本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年11月12日20時57分に毎日新聞から、同日20時30分にNHK福岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前9時10分ごろ、熊本市で九州新幹線の架線にクレーン車のアームが接触して停電した。
一時、全線で運行を見合わせ、約6時間後に復旧したが、上下46本が運休、13本が最大約6時間半遅れ、約9000人に影響した。
JR九州などによると、クレーン車(重量約85トン)は、熊本駅北約2kmの在来線高架化の工事現場で、鋼鉄管(重さ約1トン)を運搬しながら走行中、地下1.5mに埋められた雨水排水用の地下水路の上にさしかかったところで水路が陥没して転倒し、高さ約18mのアームが地上約15mの架線に当たった。
水路の上には鉄板を敷いていたということだが、JR九州では、クレーン車の走行が適切だったかどうかを調べることにしている。
停電直後、熊本−新八代間を走行中の博多発鹿児島中央行き下り「つばめ333号」が緊急停止したが、けが人はなかった。
同日午後3時15分の復旧まで、熊本駅は足止めを食った利用者で混雑した。
国交省九州運輸局は同日、長時間に及ぶダイヤの乱れで「利用者に多大な影響を与え遺憾」として、JR九州に原因究明と再発防止策を求め文書で警告した。
JR九州の社長は「多くのお客様にご不便をかけおわび申し上げます」とのコメントを出した。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20121112k0000e040121000c.html
http://www.nhk.or.jp/lnews/fukuoka/5013416701.html
(2012年11月30日 修正1 ;追記)
2012年11月27日付で読売新聞九州版から、事故原因に関する下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
九州新幹線で12日、最大約6時間不通になったトラブルは、作業現場の地下に埋設された水路への防護措置が不十分だったことから、地面が陥没してクレーン車が傾いたことが原因とわかった。
JR九州が26日、記者会見で発表した。
最終的に54本が運休するなど人為的なトラブルとしては全線開業以来最大の約1万3000人に影響が出たことも明らかになった。
JR九州によると、地下約1mにコンクリート製の四角いトンネル状の水路(幅約1.6m、高さ約1.3m)が埋まっていた。
クレーン車で作業する際は、水路を覆うように地面に鉄板を並べる必要があったが、同社から発注を受けた業者は、水路の半分程度の幅にしか鉄板を敷いていなかった。
このため、クレーン車(約90トン)が水路上を走行した際、重さに耐えられず地盤が沈下、コンクリートの水路上部が破損してクレーン車が傾いたという。
JR九州は、「業者は水路がコンクリート製なので漫然と大丈夫だと思っていた。しっかりと防護措置を取るべきだった」と説明している。
出典URL
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20121127-OYS1T00402.htm
また、11月27日3時0分に朝日新聞から、同主旨で以下のような記事が、これも図解付きでネット配信されていた。
九州新幹線が12日に停電で6時間止まった原因は、工事現場の地下1.05mの深さに水路があるのを知りながら、対策を怠っていたためだった。
約90トンのクレーンの重さで、水路上部にある厚さ14cmのコンクリートが破損したという。
JR九州が26日発表した。
工事で、鋼鉄製の管をトラックに積み込む作業中に、地中の水路(幅1.56m、高さ1.33m)が陥没。クレーン車はバランスを崩して傾いたことから、アーム部分が近くにあった新幹線の架線に触れ、停電した。
クレーン車の下に鉄板は敷いていたが、走行の目安にするもので、水路の防護対策ではなかったという。
JR九州は再発を防ぐため、クレーン車を使う工事現場60カ所の緊急点検をはじめた。
この停電では、新幹線54本、在来線7本が運休するなどして、約1万3千人に影響が出た。
出典URL
http://www.asahi.com/national/intro/SEB201211260065.html
(ブログ者コメント)
複数の報道を読み比べて、初めて、状況が理解できることが結構あるが、今回の一連の報道は、その最たるものの一つだ。
上記、読売と朝日の記事を両方読むことで、ようやく全貌が見えてきた。片方しか読まなければ、消化不良に終わっていただろう。
以下のような報道もあったが、それらは誤報ではないにせよ、「群盲象を評す」の感があり、その記事だけしか読まない人には誤解を与えてしまう。
書くほうも読むほうも、心すべきことだろう。
(2012年11月26日 18時24分 NHK熊本)
コンクリート製の水路が埋設されているのに工事の請負業者が地上に鉄板を敷くなどの防護をしなかったため、クレーンの重みで水路が壊れ、地盤が陥没したのが事故の原因だった。
(2012年11月27日 00:05 西日本新聞)
通常、工事の際には埋設物保護用の鉄板を地上に敷き詰めるが、実施していなかった。
