外から5件ほどあったという。

分別担当の職員は、「地震で壊れたごみかどうか判断できない」と頭を抱えた。

 

町内の断水世帯は14日午後2時時点で843世帯。

地割れに伴う土砂災害の危険から、富川南2の66世帯119人に避難指示、平賀、富川南両地区の計50世帯212人に避避勧告が出されている。

 

吉川・住民課長は、「災害ごみ集積場をこのままにしておくわけにもいかないので、ごみ処理に職員がとられ、復旧作業や避難所運営に十分な人手を回せない。ごみを捨てる際はルールを守ってほしい」と訴える。

 

災害ごみの受け入れは16日午後6時まで。

 

出典

ブラウン管TVは「災害ごみ」ですか? 日高町の集積場「ルール守って」

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/228491/

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

写真を見ると、凹んだり泥で汚れたりしているようには見えない冷蔵庫や洗濯機などが、多数捨てられている。

 

その2日後、917日に毎日新聞から、厚真町の災害ゴミ仮置き場が満杯になっているという報道があったが、その写真をそういう目で見てみると、やはり家電製品が多い感じがする

 

北海道地震 災害ごみ満杯 厚真町

https://mainichi.jp/articles/20180917/ddm/001/040/083000c 

 

火事場泥棒的行為は、こんなところにまで・・・ということだろうか?

 

 

 

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20189151347分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

15日午前3時ごろ、東京都文京区後楽の遊園地「東京ドームシティ アトラクションズ」内にある遊戯施設「ジオポリス」の地下1階の改装工事現場で、アトラクションの交換作業にあたっていた作業員7人が体調不良を訴えた。

 

警察などによると、一酸化炭素中毒の疑いで1人が入院したが、命に別条はないという。

 

警察によると、作業員ら11人が発電機を使ってコンクリートの解体作業を行っていたところ、作業終了後に複数の作業員が「具合が悪い」などと訴え出たといい、換気の状況など詳しい原因を調べている。

 

運営会社は、原因調査や安全確保のため、15日にジオポリスで予定していたヒーローショーを中止した。

 

出典

『一酸化炭素中毒か 東京ドームの遊園地の改装工事現場』

http://www.sankei.com/affairs/news/180915/afr1809150004-n1.html

 

 

9151449分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

作業は14日午後10時から15日午前3時までで、作業員は終了直後に体調不良を訴えた。

 

『東京ドームシティ 一酸化炭素中毒か 作業員7人体調不良』

https://mainichi.jp/articles/20180915/k00/00e/040/306000c 

 

 

9151728分にテレビ朝日からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

消防によると、発電機の排ガスが地下で充満していて、一酸化炭素が検出された。

 

出典

『東京ドームシティで作業員が一酸化炭素中毒か』

https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000136330.html 

 

 

 

 

 

 

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2018914224分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

北海道で6日に発生した地震に伴う土砂崩れで、北海道厚真町では、被災者の滞在先となる“生命線”の指定避難所が倒壊するなどしていたことが14日、明らかになった。

 

日本では、森林が国土の約7割を占めており、土砂災害の専門家は「全国的に急傾斜地に近い指定避難所の見直しが必要だ」と指摘している。

 

内閣府によると、指定避難所の基準は、具体的な定めはないものの、「想定される災害による影響が比較的少ない場所」とされる。

 

今回の地震による土砂崩れで倒壊した厚真町の指定避難所も、そうした基準で選ばれたものだった。

 

しかし、住民の命を守るべき拠点が、土砂災害に巻き込まれた。

 

町は「想定外」と釈明しているが、これまでにも指定避難所が被災するケースは全国で散見され、自治体の認識の甘さが問題視されてきた。

 

平成28年4月の熊本地震では、学校を中心に柱などが損傷し、指定避難所として使えない施設が相次いだ。

 

今年7月の西日本豪雨でも、川の氾濫などの危険から避難所が閉鎖され、住民が再避難を余儀なくされるケースもあった。

 

防災科学技術研究所(茨城県つくば市)の酒井直樹主任研究員(地盤工学)は、今回の地震を踏まえ、「指定避難所の付近に山や崖などがないか、全国で点検を進める必要がある」と強調。

国が中心となって、立地に応じた避難所指定のガイドラインを示すべきだとの認識を示す。

 

自治体側も、地域の特性をより考慮して避難所を指定することが求められるとする。

 

今回のような地震による土砂災害の発生は、揺れや地盤の固さなどが影響するため、大雨に伴う場合などと異なり、予見は難しい。

 

酒井氏は、「地域住民が切迫性を感じられる指標が必要になる。避難所のそばにある急傾斜地などに、地面の動きを感知するセンサーや雨量計をローコストで設置できるようになれば、危険性を察知しやすくなるだろう」との見方を示した。

 

出典

『北海道地震で被災者の“生命線”の指定避難所が倒壊 専門家「全国的に場所の見直しを」』

http://www.sankei.com/affairs/news/180914/afr1809140042-n1.html

 

 

 

 

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20189142051分にFNN PRIME(さくらんぼテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

9142141分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

山形市の健診センターで機材の搬出作業をしていた男性(当時69)が階段の踊り場から転落死した事故で、山形労基署は13日、茨城県の運送会社と現場責任者の男性(46)を書類送検した。

 

労安法違反の疑いで書類送検されたのは、茨城県ひたちなか市の運送会社「Mロジテック」と同社の現場責任者。

 

運送会社と現場責任者は5月3日、山形市深町の山形市医師会健診センターの3階から医療機器を運び出す際、外階段の踊り場にあった間口2.7mの柵を閉めずに作業させ、転落事故の防止に必要な措置を講じなかった疑い。

 

死亡した男性は、健診センターの移転に伴い、重さ約400kgの血液分析機器を、クレーンを使って1階に下ろす作業をしていて、同僚2人と踊り場に移動していた際、約10m下の地上に転落した。

 

出典

『健診センターで作業員転落事故・茨城県の運送会社を書類送検』

https://www.fnn.jp/posts/1287SAY 

高所作業転落死で書類送検 山形労基署、茨城の会社』

http://www.sankei.com/affairs/news/180914/afr1809140040-n1.html

 

