忍者ブログ
                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
 ブログ内検索 Site Search 
キーワードに合致した記事を検索できます(複数キーワード検索可)
 最新記事 Latest Articles 
(11/22)
(11/21)
(11/20)
(11/19)
(11/18)
(11/18)
(11/17)
(11/17)
(11/16)
(11/15)
(11/15)
(11/14)
(11/14)
(11/13)
(11/13)
(11/13)
(11/12)
(11/12)
(11/12)
(11/11)
(11/11)
(11/10)
(11/10)
(11/09)
(11/08)
 最古記事 Oldest Article 
(04/09)
(04/09)
(04/09)
(04/09)
(04/09)
(04/10)
(04/10)
(04/10)
(04/10)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
[2948]  [2947]  [2946]  [2945]  [2944]  [2943]  [2942]  [2941]  [2940]  [2939]  [2938

20136112233分に朝日新聞から、612139分に読売新聞から、6121212分と6132039分と614827分にNHK長崎から、また612日付の長崎新聞と613日付の朝日新聞長崎版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。   

 

11日午後5時半ごろ、長崎県雲仙市の旅館「H」から、「風呂で2人が倒れている」と119番通報があった。

警察などによると、源泉からひいた湯を一時的にためる屋外にあるタンクの中に男性従業員2人が倒れており、病院に運ばれたが、Yさん(59)の死亡が確認された。

もう一人のSさん(35)も、一時、意識が回復したが、その後、死亡した。


警察などによると、タンクは横3m、奥行き1.6m、高さ2m。天井に直径60cmの入り口があり、ふたを開けて中に入る仕組み。

 

2人は、同日午後3時ごろからタンクに入り、沈殿した硫黄分を含んだ汚泥を取り除く清掃作業をしていたといい、タンク内は空だった。

 

別の従業員が2人のうめき声を聞き、開いたふたからタンクの中を覗くと、はしごの下付近でYさんが仰向けに倒れ、Sさんが覆いかぶさるようにもがいていたという。

この従業員が電動ノコギリでタンクの側面を切断し、救急隊とともに救出した。

 

2人は、マスクは着けていなかった。

中に風を送り込んで換気するための扇風機もそばに置いてあったが、事故後、2人が倒れているのを見つけた男性従業員が換気が必要だと思い、置いたものだという。

 

消防が、救出を終えた午後6時すぎにタンク内のガス濃度を測ったところ、硫化水素が4ppm、一酸化炭素が6ppmだった。

作業に問題はない濃度だが、空気が入って薄まった可能性があるという。

 

警察では、12日、遺体の司法解剖を行い、その結果、死因は硫化水素中毒の疑いがあることがわかった。

警察では死因の特定を進めるとともに、事故の原因や作業の安全管理の体制について調べている。


「H」を経営する会社によると、タンクは約1年2か月前に設置。

Yさんが『中を洗浄しようか』と提案し、この日が初の清掃だった。

 

旅館の別のタンクは、水を流して水圧で汚れを落としており、旅館の上司はSさんに、同じやり方で清掃するよう指示した。

だが、タンク内に入らないように注意はしなかったという。

 

同社側の幹部は、「どうしてタンク内に倒れていたのか分からない。水圧で落ちない汚れを落とそうとしたのではないか」、「清掃の手順について設置業者から説明はなく、作業マニュアルもなかった」と語った。

 

タンクを製造した設備会社によると、タンクの中では、温泉成分による有毒ガスの発生や酸欠のおそれがあるため、注意事項として、作業の際は換気扇などで換気することや、外に監視員を配置することを呼びかけているという。

 

同旅館は、雲仙市役所から南東に約13km離れた雲仙温泉街の一角にあり、有数の高級旅館として知られ、広大な敷地に客室が点在している

この日は休業で、客はいなかったという。

 

出典URL

http://www.asahi.com/national/update/0611/SEB201306110019.html   

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130611-OYT1T01171.htm

http://www.nagasaki-np.co.jp/news/kennaitopix/2013/06/12085827010608.shtml

http://www.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5035233631.html?t=1371073649577

http://www.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5035271291.html?t=1371156121448

http://www.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5035288261.html?t=1371243760818

 

 

 

(2013年6月19日 修正1 ;追記)   

 

2013614日付で朝日新聞長崎版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。   

 

労安法に基づく酸欠則では、硫化水素が発生する場所で作業をする際は、酸素濃度の測定や換気をして、外部に監視人を置くことを事業者に義務づけている。

 

タンクの製造元も、温泉成分でタンク内に有毒ガスがたまる恐れがあるとして、換気などを求めていた。

 

だが、警察や旅館側の説明によると、現場のタンクに換気設備はなく、濃度測定や外部からの監視もしていなかった。

 

 

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[1回]

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
 通信欄 
問合せなどあれば記事末尾の読者通信欄に名前(匿名可)とメルアドを記入し ①確認ボタンをクリック ②記入欄に用件記入   ③確認ボタンをクリック ④内容がOKであれば送信ボタンをクリック    してください。     ちなみに「ご送信ありがとうございました」との返信がありますが。それは通信欄会社からの自動メッセージですので、ご留意ください。
 カテゴリー Category 
 最新コメント Latest Comments 
[06/09 ※無記名]
[06/01 ※無記名]
[02/08 ※無記名]
[02/08 ※無記名]
[01/20 ※無記名]
[08/31 ガーゴイル]
[09/27 三浦]
[03/02 南方英則]
[11/20 山城守]
[07/20 記事内容について訂正をお願いします。]
[07/16 神戸ファン]
[04/21 Rawi]
[08/12 山田晴通]
[04/24 道産子]
[04/15 道産子]
[04/15 道産子]
[04/05 道産子]
[04/02 道産子]
[04/01 道産子]
[02/27 道産子]
[02/26 愛読者]
[01/10 愛読者]
[11/07 愛読者]
[10/12 愛読者]
[08/24 愛読者]
 ツイッターなどへの接続 
 製造業ブログランキングへの接続 
下記をクリックすれば、2種類の製造業ブログランキングにつながります
にほんブログ村 企業ブログ 製造業へ
にほんブログ村 人気ブログランキングへ
 最新トラックバック 
 バーコード 
 カウンター 
 アクセス解析 
 プロフィール Profile 
HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

Template by ららららいふ / Material by 素材くん「無料WEB素材屋」

忍者ブログ [PR]