







2014年5月17日12時22分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の濃度上昇が、イネやムギなど穀物に含まれる亜鉛や鉄分の減少を引き起こすことを、日米などの研究チームが英科学誌ネイチャー電子版に発表した。
亜鉛や鉄分の摂取を穀物に依存する発展途上国では、温暖化が進めば栄養素が不足する恐れがあるという。
チームは、1998〜2010年、日米豪の農地で、世界の主要穀物であるムギ、イネ、ダイズ、トウモロコシ、エンドウ、モロコシを、同一環境でCO2濃度だけを変えて栽培した。
CO2濃度は、現在の農地の平均的な濃度(363〜386ppm)と、現在より200ppm上昇した場合を比べた。
その結果、全ての穀物で亜鉛の濃度が減り、鉄はモロコシ以外で減少した。
例えば、ムギは亜鉛が9.3%、鉄が5.1%減り、イネは亜鉛が3.3%、鉄が5.2%減った。
亜鉛や鉄分が不足すると、味覚障害や貧血などの健康被害が起きる。
世界で約23億人が、これらの栄養素を主に穀物から摂取しているという。
研究に参加した農業環境技術研究所の酒井英光主任研究員は、「栄養素が減るメカニズムを解明できれば品種改良などに生かせる」と話す。
出典URL
http://mainichi.jp/feature/news/20140517k0000e040200000c.html
2014年5月18日付で信濃毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後7時57分、長野市南長野の県庁から「(本館棟)9、10階に煙がある」と119番通報があった。
市消防局のポンプ車や救助工作車、はしご車など13台が出動し、同9時50分に鎮火した。けが人はなかった。
同局は、トイレ付近にあり配水管などを通すパイプスペースのうち、6~10階のどこかが火元とみて調べている。
9、10階には県警本部があり、職員が煙に気付いて県警総合当直に連絡、総合当直が119番通報した。
県財産活用課によると、パイプスペースは10階から地下1階までを貫いている。
消火作業では、7~10階の屋内消火栓を使ってパイプスペース内に放水しており、各執務スペースに放水の影響はないとしている。
県施設課によると、県庁本館棟では5月上旬から来年3月までの予定で、地階と2階以外の各階のトイレを改修中。
閉庁日の17日は、主に10階の男女トイレの間取りを変えるためにコンクリートブロック壁を解体していた。
県庁本館棟は1967(昭和42)年建築で、鉄骨鉄筋コンクリート造り地上10階、地下1階。同課によると、完成以来、火災が起きたのは初めて。
県総務部などによると、17日夜に県庁にいた職員らは計30人弱だった。
出典URL
http://www.shinmai.co.jp/news/20140518/KT140517ATI090024000.php
2014年5月19日17時47分にNHK長野から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月19日付で読売新聞長野版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
幅60cm、奥行き5m程度のパイプスペース内のパイプのうち、5階から10階の部分の給水管など3本に巻かれていた断熱材が焼ける火事があった。
警察と消防が現場検証をするなどして原因を調べていて、これまでに10階部分のパイプや断熱材が激しく燃えていたことが、警察への取材で分かった。
10階のトイレでは、17日、建設会社の作業員などがコンクリートの壁の中の鉄筋を電動のこぎりで切る作業をしていて、火花が散ることもあったという。
10階トイレのパイプスペースに扉はあるが、鍵はかかっておらず、作業員は県に対し「換気のために扉を開けていた」と説明。17日午後5時頃には退庁したという。
警察は、飛び散った火花が断熱材に燃え移った可能性もあるとみて、原因を詳しく調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/nagano/1014546291.html?t=1400535576252
http://www.yomiuri.co.jp/local/nagano/news/20140518-OYTNT50069.html
また、5月19日付の信濃毎日新聞紙面には、やや詳しい下記趣旨の記事が掲載されていた。
パイプスペースには、各階に点検用窓がある。
建設会社社長は18日、取材に「壁の解体で舞うほこりを排出するため、17日は10階の点検用窓を開けたり閉めたりした」と話した。
県財産活用課によると、解体中の壁と点検用窓の間隔は1mほどで、工事終了後は異常はなかったという。
(ブログ者コメント)
信濃毎日新聞紙面に掲載されていた図によると、パイプスペースは、男子トイレの個室と女子トイレの個室の間に設置されていた。
そして、入口から最も遠い場所に点検用窓があり、さらに、そこから1mほど離れた場所にコンクリート壁が、個室と並ぶかたちで設置されていた。
キーワード;養生不足、発火
