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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2013924日付で読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

横須賀市の追浜京急田浦駅間で起きた土砂崩れによる京急線脱線事故から、24日で1年となる。

京急電鉄は事故について、短時間に局所的な豪雨が降り、沢状の斜面に水が集中したことで地盤の深い層から崩落した「深層崩壊」が原因として、運輸安全委員会に報告。

現場や現場と同じような斜面で約10億円をかけて進めていた再発防止対策は今年5月までに終え、新たな運転規制も設けた。


事故直後、現場に設けた高さ3m、幅14.7mの木製防護柵は高さ5mの鉄製に取り換え、落石検知装置を設置。斜面は整地してコンクリートで固め、防護ネットで覆った。

 

沿線にある同様の地形43か所で再調査を行った結果、24か所で安全性を高める必要があると判断。14か所に防護柵と落石検知装置、線路まで離れている10か所は落石検知装置を設置した。

同装置は、防護柵の柱などに取り付けた機械が土砂崩れを検知すると、約600m前にある表示器のランプが点滅し、運転士に危険を知らせる仕組みだ。

さらに雨量計の設置場所を見直し、8か所から9か所に増設、民間会社の気象情報システムも新たに導入した。


運転規制は昨年10月に見直し、雨量が毎時30mm以上か連続200mm以上で時速60km以下に抑える区間を京急川崎駅以南の全線に拡大、金沢文庫駅以南は同じ条件で時速45km以下とした。


京急によると、崩落した土砂は、斜面上部に設置された鉄製防護柵と柵を支えていた約1m四方のコンクリート製基礎7個、斜面を覆っていた防護ネット(高さ15m、幅16.5m)ごと押し流した。土砂の量は約50m3で、倒木も約10本まじっていた。


運輸安全委員会が昨年10月に公表した事故の調査状況によると、基礎の1個は2両目の車輪が乗り上げた形で見つかり、先頭車両の床下も損傷していた。

調査は、「土砂崩れの危険性が予見できたか」や「斜面の構築物の設置状況に問題はなかったか」などが焦点になるとみられるが、京急は「安全対策は講じていた。想定外の大雨による深層崩壊は予見不可能」との見解を示しており、同委員会は近く最終的な調査結果をまとめる見通しだ。

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20130923-OYT8T00998.htm

 

 

また、2013928日付で毎日新聞神奈川版から、9271543分にNHK横浜から、当該事故の報告書が公表されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

運輸安全委員会は27日、事故報告書を公表した。
その中で、脱線事故の原因になった斜面崩落については、同社の管理に問題なく「予想困難だった可能性がある」と分析した。
一方で、斜面の健全度判定基準やルール見直し、崩落防止などを巡って多くの課題があったとも指摘し、同社に改善を求めた。

報告書によると、事故は9月24日深夜、横須賀市の京急本線追浜−京急田浦駅間で発生した。
脆弱な斜面の表層が長年の降水と湧水で劣化していたことに加え、当時の1時間当たり最大約40mmの雨による地下水位の上昇が原因と推定した。

2両目の車輪の付近におよそ90cm四方のコンクリートの塊が見つかり、1両目の床下には、このコンクリートに乗り上げてできたとみられる傷がついていた。
また、1両目の屋根には、架線にぶつかったとみられる痕跡が確認された。
このため報告書は、1両目の車両が線路に流入したコンクリートの塊に時速約66kmで衝突して乗り上げ、およそ1m跳ね上がり、被害が拡大した可能性が高いとしている。

コンクリートの塊は、斜面に設置されていた鋼鉄製の柵の土台部分で、土砂が流出したため落下したとみられるが、詳しい図面が残されておらず、強度などはわからなかったとしている。
このため運輸安全委員会は、詳細な図面が残されていない設備については、大雨などへの対策が十分か改めて調べるよう求めている。

同社は2年に1度、社外専門家と社員による現地調査を基に斜面の健全度を判定していた。
運輸安全委は、2011年4月の調査で現場付近の区間を最も危険性の高い「A」、またはそれに次ぐ「B」と判定したが、同年11月の判定会議ではすべて「B」に緩和した点に注目。「根拠が不明確で、判定会議の判定基準などを見直すべき」と指摘した。

また再発防止策として、現場と類似した地形の斜面の危険性を再評価し、降雨量による運転規制区間を見直すよう求めた。

出典URL

http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20130928ddlk14040162000c.html

http://www.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1056687181.html?t=1380323371889

 

 

 

 

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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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