







2016年9月14日18時12分にNHK青森から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
台風10号が県内を通過した8月30日、階上町役場が停電になったあと、非常用の電源設備が作動しなかった原因は、落雷によるショートだったことが分かった。
階上町役場は、台風10号が県内を通過した8月30日午後7時半ごろ、停電のため庁舎への送電が止まった際、自動的に作動するはずの非常用の電源設備が作動せず、およそ1時間にわたって庁舎の固定電話がつながらなくなるなど、行政サービスが、一時、滞った。
町によると、この間、消防団や職員とは無線や携帯電話で連絡を取るなどしたため、業務への大きな支障はなかったという。
これを受け、町は、屋外に設置してある非常用の電源設備を調べた結果、設備の内部にショートしている部品が見つかった。
ショートしていたのは、電源を切り替える装置の一部で、落雷によって過電流が流れたことが原因とみられるということで、部品を交換して、設備は正常に作動するようになったという。
階上町は、今後、同じトラブルが起きないよう、落雷にあっても設備に過電流が流れないようにする対策を進めることにしている。
出典
『階上町役場の停電 原因は落雷』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/6085681471.html?t=1473887938875
(ブログ者コメント)
いつ、過電流が流れたのだろう?
8月30日に停電したのは役場に落ちた雷が原因で、その雷の電流が非常用電源にも流れた・・・ということだろうか?
それとも、過去の落雷時に過電流が流れ、設備が故障していたが、その後の定期点検で見逃していた・・・ということだろうか?
ザッと調べてみたが、上記以外の情報は見つからなかった。
2016年9月14日17時32分にNHK横浜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午前11時前、鎌倉市岩瀬の工場跡地で、解体中の3階建ての建物の一部が崩れた。
この事故で、当時、屋上にいた40歳の作業員の男性が、崩れた床のコンクリートなどに巻き込まれ、胸の骨を折るなどの大けがをした。
警察によると、現場では当時、大型機械を使って建物を取り壊す作業が行われていて、作業員の男性は高さ14mほどの屋上で、ほこりなどが広がらないように水をまく作業をしていたという。
現場はJR大船駅から東に600mほど離れた住宅地にある工場の跡地で、警察は、当時の状況を詳しく調べている。
出典
『解体中の建物崩れ作業員大けが』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1056007161.html?t=1473892215326
2016年9月15日11時54分に千葉日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午前8時20分ごろ、市川市平田2の東京外郭環状道路(外環道)工事現場で、会社員の男性(39)が高さ約11mの高欄上で測量作業中に転落し、コンクリートの地面に頭などを打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察は、詳しい事故原因を調べている。
警察によると、男性は、降下中の工事用エレベーターと接触して落下したという。
当時、エレベーターには作業員が乗っていた。
同僚の作業員男性が119番通報した。
出典
『市川の外環道建設現場で作業員転落死』
http://www.chibanippo.co.jp/news/national/351002
2016年9月13日10時4分にAFPから、パリ発として、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
月と太陽が一直線上に並ぶ際に満潮を引き起こすのと同じ重力が巨大地震の誘発にも関与している可能性があるとの研究結果が、12日、発表された。
東京大学の研究チームによると、このメカニズムをより詳細に解明することが、既知の断層が大地震を引き起こす可能性が高い時期を予測する一助となる可能性があるという。
英科学誌「ネイチャー・ジオサイエンス」に発表した論文で、研究チームは、「大地震が発生する確率は、大きな潮汐応力が及ぼされている時期に高くなる」と結論づけており、また、重力によって引っ張られる力が最大になる時に「微小な岩石破壊が巨大な破裂にまで拡大する可能性が増大する」と述べている。
東大の井出哲教授と共同研究者らは、この20年間に世界中で発生したマグニチュード(M)5.5以上の大地震に着目。
それぞれの地震発生前2週間における、「潮汐応力」として知られる引力の大きさを再構成した。
地震の規模がM5.5より小さい場合には、明確な相関関係は認められなかったが、2004年12月26日に発生したM9.3のインドネシア・スマトラ島沖地震などの最大級の地震の多くは、月と太陽の引力が特に強大になる期間中に発生していた。
2010年に発生したM8.8のチリ・マウレ地震や、2011年のM9.0の東北地方太平洋沖地震にも、これと同じ関連性が存在していた。
巨大地震がどのようにして始まり、発展するかの正確な仕組みについては、まだ不明な点が多いが、ある理論では、すべての地震が微小な破砕から始まり、雪だるま式に大規模な破裂へと成長することが示唆されている。
これが正しいとすれば、この現象が起きる確率が、新月や満月の時期に発生する大潮の期間に高くなることを、今回の最新研究は示唆している。
今回の成果は、「特に巨大地震に関して、地震発生の確率的予測を向上させるために利用することができる」と、井出教授と研究チームは結論付けている。
出典
『巨大地震、大潮の時期に発生確率上昇か 研究』
http://www.afpbb.com/articles/-/3100702
9月13日7時16分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
潮の満ち引きの幅が大きくなる大潮の前後は巨大地震の発生頻度が高まるとの研究成果を、東京大のグループが発表した。
巨大地震の発生頻度は元々低く、大潮前後の危険性が目立って高くなるわけではないが、地震の発生確率を計算する際の精度向上につながる可能性がある。
東大の井出哲教授(地震物理学)らは、過去の地震発生時の潮の状況を分析。
マグニチュード(M)8.2より大きい巨大地震12件の場合、10件は大潮や前後の干満差が大きい日に起きていた。
実際に、スマトラ島沖地震(2004年、M9.1)は大潮の日に発生。
