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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20141030621分にNHK NEWS WEBから、『酸素吸入中のたばこに注意を』というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

酸素吸入器を使用中に、たばこを吸おうとしてライターの炎を顔に近づけたために、炎が大きくなり火災となる事故が都内で相次ぎ、今月には79歳の男性が死亡していたことが分かり、東京消防庁は燃焼実験の映像を公開して注意を呼びかけている。


今月17日、東京・港区の都営アパートの7階の部屋の一部が焼け、この部屋に住む79歳の男性が救出され病院に運ばれたが、まもなく死亡した。


東京消防庁などで調べたところ、男性は医療目的で酸素吸入器を使っている際に、たばこを吸おうと顔にライターを近づけたところ、炎が大きくなり、洋服に燃え移って死亡したとみられることが分かったという。


同じような火災はこの10年余りの間に13件起き、今回を含めて2人が死亡しているということで、東京消防庁は火が出る様子を再現した実験の映像を公開した。


酸素吸入器は、チューブを使って鼻から酸素を体内に送り込むもので、酸素の濃度が高いためにライターなど僅かな炎でも近づけると激しく燃えるおそれがあり、実験では、顔の前で大きくなった炎が、チューブを導火線のように伝わって洋服に燃え移る様子が分かる。


東京消防庁は、酸素吸入器を使用しながら、たばこを吸ったり近くで火を使ったりしないよう注意を呼びかけている。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141030/k10015810371000.html

 

 

20141031日付で読売新聞東京23区版からも、『酸素吸入中 喫煙で火災』というタイトルで、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

酸素吸入器を使用中に、たばこを吸おうとして火災になるケースが、今年に入って都内で2件起きていたことが、東京消防庁の調査でわかった。

酸素吸入器の酸素は高濃度で引火しやすく、同庁などは、近くで火を使わないよう呼びかけている。

 

酸素吸入器は、呼吸を補助する医療機器。

濃縮装置で作り出した高濃度の酸素を鼻に差し込んだチューブを通して、体内に送り込む。

 

同庁によると、今年5月、足立区の女性(51)がチューブを鼻から外し、たばこを吸ったところ、火種がチューブに触れて引火し、大けがをした。

10月には港区の男性(79)が酸素吸入器を着けたまま、たばこを吸おうとしたところ、チューブから漏れ出た酸素に引火、顔や服に火が燃え広がり、死亡した。

 

同様の火災は2004年~13年の10年間に都内で11件起き、計8人が死傷しているという。

 

医療用ガス供給業者などでつくる「日本産業・医療ガス協会」(港区)によると、チューブには大気中の約4~5倍の濃度の酸素が通っており、マッチや線香などの小さな火種でも、鼻などから漏れた酸素に触れると、一気に燃え広がることがある。

同協会は、「家族も含めて、火気を近づけないよう注意してほしい」としている。

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/local/tokyo23/news/20141031-OYTNT50036.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

過去に同種記事を何件か紹介済。それらと同様、本記事は「火災」ではなく、「高濃度酸素の危険性」カテゴリーに入れておます。

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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