 

 

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2018914539分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

鳥取県教委は13日、9月3日に実施した県公立学校教員採用試験の筆記試験で、小学校教諭の問題に誤りがあったと発表した。

 

サマータイム(夏時間)を考慮しなかったことが原因。

担当者は、サマータイムの存在に「気づけなかった」と反省しきりで、受験した191人全員を正解にするという。

 

教育人材開発課によると、誤りがあったのは、時差を問う選択問題。

ロンドンを今年7月7日正午としたときの東京の日時を、5つの選択肢から選ばせた。

 

経度(ロンドン0°で日本135°、15°で1時間の時差)から計算すると、9時間の時差で同日午後9時を「正解」としていた。

 

しかし、実際には欧州連合(EU)の英国は、3~10月、時計を1時間進めるサマータイムを導入しており、正しい東京の時刻は午後8時で、選択肢がなかったという。

試験終了後、受験者から電子メールで指摘があった。

 

同課担当者は、「9月はじめごろ、EUがサマータイム制度の廃止を検討しているという報道が話題になっていたが、(サマータイムの存在に)気づけなかった」と説明。

問題作りの根拠となる教科書にサマータイムの記載があったことも、見逃していたという。

 

再発防止のため、試験直前の再チェックなどを検討していきたいとしている。

 

同課によると、ほかに高校教諭の理科(化学)の穴埋め問題でも、カッコ内に記載する番号を間違えるミスがあったという。

 

出典

サマータイム考慮せずに…教員採用試験でミス 鳥取

https://www.asahi.com/articles/ASL9F4R4QL9FPUUB00D.html 

 

 

 

 

キーワード;ヒューマンエラー、人的エラー

 

 

 

 

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2018915521分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が解説写真付きでネット配信されていた。

 

北海道地震で札幌市のベッドタウンが、液状化による大きな被害を受けた。

道路が陥没したり、マイホームが大きく傾いたりした光景に、住人らはショックを隠せない。

専門家は、かつてあった川沿いに被害が集中していると分析し、二次被害に注意を呼びかける。

 

札幌市東部にある清田区里塚地区は、1970年代後半から、住宅地として整備されてきた。

 

この地区で暮らす建設業の清本さん(27)は、昨年建てたばかりの2階建て住宅が、市の応急判定で「危険」とされた。

妻(28)と、「なぜ自分の家が」と頭を抱えている。

 

6日未明、清水さんは激しい揺れで目が覚めた。

恐る恐る外に出ると、雨が降っていないのに、水が激しく流れる音がする。

自宅前の道路が背丈ほど陥没し、濁流となっていた。

 

40年ローンで建てたマイホーム。

加入する地震保険では、建築費の3分の1しかカバーできない。

「先は見えないが、親も里塚で暮らし、自分が生まれ育った場所。またここで暮らしたい」と清水さんは話す。

 

市宅地課によると、里塚地区は河川を覆って地下に水路を残し、周辺から削った土砂で造成されたという。

 

30年近く住む町内会長の盛田さん(男性、74歳)は、「まさか、こんなことになるとは」と驚きを隠さない。

 

被害が大きかった地域は、約5haに及ぶ。

市が7~12日に実施した応急危険度判定では、里塚地区などの計539件中、倒壊の恐れがある「危険」は85件、「要注意」は88件あった。

 

同じ里塚地区でも、被害には大きな差が現れた。

清本さん宅から直線距離で約200m離れた近藤さん(女性、43歳)宅は食器が落ちた程度で、液状化の影響をほとんど受けなかった。

 

「同じ里塚なのに、別世界のよう。私たちは被害が少なかったけれど、避難する方や陥没した道路を見るたびに、里塚の傷の大きさを痛感しています」

 

     ◇

 

北海道大の渡部要一教授(地盤工学)は、地震直後に札幌市清田区里塚周辺の現場に入り、地面の陥没や隆起、地中から土砂が噴き出している様子などを調査した。

 

さらに12日、朝日新聞がチャーターしたヘリコプターに同乗し、上空から現場周辺を目視した。

 

渡部教授によると、現場周辺はかつて田んぼが広がり、川も流れていた。

今回、被害が大きかった住宅や公園は、かつて流れていた川沿いに集中していることが、上空からも確認出来たという。

 

「地震による液状化で流動化した地盤が土砂となって、かつての川に沿って地下で動き、それが一気に地上にあふれた。さらに、そこに水道管の破裂によって生じた水が加わったことで、泥水が道路を冠水させたと考えられる」

 

渡部教授は、さらに被害が拡大することを心配している。

「もし、この仮説通りの液状化が起こっているとすれば、土砂が流れ出た後の地下の地盤は空洞化している恐れがあり、現場周辺では、陥没などの地盤の変化を注意深く見守る必要がある」と話している。

 

出典

降雨ないのに目の前は濁流 札幌の液状化、造成の歴史は

https://www.asahi.com/articles/ASL9F5J0LL9FUTIL032.html

 

 

9102314分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

6日未明の地震で震度5強に見舞われた札幌市清田区では、内陸部にもかかわらず、臨海部や河川敷で起きやすい液状化現象が見られ、地面の激しい隆起や陥没で、地区の3割超の建物が傾くなどした。

 

専門家は、谷を盛り土で埋めた土地の特性で液状化が起きた上、揺れで抜けた水道管から漏れた水で、さらに泥化したのが原因とみており、「同様の構造の土地は多く、どこでも起こり得る」と警鐘を鳴らす。

 

6日未明、丘陵地帯にある清田区里塚地区。

会社員の丸山さん(女性、30歳)は、揺れで飛び起きて1階に下りた瞬間、床に違和感を覚えた。

玄関を出て家の様子を見ると、左に傾いている。

再び家に戻り、ビー玉を探し出して置くと、勢いよく転がった。

 

傾きは、日を追うごとにひどくなっているように感じている。

「大きな余震がきたら危ない」。
心配そうにわが家を見つめた。

 