2014年5月17日22時59分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後4時半ごろ、大阪市平野区喜連東1丁目の住宅解体工事現場で、丸太で組んだ足場が道路側に倒れ、自転車で通りかかった同区の男子中学生(13)に当たった。中学生は頭などに軽傷を負った。
警察が原因を調べている。
警察によると、足場は工事現場を囲むように立てられており、倒れたのはその一部(高さ約5m、幅約6m)。
倒れた部分は、丸太(長さ約6m、直径約10cm)を5本組み合わせて作っていた。
当時は住宅の解体が終了し、作業員の男性2人が足場を解体しているところだった。
最上部に取り付けてあった針金を外したところ、足場がぐらつき、道路(幅約5m)に倒れたという。
中学生は友人と一緒に通行中で、友人にけがはなかった。
現場は、市営地下鉄谷町線出戸駅から北西に約700mの住宅街。
近くに住む男性(67)は、「作業員が『わっ』と叫び声を上げると、丸太が道路に向かって倒れた。当たった男の子が、自転車ごと倒れた。この道は普段は車も多く、危なかった」と話した。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG5K6W1MG5KPTIL01G.html
2014年5月17日21時0分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後1時ごろ、大阪市旭区高殿5丁目のビル解体工事現場の1階で、男性作業員が倒れているのを同僚が発見、男性は病院に搬送されたが死亡が確認された。
警察によると、男性は40代の作業員とみられる。全身を強く打っていた。
倒れていた場所の頭上には、4階から1階へ資材を下ろすため床に開けた直径約2mの穴があり、警察は、4階から誤って転落したとみて調べている。
男性らは4階で外に向かってホースで水をまき、舞い上がったほこりを落とす作業中だった。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140517/waf14051721000019-n1.htm
2014年5月17日12時6分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午後11時半ごろ、愛知県豊橋市明海町の金属加工業「トピー工業」豊橋製造所の溶解炉から高温の溶けた鉄が噴出、近くで作業していた男性社員6人のうち5人がやけどをし、うち46歳と20歳の2人が重傷を負った。いずれも意識はあるという。
警察などによると、他にけがをしたのは28歳、50歳、52歳の社員で、いずれも軽傷。
同製造所は、鋼材を生産している。
警察などによると、事故があったのは、金属くずを溶かしてH形鋼を製造する円筒形の電気炉(直径約10m、深さ約4m)で、6人が午後10時ごろから作業をしていた。
金属くず160トンを段階的に炉に入れ、内部の温度を上げるために酸素を注入していたところ、上部にある注入口(2m四方)から溶けた鉄が噴き出したという。
工場の関係者は「炉の内壁にこびりついていた鉄が落下するなどして、溶けた鉄が噴き出した可能性もある」と話している。
現場は多数の工場が立地する三河湾に面した工業地帯で、JR豊橋駅から南西約7km。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140517k0000e040169000c.html
(ブログ者コメント)
溶解炉に酸素を吹き込んでいた際に内部の溶けた鉄が噴き出た事故は、今年3月に氷見市でもあった。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3868/
また昨年も、10月に坂東市で溶解炉から集じん機につながるダクトが爆発する事故、4月に堺市で溶解炉内のスラグを突いた際に突沸する事故があった。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3390/
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2790/
ほぼ1年の間に溶解炉関係の爆発、突沸事故が4件発生したことになり、同じような事故が続く時には続くものだという、以前から抱いていた感触を新たにした。
2014年5月16日21時24分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前10時半ごろ、防府市浜方の鉄工所、「M鉄工」で、クレーンで鉄骨をつり上げていたところ、固定していたフックが外れて落下した。
この事故で、この会社の作業員の男性(26)が鉄骨の下敷きになり、病院に運ばれたが、胸を強く打っていて、およそ1時間後に死亡した。
落下した鉄骨は倉庫の支柱などに使われるもので、長さ10m、重さはおよそ1トンあり、フックの取り付けやクレーンの操作は、男性がひとりで行っていたという。
警察では、事故の詳しい原因について調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4064514411.html?t=1400273404232
(ブログ者コメント)
吊り上げ中の荷物が落下したという報道はしばしばあるが、フック自体が外れたという報道は珍しい。
フック自体が外れた事故は結構あったが詳細が報道されなかっただけ・・・ということだろうか?
