本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年2月22日付の毎日新聞東京版夕刊から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前9時ごろ、大阪市の地下鉄御堂筋線梅田駅の駅員から「構内の地下倉庫から煙が出ている」と119番通報があった。
消防などによると、上りホーム北側にある階段下の地下2階倉庫が燃え、約28m2を焼いた。
火勢は約20分後に弱まったが、運転再開に向けて待機していた運転士(39)と車掌(36)の2人が避難誘導をしていた際に煙を吸って病院に搬送され、他の駅員10人も体調不良を訴えている。
出火当時は通勤時間帯で、駅構内にいた数千人の乗客らが避難する騒ぎとなったが、乗客らにけがはなかった。
市交通局によると、出火直後から約1時間40分の間、江坂駅から千里中央駅間の北大阪急行を含む上下線の全ての電車が停止。少なくとも約12万人に影響した。
午前10時40分、運転が再開されたが、梅田駅は通過する措置をとっている。
また、周辺地下街に煙や臭いが広がり、開店を一時見合わせる百貨店なども出た。
出典URL
http://mainichi.jp/select/jiken/archive/news/2012/02/22/20120222dde041040049000c.html
2012年2月25日6時15分にNHK大阪から、倉庫は用途外の可燃性ゴミ置き場として長年使われ、そこで清掃員がタバコを吸ったことが原因だったと、下記趣旨でネット配信されていた。
清掃業務の委託を受けた作業員のタバコの火の不始末で、現場に置かれていたごみに火が燃え移ったのが原因と見られている。
火事のあと初めて開かれた大阪市交通局の昨夜の会見で、現場の倉庫は清掃用具などを保管しておくためのものだったのに、本来の用途に反し、燃えやすいごみの仮置き場として長年使用されていたことがわかった。
おとといの消防の立ち入り検査で、倉庫に可燃物を置くなど、本来の目的以外に使わないよう指摘されたという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2003276051.html
2012年2月25日8時39分に読売新聞から、自動非常放送の配線がつながれていなかった旨、放送設備の写真とともに下記趣旨でネット配信されていた。
市交通局は24日、乗客らに避難を促す非常放送用の配線が外れていたため、火災発生時に放送が流れなかったと発表した。
交通局が市消防局と取り決めた基準に違反して倉庫を回収ゴミの一時仮置き場として使用していたことも判明した。
交通局は、全133駅で同様の不備がないか緊急点検する。
発表によると、倉庫内の熱感知器が火災を感知すると、駅長室内の防災盤に信号が送られ、本来は自動的に「火事です、火事です。落ち着いて避難してください」との非常放送がホームや改札などに流れるシステムだが、出火当時は、非常放送用の装置につながる配線が、何らかの理由で、線同士を接続する部品から抜けており、放送が流れなかったという。
煙に気づいた駅員が非常ベルを鳴らし、肉声での構内放送や、拡声機を使った避難誘導を行ったが、当時、非常放送が流れていないことに、だれも気づかなかったという。
改札外の店舗から「非常放送が聞こえなかった」と指摘され、同局が調べたところ、配線が抜けていたことが判明。
半年ごとの法定点検では配線の状態を調べる項目がなく、直前の今月3日の点検でも接続の不具合は確認されていなかったという。
鉄道事業本部長は「駅員の誘導で乗客ら約3000人を約10分で避難誘導できたので、(放送が流れなかった)影響はなかったが、不備があったのは確か。点検して再発防止を図りたい」と語った。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120225-OYT1T00119.htm
2012年2月25日14時53分に読売新聞から、喫煙が原因なら賠償請求する旨、下記趣旨でネット配信されていた。
市交通局は全焼した倉庫内で火災直前に喫煙していた作業員が所属する清掃業者「毎美エンジニアリング」に対し、喫煙が火災の原因と断定された場合、指名停止処分や損害賠償請求を行う方針を決めた。
火災では、同駅の倉庫約30m2が全焼した。約7時間半、乗客の乗り降りができなくなり、約22万3000人に影響した。同局が被害額を算定している。
駅構内は全面禁煙で、同局は清掃業務などを委託している業者に対し、地上で喫煙するように指導している。
同社は、2010年2月からの3年契約で、同線江坂―梅田間の6駅で清掃業務を請け負っていた。委託契約書では駅構内の禁煙を明記しているという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120225-OYT1T00410.htm
2012年2月27日21時51分にmsn産経ニュースから、非常放送装置は全駅で問題なかったとネット配信されていた。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120227/dst12022721530011-n1.htm
(ブログ者コメント)
□駅の構内、しかも地下の一室でタバコを吸うなど言語道断。清掃業者の責任が問われて当然だ。
□しかし、駅側にも安全に関する意識の緩みがあったのではないか?