市によると、建物の危険度を見る応急危険度判定で「危険」とされたのは83戸に上り、「要注意」も84戸で、問題が生じた建物は地区内の3割超に達する。

水道管3カ所のつなぎ目が抜けているのも確認された。

 

清田区では、昭和43年と平成15年の2回の十勝沖地震でも、液状化が見られた。

市によると、地区は、沢が流れる谷地を山から切り出した土で埋める「谷埋め盛り土」という手法で造成されたという。

 

地質学の専門家、横山芳春・地盤ネット総合研究所技術副本部長(40)は、「かつて谷だった地域に台風による大量の雨水が集約し、液状化が発生しやすい条件だったところへ、地震がきた」とみる。

 

水道管の耐震化が進んでいないのも、被害を拡大させたとみられる。

8日に現地調査した京都大学防災研究所の釜井俊孝教授(斜面災害研究センター長)は、水道管のつなぎ目が外れ、「大量の水が地盤に入り込み、地滑りが起きた」とみている。

 

札幌市内の水道管は、計約6000km。

耐震化は年1.5%しか進まず、28年時点で25%にとどまる。

市水道局は、「費用だけでなく、工事をする職員や業者の数の面でも限界がある」と、難しさを挙げる。

 

釜井教授は、谷埋め盛り土は東京都内など関東でも多く行われているとして、「首都直下地震などで、どこでも起こり得る災害だ」と指摘。

 

札幌市水道局は、「液状化が3度も起きたことを考慮し、水道管の耐震化計画を、今後、検討したい」としている。

 

出典

『内陸部でなぜ液状化? 札幌市清田区、谷地に盛土 耐震化遅れた水道管も被害拡大』

https://www.sankei.com/affairs/news/180910/afr1809100043-n1.html

 

 

 

 

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2018914日付で毎日新聞東京版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

気象庁は、海面の最高潮位の記録について、3時間の平均水位「平滑値」を取りやめ、3分間の平均水位「瞬間値」で示すと発表した。

 

短時間で水位が急激に変動した場合に、実際の測定値よりも潮位が低く数値化されるのを抑える狙いがある。

 

潮位は、基準となる海面の高さをもとに計測した水位から、波などの短い周期の上下変動を除いて算出する。

 

気象庁は、これまで、平滑値の最大値を最高潮位として、ホームページで公表していた。

 

しかし、今月、近畿地方を中心に大きな被害をもたらした台風21号は、日本付近の移動速度が約60km前後と速く、水位が短時間で急激に変動した。

関西国際空港は、高潮の影響で冠水した。

 

ただ、近くの大阪市では、瞬間値で過去最高を上回る329cmを観測しながら、平滑値は235cmにとどまるなど、データの取り方によって大きな開きが出ていた。

 

ほかに瞬間値が過去最高潮位を超えたのは、

神戸市    (233cm)

和歌山県御坊市(316cm)

同県白浜町  (164cm)

同県串本町  (173cm)

徳島県美波町 (203cm)

の5地点だった。

 

最高潮位を平滑値で示すことで、防災上の危険も「過小評価」されかねないことから、気象庁は、リアルタイムの計測値に近い瞬間値が、過去の最高潮位を一度でも上回った場合、記録を更新したと判断することを決めた。

 

この基準を台風21号に適用すると、大阪市など6地点について、最高潮位の記録を暫定的に更新したことになる。

 

今後、最高潮位記録を瞬間値で示すことを決めたことについて、気象庁の担当者は、「台風21号の高潮は、短時間でみれば、第2室戸台風(1961年)に匹敵するほど大きく、より実態に合った数値をいち早く出すことを優先した」と説明。

 

今後、過去の潮位データの精査を進めて、各地の最高潮位の更新作業を進めることにしている。

 

台風21号で瞬間値が過去の最高潮位を更新した6地点

(1)大阪市港区   329cm(第2室戸台風で293cmを観測)

(2)神戸市中央区  233cm(第2室戸台風で230cmを観測)

(3)和歌山県御坊市 316cm(2014年台風11号で163cmを観測)

(4)同県白浜町   164cm(11年台風12号で152cmを観測)

(5)同県串本町   173cm(14年台風18号で161cmを観測)

(6)徳島県美波町  203cm(14年台風11号で167cmを観測)

 

※気象庁調べ。カッコ内は過去の最高潮位(平滑値)

 

出典

『最高潮位の過小評価回避 実態に合うよう3分の平均値に』

https://mainichi.jp/articles/20180914/ddm/013/040/017000c

 

 

 

 

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2018915614分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

和歌山県警は15日、警備部機動隊の20代の男性巡査が、和歌山市内を走行中の警察車両から実弾入りの拳銃1丁を路上に落として一時紛失し、約1時間20分後に住民が拾得物として届け出たと発表した。

 

和歌山市で14日に開かれた自民党総裁選の決起集会に出席した安倍晋三首相らが移動する際の車列を警護中だった。

 

県警によると、巡査は私服で警察車両に乗り込み、同日午後7時50分ごろ、同市橋向丁(はしむかいちょう)の県道交差点を走行中、一般車両を制止しようと、助手席から身を乗り出した。

 

その際、左脇の拳銃ホルスターが窓に引っかかって留め金が外れ、拳銃が窓から路上に落ちたという。

 

県警は約50人態勢で捜したが見つからず、散歩中に付近で拾った住民男性が午後9時10分ごろ、捜索中の警察官に届け出た。

 

男性は午後8時ごろに、交差点そばの歩道で拳銃を発見したという。

拳銃には実弾が装填されていたが、使われた形跡はないという。

 

巡査は、今回が初めての要人警護。

落下防止のために拳銃とベルトをつなぐひもは装着されていなかったが、私服の場合は装着の義務はなく、県警は、携帯方法に不適切な点はなかったとしている。

 

県警は、15日午前2時半から記者発表。

県警の的場警備課長は、「このような事態を招き、大変遺憾。再発防止に努めたい」とのコメントを出した。

 

出典

『首相車列警備で拳銃落とす 和歌山県警巡査、住民拾う』

http://www.sankei.com/west/news/180915/wst1809150013-n1.html 

 

 