2014年5月16日21時4分にNHK松山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前、四国電力・伊方原子力発電所の低レベル放射性廃棄物を保管している建物で、作業員が誤って火災感知器のケーブルを切断するトラブルがあった。
四国電力によると、16日午前10時すぎ、1号機と2号機の中央制御室で火災を知らせる警報が出たが、実際には火災は起きておらず、確認した結果、低レベル放射性廃棄物を保管している建物に設置されている火災感知器から中央制御室までつながるケーブル2本が切断されているのが見つかった。
この建物では、16日、新たな消火設備の配管を取り付ける工事が行われており、足場を設置するために、作業員が建物の天井にドリルで穴を開けていたところ、天井裏に埋設されていたケーブルを誤って切断したという。
作業は、図面やレーダーを使った探査装置でケーブルがある場所を確かめながら行っていたということだが、何らかの原因でケーブルがうまく検知されなかったため、ケーブルのある場所に穴を開けてしまったという。
四国電力は、16日夕方までに新たにケーブルを取り付けて仮復旧させたということで、「今後、詳しい原因を調査して速やかに県に報告したい」としている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/8004510841.html?t=1400273584424
(ブログ者コメント)
設備を設置する、あるいはシステムを構築する場合、安全面で押さえておくべき考え方の一つに、フェイルセーフというものがある。
具体的には、万一、設備やシステムに故障が発生しても、全体として安全方向に向かうように設計するという考え方だ。
今回の火災感知器は、おそらくは、常時、「火災は起きていない」という信号を出し続けていて、それが、ケーブルが切断されたことで信号が出なくなり、結果、火災発生の警報が出た・・・ということだと思われる。
もし逆に、火災が発生した場合にだけ信号を出すシステムだったとしたら、今回の切断は検知されず断線したまま放置されて、実際の火災発生時に役に立たなかったかもしれない。
2014年5月15日17時45分にNHK横浜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前11時すぎ、横浜市中区山下町の外壁の改修工事中の9階建てのビルの屋上から、作業員が先端に金具がついたロープを投げ下ろしたところ、ビルの出入り口から出てきた40歳の会社員の女性にロープの先端部分の金具が当たり、女性は、頭を切る軽いけがをした。
警察によると、当時、工事現場ではビルの周りに足場を組むための資材を地上から屋上に引き上げる作業をしていたということで、およそ500gの金属製のフックがついたロープを投げ下ろしたところ、事故が起きたという。
現場では、ロープを投げ下ろす際に、歩道を歩行者が歩かないよう警備員を置いていたということだが、警備員はロープを見ていて、ビルから出てくる女性には気付かなかったという。
警察は、作業員や警備員から話を聞いて、事故の詳しい原因を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1054476341.html?t=1400187007598
(ブログ者コメント)
○ブログ者の勤務していた化学工場では、たとえ2階ぐらいの高さからであっても上から物を投げ下ろすことは禁止されていて、下ろす場合はロープで吊るしていた。
建設業界の実状は知らないが、投げ下ろすことが結構あるのだろうか?
○警備員は、自分に当たるかもしれないと思って、ロープを見ていたのだろうか?