その一例が、緊急放送の配線抜けだ。
倉庫の目的外使用も、職員は知っていたが黙認していたのではないか?
でないと、清掃業者が手ぶらで帰ることに違和感を抱いた筈だ。
□事故というもの、ある日、突然に起きるものではないということを、改めて認識させてくれた事例だ。
(2012年3月9日 修正1 ;追記)
2012年3月5日21時6分にmsn産経ニュース大阪から、6駅の駅長室が喫煙所になっていたと、下記趣旨でネット配信されていた。
市交通局内で禁煙徹底を促す通達が火災12日前に出されていたにもかかわらず、梅田駅を含む6駅で駅員の喫煙が続いていたことが、5日、市交通局の調査で分かった。
通達を機に完全禁煙を徹底させていれば火災を防げた可能性もあるだけに、担当者は「身内に甘く、自らを律することができなかった。お恥ずかしい限り」としている。
完全禁煙ができていなかったのは、梅田管区に属する6駅(梅田・中津・西中島南方・新大阪・東三国・江坂)。
駅長室にあった分煙コーナーなどで喫煙していた。
地下鉄鶴見緑地線の乗務員による車内喫煙が発覚したことを受け、2月10日に全面禁煙を指示する通達が出されていた。
通達を受け、多くの駅では全面禁煙が実施されたが、6駅では、喫煙が続けられていた。
梅田管区駅長(55)は「軽率な判断をしてしまった」と話している。
地下鉄の駅構内は平成7年から終日禁煙を実施。駅長室や休憩室に限り、職員の喫煙を認めていたが、受動喫煙防止の観点から平成23年度末をめどに全ての駅で完全禁煙する方針を決めていた。
また、今回の火災では、ごみの保管が認められていない倉庫がごみ置き場として使用されていたことが発覚しており、全駅調査をしたところ、7カ所の倉庫が本来の使用目的とは異なる目的で利用されていることが分かった。
住之江公園駅では倉庫を乗務員の一時待機所として利用し、昨年3月までは喫煙もしていたという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120305/osk12030522310015-n1.htm
(ブログ者コメント)
□まさか、これはないだろうと思っていたことが、実際には行われていた。
トップがこんなユルユルの状態では、職員は「ルールを守らなくても別に問題ない」と思ってしまうだろう。
その心が、いつか事故を生む。
清掃業者に「言語道断」という言葉を使ったが、それ以上の言葉を駅長に使いたい。
□それにしても、大阪市の規律は、全般、この程度のものなのだろうか?