9151740分に産経新聞westからは、落とした際のやや詳細な様子が、下記趣旨でネット配信されていた。

91609分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察によると、最後尾の車両に乗っていた巡査は助手席の窓から身を乗り出し、身ぶり手ぶりを交えながら車載マイクも使い、進行方向左側の路地から来ようとする一般車両に停止を呼び掛けていた。

 

座席に戻る際、左脇の拳銃ホルスターの留め金が窓枠に引っ掛かって外れ、拳銃が窓から落ちた。 

 

国家公安委員会規則では、私服の場合、つりひもの装着義務はないが、県警によると、自己判断でつけている警察官も多いという。

 

県警警備課は、「つりひもをつけていれば防げた事案」とし、今後、私服警察官にもひもの装着を義務づける方向で検討している。

 

出典

『男性巡査、要人警護の経験なかった』

http://www.sankei.com/west/news/180915/wst1809150056-n1.html 

『拳銃落下 つりひも装着徹底へ 和歌山県警、私服警官にも』

 https://mainichi.jp/articles/20180916/k00/00m/040/162000c

 


9
18195分に朝日新聞からは、発見した男性への取材記事が、下記趣旨でネット配信されていた。

 

拳銃を発見した市内の自営業の男性(78)が18日、朝日新聞の取材に応じた。

 

男性は14日午後8時ごろ、日課の散歩に出かけようと家を出た。

 

家を出てすぐ、和歌山市橋向丁の交差点付近の歩道に黒光りするものがあった。

暗くてよく見えなかったが、近づくと拳銃のようだった。

重量はあったが、精巧にできたおもちゃだと思った。

 

男性は拳銃を拾い、ポケットに入れて1時間ほど散歩を続けた。

帰宅したのは午後9時前。

拳銃を一度家に置き、街路樹の水やりをしたが、私服警察官と思われる男性2人組が何かを捜すように近所を歩いていた。

 

男性は、拳銃を捜しているのではないかと思い、午後9時5分ごろ、拳銃を持ち近所の大橋交番に向かった。


交番近くには、5人ほどの警察官が集まっていた。

警察官に「捜し物はこれですか」と渡すと、「あ、これや」と、警察官は驚いた様子で受け取ったという。

 

出典

拾った拳銃、おもちゃかと 警官に渡すと「あ、これや」

https://www.asahi.com/articles/ASL9L52GYL9LPXLB00P.html 

 

 

915115分に産経新聞westからは、捜索の様子などについて、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

「落とし物を捜している。家の中を少し見せてもらえないか」。

警察官に尋ねられた60代の女性は、「捜しているのが、まさか拳銃だとは思わなかった」と言葉を失った。

 

和歌山市で15日、警察官が拳銃を落とし、発表があったのは発生から6時間以上経過した後。

事実を知った近隣住民は、驚きの声を上げた。

 

現場は、和歌山市の中心市街地と阪和自動車道を結ぶ片側2車線の道路で、昼夜を通して交通量は多い。

周辺には金物屋や工具店が立ち並ぶ。

 

女性は現場近くに住み、14日午後8時半ごろ、自宅から出て、多くの捜査車両が横付けされているのに気付いた。

「最初は、事故で交通整理をしていると思った」。

数人の警察官が、自宅敷地の暗がりなどを懐中電灯で照らしていたという。

 

近くで金物屋を営む別の男性は、朝にニュースを見るまで、状況を知らなかった。

「恐ろしい。知らせるのが遅すぎだ」と憤る。

 

男性巡査が拳銃を落としたのは14日午後7時50分で、午後9時10分ごろに拳銃を回収したが、県警の発表は翌15日午前2時半になってから。

記者発表の中で、県警幹部も「捜索に重点を置いていたのは事実で、発表が遅くなり、申し訳ない」と陳謝した。

 

出典

『「まさか拳銃とは」住民驚き 和歌山県警発表は6時間後』

http://www.sankei.com/west/news/180915/wst1809150030-n1.html 

 

 

 

 

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20189141123分に北海道新聞電子版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

14日午前11時45分ごろ、胆振管内厚真町浜厚真の北電苫東厚真火力発電所で、点検作業中の男性社員(24)が機械に右足を挟まれた。

男性はドクターヘリで札幌市内の病院に搬送されたが、命に別条はないという。

 

警察によると、男性は、胆振東部地震の影響で運転停止中の発電所2号機の外部にある、地上約30mの排気ダクト上部で、排気量を調整する装置を点検していたところ、調整弁を動かす金属製アームが急に作動し、転落防止柵の間に右足を挟まれた。

骨折の疑いがあるという。

 

北電の真弓社長は14日の記者会見で、「復旧工程に影響がないように、安全管理の徹底を指示した」と述べた。

 

出典

苫東厚真火発、点検中の社員けが

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/228493/ 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

排ガスダンパーの作動点検中、現場とコントロールセンター間で意思疎通がうまくいかなかった・・・そんな可能性も考えられる。

                      

 

 

 

 

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20189141643分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

9151226分に下野新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

14日午前3時20分ごろ、栃木県栃木市大平町土与(どよ)で、通行人から「電柱から火が出ている」と110番通報があった。

 

電柱上部のカバーが燃えており、火は約45分後に消し止められた。

延焼はなく、けが人もいなかった。

 

警察と東京電力によると、同市大平町、境町、沼和田町の合わせて1114戸が一時停電した。

ほとんどは5分以内に復旧したが、全戸で復旧したのは約1時間後だった。

 

出火したのは、地上12mにある絶縁用のゴム製カバー。

鳥が電柱に巣を作っており、巣作りに使われた針金が設備に接触したのが出火原因とみられ、警察が詳しく調べている。

 

出典

『栃木の電柱火災で1000戸超が一時停電』

http://www.sankei.com/affairs/news/180914/afr1809140019-n1.html 

電柱から出火、栃木市内で一時停電 カラスの巣が原因か

https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/75003 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

下野新聞に当該電柱の写真が掲載されている。

その写真を見ると、電線と電線を接続する部分の絶縁カバーが燃えた模様、

 

 

 

キーワード;小動物

 

 

 

 

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20189131648分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

