本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年11月13日3時0分に朝日新聞から、「エレベーター、安全守るには」という見出しで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
金沢市のホテルで清掃会社の従業員が死亡するエレベーター事故が起きた。
エレベーターをめぐるトラブルは各地で後を絶たず、分譲マンションで発生すれば管理組合が責任を問われることもありうる。
安全を守るには、住民による日ごろからの注意も必要だ。
■保守管理、業者任せにしない
日本エレベーター協会の2004年度のデータによると、エレベーターメーカー大手5社製での閉じ込め事故の発生率は1.8%。全国には約70万台のエレベーターがあるとみられることから、1年に1万件以上の閉じ込めが起きている計算になる。
国交省によると、今年6月までの1年間に報告のあった人身事故(違法設置・転用分を除く)は12件あり、5人が死亡、6人が重傷を負った。
このうち8件は荷物用や点検作業中の事故だが、一般用の利用者の事故も4件起き、転倒などで脳挫傷や骨折で4人がけがをした。
国交省の別の調査では、1985~09年度に発生した利用者の死亡事故(同)は少なくとも38件。
今回のように、かごと天井・床に挟まれた事故は13件で、14人が亡くなった。うち1件が06年に東京都港区で起きた高校生の死亡事故だ。
エレベーター事故の原因は、
(1)製品の欠陥
(2)保守管理の不備
(3)不適切な利用
の三つに大別できる。
今回の死亡事故が06年の港区の事故と同じメーカー製だったことから、製品の欠陥の有無に注目が集まるが、保守管理の不備によるトラブルも見過ごせない。
07年に東京の超高層ビルで起きたエレベーター火災の直後、国交省がメンテナンス6社に緊急点検を求めたところ、約43万台中818台にワイヤの鋼線切れなどの不具合が見つかった。大半は毎月の点検で防げる不具合だった。
エレベーターの安全は建築基準法にもとづき、所有者や管理者が大きな役割を担う。分譲マンションでは管理組合が当事者となる。
所有者・管理者の仕事は、おもに二つ。
年1回の定期検査をして自治体に報告する義務と、おおむね1カ月以内ごとに保守点検させることだ。
ほとんどのマンションは、検査や点検をメンテナンス業者に委託している。
だが、建築基準法は、検査を担う技術者について定めているものの、メンテナンス業者に関する規定がない。さんな保守管理が発覚しても、国交省や自治体は業者を処分する権限がない。
悪質業者に保守管理を委ねたエレベーターで事故が起きれば、管理組合が賠償責任を負うこともありうる。だが、多くの管理組合では業者に任せきりなのが実情だ。
マンション管理の相談に乗るNPO法人、集合住宅管理組合センター(集住センター)の常務理事は、「必要のない補修を持ちかけてくる業者もいる。エレベーターの保守管理は業者任せにせず、住民たちでチェックすることが大切」と説く。
業者から急な修繕を提案されたら、直前の定期検査の結果などと照らし合わせて説明を求める。日ごろの点検にも立ち会い、どんな作業をしたか確認する。
これまでメンテナンス業界はメーカーの系列会社の寡占状態だったが、最近は独立系の会社が安さを売りに台頭している。
業者選びの際は、複数から見積もりを取り、価格のほかに、技術者の数や部品の在庫、緊急時の体制も比較することが大切という。
管理契約は、高価だが保守点検のすべてを含むFM契約と、消耗部品の交換や点検などだけで安価なPOG契約の2種類。
常務理事は、「設置15年以内のエレベーターは部品交換も少ないので、POG契約でも十分。ただし、それ以降だと、消耗部品の交換費用も含むFM契約のほうが安く済む場合もある」と話す。
住民自らによる日常の点検も欠かせない。
エレベーター協会が発行する所有者向け手引書には、異常音や振動がないか、乗降口に段差がないかなど、専門知識がなくてもできる毎日の点検項目が示されている。
協会は、「故障や事故を防ぐには、メーカーや保守業者だけでなく、所有者や管理者の連携、協力が不可欠」としている。
出典URL
