2014年10月7日21時23分にNHK青森から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月9日付で毎日新聞青森版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前9時半すぎ、むつ市奥内のごみ処理施設、「アックスグリーン」で、ガスタンクの点検に訪れていた作業員2人が相次いで頭痛を訴え、救急車で市内の病院に運ばれた。
施設を管理する「下北地域広域行政事務組合」によると、同じ場所で作業していた3人も一緒に医師の診察を受けたところ、5人とも一酸化炭素中毒と診断されたが、いずれも症状は軽く、高圧酸素療法などで回復し、8日昼には全員退院した。
組合によると、5人は7日午前9時ごろから、ごみを焼却した際に発生する水素と一酸化炭素と二酸化炭素の混合ガスをためておく、直径11m、高さ14mのタンクの中に入り、4年に1度の定期点検を行っていたという。
約40分後に作業員1人が頭痛や吐き気を訴え、その後、他の4人も症状を訴えた。
組合では、作業前に行ったタンクの中にたまっているガスの濃度を測る検査が不十分だったとみて、詳しい事故の原因を調べることにしている。
携帯していたガス検知器の警報音は鳴らなかったという。
記者会見した組合の川西事務局長は、「このような事故を絶対に起こさないよう、今後は、点検作業の手順を見直すなど安全作業に努めます」と話していた。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/aomori/6085206871.html?t=1412712571782
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20141009ddlk02040057000c.html
(2014年12月2日 修正1 ;追記)
2014年11月29日付で朝日新聞青森全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
施設を管理する下北地域広域行政事務組合は28日、ガス配管のバルブにすき間が生じ、ガスが逆流したのが原因とみられるとの調査結果をまとめた。
同日開いた事務組合の議会臨時会で報告した。
事務組合は管理運営会社を厳重注意し、再発防止策の提出も指示した。
(ブログ者コメント)
詳細不明だが、「バルブにすき間が生じ」という表現が気になる。
もしかして、ガス配管に仕切り板を入れず、バルブ閉だけで遮断していたということだろうか?
まさかとは思うが・・・。
(2015年1月20日 修正2 ;追記)
2014年11月29日付の東奥日報紙面に、バルブが完全に閉じていなかったなど、下記趣旨の記事が掲載されていた。
2015年1月17日付で朝日新聞青森全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
ガスの出口側配管にあるバルブの不具合が原因とみられることが28日、分かった。
同事務組合によると、タンクからガスを供給するガスホルダー出口のバルブが何らかの原因で完全に閉じておらず、配管内に残留していた一酸化炭素ガスがタンク内に逆流し、事故に至った。
バルブの不具合に加え、点検に先だってタンク内部の安全を確かめるガス検知作業が不十分だった可能性もあり、確認を急いでいる。
同事務組合によると、作業員5人は既に回復しているという。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。