2023年7月25日17時59分にNHK大分から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後3時20分ごろ、由布市湯布院町を流れる花合野川で、作業にあたっていた作業員の男性2人が流されたと、同じ現場にいた男性から警察に通報がありました。
河川の改修工事を行っている大分市の建設会社はNHKの取材に対し、「警察から当社の作業員1人と関連会社の作業員1人が川に流されたようだと連絡があった。
その後、現場の作業員から『作業をしていたところ雨が降り始めたので避難をしようとしたときに、上流から水が急に流れてきて2人が流された』と連絡があった」と話していました。
由布市には午後3時12分に大雨警報と洪水警報が出されていました。
花合野川が流れる由布市湯布院町の湯平地区に住む50代の男性は「近くに消防車や救急車が止まっていて、消防のレスキュー隊員とみられる数人が川の中を見ていたので何かあったのかな、おかしいなと思いました。3年前の豪雨ほどではありませんでしたが、川は増水していました」と話していました。
現場はJR湯平駅から南西に3キロほど離れた田んぼや住宅が点在する地域で、警察や消防が2人の捜索を進めています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20230725/5070016451.html
7月25日21時47分に読売新聞からは、雨が急激に強まったため全員で川から上がろうとしていた時に流されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県によると、現場では2020年7月の九州豪雨を受けて県が発注した砂防ダムの工事が行われており、2人は元請けと下請け会社の作業員だという。
元請けの大分市内の建設会社によると、事故当時、現場には約10人の作業員がいた。
雨が急激に強まったため、全員で川から上がろうとしたところ、2人が流されたという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230725-OYT1T50236/
7月26日20時16分にYAHOOニュース(大分朝日放送)からは、晴れていたが急に土砂降りになったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県によると事故当時、現場近くに設置された雨量計は午後3時からの30分間で52.5ミリの雨を観測していました。
湯平の住民 :
「晴天だったんですけど、急に雨雲湧いてきて、1時間であそこまで増水するのはちょっと珍しかったです。バケツをひっくり返したような土砂降りで」
庄内の住民 :
「夕立はすごかったですね。あんな夕立は見たことありません。」
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e7fba4bd277874fcc19e9725253ce484af81d74
7月26日19時44分にYAHOOニュース(テレビ大分)からは、警報発令時は工事中断のルールだった、今回は警報が出る前に撤収作業を始めていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2人が流された当時の状況を振り返ります。
由布市に大雨洪水警報が発表されたのは、25日午後3時12分でした。
その11分後の午後3時23分、警察に通報が入ります。
また通報から約10分後には、現場となった湯平地区に避難指示が出ています。
工事関係者によりますと、会社のルールでは警報が出た場合には工事を中断することが決まっているといいます。
さらに今回は、雨の状況を見て、警報が出る前に撤収作業を始めていましたが、一気に水が流れてきて2人が流されたということです。
大分県砂防課長 森崎課長 :
「昨今の突発的な豪雨というのは予測が難しいところもあるので、どのような基準を当てはめるのがいいかは、まだ今の段階でははっきり言えないが、例えば何ミリ以上降れば現場の作業を中断するなど、そういったことは、また必要に応じて定めていく必要がある」
https://news.yahoo.co.jp/articles/a32d1762fa41237afc803bdc37383f5466c41ee3
7月27日19時53分にYAHOOニュース(大分放送)からは、型枠設置中だった、警報が出た後も機材の撤収作業を行っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県によりますと、当時、6人の作業員がコンクリートを打つための型枠の設置作業にあたっていました。
工事は大雨・洪水警報が発表される前に中断されましたが、警報が出たあとも機材の撤去作業が行われ、2人は急激に水位が上がった川に流されたとみられています。
県は「当時の退避行動が適切だったかどうか詳細な調査が必要」との考えを示しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1aed1df6380c7657d3f29e1f23c4ad296e6f5a06
7月28日20時49分にTBS NEWSからは、最初に作業員が流され助けようとした監督も流された、2名とも遺体で発見されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後3時半前、川の中に入って砂防ダムの工事をしていた46歳の男性作業員が大雨で増水した川に流され、助けようとした現場監督の男性も流され、行方不明になりました。
現場監督を務めていた大分市寒田北町の秋月さん(69)は当日、下流の由布市庄内町の大分川で発見され、死亡が確認されています。
事故から3日経った28日も捜索が続けられ、午後6時5分頃、流された現場からおよそ3キロ下流の花合野川で、由布市消防本部のドローン映像に人影が映っているのを確認。
およそ30分後、消防隊員が行方不明になっていた46歳の男性作業員とみられる1人を心配停止の状態で発見し、医師が死亡を確認しました。
その後、男性は指紋の照合から、行方不明になっていた大分市政所の児玉さん(46)と判明しました。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/obs/631231?display=1
(2024年6月2日 修正1 ;追記)
2024年5月30日16時2分にNHK大分からは、梅雨の時季を前に同じ川で行われている工事の現場を労基などがパトロールし、工事の中止基準が設けられていたり警告灯が設置されていることなどを確認したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年7月、河川工事を行っていた作業員2人が大雨で増水した川に流されて亡くなった事故を受けて、大分労働基準監督署などは同じ川で行われている工事現場で安全対策がとられているかを確認するパトロールを行いました。
去年7月、由布市湯布院町を流れる花合野川で、県が発注した砂防ダムの工事現場で作業していた2人が、大雨で増水した川に流されて亡くなりました。
パトロールは、川が増水する梅雨の時期を前に同じような事故を防ごうと、大分労働基準監督署と大分県の大分土木事務所が合同で行ったものです。
30日は、事故が起きた川の流域で行われている工事現場を訪れ、現場の責任者に降雨の状況の把握方法や増水した場合の対応などについて聞き取りを行いました。
これに対し、責任者は、工事現場から5キロ上流の地点で1時間に10ミリ以上の雨が予想されれば工事を中止することや、大雨注意報が出たり川の水位が変動したりすれば、すぐに退避するというルールを設けていることなどを説明しました。
また、この工事現場では、降雨の状況を表示する電光掲示板や警告灯を設置して、危険の「みえる化」を図っているということです。
大分労働基準監督署の池辺署長は、「工事を中止する基準が設けられ、きちんと対策が講じられていた。身の安全を守るためには、個人の判断に頼らず、組織で決めたルールを守って行動することが大切だ」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20240530/5070018558.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。