http://www.asahi.com/news/intro/TKY201211120250.html?id1=2&id2=cabcbbbd
金沢市のホテルで清掃会社の従業員が死亡するエレベーター事故が起きた。
エレベーターをめぐるトラブルは各地で後を絶たず、分譲マンションで発生すれば管理組合が責任を問われることもありうる。
安全を守るには、住民による日ごろからの注意も必要だ。
■保守管理、業者任せにしない
日本エレベーター協会の2004年度のデータによると、エレベーターメーカー大手5社製での閉じ込め事故の発生率は1.8%。全国には約70万台のエレベーターがあるとみられることから、1年に1万件以上の閉じ込めが起きている計算になる。
国交省によると、今年6月までの1年間に報告のあった人身事故(違法設置・転用分を除く)は12件あり、5人が死亡、6人が重傷を負った。
このうち8件は荷物用や点検作業中の事故だが、一般用の利用者の事故も4件起き、転倒などで脳挫傷や骨折で4人がけがをした。
国交省の別の調査では、1985~09年度に発生した利用者の死亡事故(同)は少なくとも38件。
今回のように、かごと天井・床に挟まれた事故は13件で、14人が亡くなった。うち1件が06年に東京都港区で起きた高校生の死亡事故だ。
エレベーター事故の原因は、
(1)製品の欠陥
(2)保守管理の不備
(3)不適切な利用
の三つに大別できる。
今回の死亡事故が06年の港区の事故と同じメーカー製だったことから、製品の欠陥の有無に注目が集まるが、保守管理の不備によるトラブルも見過ごせない。
07年に東京の超高層ビルで起きたエレベーター火災の直後、国交省がメンテナンス6社に緊急点検を求めたところ、約43万台中818台にワイヤの鋼線切れなどの不具合が見つかった。大半は毎月の点検で防げる不具合だった。
エレベーターの安全は建築基準法にもとづき、所有者や管理者が大きな役割を担う。分譲マンションでは管理組合が当事者となる。
所有者・管理者の仕事は、おもに二つ。
年1回の定期検査をして自治体に報告する義務と、おおむね1カ月以内ごとに保守点検させることだ。
ほとんどのマンションは、検査や点検をメンテナンス業者に委託している。
だが、建築基準法は、検査を担う技術者について定めているものの、メンテナンス業者に関する規定がない。さんな保守管理が発覚しても、国交省や自治体は業者を処分する権限がない。
悪質業者に保守管理を委ねたエレベーターで事故が起きれば、管理組合が賠償責任を負うこともありうる。だが、多くの管理組合では業者に任せきりなのが実情だ。
マンション管理の相談に乗るNPO法人、集合住宅管理組合センター(集住センター)の常務理事は、「必要のない補修を持ちかけてくる業者もいる。エレベーターの保守管理は業者任せにせず、住民たちでチェックすることが大切」と説く。
業者から急な修繕を提案されたら、直前の定期検査の結果などと照らし合わせて説明を求める。日ごろの点検にも立ち会い、どんな作業をしたか確認する。
これまでメンテナンス業界はメーカーの系列会社の寡占状態だったが、最近は独立系の会社が安さを売りに台頭している。
業者選びの際は、複数から見積もりを取り、価格のほかに、技術者の数や部品の在庫、緊急時の体制も比較することが大切という。
管理契約は、高価だが保守点検のすべてを含むFM契約と、消耗部品の交換や点検などだけで安価なPOG契約の2種類。
常務理事は、「設置15年以内のエレベーターは部品交換も少ないので、POG契約でも十分。ただし、それ以降だと、消耗部品の交換費用も含むFM契約のほうが安く済む場合もある」と話す。
住民自らによる日常の点検も欠かせない。
エレベーター協会が発行する所有者向け手引書には、異常音や振動がないか、乗降口に段差がないかなど、専門知識がなくてもできる毎日の点検項目が示されている。
協会は、「故障や事故を防ぐには、メーカーや保守業者だけでなく、所有者や管理者の連携、協力が不可欠」としている。
出典URL
http://www.asahi.com/news/intro/TKY201211120250.html?id1=2&id2=cabcbbbd
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。