東日本大震災(11年、M9.0)も、干満差が大きい時期だった。
井出教授によると、潮位が1m上下すると、海底を押す力は10kPa程度変化し、圧力が大きく変わるほど、地震を起こす断層の動きに影響を与えると考えられるという。
大潮を考慮して地震の発生頻度の予測を算出すると、M8.2より大きい地震では、干満差が小さい場合より6~40倍高い数値になった。
一方、M5.5からM8.1までは、干満差による違いはみられなかった。
井出教授は、「大地震はさまざまな要因が絡んで起きる。潮の影響もその一つとわかった。だが、(大潮になる)満月だから危ない、ということにはならないので注意して欲しい」と話している。
出典
『大潮の前後は巨大地震の頻度高い 東大グループが解析』
http://www.asahi.com/articles/ASJ9C0H44J9BULBJ005.html
9月13日13時27分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
月の引力が地震と関係しているとの研究は過去にもあったが、今回は1万以上の地震データを使い、地震前からの変化を詳しく調べたのが特徴。
チームは、約15日周期で変化する潮の満ち引きを起こす力が、地震の前日に震源付近でどのように働いていたかを分析した。
すると、2004年のスマトラ沖地震や11年の東日本大震災を含むマグニチュード(M)8.2以上の巨大地震12例のうち9例は、15日間の中で特に力が強い日だった。
M5.5レベルの地震の場合、この力が強い時も弱い時も起きており、明確な関連は見られなかった。
出典
『巨大地震 月の引力と関係か 大潮の日に多く』
http://mainichi.jp/articles/20160913/k00/00e/040/274000c
2016年9月13日9時52分に福島民報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
原子力規制委員会は、12日、東京電力が福島第二原発で侵入検知器の警報機能を鳴らないように設定していたことを明らかにし、核物質防護規定の順守義務違反に当たるとして、同日付で東電を文書による厳重注意とした。
警報が人の侵入以外で頻繁に作動するため、警報音が鳴らない設定にしていたという。
厳重注意は、防護規定の行政指導で最も重い。
同社の安全管理意識が改めて問われそうだ。
警報の停止は、規制委の立ち入り検査で、昨年10月7日に発覚した。
その後、東電の社内調査で、9月と10月の少なくとも計4回、警報を停止していたことが判明。
検知器自体の作動状況は警備室の画面で確認していたというが、規制委は、「人の侵入を確実に確認できる状態にあるとはいえず、重大事案に発展する恐れがあった」とした。
東電によると、人以外に動く物に反応したことなどによる「不要警報」が多発していたため、現場の警備担当社員の判断で、一時的に停止した。
警報停止中、警備員の巡回を増やすなどの代替措置も、十分に講じていなかった。
核物質防護を管理する東電の防護管理グループマネジャーは、警報の停止を認識していたが、発電所長には報告をしていなかったという。
規制委は、この点を「組織的不正行為とはいえない」とする一方、「組織的管理機能が低下している」と厳しく指摘した。
東電は、規制委に対し、関係部署への教育の徹底などの再発防止策を示した。
東電の岡村原子力・立地本部長代理は、行政指導を受けて12日に開いた記者会見で、「意識の低下があった。全面的に反省しないといけない」と話した。
規制委や東電によると、検知器は原発の敷地境界や構内の要所に設置され、通常は、常時、人の存在をセンサーで感知すれば、防護本部で警報音が鳴る仕組み。
東電は、警報を止めたのは一部の検知器のみとしたが、停止した検知器の具体的場所や停止していた期間などの詳細は、「核物質防護に関する情報に該当する」として、明らかにしていない。
発覚後は、全て作動させている。
福島第二原発1~4号機は、東日本大震災以降、冷温停止が続いている。
現在は、1日当たりで、東電や協力会社の従業員1500人から1700人程度が出入りしている。
県、県議会などは全基廃炉を求めているが、東電は態度を明確にしていない。
出典
『第二原発 侵入警報を停止 規制委が東電を厳重注意』
http://www.minpo.jp/news/detail/2016091334544
9月12日20時13分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
東京電力福島第二原発で、不審者の侵入を知らせる装置の警報音を鳴らないようにしていた法令違反が発覚し、原子力規制委員会は、12日、東電を厳重注意の処分にし、再発防止を指示した。
関係者によると、伸びた草木にセンサーが反応して警報音が鳴る事例が相次いだため、昨年10月に発覚するまでの数年間、警報音を切る運用が常態化していたという。
規制委によると、昨年10月の核物質防護の検査で、検査官が敷地境界などにある侵入検知器をチェックした際、センサーが反応しているのに警備室の警報が鳴らないことに気づいた。
また、反応があった地点の映像を大画面に表示する機能も、切られていた。
調査に対し東電は、人以外のものにセンサーが反応する例が多発したため、警備責任者の判断で警報音を切り、映像も小さな画面にしか表示しないようにしていたと説明したという。
第二原発は、現在、核燃料の冷却を維持しているだけで、福島県からは廃炉を求められている。
事故の収束作業が続く第一原発や、再稼働を目指す柏崎刈羽原発(新潟県)と比べて体制は手薄になっており、関係者によると、草木などが伸びていた。
規制委への東電の報告によると、警備責任者は周辺環境の改善を訴えたが、上司が「手続きが必要になる。我慢してくれ」などと退けたという。
規制委は、「侵入者の確認が難しくなり、重大な事案に発展する恐れがあった」として、核物質防護規定違反と認定し、厳重注意した。
東電の担当者は、「セキュリティーの意識が緩んでいた。あってはならないことで、非常に申し訳ない。再発防止を徹底する」と話した。
出典
『福島第二原発、侵入警報音切る 草木伸びすぎて?』
http://www.asahi.com/articles/ASJ9D546YJ9DULBJ00Q.html
(ブログ者コメント)
原発敷地内では、樹木を伐採するにも手続きが必要らしい。
なぜ、そんなことにも規制をかけているのだろうか?
ざっと調べてみたが、わからなかった。
一方、手続きするのに書類作成などマンアワーがかかることは理解できるが、そういったマンアワーもかけられないほど、現場の人員はギリギリに絞られているのだろうか?
