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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2014926040分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。

 

名古屋市の市営地下鉄東山線名古屋駅で25日未明、冠水があり、市中心部の区間が始発から約9時間運休し、15万人に影響するトラブルになった。

 

市交通局は同日、近隣のビル建設現場で、下水管を一時的に塞いでいた「栓」が大雨による水圧で崩れ、浸水につながったと発表した。

施工者の竹中工務店は、宮下社長が「多大なご迷惑をかけた」と記者会見して陳謝した。


同局と竹中工務店の説明では、下水管(直径90cm)は、名古屋駅北側で建設が進む日本郵便の高層ビル「JPタワー名古屋」の工事現場にある。

地下鉄に空気を送る給気ダクトの周囲を掘った穴(広さ約100m2、深さ約5m)につながる箇所で切断され、竹中工務店の下請け会社がモルタルや土囊で切断面を塞いでいた。

しかし、下水管に大量の雨水が流れ、栓が崩れたという。


下水管の水は穴にたまり、水の圧力でダクトのつなぎ目から内部に浸水。ダクトを伝って25日午前2時40分ごろから、東山線名古屋駅地下1階の機械室に漏水した。

機械室が約70cm浸水したほか、隣の仮眠室や駅長室にも水は流入し、地下2階のホームも浸水。線路も約10cm冠水し、線路脇の送電設備が水損した。


竹中工務店は、下水管について「一般的な工法で塞いだ」と説明。ただ、宮下社長は「今回は当社に責任があると思っている」と話した。

同社は崩れた下水管の端を、コンクリートなどでふさぎ直す応急処置を済ませたという。


市交通局は、失った運賃収入やJR東海と私鉄の振り替え輸送にかかった費用を精査し、同社への損害賠償請求を検討するという。


名古屋地方気象台によると、名古屋市では台風16号から変わった温帯低気圧と前線の影響で、25日午前3時46分までの1時間に30.5mmの激しい雨が降った。
台風17号が接近するなど、今後も大雨が降る可能性がある。


名古屋駅周辺では、JPタワー名古屋など高層ビル3棟の建設工事が進んでいる。

市交通局は3棟の工事現場を訪れ、駅への浸水の恐れがないか確認して施工者に注意を促す。

東山線が復旧したのは午後2時45分。始発から約9時間もかかった。

この日開かれた会見で、市交通局は「冠水が線路にまで及び、排水と点検に時間がかかったため」と説明した。


名古屋駅には、1分間に1200ℓ排水できるポンプ4台を備えている。

さらに、1分間で200ℓ排水できる可動式ポンプ4台も投入したが、排水し終えたのは、浸水が始まった午前2時40分から約8時間後。

 

さらに線路脇の送電設備が水につかったため、電気系統などの安全確認に約2時間半かかった。

その後、列車の試運転をして、ようやく運転再開にこぎつけたという。


今回のトラブルでは、運休区間が岩塚―池下の12駅間と長かったのも混乱に拍車を掛けた。
市の東西を結ぶ東山線は栄駅でも折り返し運転できる。

池下駅よりも名古屋駅に近く、繁華街でもある栄駅で折り返し運転ができれば、利用客への影響はより小さかった。
しかし、名古屋―栄の3駅間は送電システムが一体となっている。栄駅で折り返すと、名古屋駅にも通電して、ショートする恐れがあったという。

 

出典URL

http://www.asahi.com/articles/ASG9T5WBXG9TOIPE03X.html?iref=com_rnavi_arank_nr02

 

 

20141012212分に毎日新聞からは、当初計画にない手順で塞いでいたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

名古屋市は1日、排水管が漏水した場所で、事前に承認した方法とは異なる形で工事されていたと発表した。

施工者の竹中工務店は「一時的なものだった」とし、事実関係を認めている。


市や竹中工務店によると、現場では工事の妨げになる排水管(下水管)の位置を変えるため、一部を仮設排水管に置き換え、両端の接続部にできる口をコンクリートブロックとモルタルで塞ぐはずだった。


しかし、撤去するはずだった元の管の一部に雨水を流す別の管がつながっていた。

このため、一時的に元の管の一部を残し、口を土のうとモルタルで塞いでいた。

漏水はこの部分で起こった。

この工事手順を、同社は市に説明していなかった。


同社は、「最終的に市が承認した方法で塞ぐつもりだった。途中の手順も市に連絡すべきだった」としている。

 

出典URL

http://mainichi.jp/select/news/20141002k0000m040077000c.html

 

 

(2014年10月4日 修正1 ;追記)

 

2014102日付で朝日新聞(聞蔵)から、経緯などに関する若干異なる表現の記事が下記趣旨でネット配信されていた。

 

現場では、地上からの掘削で地下鉄に空気を送るダクトと下水管が露出していた。

竹中工務店は、工事のため下水管を切断し、断面にモルタルと土嚢で栓をしていた。

 

ビル事業主の日本郵便は昨年11月、建設工事に支障が出る下水管の一部区間を一時的に移すため、市上下水道局と協議。

下水管の切断面にコンクリートブロックとモルタルで栓をすることにし、同局は承認した。

 

竹中工務店は、栓にコンクリートブロックではなく土嚢を使った理由について、下水管に道路の雨水を排水する管が接続しているのを工事中に見つけたためと説明。

この排水管を残しながら下水管を移す作業を進めるため、暫定的な栓として土嚢を使った。

 

市上下水道局は、下水管は直径90cmで流量が多いため、同社から事前に土嚢使用の相談があれば、「強度が不十分なので認めなかっただろう」としている。

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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