本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2013年5月21日8時39分に京都新聞から、現場写真付きで下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市消防局は今後、携帯用熱画像カメラやヘリからの赤外線カメラを活用し、残火確認を徹底するとしている。
調査に加わった京都大工学研究科の原田和典教授(建築火災工学)の話;京都の古い町家には相当数、同じような二重構造の屋根が存在するとみられる。複雑に増改築された建物では、小さな残り火の確認が難航する場合もある。根本的な対策として行政の規制は難しいだろうが、古い屋根材は改修後に取り外すことを啓発するべきではないか。
昨年8月の京都市左京区の旅館火災で鎮火5時間後に再出火した問題で、建物は老朽化した屋根の上に屋根を重ねて改修していたため隙間の残火から延焼した可能性の高いことが、京都市消防局の調査で20日わかった。
屋根内に滞留した可燃性ガスで一気に燃え広がったという。
建築関係者によると、京都の町家では同様の「二重屋根」は珍しくないといい、専門家は注意を呼び掛けている。
火災は昨年8月23日午後9時40分に発生。岡崎入江町の「スリーシスターズイン」2階客室約50m2が焼け、約40分後に鎮火が確認された。
だが、翌24日午前3時5分ごろ再び出火し、2階全体の約150m2が焼けて同6時に鎮火した。
最初の出火原因は電気ショートと同局はみている。
市消防局は昨年9月、再出火の原因調査のため異例の検討委員会を設置。このほど報告書をまとめた。
調査によると、旅館は明治時代の建物で1970年代から増改築を繰り返していた。
スレート屋根が老朽化で雨漏りし、上にスレート屋根を覆って補修していた。
今回の火災では最初の消火後に屋根の隙間に火種が残り、長時間くん焼状態となった。その後、熱で屋根材が貫通して通気性が高まり、「フラッシュオーバー現象」(爆発的に延焼する火災現象)が起きたと推定している。無炎のまま、くん焼で発生していた可燃性ガスに引火し、燃え広がったという。
市消防局は今後、携帯用熱画像カメラやヘリからの赤外線カメラを活用し、残火確認を徹底するとしている。
調査に加わった京都大工学研究科の原田和典教授(建築火災工学)の話;京都の古い町家には相当数、同じような二重構造の屋根が存在するとみられる。複雑に増改築された建物では、小さな残り火の確認が難航する場合もある。根本的な対策として行政の規制は難しいだろうが、古い屋根材は改修後に取り外すことを啓発するべきではないか。
出典URL
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20130521000026
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
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