横浜市西区北軽井沢の市営バスの停留所で、停車したバスがふさいだ横断歩道の後方を渡った女児がはねられ死亡した8月の事故を受け、横浜市が市営バスの他の停留所を調査した結果、横断歩道上にバスが停車して客が乗降している停留所が18か所あることが判明した。

市への取材でわかった。

 

林市長は12日の定例記者会見で、事故が起きた停留所は「大変危険な場所にあった」とし、「本当に悲しく、申し訳なく、残念でならない。申し訳ございません」と遺族らに謝罪。


危険な停留所について検証し、「交差点の安全性の向上に取り組む」と、対策を検討する方針を示した。

 

事故が起きた停留所は約55年前に設置され、横断歩道まで約5m。

死角ができないように、30m前後離すことを求めた現在の基準に適合していない。

 

市交通局は約2580か所の市営バスの停留所を調査し、横断歩道上に停車しているのは18か所だった。


30m前後以内の停留所はさらにあるとみられ、さらに調査を進める。

 

出典

横断歩道上の「危険なバス停」、横浜に18か所』

https://www.yomiuri.co.jp/national/20180913-OYT1T50091.html 

 

 

少し前、971316分に神奈川新聞からは、下記趣旨の詳細な記事が現場写真や状況説明図付きでネット配信されていた。

 

現場は停留所と横断歩道が近接しており、ドライバー側の死角になりやすいことから、近隣住民には危険な交差点と認識されていた。

 

死角ができないよう、停留所と横断歩道に一定の間隔を設ける現行の基準も満たしていない。

 

悲惨な輪禍を二度と繰り返すまいと、市交通局は、停留所の移設を視野に検討に着手。

警察も、同様の交差点の実態把握に乗り出した。


警察によると、事故は30日午後4時20分ごろに発生。

現場は信号機のない五差路交差点で、角に停留所がある。

 

女児は外出先からバスで帰宅する途中だった。停留所と横断歩道との間隔は約5mと近接。

このため、事故当時、縦長で高さのあるバスの車体は、横断歩道をまたぐ形で停車していた。

 

女児は降車後、バスの後方を回って横断しようとしたところ、対向車線の軽ワゴン車にひかれたとみられる。


運転していた自営業の男性(35)は、「女児に気付いた時には、ブレーキが間に合わなかった」と供述。

現場の制限速度(時速30km)を超える「時速35kmぐらいで運転していた」とも話している。


道交法は、横断歩道を渡ろうとする人の有無が分からない場合、ドライバーに徐行を義務付けている。


警察幹部は、「(軽ワゴン車は)徐行するのを怠った。加えて、停車していたバスが死角になり、横断する女児に気付くのが遅れたのではないか」との見方を示す。

 

 

【基準】

 

県警によると、これまでに、この交差点で死亡事故などはなかった。

ただ、停留所と横断歩道が近接している形状に加え、近くの渋滞箇所を回避するための抜け道として利用され、交通量は少なくないという。

 

こうした点を踏まえ、市営バスの関係者は、「バス停車時には、必然的に対向車にとって死角になりやすく、危ない箇所と認識している運転手はいた」と証言する。


そもそも、バスの停留所の設置にあたっては、1997年に警察庁と運輸省(当時)が死角をなくすために、「信号機のない横断歩道から30m離す」、「交差点から30m離す」などの基準を設けている。


事故現場の停留所は、この基準を満たしていない。

ただ、この停留所は基準ができる前の63年ごろに設置されたとみられ、県警交通規制課は「法的な問題はない」としている。

 


【対策】

 

幼い命が失われた事故を受け、県警や市など関係機関は、この交差点の改良を検討する協議会を、近く開催する方針。


市交通局は、この停留所について、移設を含めた検討を開始したと明かすとともに、管理するすべての停留所2582カ所を点検する方針だ。

 

担当者は、「ほとんどの停留所が基準前に設置されたとみられ、問題があれば改善を検討する」としている。

 

事故の直後から、停車しているバスの前後から道路を横断しようとする際の危険性や注意事項を周知する車内放送も始めた。


県警も県内全域で、停留所と横断歩道が近接している箇所の実態把握を進め、事故防止を徹底する考えだ。

 


【「いつか事故起きるのではと」悲しむ住民】

 

・・・・・

 

この交差点を巡っては、子どもたちが事故に巻き込まれる危険性があるとして、2016年に行政や警察、保護者らでつくる地元のスクールゾーン対策協議会の要望に基づき、横断歩道の移設で死角をなくしたり、歩行者が滞留できるスペースを確保したりするなどの改善策が検討されたが、具体的な取り組みには結びついていなかった。


・・・・・

 

出典

【小5女児事故死】交差点に潜む危険 横断歩道至近にバス停

http://www.kanaloco.jp/article/358750 

 

 

 

 

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20189131122分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

車と歩行者の死亡事故を1時間あたりの発生件数でみると、日没前後の薄暮の時間帯は、昼間より約4倍多いことがわかった。

 

警察庁が、昨年までの5年間に発生した死亡事故の詳細を初めて分析し、13日、発表した。

 

薄暮時間帯の死亡事故は、10~12月にかけて急増する。


警察庁は、「視界が徐々に悪くなり、車や歩行者、自転車の発見が互いに遅れたり、距離や速度が分かりにくくなったりする」として、車の前照灯を早めに点灯し、歩行者は明るい服装をして反射材を活用するよう、呼びかけている。

 

2013~17年に発生した1万9754件の死亡事故を調査した。

 

時間帯別にみると、日没前後の2時間の薄暮時間帯は、車と歩行者の死亡事故が53%を占めた。

 

車と歩行者の死亡事故を1時間あたりの発生件数で比べると、薄暮時間帯は681.5件で、昼間(11時間)の167.7件の約4倍。

夜間(11時間)の321.1件と比べても、2倍を超えた。

 

薄暮時間帯の車と歩行者の死亡事故のうち、86%は横断中の発生が占めた。

 

歩行者が横断した場所の内訳をみると、横断歩道以外が79%に上った。

その中で、約7割の歩行者は、走行中の車の直前や直後の横断のほか、飛び出しや斜め横断などの法令違反をしていた。

 