今回のようにコトが露見することで費やされるマンアワーのほうが、はるかに大きいような気がするのだが・・・。
東電HPに本件に関するプレスリリースが掲載されていたが、そういった点については触れられていなかった。
『福島第二原子力発電所の核物質防護規定の遵守に係る厳重注意文書の受領について』
http://www.tepco.co.jp/press/release/2016/1322901_8626.html
2016年9月13日付の毎日新聞千葉版紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
9月13日付で朝日新聞ちば東葛版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
我孫子市は、12日、側溝のふたが割れたことが原因で転倒し、大けがをして寝たきり状態になった男性に5800万円の損害賠償を支払うための議案を、開会中の市議会9月定例会に追加提案した。
市によると、男性は、帰宅途中だった2012年7月14日夜、同市中峠の市道に設置された側溝の上を歩いていたところ、コンクリート製ふた(縦30cm、横60cm)が割れて転倒し、頭部を強打。
頸椎損傷により手足がまひし、現在も介護施設で寝たきりになっている。
ふたの割れは老朽化が原因とみられ、市は、道路管理に落ち度があったと認め、今月2日に男性側との協議が整った。
市によると、ふたはかなり古いもので、いつ設置されたかは不明だという。
2016年9月14日11時53分にNHK水戸から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日夜11時50分ごろ、つくば市にある製鉄所の電気で鉄を溶かす溶鉱炉で、炉の扉のすき間から内部の熱風が外に噴き出した。
この事故で、炉の近くにいたこの会社の従業員の男性(39)が、熱風を浴びて左半身太ももにやけどを負い、病院で手当てを受けている。
警察や消防によると、男性が、溶けた鉄の温度や成分を計るため、ほかの作業員と3人で炉に近づいたところ、突然、熱風が噴き出したということで、男性以外の2人にはけがはなかった。
周辺の建物などにも被害はなかった。
警察と消防は、14日午前から合同で現場検証をして、現場の状況や従業員の作業の流れなどについて調べている。
警察と消防では、なんらかの原因で溶鉱炉の冷却水が炉の内部に入り、高温のため瞬時に水蒸気となって噴き出したのではないかとみて、炉が冷えるのを待って、内部の状況についても詳しく調べることにしている。
出典
『製鉄所で炉から熱風1人やけど』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/1075671411.html?t=1473891934917
9月14日11時41分に読売新聞からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察の発表などによると、同僚3人が約20m離れた部屋でモニターで監視しており、男性は炉の近くで温度を測ろうとしていた。
出典
『製鉄工場で水蒸気爆発か、熱風で作業員やけど』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160914-OYT1T50067.html
2016年9月14日付で朝日新聞山口版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月14日付で宇部市上下水道局HPにも、同趣旨の情報が掲載されていた。
13日午前8時ごろ、宇部市沖宇部の市上下水道局東部浄化センターで、同局職員の男性(56)が「浄化槽内に落ちたようだ」と、同僚から119番通報があった。
男性は、病院で約1時間後に死亡が確認された。
宇部市上下水道局によれば、男性は曝気槽(水深約4m;汚水をきれいに処理する池)において採水を行っていた際に、何らかの原因で転落したとみられる。
出典
『職員の死亡事故について』
http://ubesuido.jp/others/20160914info.htm
(2017年6月13日 修正1 ;追記)
2017年6月12日20時19分にNHK山口から、市の課長が書類送検された、市は転落防止棒の設置などで対応するという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
労基署は、転落を防ぐために義務づけられている措置をとっていなかったとして、市の下水道施設課の課長を労安法違反の疑いで書類送検した。
書類を送られたのは、宇部市上下水道局の下水道施設課の54歳の課長。
水の入った施設は深さが5mあるにも関わらず、課長は、施設に手すりを設けたり安全帯を使用させたりするなど、法律で義務づけられた事故を防止するための措置をとっていなかったという。
事故のあと、宇部市上下水道局がすべての施設を点検したところ、あわせて数10か所で安全対策に不備が見つかったということで、「転落防止のための棒を設置するなど、二度と事故が起きないよう万全の対策を行っていきたい」とコメントしている。
出典
『転落事故防止怠り書類送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4064192491.html
(ブログ者コメント)
以下は、宇部市のパンフレット3ページに掲載されている東部浄化センターの曝気槽の写真。
確かに、水際に手すりは設置されていない。
http://ubesuido.jp/application_forms/sewerage_panfu2017.pdf
2016年9月12日20時9分にNHK佐賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前9時半ごろ、鹿島市浜町の浜川にかかる歩道専用の橋の上で「魚釣りをしていた人が感電したようだ」と、付近の住民から警察に通報があった。
現場には、近くに住む92歳の男性が倒れていて、男性は佐賀市の病院に搬送されたが、全身にやけどを負う重傷となっている。
警察によると、現場は、JR長崎線の鉄橋脇に平行してかかる歩道専用の橋で、この橋のおよそ5m上には、2万ボルトの電流が流れるJRの高圧の電線があり、男性の近くには焦げた釣りざおが落ちていたという。
通報した男性は、「ボンという音がした。見たら橋の上から煙が出ていた」と話しているということで、警察では、この男性が釣りをしているときに釣りざおがあやまってJRの高圧線に触れてしまい、男性が感電したのではないかとみて、当時の状況を詳しく調べている。
JR九州によると、この事故でJR長崎線に影響はなかった。
出典
『竿が電線に釣り人感電し重傷』
http://www.nhk.or.jp/lnews/saga/5085611001.html?t=1473722681858
(ブログ者コメント)
○映像によれば、橋の欄干部に、上に2万ボルトの電線が通っているので釣り竿や凧が触れると感電する恐れがある旨、イラストで表現された警告板が取り付けられている。
釣りや凧あげをする人が多いからか?
それとも、過去に同じような感電事故があったからか?
