







(1/2から続く)
2月18日8時49分に朝日新聞からは、委託した業者が目視でしか点検していなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
看板の安全性を確認する年1回の法定点検が、直近2回は地上からの目視だけだったことがわかった。
看板は30年前に設置され、ビルの外壁との接続部分の劣化が進んでいたが、異常が見過ごされた可能性がある。
警察は、安全管理に問題があったとみて、業務上過失傷害容疑で捜査している。
札幌市によると、この看板は建築基準法上、年1回、目視か打音などで異常がないか確認することが義務づけられている。
店側は2012、13年度、ビル全体の点検を業者に委託し、看板の「支持部分等の劣化及び損傷」の項目は「指摘なし」(異常なし)だった。
14年度はまだ点検していない。
この業者は朝日新聞の取材に、12、13年度の点検は「地上から目視したが、異常には気づけなかった」と答えた。
店側から委託料として十数万円を受け取ったが、この金額では高所作業車を使うなど大がかりな点検はできないとし、打音や分解検査などはしていないとした。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASH2K555CH2KIIPE00X.html
2月17日20時37分に共同通信からは、国交省が事例を横展開対応するという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この事故を受け、国交省は17日、外壁に看板を取り付けている国内約7万5千棟の安全性を緊急調査するよう、全国の都道府県などに指示した。
調査対象は完成後約10年以上で、市街地の中心部にある3階建て以上の建物。
看板を支える金具の腐食状況など落下の危険性を調べ、必要に応じて是正措置を取り、4月10日までに報告するよう求めた。
出典URL
http://www.47news.jp/CN/201502/CN2015021701002211.html
(ブログ者コメント)
ビルの外壁や駅の表示板、橋のコンクリートなど、高所からの物品落下事例は過去に数多く報道され、その一部は本ブログにも掲載している。
今現在も、落下寸前の場所が何カ所もあることだろう。
しかしながら、今回の事例を受け、そういった落下の恐れのある箇所全てを点検しようとしても、あまりにも範囲が広すぎて、現実問題、実施は不可能だ。
記事にある国交省の考え方が妥当なところかもしれない。
(2015年9月13日 修正1 ;追記)
2015年9月8日15時28分に北海道新聞から、札幌市が看板などの安全管理指針を策定したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受け、札幌市は7日、看板などの屋外広告物の日常的な点検方法などについて定めた安全管理指針を策定した。
広告物の外観を目視するだけでなく、内部の腐食の有無などの点検を求め、危険な広告物の改修・撤去を義務付ける内容で、12月1日から運用する予定。
同市の屋外広告物条例では、広告物を新設する際に市長の許可が必要。
また、継続して設置する場合には、3年ごとに許可を受ける必要がある。
許可に当たっては、同条例の施行規則で腐食や変形など詳細な点検を義務付けているが、日常的な点検についての具体的な規定はなかった。
同市は落下事故を受け、新たに安全管理指針をつくることを決め、7日の屋外広告物審議会に示して了承された。
指針は、広告物の点検方法について、「外観の目視だけでなく、内部の腐食を確認するなど、状態を正確に把握する方法により行う」などと規定。
天候の急激な変化などがあった場合には、直ちに点検することも義務付けている。
また、点検結果の保管や、危害を及ぼす恐れのある広告物を直ちに改修・撤去することも義務付けた。
同市は、日常的な管理が指針に違反していることが明らかになった場合には、設置の更新を許可しないとしている。
出典URL
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0177104.html
9月10日付で毎日新聞北海道版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受け、市は新たに屋外広告物の安全管理指針を作ることを決めた。
広告物の内部に腐食がないか目視以外の方法でも確認するよう義務づけることなどを盛り込む。
今後、設置業者などに周知し、12月からの適用を目指す。
指針では、腐食の確認のほか、老朽化した広告物の大規模改修や撤去の検討を求める。強制力はないが、市道路管理課は「行政指導の根拠になる」と話す。
事故の後、市は約1800の広告物設置者に緊急点検を呼びかけ、約8割から回答を得た。
その中には、「内部の腐食が判明し、部品を交換した」、「目視で危険と分かり撤去した」との報告があった。
看板などの屋外広告物について、道内では札幌など4市が独自の条例を制定し、175市町村は道の条例で規制している。
安全管理は条例で異なり、道条例には点検書類の保管などの管理指針があるが、札幌市には指針がなかった。
こうした条例に基づく屋外広告物の設置申請は札幌市内で約5割にとどまっているとみられ、規制の強化で無申請の設置が増える恐れもある。
秋元市長は8日の記者会見で、条例に加え、道路法でも適切な指導に務める考えを明らかにした。
出典URL
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20150910ddlk01040317000c.html
(2016年3月29日 修正2 ;追記