もし、そうだとすれば、橋下市長が怒るわけだ。
(2012年4月7日 修正2 ;追記)
2012年4月3日20時10分に共同通信から、またしても、今度は助役が喫煙したという記事がネット配信されていた。
大阪市交通局は3日、市営地下鉄四つ橋線本町駅の構内で同日、男性助役(54)が喫煙し火災報知機が作動、上下4本が遅れ約千人に影響したと発表した。
交通局は、運転士の列車内での喫煙が発覚し、2月に全駅禁煙の通達を出したばかり。
またも安全意識の低さが露呈した形だ。
橋下徹市長は市内で記者団に「服務規律の厳格化という市長の政治メッセージを無視する挑戦的な行為だ。君が代起立条例で起立しない職員と同様、厳罰にする」と述べた。
交通局によると、助役は3日午前7時45分ごろ、駅長室の給湯室で喫煙。「朝食を食べたら、たばこが吸いたくなった」と話しているという。
出典URL
http://www.47news.jp/CN/201204/CN2012040301002447.html
また、4月6日2時3分に毎日新聞から、火災報知機が鳴ったにもかかわらず、これまた前回と同様、駅構内で非常放送が流れていなかったという記事がネット配信されていた。
大阪市営地下鉄四つ橋線本町駅で男性助役(54)が喫煙し、列車に遅れが出た問題で、市交通局は5日、駅構内で火災感知器の作動を知らせる非常放送が流れていなかったと発表した。
機器の設定ミスが原因という。
2月の御堂筋線梅田駅の火災でも非常放送が流れないトラブルがあったばかり。橋下市長は「繰り返しこんなことになって申し訳ない」と謝罪した。
交通局によると、感知器が煙を感知すると、火災報知設備が自動的に非常放送を流す仕組みになっている。
しかし、梅田駅の火災では、放送設備につながるケーブルが外れ、非常放送が流れなかった。
このため、同局は地下鉄全駅で機器を点検、本町駅など9駅で不具合を確認した。
しかし先月下旬、業者が同駅で修理した際に機器の操作を誤り、感知器が作動しても放送が流れない設定になっていたという。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20120406k0000m040128000c.html
一方、4月6日19時14分に関西テレビからは、橋下市長がこの助役に対し懲戒免職を検討しているという記事がネット配信されていた。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00220761.html
(ブログ者コメント)
多くの事故は、ルールを守らなかったために起きている。
特に、ルールを無視しても問題が起きなかったという成功体験からルールを無視し続け、ついには大事故を引き起こしてしまう、というパターンが多い。
そういった事故を防止するには、小さなことであってもルールは必ず守る、守らせる、ということが大切だ。
また、なぜ守らなければならないかを納得させることも大切だ。
そのうえで、もし守ることができないルールが定められていたなら、守れるルールに変える必要がある。
今回のケースで、この助役が懲戒免職になるかどうかは不明だが、少なくとも大阪市職員の間には、ルールは守るべきものという強い意識が芽生えることだろう。
懲戒免職という言葉を出した真の狙いがそこにあるとしたら、この市長、大したものだ。
22日午前9時ごろ、大阪市の地下鉄御堂筋線梅田駅の駅員から「構内の地下倉庫から煙が出ている」と119番通報があった。
消防などによると、上りホーム北側にある階段下の地下2階倉庫が燃え、約28m2を焼いた。
火勢は約20分後に弱まったが、運転再開に向けて待機していた運転士(39)と車掌(36)の2人が避難誘導をしていた際に煙を吸って病院に搬送され、他の駅員10人も体調不良を訴えている。
出火当時は通勤時間帯で、駅構内にいた数千人の乗客らが避難する騒ぎとなったが、乗客らにけがはなかった。
市交通局によると、出火直後から約1時間40分の間、江坂駅から千里中央駅間の北大阪急行を含む上下線の全ての電車が停止。少なくとも約12万人に影響した。
午前10時40分、運転が再開されたが、梅田駅は通過する措置をとっている。
また、周辺地下街に煙や臭いが広がり、開店を一時見合わせる百貨店なども出た。
出典URL
http://mainichi.jp/select/jiken/archive/news/2012/02/22/20120222dde041040049000c.html
2012年2月25日6時15分にNHK大阪から、倉庫は用途外の可燃性ゴミ置き場として長年使われ、そこで清掃員がタバコを吸ったことが原因だったと、下記趣旨でネット配信されていた。
清掃業務の委託を受けた作業員のタバコの火の不始末で、現場に置かれていたごみに火が燃え移ったのが原因と見られている。
火事のあと初めて開かれた大阪市交通局の昨夜の会見で、現場の倉庫は清掃用具などを保管しておくためのものだったのに、本来の用途に反し、燃えやすいごみの仮置き場として長年使用されていたことがわかった。
おとといの消防の立ち入り検査で、倉庫に可燃物を置くなど、本来の目的以外に使わないよう指摘されたという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2003276051.html
2012年2月25日8時39分に読売新聞から、自動非常放送の配線がつながれていなかった旨、放送設備の写真とともに下記趣旨でネット配信されていた。