○釣り竿などが電線に触れて感電した事例は、本ブログでも数件ほど紹介済。
2016年9月11日12時10分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月11日は、警察の相談専用の電話番号「#9110」にちなんだ「警察相談の日」。
千葉県船橋市では、警察官が、緊急性の低い相談は専用電話を利用するよう呼びかけた。
警察は、警察官や嘱託職員が相談に応じる専用電話「#9110」を設けていて、緊急性の低い相談などは、この専用電話を利用するよう、呼びかけている。
千葉県警察本部は、11日の「警察相談の日」にあわせて船橋市の公園でイベントを開き、警察官らが訪れた人にチラシを配って、相談専用の電話番号をPRした。
県警察本部によると、「#9110」の専用番号には、近隣とのトラブルや免許の更新手続きの問い合わせなど、去年1年間におよそ4000件の相談が寄せられたが、こうした相談は110番通報して寄せられることも多く、回線が混雑することで、事件や事故に緊急に対応できないおそれもあるという。
県警察本部の担当者は、「緊急性の低い通報が110番に殺到すると、回線がパンクする可能性もある。専用電話番号があることを広く知ってもらい、気軽に利用してほしい」と話している。
出典
『警察相談の日「#9110」を』
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20160911/5434051.html
9月11日10時9分にNHK水戸からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
9月11日は警察の相談専用の電話「#9110」にあわせた「警察相談の日」。
茨城県警察本部では、緊急性の低い相談などは110番ではなく、「#9110」を利用するよう呼びかけている。
県警察本部によると、去年1年間に県内で受理した110番通報の件数は、19万253件にのぼっている。
これは、前の年より1043件増え、2分46秒に1回のペースでかかっていることになる。
このうち、3万589件、全体の16%は、「免許証の更新の方法を教えてほしい」といった緊急性のない相談ごとだったという。
110番は、本来、事件や事故など、すぐに警察官に駆けつけてもらいたい緊急の事態が起きた時に通報する番号で、県警察本部では、緊急性のない相談などは、警察相談の専用電話「#9110」を利用するよう、呼びかけている。
茨城県では、平成2年3月から運用が始まり、これまで家庭内での暴力や離婚を巡るトラブルなど、さまざまな相談に応じているという。
「#9110」は24時間つながり、県警察本部では「気軽に利用してもらいたい」と話している。
出典
『「#9110」利用を呼びかけ』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/1075568281.html?t=1473632181571
(ブログ者コメント)
○アナウンサーが「シャープ9110」と読み上げるまで、ブログ者は「#」は番号を示す記号であり、単なる「9110」番だと思っていた。
これ、ヒューマンエラー。
○本件、NHK北九州などでも報じられていた。全国的にPRイベントなどが展開されたものと思われる。
2016年9月12日12時5分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前10時ごろ、岐阜県飛騨市神岡町で開かれていた「第18回山の村だいこんマラソン大会」ハーフの部を走っていたランナー115人が、蜂に刺された。
市教育委員会によると、いずれも軽症だった。
ランナーは、7km地点の打保橋付近を通ったところ、次々に蜂に刺された。
橋げたの下にキイロスズメバチの巣が見つかった。
大勢のランナーが一度に橋を通った振動で蜂が驚き、巣から出て刺した可能性があるという。
市教委の調べでは、刺された115人は17〜70歳の男女で、一部の選手は大会本部で氷で冷やすなどの手当てを受け、8人は市内の病院で受診した。
入院した人はいなかった。
ハーフの部は21.0975kmで、午前9時半にスタートした。
697人が走り、完走者は631人だった。
驚いた人も多く、30〜40人が蜂に刺された影響で途中棄権したとみられる。
大会はハーフと10km、5km、3kmの部があり、計1539人が走った。
打保橋は長さ14mで、ハーフの部の参加者だけが走る場所だった。
大会は実行委員会が主催し、事務局の市教委生涯学習課は、「大会前日の試走では蜂の巣に気付かなかった。来年の大会前にはコース上の蜂の巣についても念入りにチェックしたい。刺された方には、今後、お見舞いの文書を送りたい」と説明している。
大会は、高原を走り、参加賞として地元産のダイコンとホウレンソウが贈られ、人気を集めている。
出典
『マラソン大会 次々に115人がハチに刺される 岐阜』
http://mainichi.jp/articles/20160912/k00/00m/040/037000c
9月12日11時16分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
岐阜県飛驒市神岡町の山之村地区で、11日、地元などの実行委員会が主催する「第18回山の村だいこんマラソン」のレース中に、参加者ら115人が蜂に刺された。
同市消防本部の救急車が現場で待機したが、いずれも軽傷。
救急搬送はなかったが、8人が同市民病院で手当てを受けた。
レースはそのまま行われた。
消防や担当者によると、11日午前10時20分ごろ、ハーフマラソンのスタートから約7km地点にある林道の橋の上を走っていた参加者らが、キイロスズメバチとみられる蜂に刺された。
橋の下には蜂の巣があったといい、主催者は、蜂に刺された参加者の一部をバスで救護テントに運び、患部を冷やすなどの処置をした。
大会は5km、10kmなど計4コースがあり、計約1700人が参加。
高校生以上の男女697人が参加したハーフマラソンは午前9時半にスタートした。
コースは毎年ほぼ同じで、主催者は橋の下を確認していなかったという。
担当者は朝日新聞の取材に対し、「こんなことは初めて。今年は気温が高く、『蜂がいるかもしれないので気をつけてください』と声をかけた。刺された方を早急に特定して、おわびしたい」と話した。
[名和昆虫博物館(岐阜市)の名和哲夫館長の話]
キイロスズメバチは攻撃性が高く、巣に対する防御反応を強く示す。
ランナーの走行による振動が橋の下の巣に伝わり、警戒が強まったため、巣を守るためにハチが飛び出して人を刺したと考えられる。
この時期は巣が成熟するピークに近い。
巣の大きさにもよるが、400~1400匹のはたらきバチが一つの巣にいるとされている。
刺された場合、ほとんどの人は重症にならないが、まれにアレルギー体質の人がショックを起こし、最悪、死に至る場合もある。
マラソン大会のように多くの人が通る催しでは、事前に木の枝や橋の下などに巣ができていないか確認をしておくこと、参加者がハチに攻撃されにくい白っぽい服装をしておくことが大切だ。
出典
『マラソン中に115人が蜂に刺される 岐阜、橋の下に巣』
http://www.asahi.com/articles/ASJ9C5CXMJ9COHGB002.html
(ブログ者コメント)
○今回トラブルの教訓は、産業現場にも通じるところがある。
一つは、橋の下に、去年はなかったであろう蜂の巣が、今年はできていたこと。
