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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2018915521分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が解説写真付きでネット配信されていた。

 

北海道地震で札幌市のベッドタウンが、液状化による大きな被害を受けた。

道路が陥没したり、マイホームが大きく傾いたりした光景に、住人らはショックを隠せない。

専門家は、かつてあった川沿いに被害が集中していると分析し、二次被害に注意を呼びかける。

 

札幌市東部にある清田区里塚地区は、1970年代後半から、住宅地として整備されてきた。

 

この地区で暮らす建設業の清本さん(27)は、昨年建てたばかりの2階建て住宅が、市の応急判定で「危険」とされた。

妻(28)と、「なぜ自分の家が」と頭を抱えている。

 

6日未明、清水さんは激しい揺れで目が覚めた。

恐る恐る外に出ると、雨が降っていないのに、水が激しく流れる音がする。

自宅前の道路が背丈ほど陥没し、濁流となっていた。

 

40年ローンで建てたマイホーム。

加入する地震保険では、建築費の3分の1しかカバーできない。

「先は見えないが、親も里塚で暮らし、自分が生まれ育った場所。またここで暮らしたい」と清水さんは話す。

 

市宅地課によると、里塚地区は河川を覆って地下に水路を残し、周辺から削った土砂で造成されたという。

 

30年近く住む町内会長の盛田さん(男性、74歳)は、「まさか、こんなことになるとは」と驚きを隠さない。

 

被害が大きかった地域は、約5haに及ぶ。

市が7~12日に実施した応急危険度判定では、里塚地区などの計539件中、倒壊の恐れがある「危険」は85件、「要注意」は88件あった。

 

同じ里塚地区でも、被害には大きな差が現れた。

清本さん宅から直線距離で約200m離れた近藤さん(女性、43歳)宅は食器が落ちた程度で、液状化の影響をほとんど受けなかった。

 

「同じ里塚なのに、別世界のよう。私たちは被害が少なかったけれど、避難する方や陥没した道路を見るたびに、里塚の傷の大きさを痛感しています」

 

     ◇

 

北海道大の渡部要一教授(地盤工学)は、地震直後に札幌市清田区里塚周辺の現場に入り、地面の陥没や隆起、地中から土砂が噴き出している様子などを調査した。

 

さらに12日、朝日新聞がチャーターしたヘリコプターに同乗し、上空から現場周辺を目視した。

 

渡部教授によると、現場周辺はかつて田んぼが広がり、川も流れていた。

今回、被害が大きかった住宅や公園は、かつて流れていた川沿いに集中していることが、上空からも確認出来たという。

 

「地震による液状化で流動化した地盤が土砂となって、かつての川に沿って地下で動き、それが一気に地上にあふれた。さらに、そこに水道管の破裂によって生じた水が加わったことで、泥水が道路を冠水させたと考えられる」

 

渡部教授は、さらに被害が拡大することを心配している。

「もし、この仮説通りの液状化が起こっているとすれば、土砂が流れ出た後の地下の地盤は空洞化している恐れがあり、現場周辺では、陥没などの地盤の変化を注意深く見守る必要がある」と話している。

 

出典

降雨ないのに目の前は濁流 札幌の液状化、造成の歴史は

https://www.asahi.com/articles/ASL9F5J0LL9FUTIL032.html

 

 

9102314分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

6日未明の地震で震度5強に見舞われた札幌市清田区では、内陸部にもかかわらず、臨海部や河川敷で起きやすい液状化現象が見られ、地面の激しい隆起や陥没で、地区の3割超の建物が傾くなどした。

 

専門家は、谷を盛り土で埋めた土地の特性で液状化が起きた上、揺れで抜けた水道管から漏れた水で、さらに泥化したのが原因とみており、「同様の構造の土地は多く、どこでも起こり得る」と警鐘を鳴らす。

 

6日未明、丘陵地帯にある清田区里塚地区。

会社員の丸山さん(女性、30歳)は、揺れで飛び起きて1階に下りた瞬間、床に違和感を覚えた。

玄関を出て家の様子を見ると、左に傾いている。

再び家に戻り、ビー玉を探し出して置くと、勢いよく転がった。

 

傾きは、日を追うごとにひどくなっているように感じている。

「大きな余震がきたら危ない」。
心配そうにわが家を見つめた。

 

市によると、建物の危険度を見る応急危険度判定で「危険」とされたのは83戸に上り、「要注意」も84戸で、問題が生じた建物は地区内の3割超に達する。

水道管3カ所のつなぎ目が抜けているのも確認された。

 

清田区では、昭和43年と平成15年の2回の十勝沖地震でも、液状化が見られた。

市によると、地区は、沢が流れる谷地を山から切り出した土で埋める「谷埋め盛り土」という手法で造成されたという。

 

地質学の専門家、横山芳春・地盤ネット総合研究所技術副本部長(40)は、「かつて谷だった地域に台風による大量の雨水が集約し、液状化が発生しやすい条件だったところへ、地震がきた」とみる。

 

水道管の耐震化が進んでいないのも、被害を拡大させたとみられる。

8日に現地調査した京都大学防災研究所の釜井俊孝教授(斜面災害研究センター長)は、水道管のつなぎ目が外れ、「大量の水が地盤に入り込み、地滑りが起きた」とみている。

 

札幌市内の水道管は、計約6000km。

耐震化は年1.5%しか進まず、28年時点で25%にとどまる。

市水道局は、「費用だけでなく、工事をする職員や業者の数の面でも限界がある」と、難しさを挙げる。

 

釜井教授は、谷埋め盛り土は東京都内など関東でも多く行われているとして、「首都直下地震などで、どこでも起こり得る災害だ」と指摘。

 

札幌市水道局は、「液状化が3度も起きたことを考慮し、水道管の耐震化計画を、今後、検討したい」としている。

 

出典

『内陸部でなぜ液状化? 札幌市清田区、谷地に盛土 耐震化遅れた水道管も被害拡大』

https://www.sankei.com/affairs/news/180910/afr1809100043-n1.html

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
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