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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2023827日に南日本新聞から下記趣旨の記事が、転落現場写真とバスが通ったルート図付きでネット配信されていた。

鹿児島市春山町の県道で貸し切りバスが横転し高校生10人がけがをした事故で、運転手は「間違えて狭い道に入った。パニックになり(なぜ進んでしまったのか)自分でも分からない」と説明していることが20日分かった。

バスの運行会社「九州M観光」(同市石谷町)によると、バスは南九州自動車道の伊集院インターチェンジを降りた後、飯牟礼経由で県道永吉・入佐・鹿児島線から花熟里交差点を通って練習試合会場の吹上人工芝サッカー場に行く予定だった。

運転手は過去にも同じ行程を運転しており、事故前日も地図で道順を確認。

運転前の体調も問題はなかった。

本来、道を間違えた時点で事業所に無線で連絡することになっていたが、していなかった。

事故現場は電波が通じず、通りがかりの車に乗せてもらい移動した後、通報した。

同社は「今回の事故を真摯(しんし)に反省し、2度と繰り返さないよう一丸となり取り組む」と陳謝した。

同社が過去5年で行政処分を3回受けていたことも分かった。

県警は、運行管理に問題がなかったかどうかなど、業務上過失致傷や自動車運転処罰法違反の疑いも視野に捜査している。

国土交通省によると、同社は2019年、21年、23年に、標準運賃の下限ルールに関する「運賃料金事前届出、運賃料金変更事前届出違反」、点呼の記録事項義務違反などで、文書警告や輸送施設の使用停止処分を受けた。

事故は19日午前8時半ごろ発生。

鹿児島市と日置市吹上の境付近で、男性運転手(62)と国分高校のサッカー部員30人が乗ったバスが横転し、生徒10人が搬送された。
うち1人は腰の骨を折る重傷。

道幅は約3メートルで、手前に4トン以上の車両の通行を禁止する標識が立っていた。

バスの横幅は2.3メートル、車体重量は約13トンだった。

https://373news.com/_news/storyid/180506/ 

 

8211849分にYAHOOニュース(鹿児島テレビ)からは、カーナビはついていなかった、運転手はもう少し走れば広い道に出るのではないかと思っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

バスにカーナビゲーションはなく、バス会社の社長と運転手は運行前日と当日、地図でルートを確認していました。

運行会社によりますと、事故を起こした運転手は2022年、この会社に入社したということですが、大型車の運転歴は15年ほどで、当初、予定していたルートを通った経験もあったということです。

バスの運転手は「もう少し走れば広い道に出るのではないかと思った。頭が真っ白になった。なんでこうなったかよく思い出せない」と話しているということです。

・・・

なお、道路交通法では観光バスなどの運転手は乗客に対しシートベルトを装着させる義務がありますが、罰則はなく、今回、生徒がシートベルトをしていたかどうかは分かっていません。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e6beb6614f3d5236a6c3bbb56eecf347e431dad5 

8241924分に南日本放送からは、途中で違う道だと気付いたが気が動転、注意標識は見落としたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

バスは学校から日置市吹上のサッカー場へ向かっていました。

しかし、伊集院インターを降りた後、県道35号を道なりに進むはずでしたが、誤って現場につながる道路に。

幅2メートルほどの、バスがギリギリ通れるほどの狭い道でした。

62歳の男性運転手は運転歴15年ほどだということです。

(本村社長):
「道が狭くなりだした時に、全く違う道と気づいた」
「到着時間が気になって気持ちが動揺し、もう少し先に行けばう回路か、吹上(目的地)に抜ける道があると考えた」
「暗路で左側の木々が気になり、軟弱な地盤の右の路肩からすべり、横転した」

バス用のカーナビはつけておらず、現場は携帯電話も無線もつながらなかったということです。

道の途中に、4トン以上の車が通行しないよう示す看板や注意の標識はあったものの、「気が動転し、見落としていた」といいます。

https://www.mbc.co.jp/news/article/2023082400066878.html 


8
251127分に南日本新聞からは、大型車に対応したナビは少ない、普通車のナビを搭載すると細道を案内され却って危険など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

バスを運行する九州みやび観光の本村社長(47)は24日、取材に応じ、正規経路の逸脱防止策として、大型車用のカーナビゲーション設置を検討しているとした。

同社の貸し切りバスには、カーナビが設置されていなかった。

大型車両に対応したナビは少なく、貸し切りバス業界は運転手の経験や技量に委ねられるのが主流。

バスの高さや幅を想定したルート検索ができるサービスも開発されているが、浸透は道半ばだ。

「自家用車用のナビだと、バスの通れない細道を案内され、かえって危険」。

霧島観光交通(鹿児島市西千石町)は、“ナビ頼り”にしない理由を、こう説明する。

事前の下見など、ルート確認を徹底。

間違えた際はすぐに停車し、事業所に報告。
指示を受ける。

横転事故について、担当者は「引き返せないところまで進むのがまず信じられない」と首をかしげる。

ある貸し切りバス会社の運行管理者は、「ナビは最短距離を示すが、観光を楽しめるルートも大切」。

別の運行管理者は、「スマホのマップも普通車が前提で、バスが通れるか分からない。体で道を覚えることを重んじている」と明かす。

大型車の道案内機能を備えたナビを設置し、安全対策を取る動きも。

ハロー観光バス(同市上荒田町)は、全ての貸し切りバスに搭載。

新留代表は、「その都度、確認しながら進める安心感がある」と説明する。

経路探索サービスを提供する「ナビタイムジャパン」(東京都)は、大型バスが通行可能なルートを検索するナビアプリを展開。

高架など大型車にとって危険な場所を確認できるマップや、車種ごとの事故発生状況を示したマップも開発した。

広報担当者は、「行程作成や道の把握は個人の経験頼りになりがち。安全な運行に役立ててほしい」と話した。

https://373news.com/_news/storyid/180721/  


(ブログ者コメント)

ときおりルートを間違い、細い道に迷い込んだことがあるブログ者。
今回のバス運転手の不安だったであろう気持ちがよくわかる。

しかし、引き返すポイントはどこかにあった筈。

そう思い、グーグルストリートビューでバスのルートをたどってみた。

結果、道を間違えたことに気づくチャンスは何回もあり、またUターンできる場所もあった。

運転手はパニックになっていたということだが、それにしても・・・。

 

真っすぐ進めばいいところ、左折した。

正面標識には、目的地近くの吹上浜公園は直進との表示がある。

左折すると、しばらくは中型トラックも通っている2車線道路が続く。

ここを右折したが、この時点で地名を見て、ルートを間違ったことに気づかなかったのだろうか?
ここなら大型バスでもUターンできそうなのだが・・・。

更に進むと、またUターンできそうな場所があった。

ここから先に進むと道は狭くなりそうなのに・・・。

正面には、こんな標識もあった。

ここでも、ルートを間違ったことに気づけた筈だが・・・。(地図の赤星)

ここを右折して、転落場所に向かって行った。(地図の赤星)

右折直後、上記画像にも映っているが、道の左側に4トン以上通行不可の標識あり。

しかし、雑木で見えにくかった可能性はある。

以下は赤星地点の位置。

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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