2016年3月28日21時3分にNHK北海道NEWS WEBから、副店長が起訴されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年2月、札幌市中央区にある飲食店が入ったビルで、高さ15mのところに設置されていた重さ25kgの金属製の看板の部品が落下し、歩道を歩いていた女性(22歳)の頭に当たって、女性は今も意識不明状態が続いている。
事故をめぐっては、2時間あまり前にも別の部品が落下しているのが見つかっていて、警察は、店側の安全管理に落ち度があったとして、副店長の加藤被告(44歳)を、業務上過失傷害の疑いで書類送検していた。
これについて札幌地検が捜査を進めた結果、当時は強風が吹いていてさらに部品が落下するおそれがあったのに、歩行者に注意を呼びかけるなどの対策をとらずに放置していたとして、28日、加藤副店長を業務上過失傷害の罪で在宅起訴した。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160328/4047251.html
2015年2月16日2時35分と15時13分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月15日23時44分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後2時ごろ、札幌市中央区の飲食店ビル(鉄筋コンクリート7階建て)で、4階の外壁から看板の一部が約15m下の歩道に落下、歩いていた看護助手の菅原さん(女性、21歳)の頭に当たった。
菅原さんは頭と首の骨を折り、意識不明の重体。
警察によると、落下したのは壁面に設置された飲食店の看板の飾り部分で、縦横約30cm、長さ約1.5mの鉄製。重さは約20kg。
看板は、ビル外壁に穴を開け、ボルト4本で固定されていた。
看板側の穴の周囲が腐食しており、外壁に残っていた4本のボルトもさびていたという。
警察は、接続部分が腐食した看板が強風にあおられ、抜け落ちた可能性が高いとみて、詳しい落下原因を調べている。
菅原さんは1人で歩道を歩いていたとみられ、近くにいた男性が「看板が落ちて女性が倒れている」と119番通報した。
札幌管区気象台によると、同区の観測地点(北2西18)では15日午後1時47分に25.4mの瞬間風速を観測した。
出典URL
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/592512.html
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/592670.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150215-OYT1T50040.html?from=ycont_top_txt
2月17日0時35分に毎日新聞からは、看板の模式図付で、3時間前にも別の部品が落下していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月16日21時24分にNHK北海道NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、落下した看板の一部は箱状で、重さは約25kg。
根元が外壁と接続する金属製の基礎と溶接されていたが、雨などの浸入で腐食していた。
さらに、事故前に見つかっていた別の部品は、この看板と別の看板を固定する金属製の支柱(幅、奥行き各30cm、高さ15cm)だったことが分かった。
支柱は15日午後0時40分ごろに落下。隣のビル関係者が見つけて店側に知らせたが、副店長の男性(43)は詳しく調べずに放置していた。
副店長は、「従業員から報告を受けて、外に出て目視で確認したが、看板の一部とは認識できず、われわれの店舗のものではないと判断していました。報告があったときから道路にコーンを置くなど安全対策を講じていれば、今回の事故は起きなかったと思っています」と話している。
店によると、看板は開店と同時期の1985年3月ごろに設置。
2013年12月に目視で点検したが異常は見当たらなかったという。
一方、看板の劣化や損傷の状況は定期報告が義務付けられているが、店は昨年11月末の期限を過ぎても報告せず、市建築安全推進課が同12月に催促していた。
飲食店の社長は、「外見で異常が無かったため大丈夫と思っていた。女性に迷惑をおかけし、本当に申し訳ない」と謝罪した。
店は営業を自粛し、他の同型の看板も撤去する。
飲食店は名古屋市に本社があり、全国で店舗展開している。
札幌市道路管理課によると、看板などの広告物は条例で、形状により設置期間が15日〜3年以内と定められている。
継続申請時には、基礎や取り付け部分、照明装置の老朽化や腐食など20項目を屋外広告士などの有資格者がチェックし、報告書を提出する。
仮に異常が見つかれば補修などをしなければ継続許可が下りないが、継続や新規設置の申請後は具体的な点検期間、回数、方法などガイドラインはなく、日常の保守・点検は管理者任せとなっているのが現状だ。
看板業者などが加盟する札幌広告美術協会によると、看板の点検は通常、目視とハンマーでたたく「打音検査」などでボルトの緩みや接続部分の腐食、変形、破損程度を調べる。
石川実理事長は、「表面だけ見ても内部の損傷や腐食は見つけにくい」と説明する。
落下した看板の一部は箱状だったことから、「内部に水が入り込み、たまり続けてサビたのではないか」と推測。
「看板の取り付けや管理は安全第一でやらなければいけない。事故が起きて非常に残念だ」と話した。
ネオンなど屋外看板が多数ある札幌・ススキノ。
飲食ビル運営会社は、「看板が落下する恐れは考えたことがなかった。事故を受け、看板や外壁に腐食がないか注意するよう指示した。われわれもより気を付けなければならない」と話した。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20150217k0000m040080000c.html