産業現場でも、現場の状況は時々刻々と変化している。
前回は安全に作業できたからと、安全確認することなく作業すると危険な場合があるかもしれない。
もう一つは、前日の、おそらくは少人数での試走時には問題がなかったこと。
事前にテストなど行う場合は、できるだけ本番に近い状態で行うにこしたことはない。
○名和館長の話に出ている服装の件、テレビのインタビューに対し、参加者の方が「私は首の後ろを刺された。刺された人はほとんどが黒っぽい服装だった。黄色などの蛍光色の服を着た人は刺されていなかった」と答えていた。
2016年9月10日18時30分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
先月31日、小樽市の火力発電所で工事現場の足場が崩れ、地面に転落し重体となっていた会社員の男性(19)が、10日、死亡した。
警察によると、男性は、先月31日の昼前、小樽市銭函の火力発電所の新設工事現場で、ほかの作業員1人とともに、地上およそ8mの場所で足場を組む作業をしていたところ、突然足場が崩れ、地面に転落した。
この事故で、男性は頭を強く打って意識不明の状態となり、病院で手当てを受けていたが、10日、死亡が確認された。
また、この事故で地面に転落した、もう1人の作業員も、左足を骨折する重傷だという。
警察は、当時現場にいた工事関係者から話を聞くなどして、事故の原因を調べている。
出典
『工事現場で転落の男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160910/5583981.html
2016年9月11日18時51分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神奈川県茅ケ崎市の海岸で開かれた「スタンドアップパドルボード(SUP)」の国際大会「マイナビ THE JAPAN CUP」で、主催者が配ったTシャツを着た選手ら約30人がかぶれなどの症状を訴えた。
1人は入院中という。
主催するNPO法人「日本スタンドアップパドルユニオン」が、11日、明らかにした。
ユニオンによると、ロゴマークをプリントするために用いた薬品がTシャツに残留していたことが原因とみられるといい、警察は、業務上過失傷害の疑いもあるとみて、調べている。
SUPは、サーフボードの上に立ち、パドルでこいで水上を進むスポーツ。
ユニオンによると、初日の10日朝、ゼッケンの代わりなどとしてTシャツ363枚を選手とスタッフに配布。
その後、「かゆい」といったアレルギー症状を訴える着用者が相次ぎ、使用を中止にした。
大会は11日まで。
選手兼スタッフの50代男性は、「胸と背中の(一部の)皮がむけ、水ぶくれになった。やけどのようなズキズキとした痛みだった。10日にTシャツを洗ったら、泡が出てビックリした」と話した。
出典
『Tシャツでアレルギー?1人入院 茅ケ崎、SUP大会』
http://www.asahi.com/articles/ASJ9C43P3J9CULOB001.html
9月12日19時39分にライブドアニュース(日テレNEWS24)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。を
神奈川県茅ヶ崎市で週末に行われたマリンスポーツの大会で、参加者が、相次いで、皮膚がかぶれる症状を訴えた。
原因とみられているのは、主催者側が参加者に配った「Tシャツ」。
一体、何があったのだろうか。
神奈川県・茅ヶ崎市で3日から2日間開催された「スタンドアップパドルボード」の国際大会。
実は、この大会で選手やスタッフに配られたゼッケンがわりのTシャツに問題があった。
警察などによると、大会Tシャツを着用した約30人がかぶれややけどに似た症状を訴え、24人が病院で治療を受けたという。
また、50代の男性1人が入院している。
被害にあった人たち;
「本当にやけどの痛みで、ライターで体をあぶられているような痛み。今まで感じたことのないほどの痛み。その痛みに驚いたような状態」
「体が震えてくるし、じっとしていられいないし」
「(Q:あとが残る)一番の不安ですよね。一生こうだったら嫌だなとか」
被害にあった男性;
「かゆみがあって、かくんですけど、そうしたら体がぬるぬるの状態で、『あれ、なんでだろう。汗にしてはぬるぬるだな』っていうのが。ちょっとそこはおかしいな、と思っていたんですけど」
なぜTシャツを着て、やけどに似た症状が出たのだろうか。
原因について主催者側は―
大会主催者;
「Tシャツを洗うと白い洗剤みたいなのが出ると」
「(Tシャツの製作会社から)プリントをするための溶剤が原因だということは聞いている」
12日、Tシャツを製造した会社が取材に応じた。
代表取締役;
「プリントをする前に『前処理剤』を希釈したものをスプレーで塗布する。それを乾燥したあとでプリントする」
「今回初めて使いました」
前処理剤を使用した今年のTシャツは、前処理剤を使用しない去年のTシャツと比べると、明らかにくっきりとした発色になっている。
代表取締役;
「前処理剤があることで、こういう色が出るようになった。我々としては非常にいいものができあがったと喜んでいた」
「乾燥させると当然水が飛ぶ。この成分もある程度飛んでしまうものだと思い込んでいた」
「全く私たちのミスだと思っていますけど」
製品の安全を検査するNITEによると、前処理剤は有害性があり、Tシャツに大量に残っていた可能性があると指摘する。
大会主催者側は、配布した全てのTシャツの回収を急いでいる。
警察は、主催者側と製造元の業務上過失傷害容疑も視野に、調べる方針だ。
出典
『スポーツ大会で配られたTシャツで皮膚にかぶれ 「前処理剤に原因」』
http://news.livedoor.com/article/detail/12009960/
2016年9月18日19時25分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大会を主催したNPO法人、スタンドアップパドルユニオンは、18日、化合物の塩化ジデシルジメチルアンモニウムが原因だった可能性があると公表した。
Tシャツは、ユニオンが配った。
ユニオンによると、この化合物は、ロゴマークのプリントに用いた顔料用の前処理剤に含まれる。
国際がん研究機関が挙げている発がん性物質には該当しないという。
科学技術振興機構のウェブサイト「J―GLOBAL」によると、同化合物は、農業用の殺菌剤などに用いられるという。
10、11日に開かれた大会ではTシャツ363枚が配布された。
Tシャツを着ていた部分のほとんどがかぶれたという30代の男性は、朝日新聞の取材に、「症状が治まらず、まだ職場に復帰できずにいる」と話した。
出典
『かぶれたTシャツ、原因は前処理剤 神奈川SUP大会』
http://www.asahi.com/articles/ASJ9L54TYJ9LULOB00N.html
2016年9月10日20時20分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月10日20時1分に時事通信から、9月10日18時14分に読売新聞から、9月10日21時0分に毎日新聞から、9月11日21時46分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後0時5分ごろ、東京都八王子市暁町の擁壁工事現場で作業員の男性4人が感電し、病院に搬送された。
このうち、50代男性が感電による不整脈で、約2時間後に死亡した。