もしそうだったとしたら、投げ下ろしの是非は別にして、警備員は歩行者を守るべきか、自分の身を守るべきか、という点で考えさせられる事例だ。
韓国旅客船沈没事故の船長の話しとは次元が違うにしても・・・。
2014年5月14日7時30分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新石垣発那覇行きの格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーション252便が先月28日、那覇空港付近で海面に異常接近したトラブルで、管制官の「メインテイン(高度を維持せよ)」という指示を、アルゼンチン国籍の機長(45)が「降下を維持」の意味に取り違えた可能性が高いことが、国交省への取材で分かった。
国交省によると、那覇空港に着陸する旅客機は通常、空港の手前約5kmで高度300mから降下を始めるが、ピーチ機は約10km手前から開始。
高度100mで対地接近警報装置(GPWS)が鳴ったため、再び上昇して着陸をやり直した。
航空当局の関係者などによると、降下開始後に管制官が「メインテイン、1000フィート(高度約300mを維持せよ)」との指示を繰り返したのに、そのまま降下を続けたことが新たに判明。
副操縦士が「トゥー・ロー(低すぎます)」と指摘し、その直後にGPWSが作動したとみられる。
国交省担当者によると、高度を維持または元に戻す場合は通常、「メインテイン(維持)」、高度を上げる場合は「クライム・アンド・メインテイン(上昇して維持)」と指示する。
だが、航空評論家の小林宏之さんは「管制用語としては問題はないが、300mから100mに降下するまで約1分間あり、『上昇せよ』など違う言い方をすべきだったのではないか」と話す。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140514k0000m040138000c.html
本件、2014年4月30日 5時50分に沖縄タイムスから、トラブル発生を伝える下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日に那覇空港に着陸しようとした格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーションの石垣発エアバスA320-200型が、空港の北約7kmで高度約75mまで降下、海面に異常接近し、再上昇して着陸をやり直していたことが分かった。国土交通省が29日発表した。乗客乗員計59人は無事で、機体に損傷はなかった。
航空専門家の話では、降下を続けていれば、あと20秒ほどで海面に衝突する恐れがあった。
国交省とピーチ社によると、アルゼンチン国籍の男性機長(45)が操縦かんを握り、日本人の女性副操縦士(38)がサポートしていた。
高度の下がり過ぎを知らせる「地上接近警報装置」が作動し、緊急に機首を上げる回避操作を取った。
機長は「管制官から降下の指示が出たと勘違いした」と説明。当時は雨で視界が悪かったとみられる。
那覇空港への着陸機は通常、約5km手前で高度約300mから降下を始めるが、同機は約10km手前から降下を開始、車輪を下ろし着陸体勢に入った。
高度約100mで警報装置が鳴り、回避操作を取ったが、一時約75mまで下がった。
国交省は、事故につながりかねないトラブル「重大インシデント」だったと判断。運輸安全委員会は29日、ピーチ社が拠点を置く関西空港に航空事故調査官3人を派遣した。
今回の重大インシデントの場面では、客室乗務員が機内アナウンスで「着陸をし直します」と述べただけで、特に機内に混乱は見られなかったという。
ピーチ社は「国交省の運輸安全委の調査に全面協力するとともに、再発防止に努めてまいります」とのコメントを発表した。
出典URL
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=68179
(ブログ者コメント)
指示した側の意図と指示された側の理解内容に齟齬があったということだが、産業現場でも、同じようなトラブルは、しばしば起きている。
今回のケースは用語としては問題なかったようだが、一般論として、指示する場合、相手は分かっているだろうなどといった思い込みは禁物で、主語や目的語を省略しないことが大切だ。
2014年5月16日付の千葉日報紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
市原市五井南海岸の宇部興産千葉石油化学工場から、14日午後9時45分ごろ出火、同工場内の合成ゴム製造設備のタンクを焦がした。
近くにいた従業員男性(56)が両手首にやけどを負い、軽傷。
警察によると、男性は同設備を点検中で、漏れたガスに何らかの原因で引火したとみられる。
出火に気付いた別の従業員が消防に通報した。
また、同社HPには、5月15日付で下記趣旨のニュースリリースが掲載配信されていた。
発生場所;ポリブタジエンゴム製造設備リアクターの下部バルブ
発生状況;火災発生当時、出火元リアクターは清掃作業で停止後のスタート準備中であり、残液確認操作時、下部バルブからの抜出溶剤に何らかの原因で引火した
被害状況;出火時に現場にいた運転員の当社男性従業員(55歳)が顔と手に軽いやけどをして病院で手当てを受けた。
出典URL