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150216/k10015505671000.html
(2/2へ続く)
2015年2月14日18時2分に北日本放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月15日13時28分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午前、魚津水族館で火事があり、施設内にいた客およそ20人が避難した。けが人はいなかった。
警察などによると14日正午ごろ、魚津市の魚津水族館で水槽管理を委託されている業者の男性が、機械室のビニール管から火が出ていることに気がつき、備え付けの消火器で火を消した。
施設内には客がおよそ20人いたが、全員避難して無事だった。
焼けたのはヤドカリやヒトデなどと触れあえる水槽の海水を温める装置で、直径15cm、長さ40cmのビニール管。内部には電気式のヒーターが入っている。
飼育員の男性が水槽の水を入れ替えた後、ビニール管の通水バルブを開放し忘れて水が流れなかったため、中のヒーターが過熱して火が出たという。
水族館は、指導を徹底し再発防止に努めたいと話している。
出典URL
http://www.knb.ne.jp/news/detail/?sid=6470
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150215-OYT1T50038.html
2015年2月14日付で朝日新聞山口東版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前11時半ごろ、周南市遠石1丁目のマンション敷地内で、作業員の山根さん(男性、34歳)が感電し、胸や腕、足にやけどを負った。
マンション屋上に張る防水シートを大型クレーン車の先端フックにかける作業中、クレーンのアーム部分が近くの高圧電線に接触したためとみられるという。
(2015年3月22日 修正1 ;追記)
2015年2月14日付の山口新聞紙面に、当時の詳しい状況が下記趣旨で掲載されていた。
(この情報のほうが正しそうに思えたので、タイトルもこの情報に合せ、修正した)
大型クレーンから垂れるワイヤーと高圧電線が接触。地上でこのワイヤーを使って作業していた作業員が感電し、胸や腕などをやけどする重傷を負った。
警察によると、男性ら8人は、8階建てマンションの屋上にクレーンでシートを吊り上げる作業中だった。
山根さんがワイヤーのフックにシートを引っ掛ける際に、ワイヤーと地上約20mの高さにある電線が接触した。
クレーンは停止していたという。
2015年2月14日付で毎日新聞香川版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前8時55分ごろ、丸亀市綾歌町の遊園地「ニューレオマワールド」内にある水上ジェットコースター「ビバーチェ」の運行前点検をしていた男性社員(45)が、乗り場と車体の間に左足を挟み、指の骨を折るなどの重傷を負った。
警察によると、男性社員は同僚4人と点検をしていた。
無人でコース内を試運転し、速度を落としながら乗り場に戻ってきたジェットコースターに、男性社員が足をかけた際に、挟まれたとみている。
警察は、安全管理に問題はなかったか、当時の状況を詳しく調べている。
レオマワールドでは、昨年11月、パート従業員の男性(当時71歳)が剪定作業中に、試運転中だった同じジェットコースターに接触し、重体となる事故が発生していた。
運営するレオマユニティーは、「前回の事故後、作業マニュアルを改定したが、さらに安全に作業するよう指導する」とコメントした。
出典URL
http://mainichi.jp/area/kagawa/news/20150214ddlk37040601000c.html
2月13日13時52分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
従業員は、ゆっくりと動いていたコースターにホームから乗ろうとした際、足を踏み外したとみられる。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150213/wst1502130053-n1.html
(ブログ者コメント)
昨年11月の事故は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4435/
2015年2月12日20時45分にNHK金沢から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月13日15時35分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後1時ごろ、白山市徳光町の北陸自動車道下り線の徳光パーキングエリアで、駐車中のタンクローリーから液体の硫黄が漏れていると運転手の男性から消防に通報があった。
警察や消防が現場に駆けつけたところ、液体の流出は止まっており、けが人はいなかった。
警察によると、運転手の男性は、タンクローリーに液体の硫黄およそ14トンを積んで、三重県から富山県に向かっている途中で、徳光パーキングエリアで車を降りた際に、車の後部から硫黄が漏れているのに気がついたという。
この影響で、下りのパーキングエリアは午後1時ごろから約7時間20分にわたって閉鎖され、隣接する上りのパーキングエリアの施設などでは、張り紙やアナウンスで、硫黄が漏れているため、下りのパーキングエリアに立ち入らないよう注意を呼びかけた。