30代の男性は、意識不明の重体。一時、心肺停止となったが、AEDで呼吸が回復した。
別の30代と40代の男性は、手足のしびれの軽傷を負った。
警察によると、工事は緑地ののり面の補強のためのもので、擁壁に沿って足場を組み、長さ約6mの1本の鉄の棒「アンカー」を5人で持ち上げ、コンクリート製の壁の、地面に対して水平に開けた穴に差し込む作業を行っていた。
5人のうち、1人は無傷だった。
男性らがアンカーを差し込む際、アンカーの端が近くの電線に触れ、感電したとみられる。
男性らは、電線と同じ高さに組まれた足場の上に立っていた。
一方、「防護管」と呼ばれる感電を防ぐためのプラスチック製のカバーが鉄棒に取り付けられていなかったことが、11日、工事元請けの建設会社への取材で分かった。
警察は、4人の身元の確認を急ぐとともに、業務上過失致死傷の疑いもあるとみて、現場の安全確保が適正になされていたか調べている。
現場は、JR八王子駅の北約2kmの住宅地。
近所の男性(77)は、「事故当時、周辺は45分ほど停電した」と話した。
出典
『工事現場で感電 作業員4人死傷 東京・八王子』
http://www.sankei.com/affairs/news/160910/afr1609100007-n1.html
『工事中に感電、4人死傷=持った鉄棒が電線接触-東京』
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016091000298&g=soc
『鉄棒挿入中に電線に触れ感電、作業員4人死傷』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160910-OYT1T50066.html?from=ycont_top_txt
『工事現場 作業員4人が感電…1人死亡、1人重体 八王子』
http://mainichi.jp/articles/20160911/k00/00m/040/030000c
『感電防止カバー使用せず 4人死傷の感電事故、東京』
http://this.kiji.is/147684890345832456?c=39546741839462401
(2017年9月27日 修正1 ;追記)
2017年9月25日15時49分にNHK首都圏から、過去にも感電事例があったがケガしなかったので再発防止策をとらなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
警視庁は、感電を防止する措置をとらなかったとして、現場の責任者を業務上過失致死傷の疑いで書類送検した。
警視庁によると、当時、鉄製の棒を地面に掘った穴に差し込む作業をしていて、棒を持ち上げた際に高圧線に接触したとみられているが、その後の調べで、感電しないようにするためのプラスチック製のカバーを棒に取り付けていなかったことがわかったという。
また、以前にも同じように作業員が感電することがあったが、けがはなく、再発防止策を取っていなかったという。
警視庁は、安全管理が不十分だったとして、工事を請け負っていた業者の40歳の現場責任者を25日、業務上過失致死傷の疑いで書類送検した。
警視庁によると、容疑を認め「注意不足だった」などと話しているという。
出典
『4人死傷感電事故責任者書類送検』
http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170925/0000965.html
9月25日18時13分に産経新聞からは、保護具を現場に用意していたが使わなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警視庁八王子署は25日、業務上過失致死傷容疑で、現場責任者だった青森県むつ市の男性会社員(40)を書類送検した。
八王子署によると、工事現場では過去に同様の事故が2度あったため、鉄棒用のカバーとゴム手袋を用意していたが、事故当時は使用していなかった。
男性は「危ないのは分かっていたが、大丈夫だと思った」と、容疑を認めている。
出典
『現場責任者の男性書類送検 感電事故で業過致死傷容疑』
http://www.sankei.com/affairs/news/170925/afr1709250022-n1.html
2016年9月10日15時46分にTBS News iから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前10時前、横須賀市久里浜にあるガス関連施設で、液体酸素ボンベ1本が爆発した。
この爆発で、近くで作業をしていた男性(42)が病院に運ばれたが、その後、死亡した。
爆発したボンベは不良品で、男性が中身の液体酸素を別のボンベに移し替える作業中だったという。
警察は、何らかの原因で引火したとみて、詳しいいきさつを調べている。
出典
『神奈川・横須賀市で酸素ボンベ爆発、男性死亡』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2865609.html
9月10日14時54分に産経新聞からは、ボンベ洗浄中だったという、同趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前9時50分ごろ、神奈川県横須賀市にあるガス関連施設内で、液体酸素ボンベ1本が爆発した。
巻き込まれた同社従業員の男性(42)が死亡した。
警察によると、ボンベは重さ約132kgで、男性は屋外でボンベの洗浄などの作業中だった。
警察が原因を調べている。
出典
『酸素ボンベ爆発、男性死亡 横須賀のガスセンター』
http://www.sankei.com/affairs/news/160910/afr1609100005-n1.html
2016年9月11日付で読売新聞鹿児島版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月10日18時28分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
JR九州は、9日深夜から10日未明にかけて、九州新幹線の車両を使った異常時の避難誘導訓練を薩摩川内市などで行った。
鹿児島、熊本、佐賀県などのJR九州支社や警察、消防、運輸局などから約150人が参加し、万一の事態に備えた連携を確認した。
JR川内~鹿児島中央駅間を走行中の新幹線で火災が起き、緊急停止したとの想定。
走行中の車内にブレーキがかかり、「非常ブザーが確認されました」との放送が流れ、緊急停止した。
鎮火したが運転再開はできないとの設定で、乗務員は訓練の具体的なシナリオを事前に知らされておらず、その場で話し合いながら誘導を進めた。
車両に煙が充満するなか、車外にはしごをかけ、乗客役の約100人を避難させた。
手足に重りを付けた高齢者や重傷者役の乗客に対しては、はしごや担架を使って車外に避難させた。
訓練の直前には、車両内に煙を充満させる「煙体感訓練」も実施。
火災時にどれだけ視界が悪くなるかを、実際に体験した。
2012年3月、九州新幹線が福岡県内で6時間半にわたって立ち往生し、乗客が車内に閉じこめられたトラブルが発生。
訓練は、それ以来、毎年行っているが、火災発生を想定した訓練は今回が初めて。
JR九州の古宮・鉄道事業本部長(53)は、「いろいろな条件で対応できた。乗客の安全確保を第一に考え、「様々な『想定外』に対応できるよう、今後も様々なことを想定した訓練を行いたい」と総括した。
出典