http://www.ube-ind.co.jp/japanese/index_news/index_news_44.htm
キーワード;静電気
2014年5月13日21時32分にNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
また、2014年5月13日17時58分に時事通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
葛尾村の除染作業で社員がはしごから落ちて骨折する大けがをしたのに報告しなかったとして、富岡労基署は、東京に本社がある不動産会社を労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、東京・中央区の不動産会社Kと福島支店の53歳の支店長、それに42歳の副支店長ら合わせて3人。
福島労働局によると、去年9月17日、葛尾村の除染作業を下請けしていたK社は、当時37歳の社員が住宅の除染作業中に、はしごからおよそ5m下に転落し、骨盤などを折る大けがをしたにも関わらず、富岡労基署に報告しなかったという。
匿名の情報提供を受けた労基署が去年12月に調査したところ、副支店長らは「社員は寮の階段で転落してけがをした」などと、うその説明をしたという。
しかし、その後、別の社員が仕事中の事故だったと明らかにしたため、K社は労災事故であることを認めたという。
このため、富岡労基署は、労災事故を隠した労安法違反の疑いで、13日、会社と支店長ら3人を書類送検した。
支店長らは、「労災事故がわかると元請けから仕事を切られると思った」と話しているという。
労働局によると、除染作業の労災事故を隠して立件された例は初めてだという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6054388021.html?t=1400017280204
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140513-00000120-jij-soci
2014年5月13日21時13分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
有害物質ポリ塩化ビフェニール(PCB)の無害化処理について、環境省の検討委員会は13日、終了時期を現行の2016年3月から26年3月に10年間遅らせる新しい計画案を了承した。
処理は、北海道室蘭市や北九州市など全国5カ所の事業所で行われている。
会合には、5市区の担当者が出席して新計画案に同意。環境相が月内に正式決定する。
PCBは、絶縁油として広く使われていたが、食用油に混入して深刻な健康被害につながったカネミ油症事件の原因物質となるなどし、1972年に使用禁止となった。
国は2004年から無害化処理を全国5カ所で始めたが、作業員の安全性確保などのため処理が遅れていた。
国は12年に計画の延長方針を示し、事業所が立地する自治体などと協議していた。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG5F5F5VG5FULBJ01D.html
2012年に国が示した計画延長方針は、下記参照。
(平成24年12月7日 環境省報道発表資料)
「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法施行令の一部を改正する政令」の閣議決定及び意見募集の結果について(お知らせ)
「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法施行令の一部を改正する政令」が本日閣議決定されましたのでお知らせします。この政令は、事業者によるポリ塩化ビフェニル廃棄物の処分の期間を平成39年3月31日まで延長するものです。
併せて、本年11月13日(火)から12月5日(水)まで実施した意見募集(パブリックコメント)の結果についてもお知らせします。
出典URL
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=16073
2014年5月14日0時46分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午後4時すぎ、東京・町田市成瀬の金属加工会社「S」の工場で爆発音がして黒い煙が上がった。
消防がポンプ車など60台余りを出して消火に当たっているが、これまでに工場の1階と2階、合わせておよそ1400m2が焼けたという。
この火事で,20代から60代とみられる従業員の男女8人が重軽傷を負い、警察などによると、このうち男性1人が意識不明の重体、2人が全身にやけどをして重傷だという。
警察によると、工場1階の倉庫にマグネシウムとアルミニウムがあり、作業員がはんだ付けの作業をしていたところ、何らかの原因で火花が出て引火したとみられるという。
これまでのところ、倉庫にあったマグネシウム80kgとアルミニウム20kgが燃え、出火から4時間以上がたつ今も、火は収まっていない。
町田市役所は、工場がある成瀬地区の住民に、できるだけ外出を控え、煙を吸わないよう防災行政無線で注意を呼びかけている。
マグネシウムを扱う企業の業界団体によると、マグネシウムは水と反応しやすく、切りくずや粉末の状態では、適度に水があると火がつきやすいという。