警察によると、約50ℓが漏れた。タンクの後方下部に穴が開いていたとみられる。
漏れた硫黄は撤去され、パーキングエリアでは、タンクの中に残った硫黄を冷やして固体にする作業が行われた。
硫黄は、消防法が定める危険物にあたる可燃性の物質。常温では固体となる。
警察は、硫黄が漏れた原因について詳しく調べることにしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/3025402741.html?t=1423775834343
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150213-OYT1T50070.html
2015年2月12日19時6分にNHK北九州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前6時半ごろ、北九州市八幡東区の新日鉄住金八幡製鉄所のレールを作る工場で、関連会社「山九株式会社」に勤める倉池さん(男性、58歳)がレールを切断する機械の鉄製の扉に挟まれまれているのを、別の作業員が見つけた。
倉池さんは病院へ搬送されたが、胸などを強く打ち、およそ12時間後に死亡が確認された。
警察によると、現場で倉池さんはレールを切断する作業を1人で行っていたとみられ、別の作業員が異常を伝えるブザーの音に気づき、扉に左半身が挟まれている倉池さんを見つけたという。
警察は、会社の関係者から話を聞いて、安全管理に問題がなかったかなど事故の状況を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/5025410251.html?t=1423781881195
2015年2月12日付で札幌テレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月12日11時6分に産経新聞から、2月12日12時21分にNHK北海道NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
大雪に見舞われた留萌市で、痛ましい事故があった。
車庫の中でバーナーを使って雪を溶かす作業をしていた男性が、服に引火した状態で発見され、死亡した。
住宅に組み込まれた車庫。留萌の事故は、この中で起きた。
12日午前4時5分ごろ、半田さん(51)が、服に火がついた状態で倒れていたところを発見された。
半田さんは病院に搬送されたが、死亡した。
(樋口記者)
「半田さんが発見された際、車庫のシャッターは閉まった状態だったということです」
警察によると、半田さんは深夜0時半頃から除雪をしていて、独自の方法で雪を溶かしていたという。
車庫の中にシンクのようなモノを用意し、そこに雪を入れる。これをキャンプ用のバーナーなどを使ってあたためていたという。半田さん自作の融雪槽だった。
警察によると、車庫の中は煙が充満していたという。
警察が半田さんの妻に話を聞いたところ、半田さんは、ふだんから車庫の周辺の雪をとかすためにバーナーを使っていて、12日も午前0時半ごろに「除雪をしてくる」と言って外に出ていったという。
留萌市は昨夜から再び大雪に見舞われた。
午前2時の時点で積雪は132cmに達し、留萌市平均の倍を記録していた。
死亡した半田さんの家の前にも、高い雪山ができていた。
(留萌市民)
「ひどい雪だ…」「きのうは寝る前に除雪した。きょうになってまた積もった」
大雪で市民が雪捨て場に困る中で起きた今回の事故。
警察は、半田さんが一酸化炭素中毒になったあとバーナーの火が服に引火した可能性も含め、あす遺体を司法解剖し、事故の原因を調べることにしている。
出典URL
http://www.stv.ne.jp/news/index.html
http://www.sankei.com/affairs/news/150212/afr1502120010-n1.html
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20150212/5392131.html
(2015年3月22日 修正1 ;追記)
2015年2月12日付の北海道新聞紙面に、事故当時のやや詳しい状況が下記趣旨で掲載されていた。
半田さんは午前0時半ごろから自宅周辺の除雪をしており、就寝中の妻がきな臭いにおいに気付いて車庫を確認したところ、シャッターが下りた車庫内に煙が充満していたという。
半田さんが倒れていた近くにはキャンプ用の複数のバーナーがあった。
半田さんの衣服は腰や背中付近が焼けており、作業中に火が燃え移った可能性もあるとみて、詳しい状況や死因を調べている。
2015年2月12日18時36分にNHK山形から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月13日付で朝日新聞山形版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
11日夜10時半ごろ、高畠町入生田の最上川周辺で、「油のにおいがする」と近所の人から消防に通報があった。
消防や国交省山形河川国道事務所が12日朝から調べたところ、近くの農産物加工会社、「たかはたファーム」の敷地内のオイルタンクと工場をつなぐ配管のT字形継ぎ目から、暖房などに使われる重油が漏れていたことがわかった。
消防によると、重油は側溝を通じて最上川に流れ出て5kmほど下流まで広がり、およそ5000ℓにのぼるという。
同事務所によると、これまでのところ、人への健康被害や魚への被害は確認されていないが、消防が、油を吸着させるためのフェンスをはって回収作業にあたっている。
重油が漏れた配管の周辺には雪のかたまりがあったという。
配管は元々腐食しており、そこに落雪があったため、隙間ができて漏れ出したとみられる。
