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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20161029日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。

第1報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6410/

 

 

(2016年11月20日 修正1 ;追記)

 

2016111130分に朝日新聞から、県の対策案が了承されたという下記趣旨の記事が、現場道路の図解付きでネット配信されていた。

1110日付で朝日新聞秋田全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

事故の対策会議が10日、秋田市内であった。

県警から、軽乗用車は流入路と流出路の平面交差から逆走して流出路に入った可能性が高いことが報告された。

会議の冒頭で、県警高速隊が、管理カメラの映像の解析結果として報告した。

 

軽乗用車が事故に遭った本線下り線に逆走して進入したルートとしては、

国道105号から逆走して流出路に入り、JCTへ進入

本線下り線への流入路から平面交差を左折して流出路に入って逆走

の2つが想定されていた。

 

この日の報告は、このうち、立体交差なら起こりえないのルートを通った可能性が高いことを示すもので、平面交差の危険性が改めて浮き彫りになった形だ。

 

対策会議は、学識経験者や国交省、県や県警などの担当者8人で構成される。

この日の会議では、

▽JCTに入った際に左奥にある行き先を示す案内看板を現在より100m手前にも新設

▽国道とJCTを結ぶ自動車専用道に、流入路と流出路を分けるゴム柱の「分離ガード」を設置

▽上下3カ所に進行方向を示す矢印塗装

平面交差では

▽道路両脇に進入方向を誘導する点滅柱を設置

▽流出路と流入路を色分け塗装

などの県が示した対策案が了承された。

 

会議座長で秋田大理工学部の浜岡秀勝教授が、会議後、「問題を共有できた。即応的に早く対応したい。しっかりフォローもして、安全性をしっかり確認したい」と話した。

 

今後、対策の現場確認や、他に新たな施策が必要ないかを話し合う予定。

 

国道から自動車道の上り線を利用しようとしてJCTに入った車が左奥にある今の案内看板を見落として下り線の流入路に入ってしまうと、本線に入る前に、(逆走の可能性がある)平面交差を通ることになる、などの指摘があるという。

 

出典

秋田)逆走、平面交差を左折か 大内JCT事故対策会議

http://digital.asahi.com/articles/ASJCB2SMGJCBUBUB001.html?rm=389

 

 

 

(2017年11月2日 修正2 追記)

 

20171031日に読売新聞から、大内JCTでは対策として道路塗り分けが終了したが、秋田県の類似箇所では逆走が後を絶たないなど、大内JCTの道路塗装写真付きで、下記趣旨でネット配信されていた。

 

秋田県由利本荘市の日本海沿岸東北自動車道(日沿道)で軽乗用車に乗っていた高齢者3人が死亡した逆走事故から1年が過ぎた。

 

運転者が進入路を誤ったことが原因とみられ、国や県、県警は、類似箇所に「進入禁止」の表示を設けるなどして安全対策を講じているが、悲惨な事故につながりかねない逆走事案は後を絶たない。

 

県警高速隊のまとめによると、県内では今年に入ってからも、高速道路での逆走に関する通報が14件(29日時点)あり、うち3件では、駆けつけた同隊員が運転者を停車させるなどして保護した。

 

このうち、今月7日午後6時頃、秋田自動車道で逆走した70歳代男性は同隊員に止められ、「慣れない土地で道に迷い、慌てて引き返した」と話した。

男性は、横手ICの手前で方向を間違えたことに気づいてUターンしたという。

 

9月14日午後5時頃には、60歳代後半の女性が秋田道の秋田南IC入り口付近まで入り、間違いに気づいて車をバックさせた。

 

7月2日午後7時頃には、秋田道の河辺JCT付近の追い越し車線で70歳代男性が車を進行方向と逆向きに停車させていた。

 

昨年10月、高齢者3人が死亡した逆走事故が起きた日沿道の大内JCTは、国道から高速道の上り線に向かって上がる進入路と、高速道の下り線から国道へ降りる進入路が近くにある「平面交差」と呼ばれる構造。

上り線への進入口を行き過ごし、下り線の降り口へと間違って入ってしまう危険をはらんでいる。

 

県道路課によると、同JCTは国の事業費削減を受け、進入路が区分される立体交差としての整備が見送られた経緯がある。

日沿道では、ほかに仁賀保IC、金浦ICの2か所も同様の構造を持つ。

 

国交省秋田河川国道事務所や県は、大内JCTと仁賀保IC、金浦ICで、進入口付近に、誤って進入しないよう注意を促す大型看板や、正しい進路を示す矢印看板を設置。

進入路を「赤」「青」で色分けする舗装を施すなどの対策を実施した。

 

全国でも、平面交差のJCTやICは少なくない。

例えば、首都高などを接続する美女木JCT(埼玉県戸田市)や、北陸自動車道の片山津IC(石川県加賀市)では、信号機を取り付けて交通整理をすることで、逆走防止を図っている。

 

秋田県警と同事務所は18日、大内JCTの地元の交通安全協会に所属する高齢者ら約20人をバスに乗せ、逆走防止の対策箇所を案内する説明会を実施した。

参加者からは、「路面を色分けしたことで分かりやすい」といった受け止めや、「夜中や雪の日は見えづらい」と改善を求める声が聞かれた。

 

視力や運動能力の衰えもあり、判断、操作を誤りがちな高齢ドライバーによる高速道での逆走は後を絶たない。

県警高速隊は、「対策を講じているとはいえ、予断は許さない。今後も粘り強く事故防止を訴えたい」としている。

 

高齢者の運転に詳しい秋田大の水戸部一孝教授(人間情報工学)は、「(ハード面の)対策後も誤って進入する構造は解消されていない。夜間や雪の日などに再発しかねない。バーを設置するなど、物理的な防止策が望まれる」と、抜本的な対策を求めている。

 

出典

『ミス誘発「平面交差」、高齢者の高速逆走相次ぐ』

http://www.yomiuri.co.jp/national/20171031-OYT1T50060.html

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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