また、燃焼中のマグネシウムに水が触れると分解して水素と酸素が発生し、爆発したり燃焼が加速されたりすることがある。
このため、火災の際には水ではなく、砂や鉄の粉、それに消火剤などを使うことになっていて、マグネシウムの表面を覆うことで空気を遮断して火を消すという。
東京消防庁は、マグネシウムがあるとみられるところには放水せず、周りの建物に放水して延焼を防ぐ措置を取っているという。
マグネシウムを取り扱う建物で起きた火災では、消火に時間がかかることがあり、過去には、火の勢いがほぼ収まるまでには15時間余り、鎮火までには6日間かかったケースもある。
おととし5月、岐阜県土岐市の金属加工会社で、マグネシウムおよそ200トンを保管する倉庫で起きた火災では、燃焼中のマグネシウムに水が触れるとさらに火が強くなる性質があることから、消防が専用の消火剤や砂をかけて消火活動を続けた。
しかし、消火には時間がかかり、火の勢いがほぼ収まるまでには15時間余り、鎮火までには6日間かかったという。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140513/k10014423431000.html
5月14日20時55分にmsn産経ニュースからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京消防庁によると、14日午前4時ごろに工場内の火勢が弱まったため、同6時ごろから消火活動を再開。
1階出入り口で燃焼していたマグネシウムに砂をかけて温度を下げた上で、ハイパーレスキュー隊が重機で出入り口のシャッターを取り除き、工場内への進入路を確保した。
その後も、進入路の温度が下がったのを確認しながら、活動範囲を拡大。乾燥した砂をまいてマグネシウムの表面を覆い、空気を遮断して消し止める作業を進めた。さらに、金属火災に有効とされる特殊な消火器も投入したという。
マグネシウムがなかった場所では、「ジェットシューター」と呼ばれる背負い式の消火装置を使って部分的な放水活動も実施した。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140514/dst14051420550013-n1.htm
5月14日21時32分に共同通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
町田市は14日、S社の工場が、設置の認可を取らないまま操業されていたと明らかにした。手続き上、都の条例違反に当たるとしている。
市によると、同社は2010年、市内の別の場所にあった旧工場の廃止を届け出た。
新工場の設置にあたり、市は認可を申請するよう指導したが、同社は従わず、現在まで無認可の状態になっている。同社が申請を拒んだ理由は不明という。
市環境保全課は「(適切な)手続きをしていない事業者が火災を引き起こしたのは、重く受け止めなければならない」としている。
出典URL
http://www.47news.jp/CN/201405/CN2014051401001816.html
5月15日11時29分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
火災は15日午前6時40分ごろ、出火から38時間余りで完全に鎮火した。
東京消防庁が同日、明らかにした。
東京消防庁によると、火災は14日夕方にほぼ消し止められた。
工場内ではマグネシウムがくすぶっていたが、低温になり、水と反応して炎上する恐れがなくなったため、水を張ったドラム缶に入れて、消火活動を終えた。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140515/dst14051511290003-n1.htm
5月16日付で読売新聞東京多摩版から、移転前の工場で3回ぼや騒ぎがあったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この工場が4年前、現在地に移転するまで同市小川で操業していた旧工場が、マグネシウム火災とみられる3回のぼやを起こし、住民とも多くのトラブルを抱えていたことが、市の記録などから明らかになった。
市環境保全課によると、記録では、2003年10月17日に市民から、「午前2時に火事があった」という通報があった。
これを受けて市が町田消防署に確認し、消防署は「マグネシウム火災だが、前回(の火災)とは違う原因。立ち入り検査を行っているが、消防法上の問題はない」と答えていた。
市は消防署に、住民の不安を伝え、再発防止の指導を行うよう要請したとしている。
東京消防庁によると、旧工場では03年1月27日と04年12月21日にも、ぼやが起きたという。
旧工場が小川で操業していたのは、1998年3月から2010年1月まで。
近くに住む男性は、「ぼや騒ぎが何度かあり、『いつか大きな事故を起こすんじゃないか』と冷や冷やしていた」と話した。
ぼや以外にも、ふだんから騒音や悪臭などを巡り住民とのトラブルが絶えなかったといい、別の住民男性は「住民や市が注意しても、数日たてば元通りだった」と言う。