12日午前9時10分ごろ、熊本市で九州新幹線の架線にクレーン車のアームが接触して停電した。
一時、全線で運行を見合わせ、約6時間後に復旧したが、上下46本が運休、13本が最大約6時間半遅れ、約9000人に影響した。
JR九州などによると、クレーン車(重量約85トン)は、熊本駅北約2kmの在来線高架化の工事現場で、鋼鉄管(重さ約1トン)を運搬しながら走行中、地下1.5mに埋められた雨水排水用の地下水路の上にさしかかったところで水路が陥没して転倒し、高さ約18mのアームが地上約15mの架線に当たった。
水路の上には鉄板を敷いていたということだが、JR九州では、クレーン車の走行が適切だったかどうかを調べることにしている。
停電直後、熊本−新八代間を走行中の博多発鹿児島中央行き下り「つばめ333号」が緊急停止したが、けが人はなかった。
同日午後3時15分の復旧まで、熊本駅は足止めを食った利用者で混雑した。
国交省九州運輸局は同日、長時間に及ぶダイヤの乱れで「利用者に多大な影響を与え遺憾」として、JR九州に原因究明と再発防止策を求め文書で警告した。
JR九州の社長は「多くのお客様にご不便をかけおわび申し上げます」とのコメントを出した。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20121112k0000e040121000c.html
http://www.nhk.or.jp/lnews/fukuoka/5013416701.html
(2012年11月30日 修正1 ;追記)
2012年11月27日付で読売新聞九州版から、事故原因に関する下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
九州新幹線で12日、最大約6時間不通になったトラブルは、作業現場の地下に埋設された水路への防護措置が不十分だったことから、地面が陥没してクレーン車が傾いたことが原因とわかった。
JR九州が26日、記者会見で発表した。
最終的に54本が運休するなど人為的なトラブルとしては全線開業以来最大の約1万3000人に影響が出たことも明らかになった。
JR九州によると、地下約1mにコンクリート製の四角いトンネル状の水路(幅約1.6m、高さ約1.3m)が埋まっていた。
クレーン車で作業する際は、水路を覆うように地面に鉄板を並べる必要があったが、同社から発注を受けた業者は、水路の半分程度の幅にしか鉄板を敷いていなかった。
このため、クレーン車(約90トン)が水路上を走行した際、重さに耐えられず地盤が沈下、コンクリートの水路上部が破損してクレーン車が傾いたという。
JR九州は、「業者は水路がコンクリート製なので漫然と大丈夫だと思っていた。しっかりと防護措置を取るべきだった」と説明している。
出典URL
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20121127-OYS1T00402.htm
また、11月27日3時0分に朝日新聞から、同主旨で以下のような記事が、これも図解付きでネット配信されていた。
九州新幹線が12日に停電で6時間止まった原因は、工事現場の地下1.05mの深さに水路があるのを知りながら、対策を怠っていたためだった。
約90トンのクレーンの重さで、水路上部にある厚さ14cmのコンクリートが破損したという。
JR九州が26日発表した。
工事で、鋼鉄製の管をトラックに積み込む作業中に、地中の水路(幅1.56m、高さ1.33m)が陥没。クレーン車はバランスを崩して傾いたことから、アーム部分が近くにあった新幹線の架線に触れ、停電した。
クレーン車の下に鉄板は敷いていたが、走行の目安にするもので、水路の防護対策ではなかったという。
JR九州は再発を防ぐため、クレーン車を使う工事現場60カ所の緊急点検をはじめた。
この停電では、新幹線54本、在来線7本が運休するなどして、約1万3千人に影響が出た。
出典URL
http://www.asahi.com/national/intro/SEB201211260065.html
(ブログ者コメント)
複数の報道を読み比べて、初めて、状況が理解できることが結構あるが、今回の一連の報道は、その最たるものの一つだ。
上記、読売と朝日の記事を両方読むことで、ようやく全貌が見えてきた。片方しか読まなければ、消化不良に終わっていただろう。
以下のような報道もあったが、それらは誤報ではないにせよ、「群盲象を評す」の感があり、その記事だけしか読まない人には誤解を与えてしまう。
書くほうも読むほうも、心すべきことだろう。
(2012年11月26日 18時24分 NHK熊本)
コンクリート製の水路が埋設されているのに工事の請負業者が地上に鉄板を敷くなどの防護をしなかったため、クレーンの重みで水路が壊れ、地盤が陥没したのが事故の原因だった。
(2012年11月27日 00:05 西日本新聞)
通常、工事の際には埋設物保護用の鉄板を地上に敷き詰めるが、実施していなかった。
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プロフィール Profile
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魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。