社長は、「配管は20年近く経っていると思う。同種の箇所がないか調査している。ご迷惑をおかけし、おわびします」と話した。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/6025399371.html?t=1423775326739
(2015年3月22日 修正1 ;追記)
2015年2月13日付の山形新聞紙面に、当時のやや詳しい状況が下記趣旨で掲載されていた。
12日午前6時半ごろ、入生田地内の事業所から、「油のにおいがし、砂川に油が浮いている」と119番通報があり、消防職員らが川をたどっていくと、同社から重油が流れていたという。
同社によると、11日午後10時半ごろに住民から連絡があったことから、遅くてもこの時点から重油は流れていたとみられる。
工場内のボイラーに使用しており、配管の上には2mほどの積雪があった。
(ブログ者コメント)
山形新聞掲載写真を見ると、ブロック製らしき壁にほぼピタリと沿うような形で6分か1インチほどの配管が通っており、その途中から分岐するT字型継手の下に、油受けらしきパンのようなものが置かれていた。
2015年2月12日9時23分に秋田魁新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後1時15分ごろ、秋田県横手市雄物川町深井の排水路工事現場で、はしごに上って水抜き作業を行おうとした会社員の松高さん(男性、69歳)が、誤って約2m下の排水路に転落した。
横手市内の病院に搬送されたが、頸椎損傷などで約1時間後に死亡した。
警察によると、現場は排水路の中間地点で、水の流れを遮断する矢板が設置されていた。
松高さんは、この矢板に掛けたはしごに上り、ポンプを使って前方の排水路の水抜きをしようとした際、はしごごと後方の排水路に転落した。
水位は約50cmだった
出典URL
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20150212b
2月12日付で朝日新聞秋田全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、排水路は幅約4m、深さ約2m、水深約50cm。
松高さんは、排水路の端と中央部の矢板に渡したハシゴの上で水抜きのホースをたぐり寄せていたところ、誤って転落したという。
2015年2月14日付で毎日新聞北海道版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌市中央区で10日、オフィスビル「札幌ノースプラザ」地下1階の飲食店から出火し、直結する「札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)」(520m)に煙が充満した火災で、当時、防火シャッターなどが作動していなかったことが13日、札幌市中央消防署の調べで分かった。
スイッチが切られていた。
同署は、消防用設備を適正に運用していなかったとして、消防法に基づきビル管理者に警告書を出した。
同署によると、火災の約40分前の10日正午ごろ、ビルで火災感知器が誤作動した。
このため、ビルの警備員が感知器に連動する防火シャッターと避難誘導アナウンスのスイッチを切ったという。
その後、飲食店内で調理中、壁の油かすに引火し、壁など約5m2を焼いた。
警備員は、誤作動の際に切った避難誘導アナウンスの装置は復旧させたが、防火シャッターのスイッチは入れ忘れたという。
地下歩行空間には煙が充満、2011年3月の開通以来初めて、全面閉鎖された。
同ビルの管理会社によると、火災感知器は普段から誤作動が多いため、作動時は連動するシステムを一旦停止させ、警備員が現場確認した後にシステムを復旧させていた。
管理会社は今回のミスを機に、適正な運用方法をマニュアルに明記し、火災訓練をすることにした。
同署も、19日に「チ・カ・ホ」沿道にあるビル10棟の防火管理者らを集めた研修会を開き、初動対応などの徹底を図る。
市道路維持課によると、「チ・カ・ホ」は「歩行者専用道路」に当たり、国道または市道扱い。
このため、消防法や建築基準法の適用対象外で、消防用設備の設置義務はない。
市はこれまで、独自に煙感知器や消火器などを設置し、防災センターを設けて警備員を常駐させているが、スプリンクラーはない。
今回の火災では、警備員が歩行者を13カ所の出入り口から地上に誘導し、換気窓から排煙した。
火災を受け、市は沿道ビルとの管理協定に従い、連絡体制を強化、3月に恒例の防災訓練を実施する。
出典URL
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20150214ddr041040005000c.html
2月14日9時10分に北海道新聞からは、下記趣旨の補足的記事がネット配信されていた。
これまでの調べでは、ビルの管理会社が防災システムのスイッチを切っていたため、防火扉が閉まらなかった人為ミスも判明。
防災体制を検証した。
複合ビルには、煙感知器の反応で自動的に防火扉が閉まる防災システムが設置されている。
市消防局によると、管理会社がシステムのスイッチを切ったのは10日正午ごろ。ビルの煙感知器が作動し、担当者がいったんシステムを停止させて現場を確認したが、誤作動だった。
その後、スイッチを入れ直すのを忘れたという。
午後0時40分ごろ、実際に出火したが、システムは作動せず防火扉は開いたまま。
警備員がビルの出入り口のシャッターを閉めたものの、歩行空間には大量の煙が流入した。
管理会社は、北海道新聞の取材に「法令上問題ないと認識しているが、マニュアルの見直しを考えている」と話した。
地下歩行空間を管理する札幌市によると、歩行空間に接続するビルは10棟。
