2014年2月15日0時39分にNHK水戸から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後5時半すぎ、東海村村松にある核燃料加工会社「G社」で、核燃料を製造する部屋の配電盤から火花が出た。
会社によると、通報を受けた消防がおよそ10分後に到着した時には火花はすでに消えていたということで、配電盤と電源ケーブルの一部が焼け焦げたという。
当時、部屋には5人の従業員がいたが、けがはなく、放射性物質の漏えいもなかったという。
G社は、原子力発電所で使われる核燃料を製造し、火事が起きた部屋では、この核燃料に詰めるウランを加工する作業を行っていたという。
そして、隣りの部屋の装置が作動しなくなったため、従業員が配電盤に差し込んだ電源ケーブルを別の差し込み口に替えたところ、火花が出たという。
今回のトラブルについてG社は、「大変申し訳ない。火花が出た原因を早急に究明したい」と話している。
また、放射線管理区域内で火花がでるトラブルが起きたことを重く見た茨城県原子力安全対策課は、東海村などとともに立ち入り調査をして、管理体制などを調べることにしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/mito/1075258881.html?t=1392411318050
同社のHPには、事故時の状況が以下のように掲載されていた。
17時39分頃
加工工場ペレット加工室Ⅱの総合分電盤に接続されている装置(自動脱水ろ過装置の水槽に付属するポンプ)が不調であったため、その原因を調査するために総合分電盤を開け、装置が接続されているブレーカを確認したところ、電源が入らない事が分かった。
そのため、廃液処理室の分電盤と総合分電盤との間に電源ケーブルを接続する準備をしていたところ、総合分電盤の中にあるブレーカ付近からスパークの発生が確認された。
17時40分
加工工場ペレット加工室Ⅱにおいて火災報知機が発報した。延焼面積は1平方メートル未満であった。
http://www.nfi.co.jp/info/topics_date1392377712.html
(2014年3月2日 修正1 ;追記)
2014年2月16日付の茨城新聞紙面には、配線引き抜き時に火花が飛んだという、下記趣旨の記事が掲載されていた。
作業員2人が分電盤に電源ケーブルを接続し直すため、配線を引き抜いたところ、火花が飛んだ。
火はすぐ消え、分電盤の一部が焼けた。
119番通報で駆け付けた消防が、火災と断定した。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。