市交通局は24日、乗客らに避難を促す非常放送用の配線が外れていたため、火災発生時に放送が流れなかったと発表した。
交通局が市消防局と取り決めた基準に違反して倉庫を回収ゴミの一時仮置き場として使用していたことも判明した。
交通局は、全133駅で同様の不備がないか緊急点検する。
発表によると、倉庫内の熱感知器が火災を感知すると、駅長室内の防災盤に信号が送られ、本来は自動的に「火事です、火事です。落ち着いて避難してください」との非常放送がホームや改札などに流れるシステムだが、出火当時は、非常放送用の装置につながる配線が、何らかの理由で、線同士を接続する部品から抜けており、放送が流れなかったという。
煙に気づいた駅員が非常ベルを鳴らし、肉声での構内放送や、拡声機を使った避難誘導を行ったが、当時、非常放送が流れていないことに、だれも気づかなかったという。
改札外の店舗から「非常放送が聞こえなかった」と指摘され、同局が調べたところ、配線が抜けていたことが判明。
半年ごとの法定点検では配線の状態を調べる項目がなく、直前の今月3日の点検でも接続の不具合は確認されていなかったという。
鉄道事業本部長は「駅員の誘導で乗客ら約3000人を約10分で避難誘導できたので、(放送が流れなかった)影響はなかったが、不備があったのは確か。点検して再発防止を図りたい」と語った。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120225-OYT1T00119.htm
2012年2月25日14時53分に読売新聞から、喫煙が原因なら賠償請求する旨、下記趣旨でネット配信されていた。
市交通局は全焼した倉庫内で火災直前に喫煙していた作業員が所属する清掃業者「毎美エンジニアリング」に対し、喫煙が火災の原因と断定された場合、指名停止処分や損害賠償請求を行う方針を決めた。
火災では、同駅の倉庫約30m2が全焼した。約7時間半、乗客の乗り降りができなくなり、約22万3000人に影響した。同局が被害額を算定している。
駅構内は全面禁煙で、同局は清掃業務などを委託している業者に対し、地上で喫煙するように指導している。
同社は、2010年2月からの3年契約で、同線江坂―梅田間の6駅で清掃業務を請け負っていた。委託契約書では駅構内の禁煙を明記しているという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120225-OYT1T00410.htm
2012年2月27日21時51分にmsn産経ニュースから、非常放送装置は全駅で問題なかったとネット配信されていた。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120227/dst12022721530011-n1.htm
(ブログ者コメント)
□駅の構内、しかも地下の一室でタバコを吸うなど言語道断。清掃業者の責任が問われて当然だ。
□しかし、駅側にも安全に関する意識の緩みがあったのではないか?
その一例が、緊急放送の配線抜けだ。
倉庫の目的外使用も、職員は知っていたが黙認していたのではないか?
でないと、清掃業者が手ぶらで帰ることに違和感を抱いた筈だ。
□事故というもの、ある日、突然に起きるものではないということを、改めて認識させてくれた事例だ。
(2012年3月9日 修正1 ;追記)
2012年3月5日21時6分にmsn産経ニュース大阪から、6駅の駅長室が喫煙所になっていたと、下記趣旨でネット配信されていた。
市交通局内で禁煙徹底を促す通達が火災12日前に出されていたにもかかわらず、梅田駅を含む6駅で駅員の喫煙が続いていたことが、5日、市交通局の調査で分かった。
通達を機に完全禁煙を徹底させていれば火災を防げた可能性もあるだけに、担当者は「身内に甘く、自らを律することができなかった。お恥ずかしい限り」としている。
完全禁煙ができていなかったのは、梅田管区に属する6駅(梅田・中津・西中島南方・新大阪・東三国・江坂)。
駅長室にあった分煙コーナーなどで喫煙していた。
地下鉄鶴見緑地線の乗務員による車内喫煙が発覚したことを受け、2月10日に全面禁煙を指示する通達が出されていた。
通達を受け、多くの駅では全面禁煙が実施されたが、6駅では、喫煙が続けられていた。
梅田管区駅長(55)は「軽率な判断をしてしまった」と話している。
地下鉄の駅構内は平成7年から終日禁煙を実施。駅長室や休憩室に限り、職員の喫煙を認めていたが、受動喫煙防止の観点から平成23年度末をめどに全ての駅で完全禁煙する方針を決めていた。
また、今回の火災では、ごみの保管が認められていない倉庫がごみ置き場として使用されていたことが発覚しており、全駅調査をしたところ、7カ所の倉庫が本来の使用目的とは異なる目的で利用されていることが分かった。
住之江公園駅では倉庫を乗務員の一時待機所として利用し、昨年3月までは喫煙もしていたという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120305/osk12030522310015-n1.htm
(ブログ者コメント)
□まさか、これはないだろうと思っていたことが、実際には行われていた。
トップがこんなユルユルの状態では、職員は「ルールを守らなくても別に問題ない」と思ってしまうだろう。
その心が、いつか事故を生む。
清掃業者に「言語道断」という言葉を使ったが、それ以上の言葉を駅長に使いたい。
□それにしても、大阪市の規律は、全般、この程度のものなのだろうか?