市はそれぞれ防災管理に関する協定を結んでおり、ビルで火災が発生した際には、歩行空間の防災センターに電話で連絡すると定められていた。
だが、今回はビル側から連絡がなく、歩行空間内の煙感知器が作動して初めて、歩行空間の防災センターは火災を覚知した。
地下歩行空間に充満した煙を逃がす排煙設備がなかったことも、騒動を拡大させた要因の一つとなった。
歩行空間は歩行者専用道路のため、建築基準法や消防法が適用されず、スプリンクラーなどの防火設備の設置が義務付けられていない。
市は出火当時、8カ所の天窓を開け、市消防局が送風機で煙を排出したが、想定外の事態で、閉鎖解除までに1時間も費やした。
総務省消防庁消防大学校消防研究センターの山田研究統括官は、「法律上義務はないが、火気管理だけではなく、煙を強制的に排出する設備などプラスアルファの備えがあっていい」と提案する。
出典URL
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/592283.html
(2015年3月8日 修正1 ;追記)
2015年3月4日付で毎日新聞北海道版から、鉄板加熱中に周囲に付着していた油汚れに燃え移ったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月3日12時24分にNHK北海道NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
この火災を受け、札幌市消防局は3日、市中心部などの地下にある飲食店約700店の緊急査察を始めた。20日まで、調理場の管理状況や避難経路などを確認する。
火災は2月10日午後、店の調理場で従業員が鉄板を加熱中、周囲に付着していた油汚れに燃え移り、壁など約5m2を焼いた。
このため消防は、厨房の排気口などに油汚れがついていないかや、従業員が消火器の設置場所を把握しているかなどを重点において調べていた。
札幌市中央消防署の村瀬消防司令は、「厨房設備を清潔に保って引火に注意するとともに、万が一出火した際には落ち着いて通報し、消火、避難誘導を行ってほしい」と話していた。
市消防局は、今月20日までに市内6区の地下にある飲食店およそ700店舗の立ち入り検査を行い、改善点を指導することにしている。
出典URL
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20150304ddlk01040123000c.html
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20150303/5794511.html
2015年2月10日付で朝日新聞宮城全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月9日19時3分にNHK東北NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前8時半ごろ、七ケ浜町の「N社」工場内で男性作業員2人が倒れた鉄板の下敷きになった。
幸地さん(66)が出血性ショックにより死亡し、60代男性が内臓損傷で重傷を負った。鉄板がぶつかった40代男性も手に軽傷。
警察で、原因を調べている。
警察によると、現場は煙突を造る工場。
鉄板は縦約6m、横約2mで、壁に立てかけてあった。
煙突を造るために材料の鉄板を3人で移動させる作業中、10枚程度(計約4トン)が倒れ、幸地さんと60代男性が下敷きになったという。
警察は、安全管理に問題がなかったかを調べる。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20150209/5332201.html
2015年2月8日16時47分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後0時5分ごろ、松山市堀之内の愛媛マラソン会場ゴール地点で、アルミ製のゴールゲート(重さ約110kg)が風にあおられて倒れ、近くで観戦していた観客にぶつかった。
警察などによると、県内と東京都に住む30~78歳の女性5人が市内の病院に搬送され、頭などに軽いけが。
警察は、事故原因とともに安全対策が十分だったか調べている。
県内には当時、強風波浪注意報が出されていた。
実行委によると、ゲートはコの字型で高さ3.6m、幅9m。地面に接する部分2カ所に計80kgの重りを置いて支えていたという。
事故を受け、重りを増やし、ロープで支えるなど転倒防止策を取って大会を続けた。
実行委は「突風を予想し切れなかった。安全対策はこれまでの経験上十分だと思っていたが、反省しないといけない」としている。
松山地方気象台によると、県内全域に7日夜から強風波浪注意報が出され、8日午後1時50分には松山市内で最大瞬間風速16.4mを記録した。
愛媛マラソンは愛媛陸上競技協会や松山市などが主催し、53回目。
市内を発着点とする42.195kmのコースに、県内外から過去最高の約1万人が参加した。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASH285H0ZH28PFIB001.html
2015年2月6日21時26分にNHK神戸から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後2時ごろ、たつの市新宮町光都の貯水槽の工事現場で「人が生き埋めになっている」と消防に通報があった。
警察によると、貯水層を埋めるために掘削した深さ3.5mの穴の中で作業をしていた建設作業員の田中さん(73)が崩れてきた穴の壁面の土砂で生き埋めになったという。
田中さんは、消防が駆けつけた時には、すでに同僚の作業員らによって土砂の中から助け出されていて、病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認された。