『新幹線で避難誘導訓練 火災想定』
http://www.yomiuri.co.jp/local/kagoshima/news/20160910-OYTNT50069.html
『九州新幹線で火災避難訓練、車内の煙体感も 鹿児島』
http://www.asahi.com/articles/ASJ9B113FJ99TLTB015.html
2016年9月10日12時27分に和歌山放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月10日20時10分にNHK和歌山からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
きのう(9日)午後6時40分頃、御坊市の日高港沖およそ12.5kmを航行していた韓国船籍の小型タンカー「EIWA MARU3(エイワ・マル・スリー)」(740トン、全長およそ64m)で爆発が起き、「乗組員がヤケドを負っているので和歌山下津港に引き返している」と、船舶代理店から海南海上保安署に通報があった。
この事故で、韓国人の男性機関長がやけどを負い、搬送先の和歌山市内の病院で死亡が確認されたほか、インドネシア人の男性乗組員2人が膝の骨を折るなどのケガをした。
海南海保の調べによると、当該船は乗組員10人で、積み荷の潤滑油を有田市の東燃ゼネラル石油に降ろした後、三重県の四日市港に向かっていた。
事故当時、タンカーでは、空になったタンクのクリーニング作業と、甲板上での溶接作業を同時にしていたということで、潤滑油が揮発したガスに溶接の火が引火したと見て、海南海保が詳しい事故の原因を調べている。
また、国交省の運輸安全委員会は、船舶事故調査官2人を現地に派遣することを決めた。
出典
『日高港沖で小型タンカーの爆発事故 船長が死亡』
http://wbs.co.jp/news/2016/09/10/87321.html
『小型タンカーで爆発 3人死傷』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2045577341.html?t=1473545012935
2016年9月9日19時33分にNHK関西NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月9日13時31分に読売新聞から、9月9日16時46分に日テレNEWS24から、9月9日15時1分と18時52分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前11時すぎ、大阪・枚方市の中学校から「理科の実験中に男子生徒2人が体調不良を訴えた」と消防に通報があった。
消防によると、2年生の男女8人が吐き気や腹痛などの体調不良を訴え、病院に運ばれて手当てを受けた。
生徒は全員意識はあり、快方にむかっている。
男子生徒の1人はけいれんして意識を失ったが、救急車の中で意識が戻ったという。
消防や学校によると、当時は2時間目の理科の授業中で、計36人が、酸化銅と炭素を混ぜてバーナーで加熱し、二酸化炭素を発生させる実験をしていたという。
授業開始から40分ほどたった午前10時半頃、生徒から「異臭がする」との声が上がり、気分不良を訴える生徒が相次いだ。
教諭らが保健室に連れて行ったが、症状が改善せず、消防に通報したという。
校長は、「試験管を加熱した段階で、何人かの生徒が『くさい臭いがした』と言って体調不良を訴えた。実験を担当したのはことし採用された20代の教師で、この実験をするのは、今日が初めてだった」、「これまでも同じ実験はしていたが、事故はなかった。原因はよくわからない」と話していた。
消防などによると、実験中に何らかのガスが出た可能性があるという。
実験当時、窓はあけていた。
同中学校は、「実験は異臭が発生するようなものではなく、燃焼時に何らかの物質が紛れ込んだ可能性がある」としている。
消防が、実験していた教室の空気を測定したところ、特に異常はなかったという。
市教育委員会は、同日、今月1日にも理科の実験中に、男女4人が気分不良を訴えて病院で手当てを受けた、と発表した。
市教委によると、今月1日、別の中学2年のクラス(36人)で5限目に鉄と硫黄を使って硫化水素を発生させる実験中、発生した気体を吸ったとみられる男女4人が「気分が悪い」と訴え、病院で手当てを受けた。
うち3人は検査入院したが、症状は軽く、復学している。
授業を担当したのは、9日とは別の教諭だった。
市教委は、当面は同校で同様の理科実験は行わないよう、指導する方針。
花崎学校教育部次長は、「生徒、保護者に深くおわびする。実験中の換気を行うなど学校への指導はしていた。再発防止に取り組む」と話した。
警察が、学校の関係者から話を聞くなどして、実験の手順や安全管理に問題がなかったか、調べている。
出典
『理科実験中に体調不良8人搬送』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20160909/5546982.html
『理科実験中に気分悪く、中学生8人搬送…大阪』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160909-OYT1T50063.html
『理科実験中に異臭、中学生8人搬送 大阪』
http://www.news24.jp/articles/2016/09/09/07340511.html
『理科の実験中に異臭 中学生8人を搬送 大阪・枚方』
http://www.asahi.com/articles/ASJ9946YPJ99PTIL010.html
『実験中に体調不良、今月2回目 大阪・枚方の中学』
http://www.asahi.com/articles/ASJ995J0CJ99PTIL01J.html
(2016年12月23日 修正1 ;追記)
2016年12月22日付で読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
枚方署が、担当の男性教諭(29)と女性教諭(23)を業務上過失傷害容疑で書類送検したことが、同署への取材でわかった。19日付。
実験器具の洗浄が不十分で、亜硫酸ガスなどが発生したのが原因と断定した。
同署や市教委によると、男性教諭は、9月1日に2年生のクラスが硫化水素を発生させる実験をした後、使用した実験器具の洗浄を怠った疑い。
女性教諭は、同9日に別のクラスが行った酸化銅と活性炭から二酸化炭素と銅を取り出す実験で、器具の洗浄確認を怠って有毒ガスを発生させた疑い。
この際、生徒8人が頭痛や吐き気などを訴え、病院に搬送された。
1日の実験でも、4人が気分不良を訴え3人が入院したが、換気などが行われており、過失はないと判断した。
男性教諭は、「生徒が病院に運ばれて気が動転し、器具の洗浄を失念した」、女性教諭は、「洗浄されているか、全く確認していなかった」と供述しているという。
出典
『理科実験で気分不良、中学教諭2人を書類送検』
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20161222-OYO1T50019.html
(ブログ者コメント)
1日の鉄と硫黄から硫化水素を発生させる実験後に、どのような物質が実験器具に残っていたというのだろうか?
そして、それが、9日の酸化銅と活性炭から二酸化炭素と銅を取り出す実験時に、新たに加えられた何と、あるいは発生した何と反応して、亜硫酸ガスなどが発生したというのだろうか?