もし、そうだとすれば、橋下市長が怒るわけだ。
(2012年4月7日 修正2 ;追記)
2012年4月3日20時10分に共同通信から、またしても、今度は助役が喫煙したという記事がネット配信されていた。
大阪市交通局は3日、市営地下鉄四つ橋線本町駅の構内で同日、男性助役(54)が喫煙し火災報知機が作動、上下4本が遅れ約千人に影響したと発表した。
交通局は、運転士の列車内での喫煙が発覚し、2月に全駅禁煙の通達を出したばかり。
またも安全意識の低さが露呈した形だ。
橋下徹市長は市内で記者団に「服務規律の厳格化という市長の政治メッセージを無視する挑戦的な行為だ。君が代起立条例で起立しない職員と同様、厳罰にする」と述べた。
交通局によると、助役は3日午前7時45分ごろ、駅長室の給湯室で喫煙。「朝食を食べたら、たばこが吸いたくなった」と話しているという。
出典URL
http://www.47news.jp/CN/201204/CN2012040301002447.html
また、4月6日2時3分に毎日新聞から、火災報知機が鳴ったにもかかわらず、これまた前回と同様、駅構内で非常放送が流れていなかったという記事がネット配信されていた。
大阪市営地下鉄四つ橋線本町駅で男性助役(54)が喫煙し、列車に遅れが出た問題で、市交通局は5日、駅構内で火災感知器の作動を知らせる非常放送が流れていなかったと発表した。
機器の設定ミスが原因という。
2月の御堂筋線梅田駅の火災でも非常放送が流れないトラブルがあったばかり。橋下市長は「繰り返しこんなことになって申し訳ない」と謝罪した。
交通局によると、感知器が煙を感知すると、火災報知設備が自動的に非常放送を流す仕組みになっている。
しかし、梅田駅の火災では、放送設備につながるケーブルが外れ、非常放送が流れなかった。
このため、同局は地下鉄全駅で機器を点検、本町駅など9駅で不具合を確認した。
しかし先月下旬、業者が同駅で修理した際に機器の操作を誤り、感知器が作動しても放送が流れない設定になっていたという。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20120406k0000m040128000c.html
一方、4月6日19時14分に関西テレビからは、橋下市長がこの助役に対し懲戒免職を検討しているという記事がネット配信されていた。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00220761.html
(ブログ者コメント)
多くの事故は、ルールを守らなかったために起きている。
特に、ルールを無視しても問題が起きなかったという成功体験からルールを無視し続け、ついには大事故を引き起こしてしまう、というパターンが多い。
そういった事故を防止するには、小さなことであってもルールは必ず守る、守らせる、ということが大切だ。
また、なぜ守らなければならないかを納得させることも大切だ。
そのうえで、もし守ることができないルールが定められていたなら、守れるルールに変える必要がある。
今回のケースで、この助役が懲戒免職になるかどうかは不明だが、少なくとも大阪市職員の間には、ルールは守るべきものという強い意識が芽生えることだろう。
懲戒免職という言葉を出した真の狙いがそこにあるとしたら、この市長、大したものだ。
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魚田慎二
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男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。