警察庁は、薄暮時間帯に信号機がない横断歩道で発生した140件の死亡事故も調べた。

 

道路交通法は、車が横断歩道に接近する場合、直前で停止できる速度を義務づけている。

しかし、ドライバーが歩行者を認知した時点の速度は、時速40~60kmが多かった。

 

警察庁は、「歩道手前で減速して、歩行者を優先する義務を改めて知ってほしい。歩行者は、横断時や車とすれ違う際に、昼間より注意が必要」としている。

 

出典

薄暮の死亡事故、昼間の4倍 警察庁が初めて詳細分析

https://digital.asahi.com/articles/ASL9D52ZCL9DUTIL032.html?rm=392 

 

 

 

 

 

 

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2018913959分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

石川県の金沢西高校1年の野球部の松平さん(当時15歳)が昨年11月、川に落ちたボールを拾おうとして転落し、死亡した事故で、金沢西署が遺族の刑事告訴を受理していたことが12日、捜査関係者への取材でわかった。

受理は8月28日付。

 

県警は、野球部監督らを業務上過失致死容疑で捜査しており、容疑が固まり次第、同容疑で書類送検する方針。

 

捜査関係者によると、告訴の対象は、同校野球部の監督と部長、副部長の3人。

県警は事故直後から捜査し、監督らが事故の危険性が予期できたにもかかわらず、対策を怠った疑いがあるとみている。

 

事故当時、同校は取材に対し、川に落ちたボールを拾わないよう部員に周知する指導が以前はあったが、近年は指導が形骸化していたとの認識を示していた。

 

事故は昨年11月5日午前、金沢市鞍月の同校裏手を流れる新大徳川で発生。

野球の練習試合中、松平さんが岸辺の柵(約70cm)を乗り越えて川に落ちたホームランボールを拾おうとした際、足を滑らせて転落した。

松平さんは意識不明の重体で病院に搬送され、2日後に死亡した。

 

出典

『川の球拾いで野球部員転落死、監督ら書類送検へ』

https://www.yomiuri.co.jp/national/20180913-OYT1T50026.html

 

 

9131019分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

事故は昨年11月5日午前10時半ごろ、同校グラウンドに隣接する新大徳川(水深約2.5m)で発生。

 

男子生徒は、練習試合中に外野ネット(高さ約8m)を越えて川に落ちたホームランボールを拾おうとした際、誤って川に転落。

2日後に搬送先の病院で死亡した。

 

父親は取材に、告訴した理由について「このままでは事故が風化してしまいそうだと感じた。息子は先輩たちをまねてボールを拾っただけ。指導者には、部員を指導監督し安全を守る責任があることを第三者に判断してほしい」と話した。

 

出典

『球拾いで川に転落・死亡 野球部員遺族が監督ら告訴』

https://mainichi.jp/articles/20180913/k00/00e/040/229000c 

 

 

913日付で中日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

関係者によると、監督は2015年3月に、自身がボールを拾おうとして川へ転落。

その経験を踏まえ、松平さんが入部する以前は、ガードレールを越えて川に落ちたボールを拾わないよう、全部員に注意していた。

 

指導は次第におろそかになり、松平さんら当時の一年生部員には、川へ落ちたボールを無理に拾う必要がないことを知らせていなかった。

 

父親は、「息子が亡くなった責任をうやむやにしたくなかった。指導がどうだったか、判断してほしい」と、告訴に踏み切った思いを語った。

 

出典

野球部員転落死で告訴 父親 金沢西高指導者3人を

http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2018091302100014.html 

 

 

 

(2018年11月4日 修正1 ;追記)

 

20181131857分に読売新聞から、監督らが書類送検されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

金沢西署は2日、同校野球部の監督ら3人を業務上過失致死容疑で書類送検した。

 

発表などによると、書類送検されたのは、同校野球部の50歳代男性監督のほか、部長と副部長の計3人。

3人は、川に転落した際の危険性を予期できたにもかかわらず、川に落ちたボールを拾わないようにするなどの安全周知を怠った疑い。

 

同署は、3人の認否について明らかにしていない。

 

・・・・・

 

県は事故後、水難救命用の浮輪を配備したが、父親は「落ちた後の対策にはなっているが、転落の防止にはなっていない」と、対策の甘さも感じる。

 

第三者による調査を求め、事故から約1年で書類送検に至った。

「やっとスタートラインに立った。息子は勝手に死んだのではない。代弁者になってやらな」と声を振り絞った。

 

出典

『ボール拾おうとして川に転落死監督ら書類送検』

https://www.yomiuri.co.jp/national/20181103-OYT1T50000.html?from=ycont_top_txt 

 

 

112227分にNHK石川からは、事故後にとられた再発防止策が下記趣旨でネット配信されていた。

 

・・・・・

 

事故を受けて県教委は、ことし9月、男子生徒が転落した学校前を流れる新大徳川に、およそ40m間隔で、救命用の浮き輪を7か所に設置した。


このほか、新大徳川にかかる学校近くの無量寺大橋から藤江橋にかけての、およそ2.3kmの川沿いに、県はこれまでに、川に入らないよう10基の看板を設置して注意を呼びかけていたが、今年9月には新たに11基を設置して、注意喚起を強化した。

 

出典

高校球児転落死 監督ら書類送検

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/20181102/3020000223.html 

 

 

 

(2019年8月26日 修正2 ;追記)

 

2019823192分にNHK石川から、3人とも不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

転落を防ぐ安全対策を怠っていたとして、業務上過失致死の疑いで書類送検された野球部の監督ら3人について、金沢地方検察庁は22日付けで不起訴にした。

検察は不起訴の理由を明らかにしていない。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/20190823/3020002563.html

 

 

 

 

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2018913日付で秋田魁新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

秋田県由利本荘市石脇の本荘港で今年2月に風力発電機(風車)の羽根が破損し、部品が落下した事故で、事故3日前に落雷を受けた際、事業会社「羽後風力発電」(茨城県)が目視点検しか行っていなかったことが、12日までに分かった。

 

