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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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201377057分に毎日新聞から、762315分に読売新聞から、771056分に北海道新聞からはエンジンの図解付きで、791542分に北海道新聞からは穴の開いた部分の写真付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。    

 

6日午後3時45分ごろ、北海道八雲町のJR函館線山崎−鷲ノ巣間を走行中の札幌発函館行き特急北斗14号(8両編成)が、エンジンの稼働を示すランプが消えたため緊急停車した。

運転士が点検したところ4号車床下のエンジン付近から火が出ていたため、消火器で消し止めた。

乗客約200人は車外に避難し、けが人はなかった。


JR北海道は乗客をタクシーとバスで八雲駅へ送り、函館まで臨時列車を運行。一方、函館線長万部−八雲間で運転を見合わせ、特急など21本が運休。約2200人に影響が出た。


同社によると、事故車両のディーゼルエンジンは鋳鉄製で高さ1m、縦2m、横2.2mの箱形。ピストン付近のエンジン外壁に直径約10cmの穴が開き、エンジン全体に潤滑油が付着していた。

出火後に潤滑油が飛び散ったため、火は4号車だけではなく、5号車にも移った。焦げた痕跡から、炎は高さ約50cmあったとみられる。

 

同社は、出火原因について「潤滑油は燃えにくいため、燃料の軽油が何らかの理由で漏れ、発火した可能性もある」と説明する。

 

出火した4号車の客席に座っていた男性(66)によると、エンジンから「ゴー」という大きな音が鳴った後、車窓の半分くらいの高さまで炎が上がり、足元から煙が出てきた。

男性は「皆さん、逃げましょう」と大声で叫び、車内にうっすらと煙が立ちこめて焦げた臭いが漂う中、1号車まで避難した。男性は「炎を見たとき、爆発するのではないかと思い、怖かった」と話した。

 

出典URL

http://mainichi.jp/select/news/20130707k0000m040093000c.html

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130706-OYT1T00792.htm

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/478055.html

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/478479.html    

 

 

2013711日付で読売新聞北海道版からは、前2回と同じ部品がまた破損していたという下記趣旨の記事が、図解付きでネット配信されていた。    

 

エンジン内部の動力を伝える「連接棒」が折れていたことが、10日分かった。
運輸安全委員会などは、破損した連接棒がエンジンの上部にぶつかって穴が開き、出火につながった可能性があるとみている。


エンジンは、軽油を燃やしてピストンを水平に動かし、その動力が連接棒から回転軸に伝わり、車輪を動かす。
10日に安全委の鉄道事故調査官がエンジンを分解したところ、連接棒が壊れて回転軸から外れ、ピストンの一部も破損していた。


これまでの調査で、エンジンへの燃料供給量を調節する部品「スライジングブロック」の破損が判明しており、鈴木調査官は「スライジングブロックの破損で燃料が過剰供給され、連接棒の脱落につながった可能性もある」と述べた。


北海学園大の上浦正樹教授(鉄道工学)は「燃料の過剰供給でエンジンが高回転となり、連接棒に負荷がかかって折れたと見るのが自然だ」と話す。エンジンの穴から漏れた潤滑油などが高温の排気管に付着し、出火した可能性があるという。


スライジングブロックの破損は、今年4月と昨年9月にトラブルが起きた特急「北斗」でも見つかっており、今回で3度目。
JR北海道は4月のトラブル後、再発防止策として、「北斗14号」を含む同型エンジンを載せた36車両のスライジングブロックを新品に交換したが、3か月未満で破損した。
同社の野島社長は10日の記者会見で「結果的に再発防止策と原因究明が不十分だった。大変申し訳ない」と陳謝した。


出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20130711-OYT8T00019.htm

 

 

20137111618分に北海道新聞からは、昨年9月の事故原因究明のためドイツのメーカーに送ったスライジングブロックが行方不明になっているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。   

 

JR北海道の特急北斗が昨年9月、JR千歳線新札幌駅で潤滑油などが漏れるトラブルを起こした際、原因究明のためメーカーに送っていたはずの部品が紛失していたことが、11日分かった。
この部品は、今月6日の出火事故や、今年4月の同型車両のエンジントラブルでも破損しており、原因究明の要とみられている。


この部品は、エンジンの燃料噴射ポンプ内にある鉄製の部品「スライジングブロック」。
昨年9月18日のトラブルで破損しているのが見つかった。


同社は、製造したドイツの部品メーカー「ボッシュ」に原因の調査を依頼、翌月に国内の代理店に破損したスライジングブロックを発送したという。
ところが、今年5月に確認したところ、ボッシュ側に部品が届いていなかった。
JRによると、この部品がどこにあるか現時点では不明。  

 

出典URL

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/478915.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

とりあえず予備の部品を使用し、その間に原因究明しようとしたのかもしれない。

もしそうなら、予備の部品はまた破損するかもしれず、原因究明は急がれたはず。

10ケ月の間、メーカー代理店に一度も進捗確認しなかったのだろうか?

 

 

 


(2013年8月2日 修正1 ;追記)

 

2013811228分に共同通信から、スライジングブロック破損原因は金属疲労だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

JR北海道は1日、エンジンの燃料噴射装置内にある長さ約4cmの鉄製部品「スライジングブロック」が損傷した原因を、破損した断面の調査で「金属疲労」とする鉄道総合技術研究所(東京)の中間調査結果を明らかにした。


金属疲労が生じた原因については引き続き調べる。

 

出典URL

http://www.47news.jp/CN/201308/CN2013080101001173.html

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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