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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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(ブログ者コメント)

水道水による食中毒事例として、本ブログではビルの受水槽が汚染されていた事例を過去に2件紹介している。

以下は今回情報。

 

2025430145分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

群馬県神流(かんな)町で、水道水が原因の食中毒が発生し、水道水を飲んだ子供を含む町民14人が下痢などの症状を訴え、一部の人の便から細菌「カンピロバクター」が検出された。

県が29日に発表した。

神流町によると、配水池の農業用水タンクの水が飲料用水タンクへ流入したことが原因とみられる。

 

■飲料用水タンクと同じ排水管

県などによると、神流町から21日、「町内の相原(あいばら)地区の複数の住人が、発熱や下痢などの症状で医療機関を受診しており、水道水が原因と疑われる」との連絡が保健所に入り、調査を開始した。

14人は9歳以下~80代の男女で、全員が相原配水池から供給された水道水を飲んでいた。

神流町が池の水を調査した結果、「一般細菌数」が水質基準の15倍にのぼり、大腸菌も検出。14人のうち複数の人の便からカンピロバクターが検出され、県は29日、この水道水を飲んだことによる食中毒と断定したと発表した。

入院した人はおらず、14人はいずれも回復に向かっている。

神流町によると、配水池には、飲料用水タンクと農業用水タンクが隣接して置かれており、双方が同一の排水管でつながっている。

調査のため飲料用水タンクの水を抜いた際、農業用水タンク側の水が逆流しているのが確認された。

農業用水は近くの沢から引いていて、消毒などはされていないという。

神流町では19日以降、相原地区の25世帯、44人の住民に対し、水道水の飲み水としての使用を控えるよう呼びかけている。

同地区には飲料水のペットボトルを配布しているという。

 

■患者は年間2000人、主流は生の鶏肉

厚生労働省などによると、カンピロバクターは、鶏や牛、豚など家畜の腸管内に生息する細菌。

特に鶏の腸管内にいる確率が高く、市販の鶏肉の6割程度から菌が検出されたとの調査結果もある。

カンピロバクターを原因とする食中毒は、生や半生、加熱不足の鶏肉料理で多発しているほか、殺菌が不十分な井戸水や湧水、簡易水道水に由来する水系の感染事例も確認されている。

国内で発生している細菌性食中毒の中では近年、発生件数が最も多く、年間300件、患者数2000人程度で推移している。

https://www.sankei.com/article/20250430-7N4AEGOY7BHZPN5USSF7C24ZZI/

 

511150分にFNNプライムオンラインからは、専門家によれば水道水が原因の食中毒は何年かに一度の割合で起きているなど、下記趣旨の記事がタンク間の逆流イメージ図付きでネット配信されていた。

群馬・神流町で、水道水に細菌カンピロバクターが混入し、11日以降、住民14人が下痢などを発症した。

配水池に排水路から農業用水が逆流した可能性が高いという。

専門家は全国で起こり得ると警告し、色やにおいに違和感があれば飲まないよう呼びかけている。

 

14人発症配水池調査で異常発覚

群馬県の南西部にある神流町を流れる神流川は、関東一といわれる清流を誇り、この時期は、その流れの上を泳ぐ800匹の鯉のぼりが話題になる場所だ。

そんなのどかな町で、思わぬところから食中毒が発生した。

テーマは「安全神話が崩壊?水道水で食中毒ソレってどうなの」だ。

411日以降、神流町では住民14人が下痢や腹痛などの症状を訴えた。

いずれも快方に向かっているということだが、実際に被害にあった方に話を聞いた。

体調を崩した町民:
「最初は熱が出た。とにかく後は下痢がひどくて、便所のそばから離れられない。最初は原因が分からなくて、町の対応も水を一切使わないでとか説明してくれれば。最初はだるかったり、節々が痛かったり、コロナかと思った。」

体調を崩した町民:
「だるくてだるくて。汗が出て、そして下痢が出た。死ななくて良かった。」

町が安定して水を供給するために、一時的に貯めておく配水池と呼ばれる施設を調査したところ、水道法の水質基準を超えていたことが判明した。

複数の住民から細菌のカンピロバクターが検出され、県は水道水が食中毒の原因だと断定した。

現在、町では水道水を飲まないように呼びかけ、これまで2リットルのペットボトル6本を5回、各世帯に配布している。

しかし、町の人々からは不安の声が聞かれた。

神流町民(80代):
「連休になるから困っちゃう。うちは(食中毒に)かかったら大変。年だもの。お父さんも年だし、かかったら大変。私は83歳だから下痢なんかしたら大変。」

 

■専門家「再発防止を徹底して」

イット!のスタジオでは

青井実キャスター:
「食中毒が水道水からということですが?」

SPキャスターパックン:
「怖いですね。日本は水道水が美味しくて、安全であることは有名です。観光客も喜んで水道水を飲んでますが、是非安全神話じゃなくて安全事実として守っていただきたい。あと僕は、節約としてみんなに勧めてるから、僕のためにもよろしくお願いします。」

青井キャスター:
「今回、神流町で水道水にカンピロバクターが混入してしまった原因は、次のような可能性があると言います。」

通常、浄水場からくる水は配水池を通り、住民のもとへ届きます。

この配水池があふれないように排水路が作られていますが、そこには農業用水の排水路が合流しており、そこが逆流したのではないかと言われています。

専門家の食環境衛生研究所・内山博文さんによると、実は水道水が原因の食中毒は何年かに一度起きていて、そこまで珍しくないということです。

つまり、今回と同じような構造の水の供給システムがある場所では、全国どこでも起きる可能性があるようです。

安全なはずの日本の水道水に事故が起きてしまったことに、内山さんはこう話しています。

内山さん:
「日本の水は、世界トップレベルの安全性を誇っている。毎回煮沸するのは、日本人には定着しない。浄水場や水道局の人為的なミスだとしたら、再発防止を徹底してもらえればと思います。」

青井キャスター:
「私たちが食中毒にかからないためには、どういう対処をすればいいのでしょうか?」

内山さん:
「透明なコップに水を出し、色やにおいを嗅いだり、濁りがないか、普段と違和感があるかどうか確認し、違和感があれば絶対に口にしないことが大事だと思います。市販のペットボトルの購入や、ウォーターサーバーの水を利用するといった対処法が考えられます。」

青井キャスター:
「町の担当者は「多大な迷惑をおかけし、大変申し訳ない。再発防止策を講じ、なるべく早く飲用水の復旧を目指したい」と話しています。」

日本の水道水の安全神話は崩れてしまうのか。

速やかな対策が待たれる。
(「イット!」430日放送より)

https://www.fnn.jp/articles/-/865666?display=full

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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