警察によると、当時現場では、田中さんのほかに2人の作業員が重機を使って掘削の作業をしていて、田中さんは1人で穴の中に入って作業をしていたという。
警察は、現場の安全管理に問題がなかったかなど、事故の詳しい状況を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2025280921.html?t=1423258911471
2015年2月4日23時48分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
テレビ朝日は4日、少女アイドルグループ「3B junior」のメンバー(12)が1月28日夕、同本社内でBS朝日のバラエティー番組「3B juniorの星くず商事」を収録中、突然意識を失って倒れ、救急搬送されたと発表した。
少女は現在入院中で、意識は完全には戻っていないが、回復の兆しはあるという。
警察は、業務上過失傷害容疑を視野に、関係者から事情を聴いている。
テレ朝によると、吸うと声が変わるヘリウムガス入りの缶を誰が選ぶかというゲームに10〜16歳のメンバー26人が参加。5グループに分かれ、それぞれ1人ずつがヘリウムガスを吸うことになっていた。
実際にガスを吸った他の4人に異常はなかった。
少女が参加したグループは初回で全員、声が変わらなかったため、時間を置いて挑戦したところ、選んだ缶を吸った直後に倒れた。
ただ、実際にヘリウムガスを吸ったかは確認していないとしている。
ヘリウムガス入りの缶は市販のパーティーグッズで、ヘリウムガスが80%、酸素が20%入っていた。「大人用」と記載されていたが、番組制作のスタッフは見落としたという。
治療した専門医は、脳の血管に空気が入り、血流を妨げる「脳空気塞栓症」と診断。ガスを一気に吸ったことが原因とみている。
当日の収録分は15日未明に放送予定だったが、テレ朝は次回8日の放送を中止。その後については未定としている。
武田常務は記者会見で謝罪した上で、「原因を徹底的に究明した上で再発防止策を策定し、より一層安全管理に努める」と話した。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20150205k0000m040061000c.html
2月4日22時32分に産経新聞westからは、下記趣旨の解説記事がネット配信されていた。
テレビ局の収録現場で、声を変えるヘリウムガスを吸ったとみられるアイドルグループメンバーが意識を失っていたことが4日、分かった。
明確な原因は不明だが、過去にも吸い過ぎによる事故が起きている。
厚生労働省の資料では、平成13~24年度、ヘリウムガスの吸い過ぎで意識を失ったり嘔吐したりする事故が、風船を膨らませるためのガスを含めて32件報告された。
大半は子どもだったという。
缶に入ったガスを吸い込むと声が甲高く変化し、パーティーなどに使われる商品は、ヘリウム80%と酸素20%の混合が一般的とされる。
ガスの事業者団体「日本産業・医療ガス協会」(東京)によると、吸引するガスの中に大気中と同じ割合の酸素(約20%)が含まれていないと酸欠状態に陥る恐れがある。
工業用ヘリウムガスをそのまま吸引したことによる死亡事故があったため、販売時に注意喚起するよう、事業者に促してきたという。
ディスカウントストアには、パーティーグッズを扱う一角にカラフルな缶入りの商品が並んでいた。
ラベルには、「無害で安心」とのうたい文句に加え、「安心して、思いっきり、胸いっぱいに缶の中のガスだけを吸い込む」と、遊び方が記されている。
「対象年齢10歳以上」、「お子さまの手の届かない場所に保管して」との注意書きもある。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150204/wst1502040065-n1.html
(2015年6月12日 修正1 ;追記)
2015年6月8日22時19分に読売新聞から、原因に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日本小児科学会が事故の詳細をまとめ、公表した。
ガスを一気に吸い込み、肺の組織が破裂したことが原因と推定。
テレビ朝日に当時の映像による検証を求めるとともに、子どもがガス入りスプレー缶を使う危険性を広く知らせる必要があるとしている。
今回のまとめやテレビ朝日の発表によると、少女は、玩具として販売されているヘリウムガス入りのスプレー缶を吸い、声が変わるゲームに参加。缶を4秒ほど吸った直後に倒れた。
缶には「大人用」との表示があったが、スタッフは見落としていたという。
同学会こどもの生活環境改善委員会は、主治医からの報告を分析。
鼻からガスを吐き出せない状態でガスを一気に吸ったことで、肺の組織が破裂。
切れた肺の血管から入ったガスが脳の血管をふさぎ、意識障害が起きた、と指摘した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150608-OYT1T50135.html?from=ycont_top_txt
2015年2月4日付で朝日新聞鹿児島全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月3日19時48分にNHK鹿児島から、2月4日2時56分に南日本放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午前11時ごろ、霧島市の水道管の部品工場「K」で、従業員の黒瀬さん(26歳)が製品や部品を吊り下げて運ぶアームとレールに頭部を挟まれ、病院に運ばれたが、頭の骨を折るなどして、およそ2時間後に死亡した。