考えてみたが、ブログ者には思いつかなかった。
2016年9月8日7時0分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌市が、来年夏にも市内全域で使用済みスプレー缶類を穴開け不要で出してもらう方針を固めた。
モデル地区として先に行っていた清田区と同様に、収集日の「燃やせるごみの日」への変更を検討する。
市では、市内で自宅での穴開け作業が原因とみられる火災が2014年3月、15年5月と相次いで発生し、計3人が死亡したことを受け、15年10月に清田区の一部で穴開け不要回収を試行、今年4月から同区の全域に広げていた。
全市で実施できると判断したため、来年夏にも全市に広げる。
清田を除く9区では、スプレー缶やガスボンベを出す前に穴を開けて出すことを求めてきた。
可燃性ガスが残っているとごみ収集車の中で圧縮され、火災や爆発を起こす恐れがあるためだ。
収集日は、4週に1回の「燃やせないごみの日」となっている。
新しいルールでは穴開けを不要とするが、中身を使い切って透明のごみ袋に入れる方法は変わらない。
収集車に缶類を入れるカゴを取り付けて回収することで、収集車の火災のリスクをなくす方法を採る。
収集日は週2回の「燃やせるごみの日」になり、出せる機会が増える。
市にとっては、一度に回収する量が減り、搬入先となる市内3カ所の清掃工場の置き場にたまりにくくなるという。
清掃工場に搬入した缶類は、廃棄物を扱う業者に破砕処理を依頼する考え。
今後は、大幅に増える対象世帯に新しいルールをどう周知するかが、課題になりそうだ。
札幌市が昨年10月に清田区(5万2千世帯)の一部で試行した初日は、穴開き状態の排出が2割に上った。
市内は103万世帯あり、周知が行き届かなければ、市民が収集日を勘違いしたり、袋を分けず可燃ごみの袋に混入したりする可能性がある。
ガス抜きが不十分なままごみステーションに出されれば、火災の可能性がないとは言えない。
市は、混乱が起きないよう、新ルールを伝えるチラシを事前に全戸配布する考えだ。
清田中央地区町内会連合会の鈴木会長(77)は、「ルール変更は住民の理解に時間がかかった。町内会のステーションの見回りなど、負担も大きくなる。周知徹底する方法を考えるべきだ」と話す。
札幌市によると、道内では大半の自治体が穴開けが必要だが、旭川市や富良野市のように穴開けを不要に変えたケースもある。
出典
『札幌 スプレー缶回収「清田区式」全市拡大へ 穴開けず「可燃ごみ」の日に』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/sapporo/1-0313655.html
『穴開け不要 札幌全域に スプレー缶収集 来夏にも拡大』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/life-topic/life-topic/1-0313673.html
(2016年10月16日 修正1:追記)
2016年10月13日19時13分にNHK札幌から、下記趣旨の関連記事がネット配信されていた。
ごみになったスプレー缶は、中身を使い切ったうえで、わずかに残る気体を逃がすために、缶に穴を開けて捨てなければいけない。
ただ、環境省は、去年、「穴開けは不要とすることが望ましい」と全国の自治体に通達した。
一方で、スプレー缶の穴開けをやめるのは難しいという自治体もあり、道内では対応が分かれている。
札幌市は、スプレー缶の回収サービスを行っている。
穴を開けるのをためらって市民が持ち込んだ缶の量は、1日で重さ80kg分にもなる。
持ち込んだ市民の中には、1年以上もこわくて穴を開けられなかったという人もいた。
実は、危険なスプレー缶。
周辺に火の気があるだけで、爆発の危険がある。
実際、スプレー缶が原因の火災は、札幌市内で後を絶たない。
ごみ収集車は、穴の開いていないスプレー缶を運ぶ途中で爆発することが多く、毎年、火災は30件以上も発生している。
その修理代も、多額の費用がかかる。
さらに、住宅火災も暖房器具を使う冬場を中心に多く発生し、この5年間で3人が亡くなった。
問題の解決に向け、札幌市清田区では、ことしから試験的な取り組みが始まっている。
それは、「穴を開けずにごみを捨てる」取り組みだ。
別の袋でスプレー缶を回収し、ほかのごみとは別に専用のかごに入れて運ぶ。
穴を開けずにごみに出せる、この方式。
市民からは好評で、来年夏からは、札幌市の全域でこの方式を採用することになった。
気体が残ったスプレー缶も、窒素を使って火災を起こさずに圧縮できる機械を増やして対応する。
この方式によって、清田区では昨年度、5件起きたスプレー缶が原因のごみ収集車の火災は、今年度はゼロになるなど、早くも効果が出ている。
札幌市では、市民の利便性が高まるのに加え、行政にとってもごみ収集車の火災が減り、メリットが大きいとしている。
札幌市環境局の樫野係長は、「火災が起きないことで、作業員の安全にもつながります。また、火災がひとたび住宅地域などで起きますと、それが飛び火する危険も考えられないこともありませんので、そういうことがなくなるのは、非常にメリットがあると思います」と話していた。
一方で、缶の穴開けを不要とする方式は、道内全体で広がりにくいのが現状だ。
その1つ、人口減少などで財政事情が厳しさを増す室蘭市。
札幌市で導入されている高額な設備は、購入するには、さらに費用がかさむとしている。
また、複数の自治体で1つの清掃工場を使っているため、ほかの自治体と足並みを揃えるのも難しいという。
室蘭市生活環境部の弘瀬課長は、「市民サービスからすると、穴を開けないのが理想です。できれば、それにのっとっていきたいのが当然のことですが、経費の面もあり、いますぐにそれを改善できる状況にはなく、心苦しい状況になっています」と話す。
道によると、財政面などで室蘭市のような事情を抱える自治体が多く、スプレー缶のごみ出しのルールを変更した自治体は、旭川市や歌志内市など、ごく少数にとどまっているという。
生活に身近なスプレー缶のごみ出し。
自治体によって対応に差が出る状況は、今後も続きそうだ。
出典
『どうする?スプレー缶のごみ』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20161013/3081941.html
2016年9月9日14時10分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後8時40分頃、滋賀県草津市の家電工場から「男性が機械に挟まれた」と119番があった。
従業員の男性(59)が、冷蔵庫の部品にアルミテープを貼りつける機械と金属製の囲いの間に上半身を挟まれており、約1時間後に搬送先の病院で死亡が確認された。
警察によると、男性は当時、普段は立ち入らない囲いの中で、機械を止めて1人で点検中だった。
何らかの理由で機械が動きだし、体を挟まれたという。
出典
『機械止めて点検中、挟まれ従業員死亡…家電工場』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160909-OYT1T50056.html
9月9日7時1分にNHK関西NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後8時40分頃、滋賀県草津市の大手電機メーカーの工場にある冷蔵庫の製造ラインで、従業員の男性(59)が機械に上半身を挟まれていることに別の従業員が気づき、消防に通報した。
消防が駆けつけた時、男性は既に意識が無く、搬送された病院で死亡が確認された。
警察によると、男性は、故障した機械を1人で点検していた時に誤ってベルトコンベヤーに足をとられたと見られるという。
警察は、会社や別の従業員から話を聞いて、当時の状況をさらに詳しく調べることにしている。
出典
『工場で機械に挟まれ従業員死亡』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20160909/5533231.html
(ブログ者コメント)
ベルトコンベヤーに足をとられた際に体勢を崩し、機械の起動スイッチに触れた・・・ということだったのだろうか?
詳細は定かではないが、何が起きるかわからないので、機械の点検清掃時には、面倒でも、元電源を切っておくにこしたことはない。


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。