2015年5月6日12時14分にYAHOOニュース(東奥日報)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後4時すぎ、青森市滝沢のみちのくトンネル(みちのく有料道路上)内で、十和田観光電鉄(十和田市)の路線バスが右後部のタイヤ2本の脱落によって停車する事故があった。
バスは、青森市側のトンネル入り口付近から脱輪したまま、約200m走行。乗客2人にけがはなかったが、警察は、現場を約5時間にわたり、片側通行止めにした。
警察や十鉄によると、脱落したタイヤの直径は約1m。他の車両などにぶつかる被害はなかった。
バスは、新青森駅(青森市)発、三本木営業所(十和田市)行き。
青森市側からトンネルに入る直前でタイヤが脱落した。異変に気付いた男性運転手がブレーキをかけて停車した。
乗客2人は、代替バスで終点の三本木営業所に、約2時間遅れで到着したという。
同社によると、整備士が出発前に打音や目視でナットの緩みやタイヤの空気圧の点検をしたが、異常はなかった。
このバスは、「スタッドレスタイヤから交換したばかりだった」(同社担当者)という。
同社は午後9時半ごろにバスのレッカー移動を開始し、警察は同9時35分ごろに交通規制を解除。
同社によると、5日時点で事故原因は不明だが、「再発防止のために日々の点検整備を強化していく」(同社運輸事業部)とコメントした。
出典URL
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150506-06121432-webtoo-l02
2015年5月7日18時14分にABAニュースからも、続報的記事が、下記趣旨でネット配信されていた。
直径1m以上あるこのタイヤ。ホイールも合わせた重さはおよそ100kgにもなる。
走行中のバスからこれが突然外れる事態が…。
大型連休中の5日午後4時すぎ、みちのく有料道路を走行中の、新青森駅発三本木営業所行きの十和田観光電鉄のバスのタイヤが外れた。
関係者によると、青森方向から走ってきたバスは、みちのくトンネルの数10m手前にある橋の付近で、右後ろのタイヤ2本が脱輪。
この時に「ガタン」という衝撃を感じた運転士は、2〜300m先にバスを停車させた。
外れたタイヤのうち1つが、進行方向右側の沢に落ちた後、もう1つのタイヤは、トンネル内の進行方向左側に寄ったところで止まった。
幸いにしてけがをした人はいなかったが、もし、タイミングが悪く対向車が走ってきていたら…。
十和田市内の営業所にけん引されたバス。
本来であれば、後輪の2本のタイヤは長さ6cm、直径2cmほどのボルト8本に2種類のナットで止められている。
しかし、タイヤの外れた右の後輪部分を見てみると、8本のボルトすべてが根元から完全に折れてしまっている。
十和田観光電鉄によると、このバスは20年前に製造され、3年前に十和田観光電鉄が中古で購入した。
4月23日に、冬タイヤから、履きつぶすための古いスタッドレスタイヤに交換し、青森方面の路線を中心に使われていた。
十和田観光電鉄は取材に対し「現在原因を調査中でコメントを出せる状況ではない」話しています。
出典URL
http://www.aba-net.com/sp/news/news010.html
※関連記事のURL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150506-OYT1T50014.html
http://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/6084607371.html?t=1431118965698
(2015年5月19日 修正1 ;追記)
2015年5月15日19時2分にNHK青森から、ボルト4本に亀裂が入っていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
十和田観光電鉄の白石社長は、15日に本社で会見を開き、「バスの利用者と関係者にご迷惑と心配をおかけして大変申し訳ありませんでした」と謝罪した。
そのうえで、事故のあと折れた状態で見つかったタイヤと車体を固定する8本のボルトのうち4本は断面が腐食してひびが入っていたことを明らかにし、老朽化や金属疲労によってボルトが折れた可能性があるという見方を示した。
このバスは20年前に製造され、3年前に十和田観光電鉄が購入したが、購入前にボルトの交換が行われていたかどうかはわからないという。
十和田観光電鉄は、年1回行っているタイヤのボルトの点検を3か月ごとに行うことを検討していて、来月3日までに、事故原因や再発防止策をまとめた報告書を国交省青森運輸支局に提出することにしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/6084790091.html?t=1431723829355
5月16日付で読売新聞青森版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
発表によると、右後輪では8本あるボルトが全て折れており、断面を調べたところ、うち4本に数mmの腐食や亀裂が確認された。
ボルトの劣化でタイヤに偏った力がかかり、ボルトの切断と脱輪につながった可能性があるという。
今回の事故では、国交省東北運輸局が同社に対し、6月3日までに事故原因と再発防止策を報告するよう求めており、同社は引き続き原因の調査を進める考え。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/local/aomori/news/20150515-OYTNT50465.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。