同社は、「目視では損傷を発見できず、(損傷が)拡大して事故につながった。今後は精密点検も行う」としている。


同社によると、2月14日夜に落雷により発電機が自動停止。

 

翌15日朝に技術担当者が地上から目視で点検し、損傷がないと判断して、同日中に運転を再開した。

 

3日後の17日朝、羽根3枚のうち1枚が根元付近で折れ、部品が地上に落下した。


事故後の調査で、羽根に直径約10mmの穴や亀裂が生じていたことが判明。

こうした事態を受け、同社は保安規定を見直し、今後は目視点検だけでなく、ファイバースコープを使って羽根の細部まで点検することにした。

 

同社は、「地元住民に多大な迷惑をおかけし、申し訳ない。二度と事故を起こさないよう、安全第一で運営したい」としている。


現場では8月末から復旧工事が行われ、10月にも運転が再開する見通し。

 

出典

『事故3日前点検、目視しか行わず 2月の本荘港風車部品落下』

https://www.sakigake.jp/news/article/20180913AK0015/

 

 

 

 

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20189142146分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

鳥取市は14日、同市用瀬町鷹狩の下水処理場から推計約3万ℓの汚水が漏れ出し、河川に流出したと発表した。

 

市は、設備の清掃・点検をしていた作業員のミスが原因としており、汚染の状況や人体への影響について調べている。

 

市によると、13日午後4時15分ごろ、汚水がたまる水槽の清掃や点検のため、民間の整備会社の作業員が水位計のブレーカーを切った。

 

終了後に再び入れるのを忘れたため、水槽内の汚水を送り出すポンプが作動せず、施設内にあふれ出した。

 

約16時間後の14日朝になって作業員が気付き、ポンプを稼働させた。

汚水は地面を伝って、近くの才ケ谷川や千代川に流出した。

 

整備会社の担当者は、「単純な人的ミスで住民に不安を与え、大変申し訳ない」としている。

 

出典

『下水処理場で汚水流出 作業員ミス、鳥取』

http://www.sankei.com/west/news/180914/wst1809140100-n1.html 

 

 

 

 

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20189131534分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

13日午前9時半ごろ、神戸市垂水区青山台7、ショッピングセンター「A店」敷地内の段ボール置き場で、停車中のゴミ収集車から人の手が出ているのを従業員の男性が見つけ、119番した。

 

駆け付けた救急隊員らが収集車の中から男性を救出したが、死亡していた。

 

警察によると、男性は60代くらい。

1人で段ボールを回収しにきていたとみられる。


店舗内の防犯カメラには、同日午前8時ごろに、段ボールを持って運んでいる様子が写っていたという。

 

警察は、回収作業中に積み込み装置の回転板に巻き込まれた可能性が高いとみて、男性の身元の特定を急いでいる。

 

出典

『ゴミ収集車から人の手 男性死亡、作業中に巻き込まれたか』

https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201809/0011635890.shtml

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

ダンボールを束ねていたヒモに手が絡んで・・・ということだろうか?

それとも、一旦放り込んだものを引き出そうとして・・・ということだろうか?

あるいは・・・・・。

 

 

 

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2018913852分にNHK滋賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

9131254分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

13日午前2時20分ごろ、JR東海道線の草津駅と栗東駅の間の線路ののり面で、電柱にのぼって地上約7mの高さで変圧器を交換する作業をしていた大阪・高槻市の作業員、藤本さん(男性、30歳)が感電したと消防に通報があった。
藤本さんは栗東市内の病院に運ばれたが、およそ1時間後に死亡が確認された。


警察などによると、当時、電線には1500ボルトの電圧で電気が流れていて、一部に焦げたあとがあることから、警察は、藤本さんが誤って電線に触れて感電したとみて、ほかの作業員から話を聞くなどして詳しい状況を調べている。


JR西日本によると、この事故による運行の影響はないという。

 

出典

JR東海道線で作業員が感電死

https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20180913/2060001112.html 

『工事中感電か、作業員死亡…JR東海道線 電車への影響はなし 滋賀・栗東』

http://www.sankei.com/west/news/180913/wst1809130047-n1.html 

 

 

 

 

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2018820日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。

第1報は下記参照。

(1/2)

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8706/

(2/2)

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8705/

 

 

(2018年9月20日 修正1 ;追記)

 

20189121825分にNHK関西からは、備品洗浄中だったのでアクリル板を蹴破る音は聞こえなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

樋田容疑者(30)が逃走してから、12日で1か月になる。
警察には、これまでにおよそ2500件の情報が寄せられ、のべ9万人を動員して捜査しているが、依然、行方は分かっていない。


これまでの調べで、留置場の樋田容疑者の居室からは、署員の名前や日付に印がついたカレンダー形式のメモのほか、逃走に使う道具とみられる先のとがったプラスチック片が見つかっていて、警察は、特定の担当者の日を狙って計画的に逃走したとみている。


その後の調べで、当時、留置場には当直の署員2人がいたが、1人は休憩中で、もう1人は備品を洗っていたことが捜査関係者への取材で分かった。


署員は、水の音でアクリル板を破る音は聞こえなかったと説明しているということで、警察は、監視が緩むわずかな隙を狙って逃走した可能性があるとみて調べている。


大阪府警察本部では、容疑者の逮捕に結びつく有力な情報を提供した人に、OB有志からの私的懸賞金、最高で200万円を支払うことにしている。

出典

逃走時署員は水仕事 音聞こえず

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180912/0007302.html 

 

 

 

(2018年9月30日 修正2 ;追記)

 

2018930日付で毎日新聞東京版から、山口県で万引きして捕まったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

富田林署から逃走し、約350km離れた山口県周南市で48日ぶりに逮捕された樋田容疑者(30)。

大阪府羽曳野市で盗まれた自転車で逃走していたとみられ、万引きで身柄を確保された際の所持金は、わずか280円だった。

 

「何するんか。離せ」。

29日午後6時ごろ、周南市の道の駅「ソレーネ周南」の店先で、樋田容疑者が怒鳴り声を上げた。

万引きが見つかり、警備員の女性に身柄を取り押さえられた瞬間だった。

 

