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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20183930分に朝日新聞青森版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

7日午後7時50分ごろ、五所川原市中央4丁目の五所川原消防署内の調理室で、凝固剤を入れた中華鍋から出火し、壁の一部が焼けた。

 

同署によると、鍋は職員が食事を作るために使い、コンロで調理後1時間ほどして残った油に凝固剤を入れたという。

 

凝固剤を入れた約10分後に出火し、作動した火災報知機に気づいた職員が消火器で消した。

出火当時、調理室は無人で、けが人はなかった。

 

県消防保安課によると、県内では昨年、コンロが出火原因の火災が17件発生したという。

 

同課は、「油など燃えやすいものを扱う場合は、目を離さず注意してほしい」と呼びかけている。

 

出典

青森)五所川原消防署内でぼや、凝固剤入れた鍋から出火

https://www.asahi.com/articles/ASL3856LSL38UBNB00H.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

東京都のHPに、凝固剤の使い方に関する、以下の記事が掲載されていた。

 

その内容から考えると、五所川原の事例は、調理後1時間たって冷えていた油に凝固剤を入れ、それを溶かすために再加熱していた・・・ということかもしれない。

もしそうであれば、10分後に発火したという点、また同署が「目を離さず・・」と呼びかけている点も納得できる。

 

もし、1時間後、まだ温かい状態の油に凝固剤を入れて10分後に発火したというなら、早急な原因究明が必要だ。

 

特に消防署で起きた火災なので、その辺を明確に報じてほしかった。

 

 

廃油凝固剤でついうっかり火災を起こさないために

2013321日)

 

~廃油凝固剤の安全な使い方~

 

使用済みの食用油を排水として流すと環境への負荷が大きくなります。

そのため、油を固めて「燃えるゴミ」として廃棄する廃油凝固剤が販売されています。

 

調理後、時間が経って冷えた油は、凝固剤を溶かすため再加熱して使用しますが、加熱していることをついうっかり忘れて放置してしまい、高温になった油が発火し、火災にまで至る事故が、東京で毎年5060件起きています。

 

そこで、廃油凝固剤についてテストを行い、消費者に対し、ついうっかりが火災につながることを注意喚起することとしました。

 

【テスト結果の概要】

 

・「安全な使い方」を再現したテストとして、冷えた油600ミリリットルに

1)凝固剤を加え、

2)火をつけ(過熱防止装置側を使用)、

3)かき混ぜながら凝固剤を溶かし、

4)溶けたら直ぐ火を消し、後は固まるのを待った。

 

このとき凝固剤が溶けるのに要した時間は23分であった。

この使い方をパッケージに表示してある商品としていない商品があったが、どちらの凝固剤も、この使い方で油は固まり、この使い方を守れば「ついうっかり」は起こらないことを確認した。

 

・「調理油過熱防止装置」がある側のこんろで再現テストを行った場合は、発火に至る前に装置が作動し火が消えることを確認した。

 

【消費者への注意喚起】

 

・油を加熱中その場を離れてはいけません!

「自分は忘れたりしない」、「自分だけは大丈夫」と思っていませんか?

誰にも、ついうっかりで火災を起こしてしまう危険性があります。

 

・冷えた油を固める場合は、

1)凝固剤を加える、

2)火をつける、

3)油をかき混ぜながら凝固剤を溶かす、

4)溶けたら直ぐ火を消す

という手順で使いましょう。

激しくかき混ぜる必要はありません。

少しの時間、様子を見ながらゆっくりかき混ぜればよいのです。→詳しくは別紙を

 

・油を加熱するときは、「調理油過熱防止装置」付きのガステーブルの場合、過熱防止装置がある側のこんろを使いましょう。

火災を防ぐのに有効です。

揚げ物調理のときもそうしましょう。

 

・なるべく凝固剤は、料理直後の油がまだ熱いうちに溶かして使うようにしましょう。

料理にとりかかる前から計画しておきましょう。

 

【結果に基づく措置】

 

今回テストした廃油凝固剤を製造している事業者に、表示の改善等について要望した。

社団法人日本ガス石油機器工業会に、消費者への注意喚起について要望した。

 

http://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/anzen/test/haiyu_press.html

 

 

 

(2018年5月23日 修正1 ;追記)

 

2018522138分にNHK青森から、火の消し忘れだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

この日は、30代の男性署員が夕食にから揚げを作ったあと、廃油を処理する際に火を消し忘れ、およそ10分間、その場を離れたところ、鍋の油から火が出たという。


消防事務組合では、消防への信用を失墜させたとして、この署員を22日付で、給与の10%を1か月カットする減給の処分にした。

出典

消防署でぼや 署員を減給処分

https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20180522/6080001041.html

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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