市の記録には、03年11月20日に、市の仲介で会社と住民の話し合いが持たれたことも記されている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/local/tokyotama/news/20140515-OYTNT50669.html
5月18日11時25分に読売新聞からは、工作機械の電源を入れた時に火花が散って燃え広がったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
作業員が警察の調べに対し、工作機械の電源を入れた際に火花が散り、火災が発生したと話していることが17日、警察幹部への取材で分かった。
警察は、この火が工場1階にあったマグネシウムに燃え移り、爆発が起きた可能性があるとみて調べている。
同幹部によると、「S社」の工場1階には複数台の工作機械があり、火災が起きた13日は、1台ずつ電源を切って性能を向上させる作業が行われていた。
作業員は、このうち1台の作業を終えて電源を入れた際、「火花が散って、一気に床に燃え広がった」と話しているという。作業員は逃げて無事だった。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140518-OYT1T50011.html
(ブログ者コメント)
土岐市の事例は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/1843/
2014年5月13日18時44分にNHK長崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前10時すぎ、長崎市京泊の店舗用に使われていた2階建ての建物の改修工事現場で、塗装工アルバイトの男性(67)が1階のコンクリートの上で倒れているのを同僚の作業員が見つけて、消防に通報した。
男性は近くの病院に運ばれたが、およそ1時間後に死亡した。
警察によると、男性は地面から4mの高さの足場の上で塗装作業をしていて、ヘルメットはかぶっていたが命綱はつけていなかったという。
警察は、男性が誤って足をすべらせて足場から転落したとみて、事故の詳しい状況を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5034420871.html?t=1400017915624
2014年5月12日22時1分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前10時45分ごろ、北海道小樽市のJR函館線銭函~小樽間の下り線で電車走行用の電流が流せなくなり、約20分後、同市の朝里駅構内で、電気回路の損傷を防ぐ避雷器付近から出火しているのをJR北海道の社員が見つけた。
警察によると、消火した後に同社の男性社員(24)が破損部品を取り除く際、感電して右腕に重度のやけどを負った。命に別条はなかった。
同社によると、このトラブルで手稲~小樽間が約2時間半にわたり運転見合わせとなり、快速列車15本を含む44本が運休し6200人に影響した。
避雷器は2年ごとに目視点検をしており、昨年10月の内部点検では異常がなかったという。
同社は出火原因などを調べている。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140513k0000m040113000c.html
また、5月12日17時49分に北海道新聞からも。同趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前10時40分ごろ、小樽市のJR函館線銭函~小樽間で架線への送電が止まるトラブルがあった。
午後1時すぎに復旧したものの、小樽~新千歳空港間の快速エアポート13本など計41本が運休または部分運休した。
JR北海道によると、電流や電圧の異常を変電所で検知し、送電が遮断される「き電トリップ」と呼ばれる現象が起きたという。
消防などによると、送電トラブル後の午前11時50分ごろ、朝里駅から約100m札幌寄りの地点で電柱に上り復旧作業をしていたJRの男性社員が感電し、救急搬送された。
意識はあるが、けがの具合などは不明という。
出典URL
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/538734.html
2014年5月13日2時5分にmsn産経ニュース岡山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
また、5月12日19時10分にRSKニュースから、5月12日18時26分にKSB瀬戸内海放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前9時ごろ、岡山市東区、北区など広範囲の地域から「ガス漏れのようなにおいがする」との通報が相次いだ。
岡山市消防局などによると、同市東区犬島の香料製造会社「O社」の工場で、プロパンガスににおいを付けるための着臭剤が漏れ、風で広がったという。
人体に影響はなく、体調不良などの健康被害は出ていない。
同局などによると、同日午前中に119番などは92件、110番は38件あった。
現場から約60km離れた吉備中央町からの通報もあったという。
同工場は同市東区の沖合約3kmの犬島西側の犬ノ島にあり、同日午前8時半ごろから、着臭剤をタンクから別の容器に移す作業をしていた。
