2013年7月7日8時20分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前3時10分ごろ、北九州市小倉北区大田町の民家で「娘が倒れた」と119番通報があった。
警察などが駆けつけると、民家近くの下水管につながる側溝から硫黄のような臭いがするのを確認。この家に住む女性(16)を病院に搬送した。
女性の症状は軽く、すでに退院したという。
警察は、下水管内にたまった硫化水素が逆流した可能性があるとみて調べている。
警察などによると、側溝から検出された硫化水素の濃度は最大40ppmほど。中毒症状が起きるのは600ppm程度とされ、付近の住民の避難などはなかった。
女性は部屋の窓を開けていたところ、気分が悪くなったという。
付近に工場などはなく、硫化水素は汚水や生活排水などから発生したものとみられる。
警察で詳しい原因を調べている。
現場は、JR小倉駅から約1.2km南東にある住宅地。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0707/TKY201307070011.html
(2013年8月30日 修正1 ;追記)
2013年8月28日付で朝日新聞北九州版(聞蔵)から、近くでまた硫化水素が検出されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後11時50分ごろ、北九州市小倉北区大田町のマンホールから「卵が腐ったような臭いがする」と110番通報があった。
駆けつけた消防隊員が調べたところ低濃度の硫化水素が検出され、マンホール内に放水して臭いを散らす措置をとった。
けが人や搬送された人はいなかった。
現場付近では、7月7日未明にも側溝から硫化水素が検出され、住民1人が搬送された。
市は、原因を調べるため、本格的な調査に乗り出す方針を決めた。
消防隊員が周辺のマンホールや側溝を調べたところ、7ケ所から硫化水素を検出。最大濃度は22ppmだった。
消防によると、死亡につながる中毒症状が起きるのは600ppm程度とされ、住民が避難する事態にはならなかった。
放水して約30分後には、検出されなくなったという。
市などによると、7月7日には、現場から100mほど離れた側溝から硫化水素が検出された。
市は今月、一帯の下水管の中を調査したが、硫化水素が検出されるなどの異常は確認できなかったという。
市は「原因の特定を急ぎたい」としている。
(2013年10月31日 修正2 ;追記)
2013年10月30日19時0分にNHK北九州から、下水管の中で高濃度の硫化水素が検出されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「異臭がする」といった通報が続いていた北九州市小倉北区の一帯で、市が調査したところ、地下の下水管の内部で硫化水素が高い濃度で検出された。
市は付近の住民に注意を呼びかけるとともに、発生源の特定を進める方針。
北九州市によると、小倉北区中津口や大田町の周辺では「たまごの腐ったような臭いがする」といった119番通報がおととしからことし8月にかけてあわせて5回寄せられていた。
これまでの市の調べでも硫化水素は検出されていたが、先月、30日間に渡って付近の下水管の内部を詳しく調べたところ、硫化水素が30ppmから160ppmの高い濃度で検出された。
硫化水素は硫黄の臭いがする有害な気体で、労安法では、マンホール内などで作業を行う場合、10ppm以下であることが決められている。
今回検出された濃度はこれを3倍から16倍上回る高いものだった。
市によると、硫化水素が高い濃度で検出されたのは地下の下水管の内部であることから、ただちに人体に悪影響を及ぼすことはないということだが、異臭がした場合には119番通報するよう住民に呼びかけている。
また、来月からは、周辺の下水道10か所あまりで硫化水素を24時間観測し、発生源などを突き止めることにしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/5025672231.html?t=1383167637420
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。