アームは、床から2~3mの高さにあるレールからぶら下がっており、黒瀬さんが装置を点検中にアームが突然動き出し、アームとレールの間に挟まれたという。
警察では、工場の関係者から話を聞くなどして、事故の詳しい原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/5055188081.html?t=1422998034131
http://www.mbc.co.jp/newsfile/mbc_news_disp.php?ibocd=2015020400007642
(2015年3月22日 修正1 ;追記)
2015年2月4日付の南日本新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
鋳型の重しを持ち上げる機械に頭を挟まれた。
警察によると、黒瀬さんは機械のアームと上部鉄骨の約50cmの隙間に体を入れて、点検作業をしていた。
何らかの原因でアームが上昇し、鉄骨との間に挟まれたとみられる。
(2015年7月16日 修正2 ;追記)
2015年7月10日付で朝日新聞鹿児島全県版(聞蔵)から、部長らが労安法違反容疑で書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
加治木労基署は9日、霧島市の給水設備製造会社「K」と、同社鋳造グループの部長(48)を労安法違反(運転開始合図の規定なし)の疑いで書類送検した。
今年2月3日午前11時ごろ、霧島市の工場で機械の調整をしていた社員(当時26)が、合図を誤認した別の社員の操作により、リフトと外枠に挟まれて死亡する事故が発生。
事故を防ぐための一定の合図を定めていなかった疑いがある。
(ブログ者コメント)
平成27年7月9日付で鹿児島労働局から、「労働安全衛生法違反(運転開始の合図の定めなし)の疑いで書類送検」という記事がプレスリリースされていた。
当該記事中、事故時の状況が下記趣旨で記されている。
部長Aは、同社の鋳造部門の責任者として鋳造工場の労働者の安全管理等の業務を担当する者であるが、鋳造工場において、鋳造ラインの鋳型の重しを持ち上げる機械の運転を開始した際、労働者に危険を及ぼすおそれがあったことから、一定の合図を定めて、関係労働者に対し合図を行わせなければならなかったのに、当該合図を定めていなかったもの
また、該当労安則についても、以下などが解説されている。
(運転開始の合図)
第百四条 事業者は、機械の運転を開始する場合において、労働者に危険を及ぼすおそれのあるときは、一定の合図を定め、合図をする者を指名して、関係労働者に対し合図を行なわせなければならない。
http://kagoshima-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/var/rev0/0109/7574/2015-0709-3.pdf
2015年2月4日1時11分に西日本新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月3日16時20分に南日本放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午前7時20分ごろ、鹿児島市の鹿児島港桜島フェリーターミナルに着岸していた市営桜島フェリー「第十五桜島丸」の発電機用エンジンから出火、乗組員らが消火器で約30分後に消し止めたが、消火作業に当たった1人が煙を吸い込み病院に運ばれた。
市船舶局によると、市営フェリーの火災は初めて。
このフェリーは午前7時半の出港の直前だったが、車両約40台と乗客約40人は船の外に避難して無事だった。
市船舶局によると、第十五桜島丸は1995年に就航。
2日夜から鹿児島港と桜島港を往復運航していたが、直前まで異常は確認されなかったという。
発電機は船内で使う電力用で、鹿児島海保は、エンジンの潤滑油が何らかの原因で噴き出し引火した可能性があるとみている。
この火災で3便が欠航。
市船舶局の大山局長は、「ご心配をお掛けしおわびする。点検、整備を徹底し再発防止に努める」との談話を出した。
出典URL
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/kagoshima/article/143469
http://www.mbc.co.jp/newsfile/mbc_news_disp.php?ibocd=2015020300007627
2015年2月3日13時27分にNHK盛岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後5時14分ごろ、遠野市のパソコン部品を製造している「S社」の工場で、製品の削りかすなどを吸い込む集じん機のダクトパイプから火が出た。
工場で作業していた人が消火にあたり、火はおよそ30分後に消し止められたが、集じん機のダクトパイプ6本が焼けた。
この火事で、集じん機のそばで削りかすを集じん機に流し込む作業をしていた18歳から40歳の派遣社員の男女3人が、顔や腕などに軽いやけどをした。
警察の調べによると、けがをした派遣社員の1人は「突然、ボンという音がして、パイプから火が出た」と話しているという。
工場では出火当時、発火しやすいマグネシウムの削りかすなどを集じん機に流し込んでいたという。
警察は、マグネシウムの削りかすが何らかの原因で発火した可能性があるとみて、火事の原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/6045163831.html?t=1422997439970
Keyword ; dust explosion , accident


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。