同9時前に電動ポンプの亀裂部分から約30ℓの着臭剤(ターシャルブチルメルカプタン)が側溝に漏れ、吸収マットなどで除去作業を進めたが、一部が気化して東南からの風で広範囲に広がったとみられる。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140513/oky14051302050001-n1.htm
http://www.rsk.co.jp/news/news_local.cgi?id=20140511_2
http://www.ksb.co.jp/newsweb/index/1306
2014年5月13日付で朝日新聞岡山版(聞蔵)からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
タンクにつながったポンプが何らかの理由で壊れ、約48ℓが外部に漏れたという。
そのうち約30ℓは回収したが、残りは地中にしみこんだという。
2014年5月10日付で読売新聞群馬版から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
家電や暖房器具など身の回りの製品の事故を調査する独立行政法人・製品評価技術基盤機構(NITE)は9日、桐生市堤町に電化製品などの発火事故の原因を調べるための燃焼実験施設を開設した。
実験結果を分析して、製品の安全規格や事故防止策に反映させる。
燃焼実験施設は同機構の燃焼技術センター内にあり、鉄筋コンクリート2階建て(435m2)。
中央には高さ11mの実験室(100m2)があり、ガスや熱の測定機器や、有害物質を取り除く排煙設備を備えている。
1階と2階には耐熱ガラスの窓があり、実験状況を四方から観察することができる。
この日は、経済産業省や県、地元の消防や警察などの関係者約20人の前で、小型洗濯機の実験が行われた。
同機構によると、消費生活用の製品で起きた重大事故の約8割が火災被害で、3年前から発火原因を詳細に調べられる実験施設の設置を検討していた。
同機構の安井理事長は「大容量のリチウム電池など、安全性の確認が必要な製品は多い。地域だけでなく、全国を対象にした燃焼実験のスペシャルセンターにしたい」と話した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/local/gunma/news/20140509-OYTNT50462.html
2014年5月11日5時17分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
また、5月11日21時26分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
広島県北広島町の浜田自動車道の猪子山トンネル上り線で10日午後6時ごろ、同トンネルを通ったトラックの運転手から「車両上部に何かが接触した」と通報があった。
NEXCO西日本が調べたところ、トンネル内の大型換気扇「ジェットファン」の周囲を覆う幅約10cmの保護カバー(長さ約2m)のうち、約1.5mが連結部分から外れて垂れ下がっているのが見つかった。
トラックのフロントガラス上部のあんどんの一部が破損したが、運転手にけがはなかった。
このファンは1991年度に設置され、年1回点検をしていたという。
直近では昨年8月に点検し、保護カバーに損傷が見つかっていたが、同社は「緊急に直す必要はない」と判断。今年度以降に対応を検討することにしていた。
同社管内には、ジェットファンが約430基あり、11日から点検作業を始める方針という。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG5C1P56G5CPITB001.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140511-OYT1T50121.html?from=ycont_top_txt
2014年5月12日18時50分に日テレNEWS24(四国放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国土交通省は11日、鳴門市の旧吉野川の工事現場で誤って下水道管を破損したと発表した。
12日現在、汚水処理に影響は出ていない。
問題が起きたのは鳴門市大津町徳長の大津橋北詰めで、国が旧吉野川の堤防の耐震化工事を行っている場所。
国交省徳島河川国道事務所によると10日、長さ15.5mの鉄製の板を地中に打ち込んでいたところ、水面から深さおよそ12mの地中に埋設されていた下水道管にぶつかり、管が壊れた。
破損箇所から海水が流れ込み、流水量が急激に増えたことで11日、問題が発覚した。
ここより上流部分で下水道を利用しているのは鳴門市内の約500世帯で、12日現在、汚水処理に影響は出ていない。
しかし、今後、流れ込んだ土や泥が管に溜まる可能性があるため、県と徳島河川国道事務所が対処方法を検討している。
破損の原因について徳島河川国道事務所は、「工事前に埋設物があるか県側に確認したが、何もないと聞いていた」と説明している。
出典URL
http://www.news24.jp/nnn/news8672726.html


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。