大阪府警や山口県警などによると、坊主頭にしていた樋田容疑者は黒い帽子をかぶり、上が青、下が黒のウインドブレーカーを着用。

変装するかのように、サングラスをかけていた。

 

食品売り場をうろつく樋田容疑者は、餅やロースカツ、菓子パン、缶コーヒーなどを万引き。

服の中に隠す様子を警備員が確認した。

 

そのまま店外に出て自転車に乗ろうとした樋田容疑者に、「会計がまだですよ」と声を掛けると、「財布を取りに行っただけ」と取り合わず、別の従業員らともみ合いになったという。

 

自転車は大阪府羽曳野市で盗まれたもので、白色のスポーツタイプの荷台には大量の荷物が積み込まれていた。

 

樋田容疑者は、店の事務所に連れていかれた後も、「トイレに行く」などと話して逃げようとしたが、従業員数人で阻止した。

所持金はわずか280円。

樋田容疑者は日焼けし、目は充血していたという。

 

ソレーネ周南は国道2号沿いの田園地帯にあり、農産物や水産物の販売所やコンビニもある。

近くに山陽自動車道の徳山西インターチェンジがあり、観光客に人気の施設。

 

樋田容疑者の逮捕の報を受け、現場には報道陣が続々と駆け付けた。

 

・・・・・

 

出典

『大阪・の容疑者逃走 350キロ自転車で移動か 樋田容疑者、逮捕時所持280円』

https://mainichi.jp/articles/20180930/ddm/041/040/164000c 

 

 

 

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20189112242分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

福島市の市道で夜間、側溝に転落して脊髄を損傷する重傷を負い、後遺症に苦しむ同市の女性(82)が、転落防止を怠った市に管理責任があるとして、市に約1億4000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、福島地裁は11日、市に約4500万円の支払いを命じた。

 

判決によると、女性は平成25年10月11日午後6時ごろ、自転車を押して同市方木田の市道路側帯を歩いていて、深さ最大90cm、幅約1.2mの側溝に転落、四肢にまひが残る重傷を負った。

 

現場はガードレールが途切れ、街灯もない場所で、女性は道幅が広がったと思い込んで側溝へ進んだという。

 

遠藤裁判長は、「転落場所に柵や注意を促す看板や照明があれば、事故は回避できた」と指摘。

慰謝料のほか、リハビリや介護費用などの損害を認めた。

 

一方で、女性にも安全に注意して通行するべきだったとして、一部を減額した。

 

福島市は、「事故は、もっぱら女性の前方不注意によるものだった」と主張していた。

判決に木幡市長は、「道路は、国の基準以上に安全性に配慮して管理している。今後の対応については、判決の内容を精査し検討していく」とのコメントを発表した。

 

出典

『福島市に4500万円賠償命令 側溝転落、後遺症の女性に 福島地裁』

https://www.sankei.com/affairs/news/180911/afr1809110043-n1.html 

 

 

912745分に朝日新聞からも、同趣旨の記事が対策後の現場写真付きでネット配信されていた。

 

判決文によると、女性は2013年10月11日の午後6時ごろ、同市方木田の市道を自転車を押して歩いていたところ、段差が最大約90cmの側溝に落下。

頸髄を損傷し、寝たきりになった。

 

現場は車通りの多い片側1車線の道路で、歩道がなく、ガードレールはなかった。

 

判決では、看板などで危険を促すなどの防止策を講じなかったのは、市の安全管理に瑕疵があると認定した。

 

市は提訴を受け、16年10月、現場に赤いポストコーンを設置した。

 

原告側弁護士によると、女性は「私のような被害者を二度と出さないで欲しい」と、対策を講じた市の対応を評価しているという。

 

出典

側溝に転落し後遺症、市に賠償命令 「防止措置講じず」

https://www.asahi.com/articles/ASL9C4K6VL9CUGTB00B.html 

 

 

920130分にNHK福島からは、双方が控訴したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

この判決を不服として、福島市は19日、仙台高等裁判所に控訴した。
福島市は、「女性が転落した側溝は、それまで事故が起きたこともなく、市民などから危険だという通報もなかったため、事故を予見することは難しく、市の管理に問題はなかった。事故が起きた現場の周辺には、国の設置基準以上に防護柵が設置されている」としている。


一方、女性側も、弁護士によると、判決が「転落した女性にも4割程度の過失がある」としていることを不服として控訴する方針で、福島市に対しては、責任を認めて事故防止に努めてほしいと話しているという。

 

出典

側溝転落めぐる裁判 市側が控訴

https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20180920/6050002725.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

朝日新聞掲載写真を見ると、まっすぐな車道に沿って設置されたガードレールが、途中で無くなっている。

そして、車道に沿って、一段低い側溝がある。


また、NHKの映像によれば、橋のような坂を上がってきて下り始める場所に、長さ数mだけガードレールが設置されている。


そして、そのガードレールは、設置用に?道路幅がその部分だけ10cm程度広がっているため、ガードレールが切れた場所以降は、それまでガードレールがあった部分が側溝との境になっている。

 

これでは、あたりが暗ければ、側溝に転落するポテンシャル大だと言えるかもしれない。

ちなみに、付近は住宅街とも思えない。
82歳の女性が、こんな道を初めて通った?
何回か通ったことがあるので4割過失となったのだろうか?・・・そんなことも頭に浮かんだ。
 
 
 

(2019年2月28日 修正1 ;追記)

 

20192272234分に産経新聞から、市と被災者の間で和解が成立したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

福島市の市道で夜間、側溝に転落して脊髄損傷や後遺症が生じた女性(83)が、転落防止策を講じなかった市に管理ミスがあったとして、約1億4000万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審は27日、仙台高裁で和解が成立した。

 

市が女性に解決金3750万円を支払う。

 

女性側の弁護団によると、女性は「今回の教訓を生かし、自身と同じような被害者を出さないでほしい」と話しているという。

 

出典

福島の側溝転落訴訟で和解 市が女性に3750万円支払い

https://www.sankei.com/affairs/news/190227/afr1902270040-n1.html 

 

 

 

 

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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